その他

Odessa,,Ukraine,-,May,25,,2016:,Children's,Musical,Groups,Singing

FROM 川畑のぶこ
  
みなさま 
2022年あけましておめでとうございます。

東京は元旦以来、晴れやかな日が続いており、
清々しいお正月となっております。

みなさま新しい年の始まりは
どのようにお過ごしでしょうか。

今年もコロナ禍でまだ先が読めない年ですが、
大変な中にもみなさんそれぞれに
変化への適応のしかたを見出していることを
願っております。

私の年末年始はといえば、歌三昧となっております。

息子がこの冬に英語歌唱コンクールに出場し、
ソロとグループの部の両方で想定外の快進撃を遂げました
(そのために年末年始のスケジュールが
すっかりひっくり返ってしまったのですが…汗)。

ソロは関東エリア本選進出を、
そしてグループはついに全国大会出場を決め、
来週の全国大会に向け
年末年始は練習に追われています。

そんなわけで、日本のお正月は
しめやかに厳かに迎える傾向がある中、
我が家にはにぎやかな歌声が響いております。

それにしても、この2年間でソーシャルディスタンスや
リモートに慣れきってしまった今、
改めて生の歌声や合唱のパワーに圧倒されています。

とりわけ、もともとバラバラでまとまりのなかった
子たちが、1ヶ月で心をひとつにして、
体全体を楽器にして奏でるハーモニーには
心打たれるものがあり、昨年一年分の心の澱が
一気に浄化されるような感覚がありました。

職業上、日頃から人を癒やすことへは
最大の関心を抱いているつもりですが、
この数週間は音楽のちから、
とりわけ生声や生音による癒やし効果を
改めて痛感しています。

昔は日常的に自然と触れられていたものに
近年「○○療法」(たとえば園芸療法とか
アニマルセラピーとか芸術療法など)と名がつくのは
どことなく寂しさを感じ、音楽療法も同様でしたが、

外に出て人と触れ合う機会が制限される今、
健康への必要性としてそれらが
療法として唱えられることの重要性を感じています。

音楽には不安やストレスを軽減する効果が
さまざまな研究により認められていますが、
音を介して社会的なつながりが感じられることは
大きな恩恵ではないでしょうか。

もちろん、デジタルやリモートでも
それなりの効果はまちがいなくあるでしょうが、
生の音のバイブレーションを浴びる体験、
同じホール内で音と心が互いに響き合う事象は
何にも替えがたいものがあります。

最近は、劇場やコンサートホールも
感染対策にも万全を期すようになっています。

私達がその時点でのできる限りを尽くしたのなら、
あとは存分に芸術や交流を楽しみたいものですね。

私も、昨年は息子と一緒に複数回
ミュージカルや音楽コンサートにもでかけました。

細胞一つ一つまで響きが届き、
仕事の疲れも一気にリフレッシュさせて
明日への活力を与えてくれるのを感じています。

来週は頭のてっぺんからつま先まで、
子どもたちの響きを行き渡らせ
今年の活力としたいと思います。

みなさんもぜひ、健康に必要不可欠なものとしての
生の音楽や芸術を楽しむことを
提案させていただきたいと思います。

2022年がみなさんに
多くの笑顔をもたらしてくれますように!
 
  
  
ーーー
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FROM 川畑のぶこ
  
今日は、毎週水曜日配信のQ&Aをお休みし、
近況の出来事を交え、
川畑のぶこの所感をお伝えします。

*****************
   
「えぇ!もうそんな時期!?」と毎年、性も懲りずに驚くのが
断捨離祭りの連絡なのですが、
先日事務局よりそんな連絡が入りました。
  
与えられたテーマとともに、
その年をじっくり振り返るのが私の伝統となっていますが、
今年はなにせコロナの影響で、
「失われた一年」のような感があります。
  
断捨離を意識するしないにかかわらず、
ひたすら手放すレッスン、
手放さざるをえないレッスンでした。
   
これはみなさんも一緒だったことでしょう。
   
臨床では、ある日突然医師からの病気の宣告によって、
人生の計画が狂ってしまう人と日々向き合いますが、
コロナは実際に罹患(りかん)するしないにかかわらず、
明日は我が身と、ある意味全員がそのような当事者であり、
計画することの虚しさや
計画できないことの不安を体験する機会となっていると思います。
  
