夫婦関係

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Q:夫の考え方についてと、その影響を子どもが受けるのでは?
という悩みです。

私自身、これまで勉強してきましたが、
今一つ確信が持てませんのでご相談します。

夫はボランティアなど「善意」に対して非常に攻撃的で、
敵意とすら感じられる発言をします。

近々では阪神淡路大震災発生日に誕生した男性が地震の語り部として活動
しているニュースに「ばからしい。地震の日に生まれたくらいで語り部なんてするな」
と発言していました。

これは何か?とずっと考え
「人の善意と、それに基づく行動が良い変化を起こす可能性を信じていないのでは」
と思い当たりました。

私の考え方は真逆で、息子にも人への信頼感と可能性を信じてほしいと思っており、
しかし夫を息子の前で批判・非難するのは父親への信頼を失わせると思いますので
「お父さんはああいう考え方だけれど、いろんな考え方があるし、
お母さんはこう思っている」と、夫を貶めるような言い方ではなく話しておりますが、
これでいいのかどうか迷う気持ちがあります。

夫は在日の方々や韓国人にも攻撃的な発言が多く、そのたびに息子には
「国でひとくくりにするのではなく、各個人を見て判断するように」と言っておりますが、
息子が差別的な人間になるのでは…という心配もあります。

夫には何回か息子のいないときに指摘したことがありますが
「それの何が悪い。本当のことだろう」と言われ、
「彼がここまで培ってきた考え方なのだ」と納得しました。

長くなってすみませんが、ご助言いただけるとありがたいです。

【あるまま・52歳・フリーライター】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ご主人の言動によって息子さんに悪影響があるのではないかと心配して
いらっしゃるのですね。

確かに、子どもは親の言動の影響を大きく受けます。
ただし、それは教師として影響を受けることもあれば、
反面教師として影響を受けることもあります。

親が常に子どもの模範となるような言動ができたに越したことはありませんが、
親も人間ですから、常にというのは不可能です。

子どもは親である私たちよりも自然に近いので、
何が健全であり調和的かというのは肌で感じていると思います。
ですので、その感性を信頼し、母である、あるままさんが教師となるよう
模範を示されてはいかがでしょうか。

それと同時に、ご主人が人々の善意や善行に対して
何故そこまで過剰反応しなければならないのかも振り返り、
理解を深めてみるのも良いかもしれません。

想定されるものとして、
彼の成育歴で重要な役割を果たす身近な人物(たとえば親)が
外面ばかり良く、偽善的で、ご主人を苦しめたり混乱させたりしたことが
考えられます。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い心理で
自分を苦しめた偽善者が行っていたのと同じ行為を目にすると、
条件反射的に苦しみを感じてしまい、この感覚をもたらす人間は
みんな偽善者だという、歪んだ認知が形成されていることが考えられます。

人間は皆、自分が価値ある存在だと信じたいものです。
私たちは不器用なので、自分が正しく価値ある存在であるためには、
自分を苦しめる相手を否定しなければいけないことがあります。

ですので、彼の真意は、善意に対して敵意を持っているのではなく、
偽善者や偽善的な行為に敵意を持っているのかもしれません。
ただ、本人に、真の善意と偽善の区別がつかなくなってしまっている
ことが考えられます。

人種差別も然り、自分の価値を確認するために、優位でいなければ
いけない。そのために、相手を見下したり、蔑んだりしなければいけない
不安の心理が働いていることが考えられます。

この優越感は劣等感が反転しただけで、
本質は自分に対する「自分は価値のない人間なのでは?」という
自己疑念の裏返しであることが多いです。

あるままさんには想像できない、人間が信じられなくなるような
ある意味、人生の事故のような経験がご主人の過去にあって、
無意識のうちにそのような価値観や言動パターンが形成されてしまった
のかもしれません。

どうでしょう?

彼には彼の人生の課題があり、苦しみと向き合っていることを理解し、
あるままさんはあるままさんにとって大切だと思うものを大切にし続け、
息子さんと豊かに関わり続けたら良いのではないかと思います。

ーーー
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170123

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、フクちゃんさん(44歳・女性・会社員)からの
ご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~

8歳年上の夫とは結婚20年が過ぎました。子供が生まれてからは、
小さい赤ちゃんの息子と、大きな子供(=夫)の面倒を見ている様な状態で、
疲労困ぱいしていました。

時が経ち、高校2年の一人息子は心も体も成長して、手がかからなくなって
きましたが、夫の精神は今も成長していません。

休日は夫の行きたい所に、妻である私がお供しなくてはなりません。
家の掃除がしたい時や私の体の具合が悪い時も容赦なく、付き合わなければ
なりません。一応尋ねてはくれるのですが、他の所に行きたいと言ってみても、
予定変更には応じてくれません。ゴールデンウィークに自由行動したいと
言ったら、何日も不機嫌な状態になりました。

