仕事・職場

170524_FB_kawabata

Q:今の職場に来てから色々とありましたが、
今年から、主任だった人がパートになり、
副主任だった人が主任になり、
私が副主任という立場になりました。

人間関係のイザコザはもう沢山。
ただ仕事に専念しようと心に決めていた矢先、
新主任が、「実はずっと腹が立っていた」と
新人いじめを始めました。

理由を聞くと、「したたかなのが許せない」と。

私的には新人のわりによく考えて動ける人で、
考え方もよく似ていて、とても可愛がっていた人なので、
見ていて辛くて仕方ありません。

思いっ切り感情的に叱りつけるので、「もういいじゃないか」と言っても
「まだ気が治まらない」と、あからさまに無視をしたり、
仕事放棄したりと、もう手のつけようがありません。

何とか終息しないかと様子を見ていましたが
改善しそうになく、主任の大人気なさに呆れるやら、
新人が可哀そうすぎて、異動をさせてあげたら良いのかな、
という気もしてきています。

「気持ちよく働く」って、こんなに難しいものなのでしょうか?

今の職場に、自分はあとどれくらいいるんだろーと、ため息の毎日です。

【こころ・40歳・会社員】

―――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

こころさんも、新人の方も、辛い立場にいらっしゃるのがよく伝わってきます。

このような大変な中にもこころさんという、味方になってくれる副主任が
いてくれるのは、新人さんにとって救いなのではないかと思います。

さて、主任さんの態度ですが、
指導でなく、個人的な感情をむき出しにして、無視をする、
仕事を放棄するというのは、パワーハラスメントやモラルハラスメント
の域であり、れっきとした暴力です。

訴訟の対象になりますし、
新人さんがやりとりを録音してしかるべきところに提出したのなら、
主任さんはクビとなる可能性もあるでしょう。

周囲は耐えるのではなく、
それほどのことをしている自覚を持つよう促すことが大事です。

こころさんが、新主任と近い関係で、比較的何でも言えるような間柄で
あれば、パワハラの記事などを提示して、気をつける必要がある旨、
伝えてみてはいかがでしょうか。

上になったのだからやりたい放題ではなく、
上の立場になったからこそ責任は重く、
言動に留意しなければいけないことを学ぶ必要があると
知らせてあげてはいかがでしょうか。

もし、こころさんが副主任という立場上、
上の主任に意見するのは角が立つとか、
今度は自分がいじめの対象になる恐れがある場合は、
主任よりさらに上の上司に相談してください。

その際、こころさんから直接言うと、自分が被害にあう可能性があり
それを恐れていることもきちんと伝えてください。

会社にとって不利益になることが起きていることを、
きちんと報告するということです。

職場では、人間関係が面倒なことがあるものです。

「仕事に集中したいのに」というこころさんのお気持ちは
多くの人が共感するところと思いますが、
仕事というのは人間関係がつきまとうものです。

人間関係も含めて、すなわち、面倒なことも含めて仕事なのだと
割り切る潔さを持つことも大事かもしれません。

ぜひご自身が心地よく働ける健全な職場環境のために
勇気ある行動を起こしてみてください。

応援しています!

ーーー
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170119_FB_kawabata

Q:いつもたくさんの気付きをいただき、ありがとうございます。

今日は、川畑先生の提唱するMe Firstについて、
もう少し詳しくお聞かせ願えたらと思います。

心理カウンセリング入門プログラムも拝聴し、
Me Firstの大切さ、又今までの自分の在り方が、
いつも誰かのために、、となっていたことが、心のどこかで
常に犠牲になっている感覚や、したことへの期待を持ってしまう事
などに気づかされました。

が、その一方で、周りにはMe Firstを実行し、いつも対人関係がうまく
いってない人や、信頼できない人も多くいるように思います。

具体的には、いつも自分の事を優先にしないと気が済まなかったり、
自分を満足させることには一生懸命でも、人の事はあまり関心がなかったり、
一見親切なふりをしつつ、実はしっかり自分の利益は確保している人、、などです。

勿論、Me Firstが、エゴをむき出しにしたリ、自己中心的になるという事ではない
のは承知していますが、その違いをもう少し詳しく教えていただけるとありがたいです。

私たちの多くは、自分の事を先に考え満たしていく事に、
どうしても罪悪感を感じるように教えられて来ているので、Me Firstの大切さが
わかっても、どこかで引っかかる人もいるのではないかと思います。

宜しくお願いいたします。

【まめ しば・50代・事務職】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

まめしばさんの真剣に学ぶ姿勢が伺えます。
いつもご参考にしてくださり、ありがとうございます。

Me Firstと自己中心的=わがまま、
似て非なりですね。

これは、Me First がMe Onlyに転じてしまった結果、
問題が起きているのだと思います。

Me FirstはMe Onlyではありません。
Me Onlyは自分さえよければ他人はどうでも良いという姿勢であり、
常にその姿勢が貫かれた場合、
そこに調和はなく、真の幸せにも繋がらないでしょう。
なぜなら、幸せは関係性の中に存在するからです。

自分との関係、他者との関係、世界や全体性との関係、
バランスが大切です。

Me Firstはそのことによって、相手や全体性との調和を含む概念であり、
自身を相手や社会から切り離すものではありません。

Me Onlyではありません。

仏教に利他心という言葉があります。
他人の利益を図る思いやりの精神で、皆さんもよく親から教わった、
馴染みのある概念ではないでしょうか。

仕事仲間で安養寺の住職である、井上寛照僧侶が、
実は「利他」という言葉には前にもう2文字がつくのだと教えてくれました。
そしてそれがとても重要なのだと。

それは「自利」という言葉です。
本来、「自利利他」で一つの熟語なのだそうです。

自利も利他も同義で非二元です。
私たちは相互に依存しながら生きる存在です。
蓮も泥も両方必要なように、それらを切り離された途端、バランスが崩れ
それぞれのいのちが機能しなくなります。