では、今年はそんなコロナに翻弄されるばかりで
何も得るものや達成したものがなかったかというと…
  
そうでもないのですよね。
  
失ったものも多いですが、
むしろ、このような状況でなければ得られなかったものも
多く得ました。
 
そのひとつに、いかに「つながる」か、ということに関して、
私たちは想像力や創造力を大いに
発揮したのではないでしょうか。
  
リアルに会えずとも、オンラインでいつでもどこからでも
繋がりたい人に繋がれることを学びました。
 
離れていても、同じ場に会することはできると。
 
私自身、会議や研修や講義がオンラインで
手軽にできるようになったことで、
便利さを感じていますし、
これまで時間がとれずに参加を断念していた
海外の勉強会や学会に参加できるようになりました。
 
同時に、これまで当たり前だった
「リアル」で会えることの価値も認識するに至ったのでは
ないでしょうか。
 
先週は本来ならボストンに行くはずで
ホテルも早々に予約してありました。
 
時差を除けば、オンラインの手軽さはありがたいですが、
東海岸の秋風や古い建物の匂い、
クラムチャウダーやシーフードの価値、
さまざまな人種の人々と膝を突き合わせてディスカッション
することの価値はいまでは何倍にも感じられます。
   
日々の当たり前に、価値を見出し、感謝できるようになることは、
私たちの人生に豊かさをもたらしてくれると思います。
  
断捨離の「離」は、いったん離れてみて真の価値を知る
という意味がありますが、まさにそのことを学びました。
  
  
ペーパーレス化も一気に進み、
不要なハンコ業もなくなる傾向にあります
(コロナ禍では自転車で往復4時間のハンコ業にも勤しみましたが…)。
  
テレワークで満員電車に揺られる必要もなくなってきています。
 
真に大切なものを見出すと同時に、
不要なものが浮き彫りになり
捨て去る機会としてのNew Normal。
 
不確かに耐えられなかった私たちが、
不確かを柔軟に受け入れられる(受け入れざるを得ない)
ようになり、困難は私たちがレジリエンシーを獲得する
またとない機会となっています。
  
 
断捨離祭りでは、そんな変化を受け入れることで
変容する私たちの意識について
みなさんとシェアできればと思います。

ーーー

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FROM 川畑のぶこ
  
緊急事態の延長が宣言され、
GW明けには自由を取り戻せるかも?という、
あわい期待が打ち砕かれた人も多いことと思います。
 
改めて、いままでの「当たり前」が
いかにありがたいことであったかを
思い知らされる機会となっているのではないでしょうか。
 
 
私は臨床である日突然「日常を奪われた人々」と多く向き合います。
 
これまで普通に通っていた仕事や学校にいけなくなったり、
これまで普通に食べていたものが食べられなくなったり、
これまで普通に行きたいところに移動できたのに、足が動かなくなったり、
これまで普通に排泄できていたのに、人工器具なくしてできなくなったり、 
これまで普通に見えていたものが視力を失い見えなくなったり…
 
そんな患者さんたちが異口同音にするのは
これまでまったく意識してこなかった「日常」が
いかに輝かしく感謝に値するものであるかということ。
 
私たちは失って初めて気づくものがあります。
 
今回のコロナウィルス感染拡大も、
そんな気づきを与える機会にもなっているのではないでしょうか。
  
私たちが受けるストレスは、ものの受けとめ方に大きく依存します。
 
奪われたものばかりに目を向けたなら、
自らが惨めに思えてくるかもしれませんが、
今・この瞬間に与えられているもの、まだまだたくさんある、
それらのものに意識を向けることができたなら、
惨めさは軽減され心に穏やかさを取り戻すこともできるでしょう。
 
震災時には、蛇口をひねれば水が出てくること
ボタンを押せば電気がつくことのありがたさを痛感した人も多いはず。
 
でも、今はどうでしょう。
 
今は当たり前のように与えられているけれど、
もしこれが失われたらどんなだろう?
 
流通がストップせず食料が与えられること、
昼夜問わず、医療現場に仕える人々がいること、
見えないところで、どれだけの人々の努力や思いやり、
また自然の力や恵みや力が働いていて、
私たちは当たり前のように生かされているのだろうと、
少しばかり想像力を働かせたなら、
私たちはまだまだ感謝モードで過ごせるのかもしれません。
 

今回の事態で、図らずも新たに与えられた
好ましい状況も報告されています。
 
世界各国から、スモッグがなくなり、
空気や水が澄んだというニュースが届きます。
紛れもなく、私たちの命や健康を守るのに大切な要素です。
 
人々は、対面で会えないとわかれば、
オンラインでつながりはじめました。
仕事も、授業も、お茶会も、飲み会も、発表会も…
我が子はピアノやダンスレッスンまでオンラインになりました。
  
