友人・対人関係

20210830

FROM 川畑のぶこ

今日は、プリンちゃんさん(40代・女性・獣医師)
のご相談にお答えします。

【Q】
小3の娘には仲良くしているお友達が2人いるのですが、
その2人が娘から嫌がらせを受けていると、
一人のお母さんから言われました。

娘は、幼さが抜けず、自分の思い通りに
お友達を動かしたいところがあるので、
お友達が嫌な気分になってしまうことも
あるのだろうということはわかります。

友達付き合いが不器用なだけで、
悪意があったり、嫌がらせをしようと思って
するような子ではありませんが、
お友達が気分を害されていることは事実なので、
そのことについてはお詫びを伝えました。

相手の方は、1年生の頃より学校に相談していた
ものの、取り合ってくれなかったそうです。

後日先生にお話を伺うと、
娘は確かに不適切な言動をして
相手を嫌な気分にさせることがあるものの、
問題にするほどでもないとのことでした。

先生には、遠慮せず娘に注意をしてほしいことを
お願いし、先生からは、双方が新しいお友達関係を
築けるように配慮していただけるとご提案を頂きました。

我が家には病気を抱えた子どもがおり、
娘の話をしっかり聞くことが疎かになっていることも
反省すべきと気づきました。

先生と相談した内容を相手方に報告し、
子どもの成長と幸せのために協力を申し出たのですが、
相手は全面的に娘が悪いことを強調し、
娘に確認をしてと言います。

私には、娘が悪意ある人間には到底思えないので、
下手に娘にこの件について話をすると、
心に傷を作ってしまうだろうと思い、
どうしたらよいものか悩んでいた時、
娘の方から、良好な友人関係の構築について
相談を受けました。

終始、問題解決方向に焦点を当てて、
自分で解決しようとする娘に信頼感を覚えました。

相手方からは子どもの問題を超え、
両親の思惑も交えた複雑な問題に
発展していきそうなメールがきます。

子どもとの付き添い入院中にも
遠慮なくメールしてくるような方なので、
真に受けて対応していてはいけない相手なのかも
しれないという気持ちも出てきました。

どのような対応をするとよいでしょうか? 
アドバイスをよろしくお願い致します。
   
 
【A】
獣医さんとして、お忙しくお仕事をされている中、
もう一人のご病気をお持ちのお子さんのお世話もあり、
そしてこのような問題も起きてきて、
心休まらない状態であろうと推察いたします。

そして、そんな状況下でも、双方にとって
良い結果をもたらすにはどうしたらよいかと
真摯に向き合うお姿に、プリンさんの誠実さを感じます。

問題は2つありそうですね。
1つは、娘さんとのプリンさんとの関係、
もう1つは、相手のお母さんとの関係です。

子どもは、大人に見せる顔を都度変えてきたりも
するので、プリンさんが、現状を本当に正しく
把握できているかどうかという点は、
常に疑問視していくことをお勧めします。

娘さんのことは全面的に信頼し、尊重しつつも、
事実関係を冷静に観察していく姿勢ですね。

相手の親御さんには、相手の親御さんなりの、
我が子を思う気持ちがあることもまた事実ですから、
そこへは誠意を持って接することも大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

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FROM 川畑のぶこ

今日は、のんさん(60代・女性・主婦)のご相談にお答えします。

【Q】
息子夫婦のことで相談します。

息子はパイロットになりたいと
アメリカの大学の航空学科を卒業して、
帰国後、日本の免許を取得し航空会社に就職、
夢を実現しました。

私たち夫婦は、学費や生活費の仕送り、
免許書き換えのための日本での航空学校代など、
家が2軒建つほどのお金を使い、たいへん苦労しました。

就職して間もなく、私たちの反対を押し切り、結婚しました。

反対の理由は、相手があまり気が利かないし、
教養もないように感じたからです。
夫も同じ感覚を持ったそうです。

もう私たちは何かあっても手伝わないよと言うと、
全部自分たちでできるとのことでした。

最近、2人目の子どもが生まれるに際し、
嫁が切迫早産で入院しました。

息子が上の子を連れてうちに来たので、
息子と孫を2週間ほど私が見ましたが、
疲れたせいか持病が出てダウンしてしまいました。

嫁の実家もうちと同距離くらいの所にあり、
向こうのお母さんは私より若く、仕事もしていません。

お産後も実家に帰らず息子の家に戻るようで、
息子も休みは取りますが、近く機長昇格試験があるので、
うちにいるときも子どもを寝かせてから勉強していました。

嫁やその実家の無頓着さに腹が立ちます。
息子は嫁の気が利かないことも承知で結婚したのだから
自業自得だと思いますが、私自身、腹が立って収まりません。

自分のこの気持ちをどのように鎮めればよいいでしょうか? 
よろしくお願いいたします。

【A】
たくさんの愛情とエネルギーを注いで、
そしてお金もたくさん注いで、
息子さんの夢が実現するという、親御さんとして
本当に素晴らしいサポートをされたのですね!