私は笑顔で、平常心で、いつも通りに話をするように努めていますが、
正直疲れます。少し離れたいと思うのが本音ですが、私の実家は遠いため、
夫に実家に帰れば?と提案しましたが断られました。

夫の両親は夫婦で理容室をしていて、夫が子供の頃、家の仕事が忙しく、
休日に構ってもらえなかったようです。それを今でも根に持っているのか、
そんなに頻繁には帰りません。自分の子供時代に満たされなかった思いを、
私に母親を投影して満足していたのでしょう。

表面的なことにとどまらず、夫婦生活でも身勝手ぶりは発揮されています。
時々「これはDVなのでは?」と思うことがあります。

子育てが一段落したところで、夫婦の在り方を考える時期に来ていると思います。
夫とは、お互いに無理せず、相手を尊重し、これからも一緒に生活していきたい
と思います。どうしたらよいのでしょうか?

~~~~~~~~~~~

フクちゃんの、困っている様子が伺えながらも、同時にご主人に対する愛情も
伝わってくるお悩みですね。

「別れたいけど、どうしたらいいのか」と思っているのと、「こんな問題がある
けれど、一緒にいたい。どうしたらいいのか」と思っているのとでは、
ベクトルが違ってきますが、フクちゃんの場合は、これからもなんとかうまく
やって、一緒に生活していきたい、とのこと。

そういった希望をベースに、今後についてのアドバイスをさせていただきます。

まず、どこに行く、何をする、など日頃の取捨選択で、ご主人の希望ばかりが
優先され、フクちゃんの希望は採用されないということについてですが、
希望を伝えるとき、無意識のうちに常にご主人を優先していないか、
今一度振り返ってみてください。

そして、次の連休前には、まずフクちゃんから「次の連休なんだけどね、
私はこうしたいと思ってるんだ」と、ご自身のニーズを、先に伝えてみましょう。
「あなたと一緒に」という言葉も添えるとよいかもしれません。

フクちゃんの本心としては「一人になりたい」思いが強いかもしれませんが、
ここで、ご主人に「あなたと一緒にいたくない」というニュアンスで捉えられて
しまうことは逆効果ですので、伝え方には十分注意が必要です。

ご相談を拝見する限り、ご主人は承認欲求、愛情欲求が強いようですので、
自分の言う通りにすることで愛を表現してほしい、自分を愛していることを
証明してほしい、という歪んだ認知が働いている可能性があります。

そのような場合、相手を否定したり、刺激したりするような文脈では伝えず、
あくまでも誠実に伝えることを心がけることが重要です。そして、段階的な
コミュニケーションを経て、最終的にはフクちゃんの一人時間を確保できる
流れに持っていくことはできるでしょう。

「DVでは?」と懸念されている部分については、ご主人のパーソナリティーだけ
ではなく、日本での偏った情報の氾濫や、規制の緩さも関係していると考えられ
ます。その点についてもお話しするとともに、よりよい夫婦関係の構築に向けた
コミュニケーションの方法を、お伝えします。

続きは、ビデオでお話しします……

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161026_FB_kawabata

Q:結婚6年目の主婦です。
4歳と2歳の息子がいます。

晩婚でしたので、どちらも40代前半です。
先祖代々の家業を継いでおり、主人の母と同居しています。

家であり、会社でもある環境で、
毎日家族と従業員さんの食事の用意をし、幼児の世話に追われ、
幼稚園の送り迎えと食料品の買い出しに自転車で走り回る以外は
自由に出歩くこともできずにおります。

子供が幼稚園に行っている間にママ友とランチ…なんていうのは
絶対に無理です。

そんな状況で、主人とのコミュニケーションが悩みなんです。

主人は家族に対しては基本的に自分の考えを押し付けます。
話をする時も一方的に自分の考えを話し、意見を聞きません。

女性は話を聞いてもらって少し共感してもらうだけでスッキリしますよね。
それができない人なんです。
延々と主人の脈絡のない話を聞かされ、ウンザリしてしまいます。

恥ずかしい話、夫婦生活においてもそれが顕著に現れています。
私の状況や気分がどうなのかはお構いなし。
私も人間ができていないので、楽しいフリなどができません。

早く主人と離れたくて仕方ありません。
主人もそんな私の態度を悲しく思っているようで、時折責められます。
愛していないのか?と主人にも聞かれますし、自問することも時々ありますが、
正直よくわかりません。

でも、子供たちにとっても大事な父親ですし、この家に嫁いだ以上、
主人と共に家を守っていかなくてはならないと思っています。

私の話を聞いて欲しいと何度か伝えたことはありますが、