私たちは「利他」ばかりを強調されて育ってきているので
「自利」に罪悪感を抱くようになってしまいました。

自分を大切にするように他者を大切にする。
自分を大切にできない人は他者も大切にできない。
相手を大切にするように自分を大切にする。
相手を大切にできない人は自分を大切にできない。

そこにバランス、調和、秩序が生まれるのでしょう。

私を大切にしてほしい、私の価値を認めてほしい私を愛してほしい、
と訴えるわりに、当の本人は
相手に大切にしてほしいように自分を大切にしていない、
自分の価値を相手に認めてほしいように自分を認めていない、
相手に愛してほしいように、自分を愛していない、
ということが多いのです。

相手のニーズはわからないけれども
自分のニーズなら相手のニーズよりもわかるはずです。

まずは自分のニーズを満たすことで、
それがどのような効果をもたらすのかをありありと実感し、
相手にそれがもたらされたなら、どのような幸せがもたらされるか
実体験を伴ってシミュレーションできるのです。

自他共にニーズが満たされる必要があることを、
実体験を伴って深く理解できたなら、
自分の身を粉にして(やせ我慢をして)相手を満たす必要が
なくなってくることでしょう。

First ということは、必ずそれに続く2nd や3rdがあるということです。
もちろん、Firstと同時に連鎖反応的に相手が満たされていくことも多くあります。
やがて、Firstも2ndもないことにも気づいていくでしょう。

Me Firstはあくまでもそのような実践の第一歩であるということです。

Mr Firstが歪んでMe Onlyになっているのなら、
それは貪りの精神によるものでしょう。

貪りは底なしで、けっして潤うことのない乾きです。
人間にもたらされる伝染病のようなものでしょう。
伝染病からは身を離すように、貪りに巻き込まれないように
まめしばさんご自身を守ってください。Me Firstで。

まずは土手に上がらないことには
濁流に飲まれている人を救うこともできません。

本人が気づかず貪り続けたのであれば、人は離れていく=幸せは訪れない、
そのことに、本人が気づいたのなら、
そこから変化を起こせばよいのではないでしょうか。

人それぞれの成長のタイミングやプロセスを信頼して。

貪る者を満たし続ける努力は誰のためにもなりません。
まめしばさんがそのような人たちから離れて、
あるいは相手の主張を退けて、身を守ることができたのなら、
相手もバランスを学ぶことができるかもしれませんね。
それも慈悲ある行動ではないでしょうか。

慈悲は同調ではありません。
賢い親や賢い祖父母は、子や孫が欲しがるものを
孫の望むタイミングで常に与えるわけではありません。

食事前に飴を与えたら、子は喜ぶでしょう。
ただし、しなやかで強く優しくたくましい子には育たないでしょう。
飴を与え続けることは慈悲ではないのです。
慈悲は時として相手にNOを言うのです。

相手の苦しみの根底にあるものを取り除き、刹那的な快楽ではなく、
真に幸せをもたらす気づきを促せたのなら…
表面的にではなく、その人を取り巻く社会、全体性という深く広い視点から、
相手に対峙できたのなら…
そのために、相手の不都合で自分が嫌われるかもしれないリスクを
勇気を持って背負うことができたのなら…

やがてそこに調和が訪れるのではないでしょうか。

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170111_FB_kawabata

Q:もうすぐパートを転職して一年が経とうとしています。

以前、職場の人間関係が上手くいかず涙をこらえながら
仕事に行っています、とメールをさせて頂いた者です。
あれからすぐ転職し今の職場に来ました。

ここは面接して下さった上司も先輩もとても親切な方々で、
転職して良かったと安堵していた矢先、
その方々が次から次へ転職され、、、。

今の職場には若い子達がたくさんバイトで入って来て、
私は最年長になってしまいました。

私は物覚えの悪いおばちゃんで毎日小さなミスをしているので、
既に新人の若い子達にバカにされ、陰口をたたかれ、
態度も冷たくなりました。

今また職場に行くのが苦痛になってしまいました。
何度転職しても必ずどこにでも合わない人はいるものですが、
やはり辛いです。

どうやって克服したらいいでしょうか。
いじけてまた負のオーラを出してしまいそうな自分も怖いです。

【モモ・40歳・パート】

――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

真面目で誠実なモモさんならではのご相談内容ですね。

まず、最年長者でケアレスミスが多いことに関して、
ミスは年のせいもあるかもしれませんが、
年のせいなのか、心理的なストレスのせいなのかを
確認してみると良いかと思います。

本当に年齢が原因であるなら、
それはモモさんも、周囲も、どうしようもないことで、
受け入れるしかありません。

モモさんは老いを受け入れる潔さ、
周囲は、年齢が高くなれば覚えが悪くなるという自然の変化に
対応する学びの場となるでしょう。

ですので、モモさんが不誠実さや能力不足からミスをしているのではなく、
ある程度許容範囲と思われる、年齢によるミスであれば
それは仕方ないと居直り、世の中そういうものとして割り切るしかありません。

ただし、ミスが許容範囲を超えるミスで、
入社以来ずっと続いているのであれば、
仕事の内容自体が不向きである可能性もありますから、
この辺は冷静にご判断された方が良いでしょう。