そして、その愛しい息子が結婚して
果たして幸せになれるのかという不安が、
きっと、のんさんの中に出てきてしまったのですね。

私たちは不安があると、その不安と関連のある出来事を
どうしても結びつけやすくなる、という問題があります。

ネガティブバイアスと言って、
いいこともたくさん起きているのに
悪い所ばかりに目が行って、そこばかりピックアップしてしまう。

人間関係でも同じで、最初にこの人は気に入らないと思うと、
そういう所ばかりが目についてしまうんですね。

今回の件では、そのようなことが起きていないでしょうか?

また、息子さんとお嫁さんとの関係性については
息子さんには息子さんの心理的ニーズがあり、

結婚相手に求める性格や教養レベルなどのスペックは
必ずしも、のんさんやご主人が息子さんのお相手に求めるそれと
同じとは限らないということも、
今回の問題を見ていくうえで、とても大切なポイントになります。

続きは、ビデオでお話しします……

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ななほしさん(40代・女性・主婦)のご相談にお答えします。

【Q】
私は、仲の良い仲間がほしいとずっと思っていました。

今は、声をかけると遊びに来てくれる家族が2家族います。
さらに、親友家族もいるのですが、
遠くに住んでいるのでなかなか会えません。

もっとたくさんの、気軽に趣味のことなどを
共有できる仲間がほしいとも思っています。

ですが、仲良くなっても、
ある一定の距離まで仲良くなると、
もうそれ以上は近寄らないでほしいと思ってしまいます。

どうしてなのかはわかりません。
うっとうしくなるというのも違うし…。

ただ、それ以上仲良くなれない、本音で話せないのです。

言っていることとやっていることが違うので、
自分で困惑してしまいます。

どうしたらいいのでしょうか。

【A】
ななほしさん、お友達をすごく大切にしたいし、
人間関係を丁寧に築き上げていきたいと
思っていらっしゃる、
とても誠実な方なのでしょうね。

仲良くなりたいけれど、ある一定の距離までくると、
もうそれ以上は深入りしてほしくないと
思っているのでしょうか。

これは心理学用語で
「バウンダリー(境界線)」と言います。
心理的な距離、見えない境界線ですよね。

そして、これは、
あっても別に悪いものでは全くないのです。

私たちが社会生活を営む上で、
適度な距離感というのがあります。

私たちにはみんな大切な心のお庭があって、
その心のお庭には、
ある程度、柵はあったほうがいいんです。

そして、そのお庭に、
誰を入れていいのか、入れてはいけないのか、
この人は庭先までなのか、
それとも庭の中に入っていいのか、
家の中に入ってもいいのかというのは、
みんなそれぞれ違うと思うんですね。

現在のななほしさんは、
仲良くなりたいと思っている人がいるのに
庭に入れられない、家に入れられない、
と悩んでいらっしゃるようですが、
これは、自分で自分の心の庭を守っているんだと
思ってあげればいいと思いますよ。

仲良くなる、イコール、自分のすべてを知ってもらうとか、
相手のすべてを知るということではありません。

そうしなければ仲良くないということでもないし、
触れられたくない部分や、これ以上は心地悪く感じる、
バウンダリーはみんなそれぞれ違いますから、

それをお互いに尊重できるのが、
ななほしさんにとっての
望ましい関係性なのではないでしょうか。

続きは、ビデオでお話しします……

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今日は、サミーさん(40代・公務員)のご相談にお答えします。

【Q】
SNSで知り合って仲良くなったばかりの友達から、
ステージ4の胆管癌で手術もできない状態と
告白されました。

私は数年前に親友を骨肉腫で亡くし、
その時の後悔をまだ引きずっています。

病気の再発は薄々知ってたのに、
連絡がないから大丈夫だと勝手に都合よく解釈して、
彼女の夫から最期に会いに来て欲しいと
電話が来るまで、こっちから連絡もしていなかった。

苦しい息の中、驚いたように私を見て
目を見開いた彼女を思い出すたび、
不誠実な自分をずっと後悔しています。

そして今、せっかく仲良くなれた友達を、
何もできないまま失いたくない。

会ったこともない、リアルな関係でもないし、
住んでいる場所も遠いけど、
何か、できることをしてあげたい。

でも何か思いついても、それが意味があるようには
思えなくて、実行に移せません。たまらないです。

どうすれば、彼女を支えてあげられるでしょうか。

【A】
サミーさんの優しさと思いやり、誠実さ、そして、
だからこその苦しみが感じられるご相談内容です。

以前はご親友を骨肉腫で亡くされたとのこと、
サミーさんご自身もとても辛い思いをされたことでしょう。

不誠実だった自分をずっと後悔していると
おっしゃっていますが、相手から見て、
そのときのサミーさんが不誠実だったかどうかは
分かりませんね。

実際は、もしかしたら、そのご親友も
こんな辛い状態の自分を見せたくないし、
見てほしくないと思っていた可能性もあるわけです。

身体状態が悪くエネルギーが低下しているような
患者にとっては、
サポーターの「行ってあげなきゃ」という正義感や
あるいは自分から見た誠実さからとった行動が、
実はとても大きな負担になってしまうことがあります。