結局意見されて論点すらズレていくので何も話したくなくなります。

毎日できるだけ主人との接触を避けて一人で過ごしたいなと思ってしまいます。
特に夜は酔っ払いですし、うっとおしいだけです。
ただでさえ幼児二人の相手で自分の時間がありませんので。

でも、こんな関係を望んで結婚したわけではありません。
この人とならずっと楽しく笑っていられると思ったのですが…

これから先子供たちも大きくなってきます。
みんながのびのびと意見を言い合えて成長していける家庭を作るために
私はどうしたらいいのでしょうか。

【銀杏・42歳・主婦】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

家業に、家事に、育児に、ご主人の長い聴き役。

フルタイムの仕事に、家事も育児もお一人でされていらっしゃるのですね。
さぞ大変なことと思います。

その大変さを理解し、受け取ってもらえる、そして感謝されるような会話が
ご主人や家族と持てるなら、またそれが叶わなくても、
ママ友や友人などと日頃のストレス解消となる会話や時間が持てたのなら、
取ることができたのなら、状況はベターだったかもしれませんね。

いずれも叶わないどころか、ご主人と会話でなく、
ひたすら一方通行の聴き役で、内容も銀杏さんが共感できないものとなると、
その煮詰まり度は限界となるのも当然だと思います。

忙しいとは心を亡くすと書きますが、たとえ嫁いだ先の条件だから仕方ない
とはいえ(本当に仕方ないのかどうかは別として)
銀杏さんが心を亡くしてしまっては、遅かれ早かれ心理的な、
あるいは身体的な限界が訪れることと思います。

ですので、「仕方ない」と諦めて
無理をし続けることはやめることが懸命です。

私たちは、ゆとりがなくなると
相手に優しさや思いやりをかけたり、愛を表現したりすることが難しくなり、
それを求められると苦行のようになります。

「愛していないのか」とご主人に責められるとのことですが、
報告されている内容以外で、ご主人の良い部分も知っていらっしゃる銀杏さん
なので、ここまで別れずになんとかやってきている、そして悩んでいらっしゃる
のではないかと思います。

全く愛していないので、どのように別れたら良いかというお悩みと言うよりは、
私は実際のところ、夫を愛しているのだろうか?
そして、私は本当に愛されているのだろうか?
いつかまた笑いあえる日が来るのだろうか?
と悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。

もしかしたら、銀杏さんが、たまには自分自身の時間が持てて、
楽しんだり、リラックスしたりして充電する場が持てたのであれば、
バランスが取れているのかもしれません。

すなわち、相手にも自分にも思いやりや愛をかけるゆとりが
生まれたかもしれません。

私たちは、愛したくても、己のエネルギー不足によって、
それを健全に表現したり、愛の行動を実行するゆとりがないこともあります。
「愛していない」のではなく、「愛を実践するゆとりがない」
という方が正しいことがあるのです。

まず、銀杏さんが現時点でリーズナブルに起こせる変化として
「助けを求める」ことをしてみてください。

誰でもいいです。
時には自分自身の時間を取るために、助けを積極的に求めてみてください。

甘えているとか怠けているとかといった罪悪感が出てくるかもしれません。
けれども、休んだりリラックスしたり楽しんだりすることも人生の大切な仕事です。
お金にはならないかもしれませんが、また明日も頑張ろうというエネルギーを
培ってくれます。

ですので、この大事な仕事をするために
家族、友人、サービスなどのサポートを利用してみてください。

この時間は、もしかしたらお子さんがもうすこし大きくなって、
基本的に自分のことを出来るようになったら
自動的に湧いてくる時間かもしれません。

そうであれば、ずっとこの苦しみが続くわけではないと知ることで、
楽な気持ちになれるのではないでしょうか。

ただし、だからと言って、それまで忙しくすれば良いということではありません。

身心共に破綻寸前なので助けてほしいと、助けを求めてみてください。
自分の大切なニーズを満たすときに、誰かを責める必要は必ずしもありません。

自分の自由な時間が少しでも持てるようになると、気分は随分晴れるかと思います。
また、周囲にも感謝の気持ちが湧いてくることと思います。

今まで悩んでいたことが消えるとは限りませんが、
小さく見えてくることは十分考えられます。

これは銀杏さんだけでなく、みんなにとって良いことです。

ーーー