もちろん、対面であるに越したことはありませんが、
リモートでもそれなりに適応して、きちんと価値を得ています。
 
何より、物理的な距離は離れていても
人とのつながりを感じられることは、
私たちに安心と前進する力を与えてくれます。
 
いろいろなものが奪われても、人々の絆はずっと存在し、
私たちを支えてくれるものです。
 
困難な状況から回復をする力をレジリエンスと呼びますが、
レジリエントな人の特徴として、
Diane Coutu氏は、ハーバードビジネスレビューに
次の三つをあげています。
 
1.現実の直視と受容
2.起きていることに対する意味の探求
3.習慣化された創意工夫
 
今回のような状況は私たちに智慧を働かせる機会となり、
柔軟性やクリエイティビティーを培う機会にもなっていると思います。
 
我が家では、息子が英語禁止ゲームなるものをはじめ、
一定の時間英語を使ったら、罰で腹筋か腕立て伏せを10回する
というルールをつくりました。
 
翌日はみな筋肉痛ですが、笑いがもたらされ、
運動不足が解消され清々しい気持ちになりました。
 
やがて緊急事態は解除されるでしょうが、
みなさんもそれまでぜひ、この自粛の機会を
己の新たな能力を開発する機会として受け止め
しなやかに乗り越えられますように。
 
          
ーーー

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200305

こんにちは。川畑のぶこです。

なかなか終わりの見えない新型ウイルス騒動で、なんとなく気持ちも
どんよりしてしまっている方も多いかもしれませんね。

今日は、いつものお悩み相談形式ではなく、こんなときにもパニックに
陥らず、心穏やかに過ごすヒントを、緊急配信いたします。
   
みなさんに私の気持ちを届けたく、20分ほどのロングバージョンに
なってしまいましたが(笑)ぜひご覧くださいね!

ーーー
動画の中で川畑のぶこが引用した、中原医師のメルマガ全文は、
こちらに掲載されています。併せてご覧ください。
▼サイモントン療法協会 Facebookページ
http://bit.ly/2IjU0i6
ーーー   
   
川畑のぶこメッセージは、こちらをご覧ください。

なお、3/9(月)のビデオメルマガ配信はお休み、
次回は3/16(月)配信となります。

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Q:私は、子供の頃から、過敏なところがありました。
   
年齢を重ねるごとに、指輪や腕時計が痛くてできなくなったり、
点滴をずっと打っていた時は、
血管が拒絶して我慢できなくなったりしました。
   
注射や点滴に対して恐怖感はないのに…。
  
なぜなんだろう?といろいろ調べて、
HSPという過敏な神経回路なのではないか?と気づきました。
   
生まれつきなら仕方ない、自分を受け入れられるようになりました。
   
先月、風邪を引き、咳が長引いて、通院していたところ、
先生に「アレルギーでは」と言われ、
血液検査を受けましたが、アレルギーはありませんでした。
   
すると、先生から、「気持ちの問題だ」と言われてしまいました。
   
先生にHSPではないかと思う、と言ってしまったところ、   
「そうやって自分を決めつけるものではない。
もっとおおらかに生きなさい。」と言われました。
    
以前かかった病院でも、
気にしすぎだ、とか、神経質だ、とか言われました。   
自分で病気を作っている、と言われたこともあります。
    
私は、不安になっているのではなく、
痛みや違和感の理由が知りたいだけなのに…。
   
他の人なら気づかないような身体の声が聞こえてしまうのは、
神経質でいけないことなのでしょうか?
 
今回の咳も、アレルギー反応は出ないにしても、
私の身体にとっては、ちょっと嫌なことが何かあって、
咳き込んでいただけだと思うのですが、
自分で病気を作ってしまったのでしょうか?
  
せっかく、自分の過敏さと折り合いをつけられるように
なったと思ったのに、信頼している先生に否定されて、
どう考えたらよいかわからなくなってしまいました。
  
「おおらか」ってなんなんでしょう? 
HSPのことを人に話してはいけないのでしょうか?
 