「サポート」とひとくちに言っても、その方法は様々です。
重い病気と闘っているお友達のために
サミーさんができる真のサポートとは何でしょう?
続きは、ビデオでお話しします……

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20201214

FROM 川畑のぶこ

今日は、ヒミケさん(60代・事務員)のご相談にお答えします。

【Q】
友人関係のことでの相談です。

彼女とは同じ地元で、同じ高校から同じ短大へ進学した仲です。
当時は、初めて親元から離れるということもあり、互いに心強く思う関係
でありました。しかし、そのうち何となくぎくしゃくすることもあり、
つかず離れずのような関係で、学校を卒業してからは、地元でそれぞれの
道を歩き、私は結婚し家庭を持ち、彼女は独身のまま今日に至ります。

7、8年前に偶然会うことがあり、懐かしさもあって一度食事をしました。
昔話に花は咲きましたが、ただ単にそれだけのことで、特にまた親交を
深めたいとは思いませんでした。

ところが彼女の方は、それから頻繁に私のことを誘うのです。
その後2、3回は誘いに応えましたが、いつしかなんだかんだ理由をつけて
は断るようにしてきました。

普通、こんなに断る私のことを察して、誘うのをやめてくれるかと思うの
ですが、思い出したように半年に一度ほど、または偶然出会った時などに、
一緒に食事をしよう、お茶でもしないかと誘ってきます。

私が彼女の誘いを断るのは、過去の学生時代、性格が合わないと感じたこと
や、それは大人になっても変わらなかったこと、また彼女の考え方がどこか
幼いこと、話と言えば、思い出話くらいしかないことなどが理由です。

彼女のことが一度嫌だと感じると、喋り方や歩き方、仕草までもが嫌で
たまりません。しかし、同じ町で暮らす以上、今後もどこかで顔を合わせる
こともあると思います。

険悪な仲にはなりたくないけれど、誘いには応じたくない場合、
のらりくらりとかわすのも本意ではないので、やはりはっきりと、
あなたと一緒に食事やお茶をする気はないという意向を話すべきでしょうか。
険悪になっても仕方ないという覚悟で。

【A】
とっても難しい悩みですよね。

このお友達と、少なくとも5年間、高校3年間と短大2年間は一緒に時間を
過ごすことが多かったとのことですが、ヒミケさん、何かぎくしゃくした
理由、出来事というのはあったのでしょうか。

なんとなく価値観が違うぐらいであれば、そういう人はいっぱいいると
思いますし、そこまで嫌になるということはないと思うのですが、
どうも、このお友達に関しては、ヒミケさんが何か引っかかってしまうもの
があるようですので、何かしこりというか、わだかまりのようなものがある
のかな、と思いました。

ただ単に性格やフィーリングが合わない場合であれば、なんとなくうまい
理由をつけて断り続けるというのもいいと思いますが、もし彼女のことが
すごく気になってしまって、何もしていない時でも、また連絡きたらどう
しようとか、ネガティブな感情を抱いてしまうのであれば、一度その根本
のところを振り返ってみるのもいいかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

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20201207

FROM 川畑のぶこ

今日は、あおさん(30代・パート)のご相談にお答えします。

【Q】
こんにちは。現在3歳と6歳の保育園児を育てながら、パートとして
働いております。悩みは、その職場で居づらさを感じることです。

子育てもしているので、週3日というお約束で、何とか1年3ヶ月ほど働いて
おりますが、そこで働いている人はほぼ週5日は出勤しており、長く勤めており、
ほとんどが年上です。

それに対して週3日というのが私の中ではネックで、たくさん休ませてもらって
いる、という負い目を感じながら最初から働いておりました。

せめて仕事はキッチリこなそうと思ってやっているので、働きぶりに何か
言われたことはありません。

ただ、同様に休み多めの働き方をしている他の方への対応も冷たい時などを
見ると、私もきっと休みの日は何か言われているんだろうなとか、でしゃば
れないな…と思って、かなり気を使ってしまいます。

もっとも、私と同じパート従業員には外国人の方も多く、コミュニケーション
を取りにくいことなども関係しての、冷たい態度なのかなとも思いますが。

私は別にいじめられているとかではないのですが、他の方が楽しそうに話して
いるところに入れないと、かなり悲しくなる時があります。あんまり話さない
変なやつと思われてるかな…とか。

一時期、仕事をちゃんとしていれば気にしなくていいや、というマインドにも
なったのですが、私と同年代の方が他の方と楽しそうに話しているのを見ると、
かなり落ち込んでしまうようになりました。