そのミスが、年のせいではなく、パーソナリティーによる可能性もあります。

人の顔色や評価を気にする癖がある人は、
たとえ能力があったとしても、ストレス下において頭が真っ白になり、
ケアレスミスを繰り返すことがあります。

相手から認められている感覚があるとき、
例えば以前の優しい同僚であるとか上司であるとかに囲まれているような、
心理的ニーズが満たされているときにはさしてミスは起こらないのですが、
相手に受け入れられていないと思える環境下では、
周囲の評価を得ようとして過剰に合わせたり、反応したりして
パニック状態に陥ってしまいます。

これは能力や年齢の問題ではなく、その人のパーソナリティーからくる
ストレスパターンと対処の仕方の問題です。

もちろん、親切な人がいる職場に再度転職をされれば、
そのようなストレスからは解放されるかもしれませんが、
また似たような問題が繰り返される可能性もあります。

ですので、そのような状況に折れない心を作る必要があります。

そのためには、まず、職場以外で自分の居場所がある、
と思える場に定期的に身を置き、
その感覚をじっくり味わい大切にしてみてください。

ありのままのモモさんを受け入れてくれる人々や場に接する機会を
是非増やしてみてください。

人々との繋がりの場や共同体を職場以外に拡げることができたなら、
たとえ職場で問題があったとしても、それは今よりも小さなことに思えて、
過剰反応することなく、落ち着いて対応できるようになることと思います。

また、何より大切なのは、モモさんご自身が、そのような人々以上に
自分自身を受け入れていることかと思います。

年齢やミスも含めて、人間らしいではないか、
そこから学んでいこう♪と、何だかんだ、私はOKね♪と、
自然の流れに抗わず、素の自分を受け入れていることではないかと思います。

もちろん、前述の「自分の居場所」ができると、
そのように思えやすくもなることでしょう。

モモさんのような周囲を気にする人は、
他人には優しいのですが、自分に厳しい傾向があります。

これまで人に気を配ってきたように、
自分自身に優しさや思いやりを向けてあげてください。

多少のミスがあっても、モモさんがそのことを反省しつつも
パニックに陥ることなく、リラックスして、仕事をされているのなら、
周りのモモさんに対する対応も変わってくることと思います。

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161228_FB_kawabata

Q:専門職で中途入社して勤続19年ほどになります。

忙しい時は、よかれとサービス残業を月に90時間以上を
数年続けたこともありました。

要求は当然のように厳しくなり、深夜になっても次々と仕事を頼まれ、
日々の指示の仕方も罵声が飛び乱暴になり、
もちろん感謝される事はなく、他の人は残業手当がつくのに、
私にはなにかと理由をつけてもらえなかったり、
ゴミのような扱いに、脈絡もなく突然涙が溢れるようになりました。

10歳ほど年下の上司(男性)からは、明らかに嫌味を言われたり、
メールによる攻撃をされたり、口頭での指示が攻撃的だったりと
辛い状況が続いています。

中でも辛かったのは、上司が自分で採用した自分より年下の部下(女性)
との扱いの差が歴然で、労働条件が違う事も当然の事だと言われた事です。

彼女は上司が居ない時は上手に手を抜き、報告なしで遅刻し、
入社早々なにかと理由をつけて休み、有給届も出さず、
当然定時で帰っても嫌味も言われません。
それどころか、気をつけてねとニコニコ見送られて帰ります。

その部下は、深夜までサービス残業してる私に、
バイトがあるから定時に帰るだの、
入社早々、このお給料じゃやってられないだの、悪びれもせず言います。

甘え上手で、大事に大事に守られ大切に扱われている彼女を
目の当たりにして、これが自分にはできてなかったとも思いました。

事あるごとにやってもらった事に感謝し、それを伝え、笑顔で対応し、
うまくやるようにこの一年努力した結果、
以前よりは上司との関係が良くなったと思いました。

ただ、ちょっとした事をきっかけに、気持ちが元にもどってしまいました。

怒りや悔しさは、執着なので手放さなくてはいけないとわかっていても、
過去にされた事に執着してしまいます。

手放すコツを教えてください。

【オレンジ・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

オレンジさんの会社や仕事、そして周囲の人々に対する誠実さと、
より良い変化のための努力が伝わってきます。

深夜に次々と仕事を頼まれ、罵声を浴びさせられ、
他の人は残業手当がつくのに、オレンジさんはつかない。
嫌味を言われたり、口頭やメールによる攻撃をされ、
ゴミのような扱いを受けるとのこと。

これが事実なら、パワーハラスメントですね。

オレンジさんは、もしも、ご自身の親友や愛するものが同じような状況で
苦しんでいると訴えてきたらなんと答えてあげるか、
想像してみてください。

オレンジさんは職場を変えることを考えたことはありますか?
無いのであれば、なぜでしょうか?

自分はそのような扱いを受けるに値すると、心の一部で思っていますか?
自分に非があるから仕方ないのだと。

本当にオレンジさんに非があるなら
もちろんそれは正したら良いでしょうが、それでもゴミ扱いは不当です。

人の扱いが乱暴な人、すなわち、人を人と思っていない人というのは、
従順であればあるほど利用されてしまいます。

自尊心の低い人を見抜く嗅覚とでも言いましょうか、
自分の都合の良いように相手を利用しますから、
気をつける必要があります。
いじめっ子が、いじめても文句を言わないような子を
ターゲットにするのと同じです。

大切なのは、NOにはNOということです。
暴力に屈することは、相手のさらなる暴力を誘発することになります。
相手の機嫌取りにエネルギーを消耗しないことです。

いじめっ子は、相手が反発してくるとわかるといじめなくなるか、
さらなる陰湿な攻撃を仕掛けてくることでしょう。

さらなる攻撃を恐れて意思表示を控えているのであれば、
ターゲットのままです。

行動に移せば攻撃を受けるなら
そのような場に身を置いていたいのかを問い直すことが大切です。

もしかしたら、オレンジさんは19年働かせてもらっているから
という思いがあるかもしれませんが、それはお互い様で、
会社もオレンジさんに19年働いてもらっているのです。