うまく説明できませんでしたが、
モヤモヤしている私を、助けてください。
 
【雪・50代・パート勤務】
 
 
———————————–
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
繊細さ、敏感さで悩まされているのですね。
 
まず、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)は、病名ではありません。
 
直訳の通り、「非常に繊細な人」という、
その人の心理的な特性を表した概念で、
エレイン・アーロンという心理学者によって提唱されました。
 
ですので、病名を診断されれば治療ができるので
安心してという類のものではないわけです。
 
雪さんがご自身で気付かれているように、
これまでの医療者も、雪さんが繊細・敏感(過敏)な
パーソナリティであることは既に指摘されている通りですね。
 
ただし、診断や治療ができるものではなく、
生まれながらにして持ち備えた気質であれば、
どう付き合っていくかということが課題となるかと思います。
 
もちろん、繊細であるが故に、
ストレスを溜めすぎてうつになったり、
パニックになったりすることもあるでしょう。
 
そうであれば、これは治療で治すことができますから、
HSPにも理解がある精神科や心療内科を受診すると良いでしょう。
  
ちなみに、点滴をし続けていると血管が細くなり、
点滴を受け付けなくなるのはパーソナリティのせいではなく、
誰にでも起こり得ることです。
 
医師は、すべてをパーソナリティが原因と結びつけないよう、
警告した可能性はあるのではないかと思います。
 
HSPの人は、ネガティブなことばかりでなく、
ポジティブなことにもセンシティブではないでしょうか。
 
たとえば、雪さんも、美しいものを見たり触れたりすると、
人より感動したり、涙が止まらないことなど
日常的ではないでしょうか?
 
これはコインの裏表のようなものですね。
 
とてもセンシティブな人は、
人より感性が豊かな分、感動も深く味わえるはずです。
 
ものごとをじっくりと味わいながら集中して取り組むことができるのは、
素晴らしいことでもあります。
 
ですので、焦点を当てる方向をネガティブな問題から、
自分にとって好ましいことや、ありがたいことにシフトしてみてください。
 
HSPの人は、今、この瞬間に丁寧に注意を払うマインドフルネスや、
瞑想、リラクセーションなどの適応も、
そうでない人に比べて高いという報告もあります。
  
マインドフルネスの提唱者であるティクナットハン禅師は、
痛みや苦しみに対して、敵視して抵抗するのではなく、
泣き叫ぶ赤子を母親がなだめるような気持ちで
包み込むように接することが大切であると説いています。
 
ぜひ、雪さんもご自身のそのような特性を
温かい姿勢で包み込む努力をしてみてください。
         
         
   

ーーー

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191216

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、マーリンさん(50代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
こんにちは。主人の病気での悩みです。

去年5月にがんの手術をしました。お陰様で1年半経った今、
社会復帰もでき、大好きな海にも行けるまでになりました。
57歳のおっさんですが、サーファーです。

気持ちの落ち込み、感情の起伏等、抑うつの症状がでてきたと言われまし
た。本人もいろいろ分かっているようで、お薬をもらい、過ごしてます。

やはり病気の再発、転移など、すごく気にして、病院の経過観察も嫌がっ
ています。事が起こってしまったらくよくよせず、向き合って過ごして
いかないといけないと思っていますが、いちばん辛いのは主人なので、
軽はずみなことは言えないのが現状です。診察日が迫っている折、
どういうふうに声かけ、対応すればよいか分かりません。

私も診察についていきますが、不安と心配で心がしんどいです。
初めてがん患者の家族というものになり、日々いろいろ考えすぎて、
脳の疲労が絶えません。何か主人にとって、少しでも気持ちを前向きに、
和ませてあげるにはどうしたらよいですか?