その方も、かつてはそんなに親しそうではなかったのに、ここ最近、他の方と
とても打ち解けてきた感じがあり、なおさらです。

いっそ辞めてしまいたくなる時もありますが、生活面のこともあり、急には
踏ん切れません。

この先、どのように考えながら仕事を続けていけばよいでしょうか。全ての人と
仲良くなれるわけもない、と頭では分かっているのですが、嫌われたかなと
感じ取ってしまうと、本当に自信がなくなって、仕事以外のコミュニケーション
にも自信がなくなってしまいます。

【A】
あおさんの、周りの目が気になるという心配、不安ですね。

まず、週3日ということに関して引け目を感じてしまうとのこと。
自分ばかりたくさん休ませてもらっている、他の人は休めてないというような
引け目を感じているわけなんですよね。

でも、これは裏を返すと、他の人はその分お給料をもらっているわけですよね。
働きたいから、3日でなく5日働いている人もいるわけですよね。

仕事は何のためにするかというと、経済的な理由がとても大きいですね。
であるとすれば、他の人たちは経済的な利益をきちんと被っていて、
自分は週3日である分、他の人ほどはもらっていないわけだから、これは
きちんとフェアなんだいうことを、自分自身で確認するということが大事です。

休むことを優先する人もいれば、お金を優先する人もいるわけですよね。
それは人それぞれですので、そこで引け目を感じることはないということ、
ちゃんと経済的なメリット・デメリットのバランスの上に私たちは成り立って
いるのだということを、まずは意識してください。

そして今度は、周囲とのコミュニケーションですね。

それについては、周りとの関係性の以前に、自分自身との関わりが
どのようなものになっているかを確認してみましょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_1116316103

【コミュニケーションが苦手な娘について】
   
Q.高校一年の娘のことでご相談があります。
娘は小学校の頃は友達もたくさんいて、楽しく学校に通っていました。

中学に入ると、小学校時代のお友達以外とは
あまり親しくなれないようでした。
初対面の人には自分から話すことが出来ず、
話しかけられてもただ頷いたり、小さい声でしか話せない状態でした。

高校受験の面接の練習でも先生の目を見て話すことが出来ず、
先生にも心配していただいて何度も練習していただき、
何とか高校は入学できました。

高校に入学したものの、
新しい友達が欲しいと本人は思っているのですが、
自分から話しかけることが出来ず、未だに友達が出来ません。

お弁当を食べる時も
一度は誘ってもらって、一緒に食べたのですが、
その後は誘われなくなり、今はずっと一人で食べています。

最近では授業中に当てられると、
答えがわかっていても、声が出せなくなり
皆に迷惑がかかっていると落ち込んでいます。

このようになってしまったのは、
やはり私たち親の育て方が間違っていたのだと思います。

一人娘で甘やかしたことが原因でしょうか?

父親は、娘のやることなすことに干渉し、
私から見ると本当に口を出し過ぎだと思われます。

一から十まで言わなければ出来ないんだとか、
このままだと(今のコミュニケーション出来ない状態では)
ニートまっしぐらだとか言います。

本当にこのままでは、将来が心配です。

どのように対処すれば良いのでしょうか?

【メロンパン・50代・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

メロンパンさんの娘さんへの心配と愛が伝わってきます。

多感な時期だし色々ある、と頭では分かっていても、
苦しむ我が子を目の前にすると、
もどかしさと切なさを感じてしまうことと思います。

娘さんが中学くらいから大切な場面で
コミュニケーションがうまくできなくなってしまったとのこと。

思春期は周りの目が気になりだす時期でもあり、
素の自分をなかなか出せなくなってしまう時期でもあると思います。

初対面の人や面接、発表などの場面で
声が出なくなってしまうとのことで、
声帯に器質的な異常がなく、
緊張する場面で声が出なくなってしまう場合、
心因性失声障害の症状の可能性もありますので、
もしこれまで受診しておらず、
同じ症状が何年も続いているようなら早めの受診をお勧めします。

心因性失声障害は、そのメカニズムはまだ明らかにされていませんが、
傾向として、心に傷を負っていたり、過度のストレスを抱えたり、
過緊張の人に好発するといわれており、
普段は平気なのに、緊張場面で声が出なくなってしまいます。

娘さんも、失敗したくない気持ちや、
人からどう思われるかと評価を気にするばかりに、過緊張になり、
声が出なくなった可能性もあるのではないかと思います。

心理的なアプローチとしてできることは、緊張を和らげるのに、
リラックスして楽しめる時間を多く持つように心がけたり、
自分の弱さやいびつな部分も、「そんなこともあるよね」と、
やわらかに受け入れる姿勢を育むことが大切です。