正当な権利は主張してみてください。

これは、オレンジさんが自分を大切にする取り組みの
一つでもあると思います。

また、オレンジさんがもし、会社に対して「やってあげている」
という気持ちがあるならば、やめることをおすすめします。

やりたいからやっているのなら問題ありませんが、
やってあげているのなら、
その対価(報酬や感謝などによる承認)がない場合、
恨みの念がでてきてオレンジさんを蝕んでしまいます。

無理せず、ご自身も定時帰宅をして、好きなことをしていれば、
部下の定時帰宅を不公平に思うこともないでしょう。
ぜひそのようにされてみてください。

上司が頼んでいない残業の場合、そして、感謝がない場合、
上司はもしかしたら部下の都合で、例えばオレンジさんは
仕事(残業)が好きだからとか、早く帰宅したくないからだ、
などといった理由で残業をしていると思っている、
あるいはそのように正当化している可能性もあります。

自分を大切にする一つの行為として
私は暴力に値しないという毅然とした態度をとるようにしてみてください。
そして、正当な主張をしてみてください。

不当な扱いに関しては、一度、専門家に相談をしてみることを
お勧めします。

各都道府県の労働局には
総合労働相談センターがありますので、
相談してみて、支援を受けてみてください。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html

どう見ても相手に非があることがわかれば、
オレンジさんがずっと我慢をし続けることもなくなるでしょう。

また、今後不当な扱いを受けないためにも、
相手のハラスメントなどの材料は把握したり整理しておく必要も
出てくるかもしれません。

そのためにも専門家に相談しながら、
万一に備え、新たに職探しをしてみてはいかがでしょうか。

オレンジさんくらいの年齢の女性では
「年齢的に無理」と職探しを諦める方も多いですが、
こればかりは、探してみないことにはわかりません。

限りある人生の大切な時間を、オレンジさんはどのように過ごしたいか、
大切な人がそのような時間の使い方をしていたら、
どのように伝えてあげたいか、今一度振り返ってみてください。

そしてそのようにご自身を大切にしてあげてください。

応援しています!

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161130_FB_kawabata

Q:私は、気心の知れたメンバーの小さな会社で
正社員で事務をしております。女性は私ひとり。

彼はB社から出向社員として弊社(A社)にきています。
A社・B社は業界も業種も違います。
最初はA社の仕事をするためにスペースを貸していたのですが、
A社の立地が便利なためか、彼はB社の事務所をひきはらい、
現在はB社の仕事もA社内でしています。

小さな会社ですしお付き合いも長いので、少しずつ容認していたのですが、
最近それがエスカレートしてきています。
少しずつ彼の荷物が増え、事務所のキャビネットも使用範囲を広げているほか、
通常社員にしか貸さない机も自分の机のように使用しています。

そして最近、事務所の消耗品を持ちだしたりします。B社の仕事で。
ティッシュとかゴミ袋なので金額としては大したことではないし、
私のお金でもないのですがなんだか腑に落ちません。

B社の仕事がA社の業績にもつながることもあるという考え方もあるのですが、
断りもせず勝手にB社の仕事に使用されるのは気持ちのいいものではありません。
弊社(A社)の私以外の者は考え方が大人なのか、このことは静観しています。

ほかにも、電話の声が大きい、携帯の着信音が大きい、出したものを元に戻さない、
などなど・・・マナー面でも色々と気になっています。

最初から私もこんなに苦手になってしまったわけではありません。
以前B社の仕事も好意で手伝っていたのですが、
お手伝いするにつれてだんだんと要求が大きく負担になってきたので、
現在はB社の仕事に関してはお断りしています。

距離を置きたいと思うようになったきっかけはそれです。
彼がいない日はほっとします。

できれば甘えられることなく温和に、うまく接する方法はありますか?

【C子・44歳・会社員】
―――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

C子さんの誠実なお人柄が伝わるご相談内容ですね。

会社の人選は経営者でない限り好みの通りにはできませんし、
経営者であっても思い通りにいかないことが茶飯事だと思います。
そんな場には理想的な人もいれば、そうでない人もいますね。
C子さんのように、理想的でないいや、むしろ苦手意識を抱くような同僚が、
すぐ隣に座ることも免れません。

それ自体はある程度仕方のないことで受け入れるしかないのですが、
一度「嫌だな」と思うと、まるでアレルギー反応のように、
次々と嫌なところが目について、過剰反応してしまうこともあるので
一呼吸おくことも大切かと思います。

そんな時は、会社のすべての人が理想通りの人たちであったに越したことは
ないけれど、一人くらい苦手な人がいたって、私の人生それなりに機能するさ!と
深呼吸をして、良いことに目を向けてみてください。

オフィスを見回してみると色々な色が目に入ってくると思います。
白もあれば黒もある。緑もあれば、赤もあるし青もある。
いちど黒を意識してみると、あら不思議!
部屋中黒だらけに見えてきます。
ところが、白を意識すると、またまた不思議、
こんどは途端に白だらけになります。

人との関わり合いも、一緒です。
C子さんの好みのものや人に意識を向けてみると、問題は依然存在するものの、
そのことに過剰反応して都度イライラする必要が無くなってくるかもしれません。

では問題は放ったらかしにして良いのかといえば、
不正がある場合はそうではいけないでしょう。

C子さんがその不正に対して行動をとらないのは何故でしょうか?
不正を正そうとすると何が起きるでしょうか?
彼ははっと目覚め、申し訳なさそうに詫びるでしょうか?
それとも憮然とした態度を取るでしょうか?
それとも嫌がらせをするでしょうか?