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いつもメルマガを拝見しております。

2年前に愛する息子に先立たれ、哀しみに沈んでいたのですが、
川畑さんのカウンセリング講座や断捨離のセミナーを受けて、
なんとか立ち直りつつあります。

が、最近主人の様子がおかしいのです。

好きな人がいそうで、
帰ってきてもメールで夜遅くまでやりとりしていたり、
週末も何かと理由をつけては出かけていきます。

決定的なのは、メールで週末にレストランを男女1人づつ、
夜景の見える席希望というのを見たときです。
その日も、接待で泊まりだからと出かけて行きました。
(この日は多分この人と付き合っているのだろうという
会社の女性の誕生日でした。)

こんな時、息子が居てくれたら話を聞いてもらえるのにと思い、
涙が出ます。
問い詰めて見ようかとも思うのですが、決定的になるのが怖く、
また、今の安定した経済基盤を失う勇気も無く、
淡々とこのまま日々を送っていってもいいかもとも思います。

このままグレーのままで自分の人生を歩んでいくというのは、
変なのでしょうか。

【ソラ・55歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

愛する息子さんに先立たれたとのこと、
人生でこれ以上の苦しみはないのではないでしょうか。
さぞお辛いことでしょう。
2年という期間はまだまだ喪に服する期間かもしれませんね。

そのようなお辛い時期に、ご主人の浮気の疑いがあるとのこと。
なぜ自分にばかりこのような災難が降りかかってくるのかと
嘆く気持ちであることと察します。

おそらく、ご主人にとっても愛する我が子を失ったことや、
妻がそのことでずっと暗い毎日を送っていることは
耐えられない辛さであることと思います。

人はストレス下において、
とりわけ今回のように愛する家族を失うような
人生でも極めて大きなストレス下において、
精神的サポートを必要とします。

夫婦同士がそのサポーターになれればベストですが、
相手も苦しみに溺れている状態である時には、
他からサポートやエネルギーを必要とし、
自分の内的なバランスを保とうとします。

これ自体は自然なことです。

ところが時として、そのバランスを健全に回復できないと、
不器用な私たちは、それを否定的に満たそうとしてしまいます。
それは、一般社会的に見て、不健全な満たされ方となることがあります。
その一つが浮気や不倫です。

他にも、アルコールやギャンブル、中には買い物などに依存してしまう人もいます。
皆、苦しみから逃れ、安らぎや癒しを求めた結果です。

多くの人が一般社会通念を掲げて相手を裁いたり批判したりしますが、
まず、行為そのものが許される許されないの前に、
ままならない人生から学びを得るべく、
自分や相手の関係性における背景を「深く理解する」姿勢を育んでみてください。

浮気や不倫を目の当たりにすると、
「裏切られた」と怒りや落胆を覚えるかもしれません。

ところが、相手はあなたを「裏切る」動機からではなく、
苦しみから逃れる、または安らぎを得る、癒される、という動機から
不器用にバランスを取ろうとしている、それが配偶者から見ると
好ましくないと言う状態であることがあります。

本来であれば、永遠の愛を誓った相手からこのニーズが満たされればベストですが、
人生には、その相手自身が問題や悩みの種になってしまうこともあるわけです。

私たちは皆、自分が価値のある人間だと信じたい動物です。

自分が能力のない人間だと思わずにいられない状況は、
意識的であれ無意識であれ、離れたくなります。

そして、自分を精神的に必要としてくれたり、
価値を確認できるような関係性を求めようとします。

自分自身でそのことを認められないので、誰かからそのように扱われることで
必死に己の価値を確認しようとしているのです。

とても弱くて、不器用で、そして、愛すべき存在です。

おそらくソラさんご自身も「私は必要とされる人間なのか?」
という悩みが苦しみの元になっているのではないでしょうか。

まず、このような一連の文脈を理解する想像力を養ってみてください。

そして、状況がどうであれ、価値のない人間は存在しないということも
忘れないでください。

繰り返し、浮気や不倫という行為そのものを肯定するという話ではありません。
その上で、様々な視点を持って、深い理解をする姿勢を育んでみてください。
これは私たちを苦しみから救ってくれる一番の方法です。

臨床では、ソラさんのような悩みをよく聞きます。

浮気をした相手がそのような性癖があり、一方的に問題があるケースもありますが、
多くのケースにおいて、浮気をされた方もどこかで相手に対して
浮気以前から批判的であったり、責めていたりする、
