友人・対人関係

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【Q】腐れ縁の友人との関係に悩んでいます

友人についての相談です。

「ずっと腐れ縁だね。」と
学生の頃から付き合ってきた友人がいます。
就職先は違っても、頻繁に一緒に遠出したり食事に
行ったりして過ごしていました。

ただ、私の結婚が決まった頃から友人の態度が
少しずつ変化してきました。
結婚することを伝えたときも、
「ずっと一緒だと思っていたのに…」と言われただけでした。

それからすぐに主人の仕事の都合で地元を離れ、
年に数回、帰省する度に連絡をして食事に行ったり、
近場にドライブしたりするようなお付き合いが
長い間続きました。

友人は仕事上難しい立場に立たされたり、
人間関係(職場や親子)でも悩みがあったりしたようで、
会う度にそういった話(相談というより愚痴)を
私が聞くだけの関係になっていました。

私もいろいろな悩みがあったのですが、
自分の話ができない雰囲気を感じ、できませんでした。

次第に友人の言葉の中に、専業主婦をしている自分に
対する批判めいた感情を感じるようになったり、
学生時代の友人と集まった時にも私を批判することを
言ったりして、正直距離を置いた方がいいのではないか
と思い始めました。

その後、私が地元に戻ると友人はそういう態度にも
かかわらず、頻繁に会って欲しいと頼んできました。

ですが、約束をしても直前に別の用事が入ってキャンセル
ということが続き、私としてはもう友人関係を辞めよう
と思いました。

その後、お誘いのメールが何度かあったのですが、
忙しいからという理由でお断りしていたところ、
もう連絡も来なくなったのですが、
友人を突き放した自分は冷たい人間なのかとも思って
時折責めてしまいます。

ただ、もう会いたくないというのが正直な自分の気持ちです。
自分の気持ちが揺れて困っています。
どのように折り合いをつけたらいいでしょうか?

【40代 にゃん様】

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【A】FROM 川畑のぶこ

人生の節々には大きな人事異動が生じることがありますね。
それは人生の変化の度合いにも依存すると思います。

人生におけるより大きな変化というのは、
人間関係にも大きな変化をもたらすことでしょう。

にゃんさんのように結婚がそれである人もいれば、
引越や転職や病気、また離婚などがきっかけになる人も
いると思います。

このような時期は、人間関係の取捨選択の時とも言える
でしょう。

友というのは近似性によって成り立つことも大きいので、
にゃんさんのご友人も、今までは社会的にも年齢的にも
近い立場にいたにゃんさんが離れて行くことが
とても寂しく不安だったのでしょうね。

アリストテレスは、
「不幸が訪れた時こそ、真の友が誰であるかが明らかになる」
と言っています。

辛い状況を支えてくれると思っていた人が実際はそうで
なかったり、逆に思いも寄らない人が強い支えになって
くれたりと、人間関係の長さや合う頻度に関係なく
その深さや質が明らかにされます。

その関係が利己心に依存して成り立っているのか、
それとも思いやりから成り立っているのかが明らかになる
ということですね。

これは逆もしかりで、相手に幸福が訪れた時に、それを
自分のことのように心から祝福できるのか、それとも
自分に不都合なので妬んだり嫉んだりするのかは、
相手が自分にとって真の友であるか否かを明らかに
するのでしょう。

もちろん、これは時間とともに変化することでもあります。
昔は大切な存在であったし、友人なしでは乗り来られ
なかったことも多くあるでしょう。

そのことには感謝して大切な時間であったことを
素直に受け入れれば良いと思います。

ところが、世の中は無常です。

私たちの心も体も環境も人間関係も、常に代謝を繰り返し
変化しつづけます。時間の経過とともにお気に入りだった
服が色褪せることがあるように、昔は色濃かった友情が
褪せてきたのであれば、それを素直に受け入れることです。

無理に繋ぎとめる必要は無いでしょうし、互いのためにも
なりません。互いの人生を輝かせるのではなく、
足を引っ張りあって損なってしまう人間関係は
潔く手放す勇気も大切になってきます。

そのことによって関係性が代謝し、ひと回りして
ーたとえばにゃんさんのご友人も結婚するなどしてー
また未来に戻ってくることもあるでしょう。
そうであればそれは喜ばしいことです。

ただし、そのことに期待する必要もなく、それを目指す
必要もありません。

友は何にも優る人生の宝です。
限られた人生にどんな友を持つのか、
じっくり振り返る、良い機会が与えられたのでしょうね。

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【Q】他愛のない会話が苦手です

他愛のない会話が苦手で困っています。
知らない相手や、新しい職場内では、なんとか会話ができますし、
自分の立場を利用(?)して話す時は特に気にならずできますし、
問題は感じません。(例えば、上司と自分、子どもと自分等)

しかし、お互いを少し知った間柄や、働いて1年もした頃になると、
他愛のない話を振ることもできないし、みんなが他愛のない話で
盛り上がっているところに入ることができず…
一人孤独感を感じたりします。