「正解」を発するのではなく、
自分の複雑な気持ちだったり、いびつな感情だったりを、
そのまま素直に伝えることも大事です。

もしかしたら娘さんの友達は、娘さんが話さないのは
彼女らに興味が無いか、あまり関わりたくないから、と
自分たちに対する評価を否定的に受け止めているかもしれません。

「ほんとうは、友達と楽しく過ごしたいのに、
緊張して話せなくなっちゃうんだよね」
と自分の不器用な部分を率直に打ち明けておくことで、
相手は自分(たち)が避けられているわけではないということを理解でき、
安心して、さらには娘さんのそのような部分も配慮して
仲間として受け入れる可能性はあります。

また、全員に受け入れられようとせず、たった一人でも、
そのような思いやりもって関わり合える友達ができれば十分、という
心構えも娘さんを楽にしてくれることと思います。

家族も同様に、過干渉は「ねば・べき」思考に陥ってしまい、
素の自分の否定につながって、
緊張とストレスをもたらすことがあります。

家族がどうであれ、自分を持っている子もいますが、
娘さんは繊細で親の態度から影響を受けやすいことと思います。

「あなたはどう思う」「なるほどね」など、
彼女の意見を尊重したり承認したりする態度を心がけてみてください。

思ったことや感じたことを素直に表現しても、
「私は受け入れられている」と感じられる家庭環境を整えることは
娘さんの自己受容に大きな役割を果たすでしょう。

「完璧でなくても、失敗しても、あなたは大切な存在です」
というメッセージが言語的にも非言語的にも
周囲からコミュニケーションされ、なにより娘さん自身が
自分にそう言ってあげられるようになるといいですね。

心因性失声障害の治療には、
行動療法、薬物療法、心理療法などがあります。

行動療法は、医師や言語聴覚士などとの連携で、
緊張する場面で「んー」とか「まー」とかと、
言葉ではなくハミングのような発声をして、
緊張していても声が出せることを確認していながら
徐々に発声できるように促すアプローチがあります。

薬物療法では不安や緊張をやわらげる薬を用いることで、
いつもなら緊張で声がでない場面でも声が出せるようになり、
そのような成功体験を重ねることで自信を持って話せるよう
促すことができます。

心理療法は、ものの見方や考え方をより柔軟で健全なものに
していく認知療法や、暗示療法などが有効とされています。

ぜひいちど、メロンパンさんもご一緒に
娘さんと心療内科や精神科を受診して、
治療に取り組まれることをお勧めします。

〜〜〜〜〜〜〜〜

★人生の核となる信念との関係性を整え穏やかに生きる〜
「サイモントン療法オンラインプログラム」開催のお知らせ
 川畑のぶこ(進行)
 一般・インターン向け:https://simonton-ip-2021-01.peatix.com
 がん患者さん・サポーター向け:https://simonton-pt-2021-01.peatix.com

4回シリーズ、11/20から始まっています! 「ホリスティック心理学講座」(講師: 川畑のぶこ)
 
  
ーーー
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20201109

FROM 川畑のぶこ

今日は、ごえもんさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

【Q】
私は子どものころから、よく自分と誰かを比較して気を揉んでいた
ように思います。対象は同性の同期や後輩です。

べつに自分がその環境下で一番にならないと気が済まないというわけでは
ないのですが、自分の理解を超えた態度や一見恵まれたように見える状況に
納得できず、言動が気になります。

今の職場に、昨年度より採用された方で、ご主人が会社経営者でご自身も
その会社の役員という身分の方がいます。応募者が少なかったこともあり、
資格があるだけで経験もないのに採用されたことも引っかかり、
それで仕事ができれば問題ないのですが、社会性に乏しく、連携が取れず、
浮いている状態。

素直にアドバイスを聴くことができず物事を大きくしてしまうなどで、
周りは当たり障りのない対応をしていますが、当人は気付いてないのか
マイウェイです。当初は慣れていないと思い、会釈等気遣っていましたが、
数回無視され、ここからが始まりだったと思います。

同じフロアですが、気付かなかったと善意に解釈して、今は普通に会話を
していますが、私のファッションなど意識して横目で見てきます。
夫婦共に発信することが好きで、裕福な生活状況や高級ブランドを身につけ
ての家族ショットなどが見られ、就職は経済的な理由でないのは明白で、
相手からすると私などは比較の対象にはならない存在です。
ただ、仕事の能力は別です。

いったい私は何に囚われているのか? 初期の態度で見下された感が強く
残っているからでしょうか。敗北感でしょうか。人それぞれで、比較は意味が
ないとも頭では理解していますし、つまらないこだわりだとも感じています。

自分に自信がないとは思っていませんが、確固たる軸がない気がしています。
このような時期なので、自宅で考える時間が多く、また、今後も同様なことが
起きるとも思われます。どうかアドバイスをお願いします。

【A】
ごえもんさんの、とっても素直で正直な心理状態が見てとれます。

でも、ごえもんさん、こうやって自分に素直になっている時点で、
もうかなり大きなステップを踏まれていると思いますよ。

内容を拝見する限り 「嫉妬」がキーワードになりそうですね。
嫉妬の心理がどこから来るのかということだと思います。

仕事をしっかりこなしているご自分と、そうでないお相手の女性を比較
してしまって、許せない気持ちになっているとのことですが、
今回のケースでは、ごえもんさんは、どうしたいでしょうか?
まず、そこに目を向けてみてください。

相手を正したいのか、そうではなく、そういうことが気にならない自分、
いちいち比較しない自分になりたいのか。どちらでしょう?