また、中にはすでに愛想を尽かしている部分があったりします。

相手は悪役を買って
その関係性における問題を浮き彫りにしているケースが多いのです。

私たちは、相手の社会的に許されぬその行為を、鬼の首を取ったように扱い、
自己正当化を試みますが、これはいつも失敗に終わり、
私たちに安らぎや幸せをもたらすことはありません。

二人の人生のどのような流れの中でこのことが起きているのか、
そしてそのことに対して、自分はどうしたいのか。
もう一度振り返る時が来ているのだと思います。

病気や事件や事故は、自分の課題となる関係性を浮き彫りにし、
健全な変化を起こす機会でもあります。

ソラさんは経済的な不安がおありのようです。
もし、経済的な問題が解消されたなら、ご主人に未練はないでしょうか。

そうであれば、
この夫婦関係は本来解消された方が良い関係だったのかもしれません。
ソラさんは経済基盤を今から確立する努力をされることをお勧めします。
まだ55歳です。

雨風を凌ぎ、今日の糧を得るための努力をされてみてください。
そのことで、自信が持てるようになるかもしれませんし、
今よりももっと自分を好きになることもできるかもしれません。

もし、再度ご主人との愛を育み、これからも互いを大切にしたいと思われるの
でしたら、お互いに結婚相手に求めるニーズをもう一度確かめてみる、
そのことから始めてみてはいかがでしょうか。

この困難な時期に、愛する息子さんの魂が、
宇宙のどこかからソラさんのことを見守っていて、
静かに応援していることもどうか忘れないでください。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、桃さんという51歳の女性(講師)からいただいた
ご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生、こんにちは。
夫と姑との関わりについて悩んでいます。

お見合い結婚して12年。会社員の夫52才、2年前から自宅で習い事の講師を
している私51才、私たちには子どもはいません。78才になる姑は、今年3月
に舅が亡くなって6月から同居しています。夫に役職はなく、部下はいません。
出世を望むことはなく、定年を迎えるのを楽しみにしています。

悩みというのは、私の体調が悪いときの夫の態度です。私が自分で病院へ
行けそうなときは「病院へ行ったら?」と言ってくれるのですが、
起き上がれないくらい具合が悪いときは、鬱陶しそうに、ときには
知らないフリをして予定通り出かけてしまいます。

海外赴任していたときも同様で、他のご家庭ではどんなに重要な会議が
あっても家族優先で、普段人と比べることをしない私ですが、他所の家庭
だったら病院へ連れていってもらえるのにととても羨ましく思いました。
結局、そのときも病院へは行けず、後で肺炎だったことがわかりました。

過去、何回もこのことについて理解を求め、そのたびに「悪かったよ。
ごめん」と言うのですが、やはり今回も同じ。一晩中咳き込んで、
夫自身も眠れなかったことが不満なのか、「苦しくて眠れなかった」と
言うと、うるさそうに「えぇ?なに?聞こえないよ!時間ないからもう
行くよ」とだけ言って、寝室を出ていきました。自分で枕元に用意していた
水を飲んで、トイレにも行けず、1日寝室で苦しい思いをしました。

夫からのメールの返信に「何度同じことを繰り返しても同じね」と書くと、
帰りにポカリスエットを買ってきました。3日ほど寝込みましたが、
今回も「仕事から帰ってから救急へ行こうか」と言うだけです。

姑にこのことを話すと「それは当然でしょう」の一言。愕然としました。
じゃ、何のための家族?と聞くと無言でした。夫も姑も、ふだん穏やかで
怒ることもなく、私の仕事や家事、家計のことにも一切不満を言うことが
ありません。むしろ応援してくれています。

体調が悪くなると、もし子どもがいたら「お母さん、大丈夫?」くらいは
言ってくれるかも、と思ってしまいます。姑は50年以上前に妊娠中毒症で
受診以来、通院というものをしたことがないそうです。以前、同居したいと
姑から話があったときに 「私の具合が悪くなったときはお願いします」と
言ったら「それは御免こうむります」と言われました。
夫が体調を崩したときは、もちろん私が看護しています。

二人とも余計なことは一切言わない穏やかな人ですが、結局は自分だけが
かわいいのだな、それが当然なのだな、と思うと残念でならないです。
このまま年を重ねて、順番通りなら私が二人の看護をして、私が先に
具合が悪くなったらずっとこんな感じなのかと思うと、いっそ一人に
なった方がいいのかなと思っています。私の考えは甘いのでしょうか?
~~~~~~~~~~~