本当に不正であればおそらく本人も他の同僚も、C子さんに同意すること
でしょうから、いつまでも気になり日常に支障をきたすのなら、
一度勇気を出して、まずはそのことを周囲と確認してみてはいかがでしょうか。

もちろん、本人に直接コミュニケーションできるに越したことはないと思います。
はい、「すると私が悪者になる」のですよね。
それは分が悪いし、怖いのですよね。
細かいとか、ケチくさいとか、寛容でないとかと、思われたくないと。

大丈夫です、C子さんはいい人です。
何が公正で健全かを考える、とても誠実な人です。
みなさんそれをご存知です。

ですので、それが公平で健全だと思うことに立ち上がる時に、
全員に好かれる必要はないと強い心を育まれてみてください。
心を売ってまで、みんなに好かれる必要はないと勇気を持ってください。
少なくとも、C子さんが好きでない相手に、自分は好かれていようという考えは
捨てた方が後々楽になれるでしょう。

そういった意味で、C子さんが断る権利がある仕事にノーを言ったのは
素晴らしい姿勢だと思います。
ストレートにコミュニケーションができないのであれば、今後もそのように
「適度にとっつきにくい人」で非言語的に伝え続ければ
距離が取れるのではないでしょうか。

また、距離を取りたいのではなく、真剣に改善を望むなら、
気がかりなことを伝えるのに、必ずしも深刻になる必要はないということ
も覚えておくと良いかもしれません。

微笑みと軽やかにユーモアを持って「〇〇さん!ティッシュとゴミ袋の量、
親戚の花粉症のおばちゃん並ですよ!おばちゃんの手作りのお茶、
効くらしいからあげましょうか!」と爽やかにっこり!など。

伝えやすい空気を作るのも大事ですね。
ポイントは相手を批判することではなく、気づいて違いを作ることですから。

性格が悪く、個人攻撃をする可能性があるなら、
会社全体の課題として、議題に挙げるのも効果的ではないでしょうか。
誰か一人のことを言うのではなく、社員全員、
オフィスのデスク周りには必要最低限のモノのみを保管し、
整理整頓が行き届くよう全体で共有するとか、
「オフィス整理整頓月間」を実施する提案をするのも良いのではないでしょうか。

私が研修をしたある大手企業は「断捨離月間」を設けました。
消耗品も然り、公私混同を避けるために、全体に通達したり、
消耗品の棚に貼り紙をしたって良いのではないでしょうか。

声や電話の着信音が大きいのは、年齢にもよりますが、
もしかしたら耳が遠い可能性があります。
これはどうしようもないことで、自分たちも歳をとれば同じ可能性はありますので、
そうであればそのことを理解して、思いやりの気持ちを育むことが
C子さんを楽にしてくれると思います。

まずはC子さんが会社以外でリフレッシュしたり楽しめることで充電して、
創意工夫を心がけてみてください。
楽しんた後はクリエイティブになれたり、問題がちっぽけに見えたりするものです。

ーーー
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160928_FB_kawabata

はじめまして。
いつもメルマガを拝見し勉強させていだだいてます。
ありがとうございます。

私はキャリアカウンセラーとしてお仕事させていだだいてます。
担当するクライアントさんの今後の対応について悩んでいます。

こんな質問をしても大丈夫なのかわかりませんが、
川畑先生にご助言頂けるのであれば有難いと思い、メールしました。

個人情報もあるので、少ない情報になるかもしれません。すみません。

その方は、転職を繰り返しています。
カウンセラーに仕事を探してもらうのを当然と思っていて、
自分の思うようにカウンセラーが動かないと、クレームをつけてきます。

暇があればしょっちゅう電話をしてきます。
私にとって、今までにない大変なケースで正直お手上げといいたいです。

クライアントにのまれず、自分を保つ方法や、今後の対応について、
何かアドバイスがあれば教えて頂きたいです。

余談ですが、サイモントン療法には大変興味を持っています。
先日のオンライン講座は講読いたしました。
私もいつか川畑先生のようなカウンセラーになりたいと思っています。
ありがとうございました。

【カブトムシ・37歳・カウンセラー】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

カウンセリングのカテゴリーにかかわらず、
カウンセラーを職業とされている方であれば、誰でも
カブトムシさんのようなケースに一度は遭遇することがあると思います。

クライエントさんと丁寧に真摯に向き合うカウンセラーの誠実な姿勢が、
図らずも相手がカウンセラーに過度に依存しやすい状態をつくりだしてしまう
ケースはよく耳にします。

おそらく、カブトムシさんも親身になって相手に寄り添う思いやり溢れる
カウンセラーでいらっしゃることと思います。

まず、このようなケースを防止するのに振り返っていただきたいのは、
初回面接の際に、カブトムシさんからクライエントさんに
カウンセリングの構造を明確に説明しているかということです。

カウンセリングが通常の悩み相談と違うのは、
ひとつには面接が構造化されていること、すなわち、会う時間は限定されており、
それ以外では基本的に、会ったり連絡をとったりしたりしないというものです。

組織であれば、受付で
「その話をするためには予約が必要である」ことを明確に伝えてもらいます。

ご自身で開業されている場合は、
時間外は電話に出ない(留守電で対応する)、
出たなら「改めて予約を取って欲しい」旨を明確に伝える必要があります。

これはカウンセリングがカウンセリングとして機能するために重要なポイントですので、
もし説明をされていないのなら改めて説明をする、
あるいは既に説明をしているのであれば「初回に説明したとおり…」と
再度入念に説明をされることをおすすめします。