入りたいのに入れない・・・というのとはちょっと違って、
入りたい訳じゃないけど、楽しそうにしているのは感じるから、
入ることが出来たら楽しいんじゃないかなーと思うんです。

『井戸端会議でくつろげた時代』
『人と一緒にくつろぐ努力を』
といった記事を読み、それが私の理想・夢だと思います。

人と共感的に過ごすことは、人生が豊かになって、
せっかくの人生をそんな風に生きたいと望みます。

しかし、気が付くと私は、現実的であったり、自分の意見を
主張しがちであったりと会話がちっとも楽しくありません。
だから、友達もいません。

・・・といっても、年に1・2度食事をする仲間はいますが
これもまた、みんなは話題が豊富で、日々が充実している様子
がうかがえやっぱり自己嫌悪に陥ったりしてしまいます。

投影についてや、人は自分の鏡といったことは、
カウンセラーの方の話から知ってはいます。

しかし、それが、自分にはどう当てはまり、
何を気にしなくていいのか、何が根本にあるのか・・・
どんどん悩みが違った形で深みにはまっていってしまいます。

今は、職場でギクシャクした相手との関係を、自分一人スムーズ
に解消できない気がして、なんて未熟な人間なんだろうと、
落ち込んでいます。

他の職員は、他愛のない話をしだして関係を元に戻すのが
とっても上手です。
そこで、他愛のない会話ができない私は、どうなんだろう・・・
と考えてしまいました。

よろしくお願いします。

【50代 女性 ファンキー様】

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【A】FROM 川畑のぶこ

ファンキーさんの誠実さと真面目さが伝わってくるご相談です。
同僚や知人との他愛のない会話を楽しみたい、すなわち、
人間関係を良好にして豊かな人生を送りたいという思いからの
お悩みは、私たちの多くに共通するものではないでしょうか。

さて、それでは他愛のない会話が出来なかったら、
本当に豊かな人間関係は築けないのでしょうか。

答えはNOです。

口数が少なく、人から話しかけられれば相槌はうつけれども、
基本的に自分からは話しかけることがない静かな人でも、
豊かな人間関係を築いている人は世の中にたくさんいます。

人間関係を良好に保つためには、互いのニーズ(心理的欲求)
が満たされているかどうかが基本的な課題となります。

相手のニーズを瞬時に満たすことができたなら、
人間関係は比較的良好にいくでしょう。

ただ、実際に相手のニーズをダイレクトに満たしておらずとも、
そうあろうと努力する姿勢が見られれば人間関係はやはり
良好にいくことが多いものです。

たとえば、コーヒーが好きで飲みたいと思っている相手に、
飲みたいタイミングでコーヒーを提供できたに越したことは
ありませんが、たとえ少々ずれたタイミングで緑茶を出した
としても、相手を思いやるという行為に変わりはありません。

そのような行為の意図を相手は読むことができますし、
そうであれば人間関係は良好に運ぶでしょう。

ときには、その意図や姿勢を正確に読めない人もいるかも
しれませんが、そのような人とは良好な人間関係を築くことに
執着しないことをおすすめします。

他愛のない会話を器用にできなくても
「私はあなたと良好な人間関係を築きたいのです」という
意図や姿勢が見られれば、そして相手が敬意や思いやりを
感じることができれば相手との関係は良好に保てるでしょう。

これは挨拶ひとつでも可能なやりとりです。
他愛のない会話にはあまり乗ってこないけれども、
いつも爽やかな笑顔で相手の目を見て気持ちを込めて
挨拶をしてくる相手に悪い印象を持つ人は少ないものです。

多くの場合、相手のニーズも会話そのものではなく
それを通じて「つながっていたい」というのが真のニーズでしょう。
「私も一緒です」ということが伝われば良いのです。

実際的に気の利いた他愛のない会話をしなければ
(=苦手を克服しなければ)良い人間関係はつくれないという
思い込みを捨てることです。
それよりも得意を伸ばそうと発想を転換してみてください。

たとえば、気の利いた話をできなくても、「聞き上手」に
なることは可能です。積極的に話をしたい人というのは、
積極的に聞いてくれる人を必要とするものです。

「うんうん」と頷いたり、「へぇ、そうなんだー」などと
反応する、すなわち、あなたに耳を傾けていますよ、
あなたを見ていますよという姿勢を返すのです。

実際の声を使わずとも態度や姿勢を示す、これを
ノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)
と言いますが、コミュニケーションでとても重要な役割を
果たします。

無意識に、「人とつながると面倒なことになる」
「波風立てない方が良い」という思いがはたらいていて、
なかなか人の輪に入れないこともありますが、

もし思い当たることがあれば、
「私は良い人間関係を築く過程にいる。
万一面倒になったなら、そこから距離を取れば良い」
と切り替えてみてください。

まずは自分らしさを忘れず、
気楽に聞き役に徹してみてください。

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