桃さんは、おそらく持病がおありなのでしょう。もともと肺が強いほうでは
ないのかなと思いますが、呼吸ができないことほど苦しいことはないですね。
病気と付き合いながら、よく頑張っていらっしゃいますね。

お悩みは、病気になったときのご主人の対応ですね。普段は穏やかな方で、
不平不満も怒りもなくということのようですから、おそらく、そのような
いいところがあって、理解しているので、ずっと一緒にやってこられている
のではないかとお察しします。

仏教で「四大苦」という言葉がありますが、私たちは生まれた以上、みんな
病んだり、老いたり、死んだりします。このようなときに、お互いどのように
助け合うか。これは、夫婦という関係においては「結婚観」に関わることですね。

桃さんご夫婦も、結婚に何を求めるのか、結婚って何だろう、何のための家族
だろうということについて、今いちど腹を割って話し合いをしてみるといいの
ではないかと思います。

家族が病気になれば、思いやりと優しさを持ってケアするのが当然と思って
いる人が、世の中ほとんどだと思いますし、おそらく、桃さんもそのような
人生観ではないでしょうか。

しかし、もしかしたら、ご主人やお姑さんの家庭は、残念ながらそうではない
かもしれません。病気は自分の責任だ、他人に迷惑をかけないように
自分で対処しろ、というような文化が脈々と受け継がれている家庭なのかも
しれませんよね。

まずはそこを、事実を明らかにしてみることが重要です。その上で、もし、
ご主人やお姑さんの結婚観・家庭観が、桃さんのそれと激しく乖離していて、
桃さんの価値観の根幹に関わるのであれば、結婚生活そのものを考え直したい
ということを、ご主人にお伝えになってもよいのではないでしょうか。

これは、すぐに離婚するとか別れるということではなく、
「そんな気持ちになる」ということを、「そういう考えも一つオプションに
入っている」ということを、きちんと伝えることが大事だということです。

それと、もう一つのアプローチとしては、桃さんご自身が「執着」を手放す
ということです。

持病もおありとのこと、健康状態には常に不安をお持ちでしょうから、
今後、本当に苦しくなったり、助けが必要になったりしたときに、ご主人が
対応してくれることを期待していると、精神的にすとく疲れてしまうかも
しれませんね。

ご主人やお姑さんへの「期待」を手放し、ご自身の「安心感」を育む方法
がありますので、ご紹介します。

続きは、ビデオでお話しします……

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160907_FB_kawabata

Q:川畑のぶ子先生、お世話になります。

断捨離、心理カウンセリングオンラインプログラムを拝見し、
時々メルマガからも学ばせていただいております。

家族関係、夫との関係で相談です。

私、夫、娘二人(大学4年と1年)の4人家族です。
私は、大学時代に心理学を専攻し、カウンセリングにも興味を持っており、
現在、グリーフケア、マインドフルネス等を勉強しながら、
心のケアの活動をしています。

夫は、2歳年上の家業を継ぐために大切に育てられた兄と、
初めての女の子で大切にされた4歳下の妹にはさまれた3人兄弟の
真ん中で育ち、負けず嫌いで人一倍がんこです。

仕事の上では、メンタルの図太さで成功している部分もあるようですが、
家庭内では、いっさい家族の助言や指摘を聞き入れず、
何か家族が主人に対すること言うと(例えば、健康を思っての助言や
服装のアドバイスなど)激怒し、時には、どなったり、物を投げたりします。

家族間でトラブルがあっても、主人は、いつも自分自身を守るために
感情的になり、冷静に家族の言い分を聞くことができないため、
家族ががまんして過ごしています。

川畑先生の無料Webセミナーにありました通り、
まさに「悪循環を生むパラタクシス的歪曲」のパターンにはまっている
「残念な人」なのです。

しかも、問題なのは、娘達が小さい頃から次女をえこひいきし、
自分と性格の似た次女の中に自分を投影し、
次女をかばうことで自分を守っているようなところがあります。

娘達が大学生になっても、未だに長女の前で次女にだけお金を与えたり
して、娘達を平等に扱うことができません。

そのために、長女が傷ついているのを見て、
毎回、私はがまんができなくなり、主人に指摘しますが、
毎回、指摘を受けるととる上記のような行動パターンがあるため、
冷静な話し合いができません。

主人が自分自身にむきあって、このパターンにおちいりやすい残念な人
であることを自覚すれば、本人が家族関係も社会の人間関係でも
自分自身がイライラすることなくスムーズに過ごせるのにと思います。

このような夫は、私がこのように考えていても、
素直に家族の話を聞くことができないので、
どのようにわかってもらえばよいのか、
良い方法がありましたら教えていただければと思います。