いろいろな情報が飛び交っているなか、何がよいのか分からなくなって
います。
~~~~~~~~~~~

マーリンさんのご主人に対する思いやり、優しさ、そして愛情が伝わって
くるお悩みです。

患者さんの家族というのは「第二の患者」と言われています。
もちろん、がんの診断は下ってこそいませんが、自分の愛する者が病気に
なったとき、心を痛めますし、それが行動にも反映されたりして、
日常生活がなかなかうまく進まなくなったり、不適応な状態が起きたり
することがあります。

そういった意味でも、マーリンさんご自身もあまりがんばりすぎず、
なんとか私が夫を楽にさせてあげなくては、元気出させてあげなくては、
と一人で背負い込むことは控えたほうがよいでしょう。

第二の患者なんだと自覚し、自分自身をもいたわる気持ちをぜひ大事に
してください。

闘病というのはいろいろなことがありますので、アップダウンがあると
思います。ご主人の調子が良くなって海にも行けるようになったのは
本当に素晴らしいことですね。そして、そんな中にも、今後どうなるん
だろうという恐怖はあると思います。

診察日が迫ってくると不安を覚えるのはどの患者さんも同じです。
どんなに前向きに過ごしている患者さんでも、検査結果のわかる日や
診察の前というのはみな緊張なさいます。

ですので、マーリンさんは、ただただ思いやりの心を持って横に寄り添
っているだけでよく、声かけに関しては、あまり元気を出させようと
思ったり、大丈夫だよと言ったりしなくていいと思います。

私たちは見えないエネルギーのやりとりをしていますから、何か言葉で
気の利いた勇気付けをしなくても、同じ気持ちで一緒にいるよという
空気が大事です。

この見えないエネルギーがとても大事ですから、思いやりを持ってそばに
いるだけでじゅうぶんなサポートになっているということを知ってください。

そのことを基本に、プラスアルファ、マーリンさんが無理なくできること
をなさってくださいね。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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shutterstock_552045823

Q:川畑先生
 
今回は、質問があってメールしました。
先生のセミナーを受講したとき、
 
「集中しているより、ボーっとしている時の方が
脳はものすごくエネルギーを使う」
と教わったように思いますが、
そのことについて、もう少し詳しく教えてください。
 
疲れてボーっとしていると、
何かあんまり良い考えが浮かばない気もします。
 
なるべく何かに集中し、
ボーっとしていない方が良いということなのでしょうか??
 
【ハッピー・40代・看護師】
 
 
————————————
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
以前、講座にご参加いただいたとのこと、
学ばれたことを、ハッピーさんが実生活で活かそうとされている
ことが伝わってくるありがたいご質問です。
 
ご質問の、ボーッとしないほうが良いのかということに関しては、
ボーッとする質にもよる、ということになります。
 
たとえば、流れる雲や木々の葉の揺らぎ、
また寄せては打ち返す波を眺めながら
自然と一体となってボーッとしている、すなわち、
心が落ち着いて、リラックスしているような状態であれば、
それは問題ないどころか、好ましい状態です。
 
ただし、ボーッとしているときに、知らず知らずのうちに
過去のネガティブな体験を反芻していたり、
あるいは、まだ起きていない未来を心案じたりして
いるならば、また、次から次へと留まることなく
雑多な考えが巡るような場合は、好ましくない状態です。
 
このように、心があちこちにさまよう状態を
マインドワンダリングとかモンキーマインドなどと呼びます。
 
猿がひとところに止まらず、一つの木から次の木、
そしてまた次の木へと移動していくように、
頭の中を次から次へと思いが巡る状態です。
 
私たちの脳は、意識的な活動をしているとき、
たとえば、仕事をしたり、勉強をしたり、
計画を立てたり、計算をしたりなどしているときに
エネルギーを消費すると考えられていましたが、
 
近年の研究で、意識的な活動をしているときよりも、
意識的な活動をしていないとき、すなわち、
ボーッとしているときにより多くのエネルギーを
消費していることが分かりました。
 
脳が使うエネルギー全体からすると、
意識的な活動に使われるエネルギー量はわずか5%
程度なのです。脳細胞の維持や修復に20%が、
そして、残りの75%は意識的な活動をしていない
ときに消費されているといわれています。

このような、活動的な思考を行わないときに、
無意識に脳が行う脳内ネットワークの活動を、
デフォルトモードネットワークと言います。

このデフォルトモードネットワークが暴走すると、
体は横になっているのに脳内疲労が激しく、
疲れが一向にとれないのです。

ちょうど車のアイドリングのような状態で、
前進はしていないけれども、ふかし続けて
ガソリンをどんどん消費しているような感じですね。

デフォルトモードネットワークの暴走を抑えるのに
効果があるのが、マインドフルネスの実践です。

マインドフルネスは、
マインドワンダリング(心がさまよう)やモンキーマインドの反対で、