ここを区別して考えてみてください。
もしかしたら両方大事かもしれませんね。
その場合でも、しっかり分けて理解し、取り組んでいくことが必要です。
また、ごえもんさんご自身の「幸せの価値観」を明確にすることも大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:職場での人間関係についての悩みです。
   
私と直接その方(Aさんとします)と関わって、
仕事をしなくてはいけないのですが、
Aさんが自己中心的で感情的。
   
自分の思い通りにならないとヒステリックになり、
些細な事でも私に対する言い方が、きつく当たってきます。
自分のことはさて置き、人の事ばかり、
細かいところが気になるようです。
   
いつも一方的で聞く耳を持たず、
私が言い返すこともできない状況です。
周囲の人達もAさんの性格を理解しているようですが、
直接的に関わる訳ではないので他人事。
  
なお、その人に対して気を使って接している感じです。

仕事でも頼みにくいことを、Aさんに頼みずらいからと、
私にお願いしますと、依頼されることも多く
負担になることもあります。
  
元々は、私とAさんと、もう1人の方(Bさんとします)と
3人で仕事を担当していました。
 
Aさんの態度で気に触ることがあっても、
Bさんと何とか乗り切っていましたが、
Bさんもさすがに耐えられないと、
それを理由に退職してしまいました。
現在、Aさんと2人になった為、
私に対する風当たりが強くなっています。
  
上司にも状況を説明しましたら、
上司が直接Aさんに言ってもいいが、
私が上司にAさんのことを、報告したとわかってしまうため、
尚、状況が悪くなる恐れがあるので、
言わない方がいいのでは、と言う結論になりました。
  
上司のいるところで、現場に直面したなら、
上司もその場で注意できるが、
Aさんも、その辺は要領が良く
上司の前では、そのような態度は見せません。
     
Aさんに対して、なるべく気にしないように、割り切らなければ
と思っても、嫌な感情を引きずって、いらだち
腹が立つことも度々あります。
 
自分自身の気持ちをしっかり持ち、
相手に巻き込まれないようにと思うのですが、
どうしたら良いでしょうか?
    
【はな・50代・会社員】
  

―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
  
職場の同僚のはなさんに対する態度が悪く、
巻き込まれたくないのに近い場所にいるので困っているのですね。
  
Aさんの言動の詳細がわからないのですが、
モラルハラスメントのレベルである場合、
上司も一緒に対応していかなければならないことだと思います。
 
はなさんとの関係が悪くなるとのことですが、
すでに関係は悪いのではないでしょうか?
維持しておきたい関係でしょうか?
  
もっと悪くなるよりはいまの悪いままの方が
ハラスメントであっても良いので我慢すべき
というロジックは成り立たないでしょう。
  
人間関係を悪化させないためではなく、
ハラスメントをやめさせるために動くということです。
    
そのことでハラスメントがさらに悪化するなら
会社はそのような社員を置いておいてはいけませんし、
それを放っておくような会社は、
はなさんのいるべき会社でもないでしょう。
  
Aさんは誰に対しても同じ態度をとりますか?
  
それとも、はなさんや、嫌なことがあれば
自ら身を引くであろうBさんのような人に対して
とくに強い態度に出るでしょうか。
  
もしそうであれば、はなさんが最初にできることは、
Aさんに屈しない態度、すなわち、
毅然とした態度で接する努力をすることです。
 
そのためには、はなさん自身が、
Aさんから発せられるネガティブな対応を受けるに
値しないことをしっかりと認識していることです。
  
たとえ、一部言っていることが正しかったとしても、
そのような言い方をされる筋合いはないということを
しっかりと認識していることです。
  
そして、すでに状況は悪いですが、
さらに悪くなることを解消する意図で、
Aさんに時間をとって話し合いをしてみることをおすすめします。
  
その際、職場をよりよくするため、
また、円滑に仕事を進めるために
はなさんにとって、「とても大切なこと」であること
を明確に伝えてからAさんと向き合ってください。
  