カウンセリングの勉強をしていても、家族のこととなると、難しい立場におり、
冷静に分析しながら、どうアプローチしてよいのやら悩んでいます。

どうぞよろしくお願いします。

【はるなひろこ・40代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

外科医が自分の家族の執刀ができないように、
カウンセラーであっても自分の家族にカウンセリングをすることはできませんね。

夫婦間や親子間で、すでに
心理学的に言う「転移」が起こっていることがほとんどだからです。

転移とは過去における(親などの)重要な関係で、未解決な問題を、
無意識のうちに今の自分の周りの人間関係に重ね合わせて
再現してしまうことです。

はるなさんもすでにご指摘の通り、
ご主人は次女に自分自身を投影して過去の満たせなかった何かを
必死に満たそうとしているのでしょうね。

カウンセリングや心理を学ぶ醍醐味は、
相手を思い通りに改善することにあるのではなく、
このような深い部分の理解を得ることで、
人生の濁流にいたずらに巻き込まれず、
その濁流を堤防から眺める傍観者で居られることかもしれませんね。

ご主人には折に触れて、はるなさんの誠実な気持ちを
思いやりを持って伝えてみたらよいかと思いますが、
長女さんとの関わりに関しては、彼女自身が濁流の傍観者になれるように
お母様であるはるなさんが関係を構築できればよいかと思います。

すなわち、
「私がお父さんに愛されないのは私がダメな人間だからだ」
といった心の刷り込みがされてしまうことが一番の恐れでしょうから、
そうではないのだということをコミュニケーションを重ねて
理解できるようにしていくことが大事ではないでしょうか。

子どもにも驚くほどの智慧がきちんと備わっています。
親の至らぬところは、コピーせず反面教師にする智慧も持ち備えています。

ご両親揃って長女さんの理想通りに愛情表現ができなくても、
お母さんが良いモデルになってあげられたなら、
彼女は人生の困難を切り開いていくことができるでしょう。

長女さんが、「父は不器用であった。」
「私を愛す前に、自分自身が愛を獲得するのに必死だった。」
「健全な愛情表現を身につけてこなかったので
どうして良いかわからないのだ。」
ということが理解できるように促してあげてはいかがでしょうか。

はるなさんは、
「夫婦揃って健全な愛情表現ができずとも、
私一人が長女に愛を健全に与えていればそれで十分。」
と自信を持って前進されてみてはいかがでしょうか。

周囲がどうであれ、お母さんだけはいつも私の強い味方だった…

そんな状況がある限り、彼女は困難をしなやかに乗り越え
優しく逞しい人間に育っていくのではないでしょうか。

私たちは皆失敗しながら学びを深めていく生き物です。
成人になっても心や魂の成長はまだまだ続きます。

どうかはるなさん自身も親としての失敗を責めることなく、
好奇心を大切に、お子さんたちとともにそこから学びながら、
逞しく共に成長されますように。

PS
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160815

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ゆりさん(仮名)という50代の女性(社会福祉法人職員)から
いただいた「夫が嫌いでたまりません」というご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
結婚して26年になりますが、夫のことが嫌いでたまりません。

4歳年上の夫は自営業を営んでいますが、夫の収入だけでは回らず、
私の収入から補てんしている状態。それなのに何かあるとすぐ
『これは仕事に必要』と言ってカードで工具類を買い込み、
その支払いで毎月の生活費が減ってしまう、ということの繰り返しです。

仕事熱心ですが、時期によって仕事量に波があり、
ない時期は朝から自宅でダラダラしています。
時間はあるのに家事は一切しないので、見ているだけで腹が立ちます。

経理も私に丸投げで、ちょっとお金がないとぼやくと
「お前がずさんなことをしているからだ」と言われたこともあります。
無駄遣いをしているつもりはないのですが、
忙しくて夫の仕事のお金の出入りを毎日記帳できていないので、
ずさんでないことを示すことができないのが悔しいところです。

金銭的なことだけでなく、10年以上前の浮気のことも尾を引いています。
水商売の女性(フィリピンの方でした)に入れ上げ、隣県にあるその人
の店まで仕事帰りに高速を飛ばして週に1〜2回通い、そのたびにカード
で何万円も使って朝帰りするという生活でした。隠れて電話したり、
フィリピンへお金を送ろうとしていた様子もありました。
その女性の帰国後も、国際電話の契約までして連絡を取り合っていた
ようですが、結局自然に終わったようです。

子どもがまだ小さく手がかかるのに、協力するどころか、月に何十万も
お金を使うのでその支払いのためにわたしの貯金を崩さざるを得なくなりました。
この件以降、夫が何を言おうと信用できなくなりました。

明るい性格でよく言えば職人肌ですが、何か気に入らないことがあると
相手が誰であろうと大声で恫喝する・くどくどと同じことを繰り返し文句を
言うなどするので、怒らせないように気を遣う毎日です。
「お前は別格だから」「お前が一番」などと口では言いますが、
大事にされている実感は全くありません。

仕事の付き合いも自分は自由ですが、わたしの方には何かと難癖をつけて
制限しようとし、参加したらしたで途中で電話をかけて帰宅を促してくるなど、
うっとうしいことこの上ないです。