バウンダリーと呼ばれる、カウンセラーとクライエントとの境界線がいったん崩れて
しまうと、カウンセリングは機能しなくなってしまいます。

さらに、カウンセラーの役割、カウンセリングでできることと出来ないこと(可能性と限界)
を明確に伝えることも大切です。

カウンセリングを受ける際、多くの人は医者が薬で病気を消してくれるように、
自分の問題をカウンセラーが解消してくれると期待しているようです。

恐らくカブトムシさんのクライエントさんはそのようなケースではないでしょうか。

ところが、カウンセリングは魔法の杖ではありません。
カウンセラーというのはクライエントの代わりに問題を解決するのではなく、
クライエント自身が問題解決できるよう寄り添い援助することが
メインの仕事となります。

アドラーが課題の分離という概念を提唱していますが、
クライエントにはクライエントの課題があり、それに向かい合い乗り越えることで
精神的成長や心理社会的成長が得られます。
カウンセラーがクライエントの宿題をしてしまう(就職先を探し決定する)ことは
クライエントの成長に繋がらないこと、それはカウンセラーの倫理として許されない
ことをきちんと説明してみてはいかがでしょうか。

また、相手が依存してしまうケースにおいて、
カウンセラー側の無意識な「結果やお手柄への執着」の問題もあります。

クライエントの結果をカウンセラー自身が「私が」出さねばという力動で関わり合うと、
知らぬ間に相手は「この人が面倒みてくれる」と思ってしまい、
それが当然のように振る舞うことがあります。

やる気満々のカウンセラーであればあるほど、
結果が出ないことに罪悪感を覚えることを見越し、
その罪悪感を刺激することで自分の得たいものを手に入れようと関わる
クライエントもいることでしょう(これも無意識のプロセスです)。

そのようなダイナミズムを見越して関わり合うことは大切です。

もし、カウンセラー側がこのような状況にいると、悪循環に陥ってしまいますので、
お手柄の執着を捨てる勇気が必要となります。

それは他人から承認されることで自分を満たそうとすることをやめる勇気です。

そのためには、カブトムシさんご自身が、
「たとえ万人に承認されなくとも、私は私なりにその時点でのベストを尽くしている。
いい人間だ。」と自己承認できていることが大切です。

そして、「これ以上は自分の手にはおえない」と思われるクライエントに対しては、
毅然とした姿勢で前述のような説明をされたうえで、ほかのカウンセラーへ紹介
(リファー)するなどの対策を講じてみるのも良いのではないでしょうか。
「私には限界ですので、大変申し訳ありませんが」という流れです。

これはないかとは思いますが、万一大風呂敷を敷いてしまっていて
「大丈夫必ず私があなたの就職先を見つけます!」と口約束をしてしまっている
のであれば、それは撤回しないといけません。

大切なのは、カウンセラーが出したい結果を出すことではなく、
クライエントが踏むべき必要なプロセスを踏むことかと思います。

クライエントは紹介先でも同じパターンを繰り返すかもしれませんが、
それもその人にとって必要なプロセスと信じることが大切となってくると思います。

最後に、時として、カブトムシさんのクライエントさんのようなケースでは、
キャリアカウンセリングの域を超える問題(たとえばパーソナリティー障害などの
精神疾患)も考えられ、場合によっては精神科の受診が好ましいことなどもあります。

そうであればなおさら、カウンセラーサイドの抱え込みは
互いに不幸を招くだけとなります。

臨床では頭痛を心身症と判断してカウンセラーが熱心にカウンセリングを
継続したところ、実は脳腫瘍で早くに治療が必要であったケースなども存在します。

ぜひ、全体として「何が機能的か」ということに焦点をあてて行動されてみてください。

カウンセラーの仕事は辛いこともありますが、やりがいもあると思いますので、
失敗も学びに変えて、ぜひこれからもがんばってご活躍されてください!

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160926

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ゆるポンさんという55歳の女性(大学講師)からいただいた
ご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
再び仕事に就こうか否か、悩んでいます。

これまでずっと、資格を活かし働いてきました。
それが、5年前にステップファミリーと結婚し、その後自身の仕事を辞め、
永年暮らし育ってきた町を離れ、現在は親子4人(私、夫、高3、中2)、
東京都内で暮らしています。
母も私とともに転居し、近くで独り暮らしをしています。

私は、従前の仕事を辞めた後、夫の勧めで事業を新天地で始めましたが、
すぐにガンを患い廃業に至りました。それから3年余り治療に専念し、
ようやく今はうつ症状もなくなり、非常勤で週1回働くまでに回復しました。
しかし、収入面や仕事への未練もあって、かつての職業に就きたいとの
思いがあります。

ここで一番の心配が、身体面です。ことに、メンタル面が大丈夫か、
どこまでストレス過多な状況に対応できるのか、またうつ症状が出るのでは
ないかという不安が拭えず、何もできずにいます。

家庭も、継子との関係はうまくいかず、ずっと不和のまま生活しています。
夫のことは大切に思っていますが、子どもとの仲を取り持つ、という
重大な約束を反故にされたことは今でも恨みに思っています。