気がかりなことを話すのは気が引けますが、
遠回しに話をせず、あくまでもはなさんから見て、
どのように受け止めているかを率直に穏やかに伝えてください。
  
Aさんの言動の例を具体的にいくつかあげたうえで、
  
・自己中心的に見えてしまう
・感情的に感じる
・はなさんからみて、思い通りにならないと、
 ヒステリックになる傾向がある
・些細な事でも私に対する言い方が、きつく当たっているように感じる
・自分のことはさて置き、人の事ばかり、細かいところが気になるように見える
・一方的で聞く耳を持たず、相手が言い返すこともできない
・周りも気を使ってしまっている
・そのため、はなさんに仕事が集中している
   
ということを率直に、そして丁寧に伝えてみてください。
  
このことで、はなさんにとって、
職場が暗い場になってしまっていることを伝えてみてください。
  
繰り返し、職場をよりよく、Aさんとより良い関係でいたいために、
このことを伝えていること、あくまでも、はなさんが
そう感じているのだということを強調してください。
  
相手が遮って論破してくる可能性があるので、
いつでもAさんが読み返せるように、
紙にポイントを書いて渡して話すのも良いです。
  
また、相手の態度やコミュニケーション法に関しては
具体的にどのように伝えてもらえたら、受け入れられるのかも伝え、
そのようにしてもらえないかリクエストしてみてください。
  
二人だけで機能しないと思われる場合は、
上司も一緒に3者で話し合えば良いです。
 
そのことで、三角コミュニケーションは避けられ、
全員が当事者として向き合うことになりますし、
上司も目を瞑ったままというわけにはいかなくなります。
 
このようなコミュニケーションにはエネルギーを要しますが、
その対価は大きいはずです。
  
Aさんも、これまで力づくでものごとを思い通りに進めてきたけれども、
そのようなやり方はもう通用しないことを学ぶでしょう。
  
それだけでも大きな違いではないでしょうか。
  
また、はなさんはこれまで理不尽な言動に屈してきた自分を
脱却する儀式となるでしょうし、自己効力感も増すことでしょう。
  
この感覚は人生を切り開く上でとても大切な感覚です。
 
相手がどう変わるかではなく、
自分が相手に対する向き合い方をどのように変えることができるか
の方がより大きなインパクトがあり、自己効力感を高められます。
 
勇気をもって一歩前進してください。
  
          
ーーー

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川畑のぶこイベント情報
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10月8日(木)開催
川畑のぶこZoom講演会
「潜在意識に植え付けられた女性観と男性観」

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FROM 川畑のぶこ
  
過去にない大型台風が沖縄から九州を襲いました。
被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

私の実家は南西諸島の沖永良部島で、台風銀座です。
  
今回も奄美は直撃の予測だったのと、
実家は築90数年の木造家屋のため、
流石に今回の台風には持ち堪えられないかもしれないと、
86歳の両親の避難を促しました。
 
がしかし、その説得に12時間もかかってしまい、
幾たびも試練を乗り越えてきている経験豊かな高齢者を
説得することの難しさを実感しました。
 

曲がりなりにも心理畑の人間として、
いびつなコミュニケーションだったなぁと、反省しきりですが、
その経緯と考察をみなさんとシェアしたいと思います。
 
 
台風が接近する土曜の午前9時、実家に電話したときは、
親に避難する意思は微塵もなく、避難を促すと、
なんと斬新なアイデア!みたいな反応をされました。
  
今回の台風が過去にない規模であることを、データもって説明しながら、
愛情を込めて穏やかに避難をうながしたのですが、
母と父は難なく了解して、ありがとうと電話を切りました。
 
私はこれですべて一件落着と思っていました。
 
 
ところが、午後になってもまだ家にいます。
  
再度同じやりとりをして、再度母が了解し、
ありがとうと電話を切りました。
 
 
ところが、夕刻になってもまだ家にいます。
 
18時に、島留学中で同居しているティーンエイジャーの甥に、
いったいいつ避難するのか尋ねると、
 
「うーん、わかんなーい。おじいちゃんもおばあちゃんも、
そういう感じではないかなぁ…」 と、甥も一緒に呑気です。
    
実家に緊急性は微塵も感じられませんでした。
  
 
そうか、父と母お得意の、すっとぼけ戦法なんだなと
ようやく感づきました。
   
うるさい娘の言うことをかわすときに、同意した風を装いつつ、
陰では言われたとおりにはしない、彼らのしなやかな戦法です。
  
今回ばかりは命がかかっていますから、
再度、父に電話口にきてもらい、
島を直撃した場合、いかに事態が深刻かを、
丁寧に数字や過去の類似ケースの被害状況を提示しながら
説明しました。
 
が、そんなデータより、過去の経験が優るようで、
 
「歴史に刻まれる沖永良部台風も乗り越えてきているから」  
「家は90年持っているから」  
「風が強くなったら避難するから」  
「風呂釜に入っとくから大丈夫」
   