リラックスしているけれど、
身の回りに起きていることに丁寧に注意が払われ、
今、この瞬間に目覚めている心の状態をいいます。

マインドフルな状態をとりもどす、
具体的なアプローチとして基本となるのは、
マインドフルブリーズィングと呼ばれる、呼吸瞑想です。

非常にシンプルな瞑想で、取り組むことは、
基本的に呼吸に注意を向けることです。

吸いながら、入ってくる息に注意を払い、
吐きながら、出ていく息に注意を払います。

吸いながら、お腹や胸の膨らみを感じ
吐きながら、お腹や胸のへこみを感じます。

波は寄せては打ち返すように、
私たちの身体も母なる自然と呼応して、
吸っては膨らみ、吐いてはへこむ。

今、この瞬間、私たちを生かしている、
己の中に宿る自然の神秘に気づき、
やさしく微笑みます。

このような意識的呼吸を数分行うだけで、
あちらこちらに彷徨っていた心は、
錨をおろしたようにひとところに留まり、
今、ここ、私に帰ってきます。

すると、心が落ち着き、やがて
脳の疲労もとれてスッキリするはずです。

マインドフルネスの実践による効果は
さまざまなものが報告されていますが、
心の平安が取り戻せるのは大きな恩恵です。

ぜひ実践してみてください。
   

ーーー

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川畑のぶこがお答えします。

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Q:いつもメルマガを拝見して、心打たれております。
自分の悩みとは一瞬違うと思っても、
どこかしら共感出来たりするので不思議ですね。

私の悩みは、ズバリ食欲です。

当然、体型も体重も変化し、
鏡を見ると嫌気がして、自分にうんざりします。

最初は更年期障害のうちの1つと思い、
生理が終わったからホルモンのバランスが崩れて
増えやすくなったのだ。せめておやつはやめよう、
夜は少なめにしよう、と自分に言い聞かせてました。

でも、体重はうなぎ登りで増えてきます。
家族に協力を得ようと相談したところ、皆大笑いして、
特に主人は「デブは自分をコントロール出来ない愚かなやつ」と、
お風呂の前の鏡に体重計カレンダーを貼り、
毎日体重を書けと言ったり、夜ごはんの時、厳しくチェックして
「もう、それくらいで止めろ」とか言ってくるので、
食べた気にならず、外でよけいに食べてしまうのです。

主人は私の事を思ってやってくれてるのだと思います
無視されているのではないとわかっています。

膝が痛いとか、よく転ぶと、つい私がこぼしてしまうからです。

でも、決まって主人の答えは、
自分の消費カロリー以上に摂取してるから体重増えてるだけ。
と、見下げたような目付きで言われたりもします。

ヨガやジム等も通っています。
一瞬はすっきりするのですが、食べてはいけないと、
自分で思えば思うほど逆に食べたくなるのです。

健康診断でも成人病の域と書かれていました。

このままだと、とても不安です。
もう、体重計に乗るのも、鏡で体を見るのも嫌なのです。
どうすれば良いのでしょうか。

よろしくお願い致します。

【ももいろ・50代・会社役員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ももいろさんのように、更年期を迎えると、
ホルモンバランスや自律神経の乱れによって、
私たちの体や心には変化が起きやすくなります。

更年期を迎え、女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、
中性脂肪も増えやすくなりますね。

基礎代謝量も低下しますから、今までと同じ量を食べ続けると、
自然と体重は増えていくことになるでしょう。

もし、病的に体重が増えて生活に支障をきたしている場合は、
メタボリック外来を受診するなどして、
医療チームも巻き込んだ対策を講じるのもひとつです。

このことで、糖尿病や高血圧や動脈硬化などの予防にも
繋げることができるかもしれません。

ヨガやジムも行かれているとのことなので、
運動はされているのですね。

これはストレス解消にもなるので、ぜひ続けて、
運動以外に楽しめたり、寛げたり出来るアクティビティを、
日常の中にたくさん散りばめていってください。

ももいろさんの睡眠の質はどうでしょうか。
睡眠不足は肥満と密接な関わりがあります。
睡眠時間が1日平均6時間未満の人は
メタボや糖尿病リスクが上昇することが分かっています。

また、睡眠不足の人は、
レプチンと呼ばれる食欲を抑えるホルモンの分泌が減少し、
逆にグレリンと呼ばれる食欲を増進させるホルモンの分泌が
亢進されることが分かっています。

睡眠不足の人は、そうでない人と比べ、食べ物を消費する量が、
1日400キロカロリー近く多いという研究報告もあります。

睡眠は健康の基本ですが、
肥満予防の観点からも、睡眠不足は敵となのですね。

心理的ストレスがあると、睡眠の質も低下しがちです。

とくに、夜ベッドに入って静かになると、
あれこれ余計な思いを巡らして、
不安になり眠れなくなることもあるのでは無いでしょうか。

そんなときに、心理的なアプローチとして、
マインドフルネス瞑想をお勧めします。

マインドフルネスは過去や未来を彷徨う私たちの心を、