このような状態の中で、かつてのように仕事に没頭したいとの思いは
ただの願望なのか、体力も衰えてきているわけで、やはり長くは続かない
ものか。アドバイスをお願いいたします。
~~~~~~~~~~~

たいへんな状況を、よく乗り越えていらっしゃいましたね。

まず、血のつながっていないご家族と、特に継子さんたちとここまで
頑張ってきているご自身を、ぜひ褒めたたえてあげてください。

現在高3と中2ということですので、おそらく、ご結婚されて同居される
ようになったのは、お子さん達が中学生と小学校高学年あたり。
非常に多感で精神的に不安定なときに、新しい家族と暮らすようになると
いう大きなイベントがあり、ゆるポンさんはもちろん、ご家族全員が
非常に大きなストレス下にいらっしゃったのではないでしょうか。

さて、復職について。これはぜひ、されたらよいと思います。

ただし、気を付けていただきたい点があります。
ご相談の文面には、「ストレス過多な状況に対応できるのか」とありますね。
仕事に戻ること=ストレス過多になる、と想定していらっしゃるのであれば、
そのような働き方はやめた方がよいでしょう。

今は、週に一回、非常勤で働いていらっしゃるとのこと。以前はうつ症状も
おありだったとのことで、それも良くなって週1で復活されているのは
とてもよいことですね。

私たちは、調子が良くなってくると、欲望も大きくなります。もちろんそれは
いいことなのですが、ややもすると、調子に乗り過ぎてしまうことがあります。
すると、またドーンと落ちて、アップダウンの波ができてしまい、更に疲弊して
しまうという悪循環に陥ります。

がんという病気はメッセンジャーです。日常生活の中で何かバランスが崩れて
いることがあると、それを教えてくれることがあります。ゆるポンさんにとって、
そのバランスを崩す原因は何だったのか、ストレスは一体何だったのか。
家族とのことだったのか、引っ越ししたことだったのか、仕事を辞めたこと
だったのか、振り返ってみることをお勧めします。

そして、その中のどの部分について、自分が最も調和を取り戻したいかという
ことに目を向けてみてください。「やっぱり仕事は私にとって生きがい。
続けたい」と思うのであれば、仕事はご自身のアイデンティティを確立する
意味でも大事な要素ということですよね。ぜひ復職されたらいいと思います。

ただ、「何をするか」だけではなく、「どのように」についても、しっかりと
考えることがとても大切です。仕事は生きがいだけれども、それにどのように
関わっていくのか。ご自身の体調はもちろん、「ストレス」ともうまく
バランスをとりながら復職していくことをお勧めします。

具体的な考え方や、職場とのコミュニケーションのとり方について、
また、ご主人やステップファミリーとの関係性の築き方についても、
一緒に考えてみましょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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160323_FB_kawabata

Q:28年間同じ職場で保育士の仕事をしています。
今までは年功序列で主任に昇格できていました。

12月に一人が退職したので、次は私が昇格出来るかな!と思っていましたが、
私の次の人が4月から昇格することになりました。

彼女の部署は7名の保育士がいます。
私の部署は3名なので仕方がないかな!とも思うのですが、やはりショックです。

あと二年で定年退職なので 気にせず今までどおりに仕事をすれば良い!と
自分で言い聞かせているのですが、やはりどうして?
そんなに評価されない仕事ぶりではないと思っています。

自分ですっきりする気持ちの持ち方を教えてください。

【のりまき・50代・病棟保育士】

―――――――――――――――――

A:
FROM 川畑のぶこ

病棟保育士として28年間、これまで熱心にそして誠実にお仕事をされてきていることと思います。
また、そのことで、多くのお子さんと保護者が、のりまきさんに救われていることと思います。

これまで順調に昇格してきたのに、今回は思いもよらない展開となって
腑に落ちないのですね。

年功序列で昇格してきたとのことですので、今回もそのように期待していたけれど、
そうではなく、のりまきさんより年下の人が昇進してしまったということかと推測します。

すっきりするためには、何より上司に確認をすることをおすすめします。
不平をいうのではなく、あくまでも確認です。

「仕事のことで、確認をさせていただきたいことがあるのですが、数分お時間をいただけますか」
と依頼をした上で、昇格できなかった理由を尋ねてみてはいかがでしょうか。

もし、年功序列のシステムが原則であるにもかかわらず、年下の人が昇格したのなら、
理由は何か。

これまで年功序列だったけれども、評価法が能力による判断にシフトされていないかどうか。

もし、仕事の能力による昇格ならば、そのフィードバックを素直に受け止めて、
一体自分は今から退職するまで、どこをどのように改善して仕事に取り組めば良いか、
爽やかにアドバイスを求めてみてはいかがでしょうか。

納得のいかないことは、さらに掘り下げて確認をしてみたら良いでしょう。

単に昇格できなかったことに対する不平不満ではなく、
きちんと理由を確認して、今後に違いを作ろうとする仕事熱心で誠実な姿勢は、
上司や組織からも歓迎されることと思います。

組織の方も職員がどのような姿勢で仕事に取り組んでいるかを確認する良い機会となり、
今後に役立つのではないでしょうか。

組織運営の視点からも、職員が何を考えているか分からない、
良かれと思ってしていることが職員から裏で反感を買っている、
という状態は好ましくありませんので。

定年退職を2年後に控えていても、真摯に仕事に向き合うのりまきさんの姿勢は、
ご自身だけでなく周囲にも清々しい空気を提供することと思います。

ぜひ、上司の方とにこやかに確認をしてみてください。

ーーーーーー

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160210_FB_kawabata

Q:私は仕事が長く続きません。
長くて2年です。

人間関係が嫌で辞めるのと、仕事が
出来ずに辞めるかのどちらかです。

逃げてはダメだと一般的に言われますが、
体調を崩したりと生活面でも問題が
出てくる為、辞めてしまうのです。

注意されたり、叱られたりすると、
ものすごく萎縮してしまい、ますます
空回りしてミスしたり悪循環に陥ります。

そして、自分は本当に何をやっても
ダメな奴だ。仕事も恋も何もかもうまく
いきません。生きてる価値が無いと
つくづく思います。

今も涙をこらえながら、職場にいますが
自分から負のオーラが出てるのがわかります。

周りも気付いてると思います。