と、話がまったく噛み合いません。
  
それでも最後は「わかったそうするよ」と面倒臭そうに電話を切ります。
 
 
もはやその言葉を信じない私は、20時に電話をすると、
予想通りまだ家にいました。
  
町内のスピーカーからは避難勧告が繰り返し流れています。
  
いいかげん、私もブチ切れまして、
「さっさと避難しなさーい!!」と、
近所に轟くボリュームの命令モードに突入です。
  
心理ケアもコミュニケーション法もへったくれもありません。
 
すると、ようやく父の本音が出ました。
  
「家が飛ぶことなんかないさ」 
「たくさんの金をかけてバッチリ修繕してきたんだ」  
「家が飛ぶときはエラブ(沖永良部島)全部が飛ぶとき、すべてパアになるときだ。」  
「すべてがパアになればそれで終わりだ。(生きている)意味ないんだ。」 
と。
  
ついに、出~た~なぁ~と、私が切り返しをかけようとするや否や、
横から9歳の息子が間髪いれずに、
  
「おじいちゃん! でもおじいちゃんの命は大事だよ!
命があれば、いくらでもやりなおしができるよ!だから避難して!」
と割り込みました。
  
最終的に場を治めたのは、この息子の一言だったのです。

一瞬、間を置いて、「あー、ありがとうよ!わかったよ避難するよ。」と。
  
仕方なさと、ありがたさと、ふてくされとが
3分の1ずつのブレンドみたいな返答がありました。
 
それでもすっとぼけ戦法続行の可能性があるので、
念のため、2軒隣のコンクリート家屋の親戚の家に事情を説明し、
フォローをお願いすると、ちょうど母から
「21時半くらいに避難に行く」と連絡が入ったそうです。
  
1時間半後!?いまでしょ?!とツッコミたくなりましたが、
とりあえず、暴風圏に入る前ではあるのでOKとし、
親戚宅にチェックインしたことを確認して安心して就寝しました。
  
ふぅ…徒歩30秒の避難所の遠かったこと…
  
結果的に、島の直撃は免れ、
前回の台風よりも弱い風だったとのことで、ことなきを得ましたが、
いやいや、疲れました。
 
 
翌日親戚の家に電話をすると、
午前9時前には、両親と甥はとっとと帰宅していました。
 
我が家の台風バロメーターは、
裏庭に植えてあるバナナの木が倒れるか否かなのですが、
今回の台風では一本も倒れず、バナナを損なうこともなかったとのこと。
 
父いわく、「まったく、恥ずかしい思いをしたよ」と。
  
いったい誰によ!という言葉を飲み込んで、
「から騒ぎで済んで本当によかったね」と返しました。
   
あとで聞いたところでは、前日も、母と甥には避難を促し、
自分は家に残ると主張していたとか。
  
そう、私の父に対する態度は、災害弱者の高齢者であるのに対し、
父のセルフイメージはといえば、
バリバリ現役の難攻不落城の城主だったのです。
  
避難は恥。  
恥をさらしてまで生きる意味はない。  
城が崩れるときは己の人生が崩れるとき、
  
という覚悟をもった侍でした。
  
人生、カッコいいかカッコ悪いかがキモ。
  
そういえば、昔から父は酔っぱらうとよく
「とおちゃん、かっこいいぜぇ〜」とごきげんに自画自賛していましたし、
人に何かを依頼しようとすると「そんなのカッコ悪いやー」
と頑なに拒むことが多々ありました。
 
 
私はこの辺の男としての信念や人生観、
スピリチュアリティーとしての侍魂を汲むことなく、
愛情さえ伝われば、とか、データをもって事実をきちんと伝えればなど、
理詰で攻めたのが今回の戦をいたずらに長引かせた原因と見ています。
  
「祖父と父が守ってきた家は言うまでもなく天下一!
ただ、今回の台風はどこの難攻不落城も危険なレベルで、
城主たちは避難を強いられるレベルらしいよー」
  
「勇気ある退陣も、潔く優れた戦略で、超カッコいい♪」
  
くらい伝えられればよかったかなと。
  
ただし、やはり孫パワーには優らなかったかもしれませんが。
  
娘に指図されて動くのはカッコ悪いけれど、
孫にねだられて避難したならご愛敬で
周囲にもなんとなく体裁が整う。
   
そんな心理を読み取り、孫をとっとと使う智恵が私には欠けていました。
 
 
さあ、今回の大型台風を乗り越え、さらに経験値を上げてしまった父。
今後も災害時にどう向き合うか、智恵比べはまだまだ続きそうです…
 
 
このようなやりとりは、父と娘に限らず、夫婦や男女間でも
多く見られるミスコミュニケーションですね。
 
相手のニーズがどこにあるのかを読み間違えると、
いたずらに不毛のやりとりが続いてしまい、
愛情ゆえのやりとりが、憎しみを産んでしまいますから
注意しないといけません。
  
そんな反省をもちながら、男女の問題にまつわるお話など、
みなさんと一緒にオンラインでシェアしたいと思います。
   
ぜひご参加くださいませ。
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