今、この瞬間に引き戻してくれる、心の錨のようなものです。

マインドフルというのは、丁寧に注意を向けるということです。

取り組みは非常にシンプルで、呼吸に丁寧に注意を向けます。

息を吸いながら入ってくる息を丁寧にたどります。
空気が鼻から入って胸やお腹が膨らむのをありありと感じます。
息を吐きながら出ていく息を丁寧にたどります。
お腹や胸がへこみ、鼻から空気が抜けていくのをありありと感じます。

いったいどこから来て、どこへ行くのか、
私たちがこの世に産声をあげたその瞬間から、今・この瞬間まで、
ずっと私たちを支えている、この神秘的な呼吸に思いを馳せながら…
母なる自然と呼応しながら、
入っては膨らみ、出てはへこむ身体に丁寧に注意を向けます。

そして、自分自身の身体や存在に、ほんの少しだけ優しく微笑んでみます。

このようなマインドフルネスの取り組みは、
過去や未来を彷徨う思考回路を遮断して、私たちを今、ここに連れ戻し、
自然と神経バランスも整えてくれます。

気がついたら深い眠りについていたという報告が多くあるのです。

睡眠時だけでなく、イライラしたり、不安になったりしたときも、
この呼吸に帰るマインドフルネス瞑想を実践してみてください。

そして、食べる時もこのマインドフルネスを活用できます。

ももいろさんは食べないように努力されているようですが、
これはストレスになりますね。

食べないようにするのではなく、
じっくり味わって食べる、ということを実行してみてください。

今まではお腹を満たすために食べていたかもしれない食べ物と、
きちんと向き合って、よく噛んで味わう。
食べる行為そのものを味わいながら食べてみてください。

テレビやスマホはいったん全てやめましょう。
情報を消費するのをやめて、食べ物を味わうことに集中します。

呼吸とともに、食感や素材ひとつひとつの味をじっくりと味わいながら、
一口一口、食べ物が液状になるまで30回くらいは噛んでみます。

唾液が分泌される感覚、飲み込む時の喉ごしなどもじっくり感じてみます。

それぞれの素材が、いく人もの手によって、
自分の口に届けられているかということに思い馳せながら
食べるのも良いでしょう。

このように味わいながら食べる(マインドフルイーティング)と、
いつもの3分の2や半分くらいで満腹感・満足感を得る人が多いのです。
また、よく噛んでいるので、胃腸にも優しいです。

マインドフルネスはいたわり思いやる行為なのですね。
すなわち、ももいろさんがご自身を慈しむ行為です。

ご主人や周囲にいたわりが感じられなくても
(おそらく周囲の人はその人たちなりにケアしてくれているとは思いますが)、
ももいろさんご自身が自分自身を思いやりを持っていたわってあげてください。

ゆっくり休むのもそのひとつ。
これは治療効果があるのです。

   

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メルマガ読者のみなさま

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさんは2019年のはじまりをどのようにお過ごしでしょうか。

私は、奄美諸島にある実家の沖永良部島で
家族と一緒に穏やかな年末年始を過ごしております。

メルマガ新年号は沖永良部島からお届けです。

さて、年末に島のある商店で歳末福引きをしたのですが、
くじ運に見放されたのか、白玉ばかり引きました。

ティッシュやら飴玉やらをもらえるのかと
店員さんの手元に目をやると、両手で丁寧に、
ハズレくじにしては比較的大きな景品を手渡そうとしています。

よく見ると、それは、西郷隆盛直筆の書を色紙に印刷したものでした。
そして、その色紙に書かれていた言葉は、「静観」でした。
花押には「南洲翁」とあります。

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沖永良部島は西郷の流刑地であり、西郷は島に多くの影響を与えました。
また、西郷自身も温かな心を持つ島の人々から影響を受けたのでしょう、
沖永良部島は「敬天愛人」発祥の地と伝えられています。

西郷は同じく沖永良部島に流刑された書家で詩人の川口雪篷に出会い、
書を嗜むようになります。

島の西郷記念館には彼が残した書が複数展示されていますが、
その中のひとつである「静観」が、
今回私が下着などの日用品の買い物をした商店の、
福引きのハズレ景品となっていたのです。

いち個人商店の、ましてやハズレくじの景品とは思えぬクオリティーに、
「え、これがハズレ?」と目を疑いました。
店主いわく、西郷記念館から許諾を得てオリジナルに作成したそうです。

色紙代だってそれなりにかかっているはず。
なんと粋なハズレ景品ではありませんか!

日々あちらこちら飛び回り、人と会う機会も多く、
いささか過活動気味な私にとって、
「静観」は「敬天愛人」に勝るとも劣らぬ重要なテーマです。

昨年も、月にいちどはあえて月曜日を選び、
複数の医療従事者仲間と共に、
月例のDay of Mindfulness(マインドフルネスの日)という
静けさを取り戻す実践の日を設けていました。

この月例会は一昨年の夏から始めて以来ずっと続いていますが、
今年の予定もメンバーに伝えたところです。

あらためて、静観とは、

1) 積極的な行動をあえてせずに、物事を見守ること。