私なんか辞めて、もっと仕事の出来る人に
入って貰った方が、会社の為にもなりますよね?

こんな私はお荷物でしかない気がして
毎日辛いです。

【匿名希望・40代女性・パート】

―――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

仕事が長く続かずお辛いのですね。
ひと所に定着することが正しい、
逃げてはダメ!という価値を採用したなら
そうなってしまうのも仕方ありませんね。

ところが、もうひとつ、
別の視点からみるとどうでしょう。

「職場はそれぞれ数ヶ月から2年のスパンで、
仕事自体はずっと続いている」

のではないのでしょうか?

「私は仕事が長く続かない」のではなく、
「私は複数の職場に関わりながら、
長く仕事をし続けてきている」
というのが現実ではないでしょうか?

仕事をする一義的な価値として、
生活するためというものがあるかと思いますが、
それはクリアできているのなら、
まずはそこを評価してあげてください。

職を転々としながらずっと仕事を継続
している人は世の中に万とおり、
それを楽しんでいる人もいます。

「職場を変わること」が自分を苦しめて
いるのではなく、イコール
「逃げてばかりのダメな人間」という
無意識な方程式が自分を苦しめている
ということに気づいてあげてください。

働き方はそれぞれ、私の個性だと。
おおらかに受け止めてあげては
どうでしょうか。

職場での辛さに関しては、
人間関係や仕事の内容そのものと、
いくつか次元があると思います。

もし、仕事の内容そのものが
匿名さんに合っておらず、
努力が報われないことが確か
(たとえば手先が不器用な人に手先の
器用さを即時に求められる仕事など)
ならば、これは潔く諦め転職が正解です。

これは敗北でなく善処です。
そして誰にでも起こりうることです。

仕事内容はまあまあ適応できているけれども、
人間関係が苦しく、仕事自体が重い
ということに関しては、匿名さんの場合は
課題でなく問題に焦点を当てすぎる傾向が
あるように思われますので、

まず職場や自分自身にとって
「好ましいこと」や「ありがたいこと」
に注意を向ける努力をしてみることを
おすすめします。

「私はショートサイクルで働くスタイル。
この職場も人々も限りある時間のご縁。
やがては離れるのだからいまのうちにできる
大切なことに取り組もう」

という姿勢で、職場や人々との関わり合いで
好ましい点に注意を向けてみてください。

嫌な部分に注意がいってしまうことも
当然のことながらあるでしょう。
それでもその度に「あ、またやってるな」
と気づいてあげて、ひと呼吸おき、
また好ましいことやありがたいことに
注意を向け直してみてください。

気分がガラっと変わってくると思います。

また、仕事以外の場で、
自分がリフレッシュできたり、
楽しめたりする時間をリストアップして、
積極的に日常生活に取り入れるように
してみてください。

これは「人生の仕事」と位置づけて
取組んでみてください。

全てを仕事や職場で完結する必要はありません。
また、全ては連動しあっています。
清々しい時間や楽しい時間というのは、
私たちをよりクリエイティブにしてくれて、
自然に前向きな気持ちにしてくれるものです。

ーーーーーー

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150824

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

5月の終わりから 6月にかけて、無料のオンラインセミナー3回講座をしました。
(受講くださった皆さん、ありがとうございました!)

手前味噌ながら(笑)かなり充実した内容をお届けすることができました。
お陰様でとても大きな反響があり、「もっと知りたい」「これについてはどうなの?」
とたくさんのお声をいただきました。

これは本当にうれしいことで、そうであれば、
もっと教育的な内容で講座の製品を作ろう!という話になりました。

そして、それならば、実際に皆さんが抱えている悩み、リアルな事例を
ケーススタディとして盛り込もうということで、
3回講座をご受講くださった方の中からご自身の事例を提示してもよいという
20余名の方に、計6回にわたって、お話を聞かせていただくことになりました。

今日はその第1回目。
今まではオンラインやメルマガでしかつながっていなかった皆さんに、
実際にお目にかかれるうれしさと、皆さんのご好意に感謝する気持ちでいっぱいです。

今回の製品企画については、後日あらためて事務局から案内させていただきますので、
ご興味のある方はぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

さて、本日のご相談者は、
「職場で毎日イライラする自分が嫌です」という50代の女性会社員の方です。

「構造設計の職場で20人程度。経理、総務の仕事と雑用を全部任されています。
社内の人は、朝あいつさしても声が小さく、あいさつしない人もいます。
若い社員の掃除当番はありますが、無視する人もいて、お願いしても反応がありません。
社内で報告連絡、整理整頓、気の利く人は2〜3人くらいです。
この自分と違う感覚が受け入れられずに病んでいます。
どうしたら毎日ご機嫌に暮らせますか。」

というご相談です。

とても真面目な方で、いろいろなことに誠実に対応されているのだろうな
ということが伝わってきます。
きっと仕事のできる方なので、周りからもいろいろなことを依存されてしまう
のではないでしょうか。

お茶くみやゴミ拾いが苦痛ということですが、
もし、それらの仕事を低く見ていて、それをしている私は低い立場だ
というような信念が働いているのであれば、まずはそれを取り除くことです。

そして、これをする人もいればしない人もいるということに関しては、
ふさわしい方向性を「提案」してみてはいかがでしょう?

思ったことを飲み込まずに、また批判せず、不平不満を言わず、
健全に提案してみる。

キーワードは「健全なコミュニケーション」です。

また、あいさつに関しては「価値観」が関係してきます。
人それぞれ価値観が違う世の中、ある程度の割り切りも必要です。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/b6w0C5LIcsQ

 

PS
「自分と違う他人の言動が気になってイライラしてしまう」
「常に気がかりなことがあって、機嫌よく暮らせない」、、、
そんな方には、こちらのプログラムが役立つかもしれません。

http://123direct.jp/tracking/cr/Pl2OCD8S/200715/14547363

 

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