2) [哲学] 移り変わる現象の背後にある、普遍的な本体を直感すること。
3) [美学] 実践的意志の力を超越した観照

とPCにインストールされた辞書にはあります。

獄中で沈思黙考の日々を過ごした、
温かで静かな沖永良部島で、
西郷南洲翁も世の真理を悟ったのでしょうか…

思いを馳せていると、たまたま消し忘れていたTVから
こんどは田中一村に関する番組が放送されました。

田中一村は、奄美特有の植物や鳥や蝶などを描いた日本画家で、
私の大好きな画家です。

(田中一村の絵画がラベルに使用されている黒糖焼酎)

(田中一村の絵画がラベルに使用されている黒糖焼酎)

奄美諸島にいながらにして、このような番組を見られるのは、
奇遇で豊かだなぁと思いました。

実家の庭にも、一村が描くそれと同じ植物が多く植わっており、
蝶はそれらの花の蜜を吸いに、
また、麗らかな声のアカショウビンは羽を休めに来ます。

庭を顧みながら、私は一村の描く草花や鳥や蝶のほうが、
実物よりもより深く感じ入るのはなぜだろう、と不思議に思いました。

すると、そのことに気づきを与えるコメントが、
有識者によって番組の中で紹介されてました。

コメントによると、
西洋画は目を開いて正確に「見る」ことによって描く必要があるのに対して、
日本画はその逆で、目を瞑り対象の本質を「観る」ことによって描くことが
重要視されるとのことなのです。

そして、一村の作品にはそれがきちんと遂行されていることが
表れているとのこと。

ここにもまた、「静観」の精神が説かれたのです。

奄美に縁ある、西郷の書と一村の画。
ハズレくじで当てた(!?)「静観」が、
私の2019年のテーマとなったのはいうまでもありません。

このように、新年第1号のメルマガは、
実家の居間の壁に飾られた南洲翁の書と、
一村の愛した奄美の自然を背景に執筆することとなりました。

みなさんは新年を迎えるにあたって、どのよう抱負をお持ちでしょうか。
2019年がみなさんに幸せと健康をもたらす年となりますように。

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181015

今日は、zammnさん(40代・専業主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
アメリカに在住しておりまして、日本人の友人がいます。
今日、その方が癌であると本人から聞きました。

動揺していましたが、そして時間も限られていましたが、
川畑先生から学んだことや、カール・サイモントン博士がイメトレを
抗がん剤治療に採用されて顕著な効果が見られたことを、伝えてみました。
その友人は、真っ向から否定はしませんでした。
しかし、信じ難いと感じたかもしれないなあと、私は感じました。

川端先生がご存知の中で、「イメトレが癌治療に有効である」といった
ような内容の情報や書籍があれば、教えていただけないでしょうか?

例えば、医師が「余命2年」など具体的な、統計学に基づいた宣告をする
とします。その場合、多くの人が、それを鵜呑みにして、自分の潜在意識
の可能性というようなものに気づかずに、ある場合は、そういった可能性
を「怪しい」と否定をしてしまうことはないでしょうか。

私一個人としては、潜在意識の可能性の話はとても有用な大事な情報だと
思っています。それを、友人にシェアしたいなあと思っています。

日本語、英語での書籍で、お勧めのものがあれば、教えて頂けると幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~

「イメージ療法」は、英語では「Guided imagery」と言い、
日本語で「イメージ療法」と翻訳されて紹介されるようになりました。

がん治療の現場で、私たちのメンタルな面、特にイメージや思考、信念、
私たちが外界をどのように受け止めているかという、認知の面に注目して、
そこに介入していくというアプローチをしたのがカール・サイモントン博士で、
60〜70年代にこのことに取り組んでいた彼は、先駆者的な存在です。

本については、まず、日本語の本であれば、私の書いた『サイモントン療法』
という本があります。この中にイメージ療法のことについても言及していますし、
具体的なイメージ療法のCDなども付いていますので、割とお得感があると思います。

サイモントン療法は6日間のプログラムになっているのですが、
それがこの一冊に収まったような形になっています。

実際にアメリカで、ロサンゼルスに行くことができれば、リトリートの6日間
のプログラムを現地でもやっています。「サイモントンキャンサーセンター
(Simonton Cancer Center)」とネットで検索していただければ、
出てくると思います。ロサンゼルスに本部がありますので、
ぜひ問い合わせてみてください。

あとは、カール・サイモントン博士が書いた本を2冊ご紹介します。
また、zammnさんが実際にご友人をサポートなさる際、
心に留めておかれるとよいことを、併せてお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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PS
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