いずれ子どもが独立したら夫と二人で生活していくことを思うと
今からぞっとします。離婚を考えたこともありますが、子どものこともあるし、
年老いた親に心配をかけたくないのと、何より夫が怒り狂うのを想像しただけ
で恐ろしくて話を出したことはありません。

できれば以前のように、夫に対して穏やかな気持ちで接することができる
ようになりたいのですが、どうすればいいのでしょうか。
どこかで『自分だけが我慢させられている』と被害者意識を持っているのでしょうか。
それが夫に対する不満の原因なのでしょうか。
~~~~~~~~~~~

結婚して26年間、ゆりさんは本当に耐え忍んできたのだなということが
伺い知れます。

まず、ひと言で言うと、これは精神的なDVです。身体的に殴ったり、蹴ったり、
傷つけるということはなくても、生活費を入れない、何かあると恫喝する等は暴力です。
浮気をしたときのお金が、ゆりさんの貯蓄を削って使われているというのもおかしいです。

また、自分の行動は自由だけれども、ゆりさんが外出しようとすると難癖をつける、
要は、行動や付き合う相手をコントロールしたり、うまくいかないと恫喝して、
何も言わせないようにして相手をコントロールするというのは、残念ながら暴力なのです。

そして、暴力というのは耐えてはいけないものなのです。どうやったら暴力に対して
穏やかな気持ちで接することができるようになれるか、夫に対して穏やかな気持ちで
接することができるようになれるか、と考えていらっしゃるようですが、
そのような努力は、暴力に対しては、残念ながらしないほうがよいでしょう。

暴力に対しては、毅然と「NO」という立場をとっていく必要があります。

ご相談の文面にある事柄一つ一つを見ていきながら、それらの捉え方、ご主人との関係性、
ひいてはご主人の事業との関わり合い方など、今後のゆりさんの進むべき方向性に
ついての考え方のヒントをお伝えしますので、ぜひご参考になさってください。

続きは、ビデオで……

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160810_FB_kawabata

Q:川畑先生、いつもメルマガ参考にさせていただいております。

私は以前こちらのメルマガで、
ギャンブル依存の主婦として相談にのっていただいた者です。
(※当時の記事 http://www.kawabatanobuko.com/blog/940

あれからまだギャンブルをしていますが、
今回、ギャンブルがやめられない心の溝となっているであろう夫との離婚
になりそうで、新たな悩みが発生したのでまた相談させていただきます。

夫は、喧嘩をすると私を殴る人です。
顔でも体でも、アザになるほど殴ります。
最初はとてもショックで、受け入れることはできないと悩みましたが、
全てを天秤にかけ、日常的に暴力があるわけではないので、
結婚生活の継続をしていました。

その中で、私は夫への見えない復讐心と言いますか、
殴られたことへの怒りの解消先として、
ギャンブルへとはまっていったのです。

私は夫に内緒で、こんな悪行をして、旦那の稼いだお金をこんなに無駄に
してやったぞ!という気持ちの為ギャンブルをしていました。

そんなこんなで、3人目の子供まで産まれ、
周りから見れば幸せな家庭と見えるような生活ができていました。

その後、夫は脱サラをして飲食店の自営業を始めました。
ほとんど私に相談はありませんでした。
決定していることを私に話し、有無を言わさない状態でことが進み、
今に至ります。

私は、3人目の子の産休があけたら元の職場にパートですが戻るつもりで
いましたが、夫の立ち上げた事業を手伝うしかなく、
仕事を退職し手伝っておりました。
全てが、私の望みではないのですが、仕方がない、やるしかない、
と心に決めてついてきました。

しかし先週、突然、夫から離婚を切り出されたのです。

もう、気持ちは固まっており、私の意見は受け入れられない感じでした。
元々、暴力があった時点で私から離婚したいと何度も話をしていましたが、
暴力男の典型で、俺が悪い、もうしないと、離婚には応じなかった夫です。

ここに来て夫から、喧嘩をしたわけでもなく離婚宣告。
こんなに嫌いだった夫なのに、離婚が決まるとなぜか彼の良いところ、
楽しかった思い出ばかりが思い出され涙が止まらないのです。

そして、多分不倫をしていて、早急に別れたいという感じですので、
これまで添い遂げてきた私を、自分の身勝手で切り捨てるというやり方に
本当にショックを受けており、パニックになっております。

夫はと言うと、私とはほぼ話もせずに、どこに行くかも言わず、
家に帰らないのを平気で繰り返しています。

この状況と子供達の生活は普段通りに進めなくてはいけないのとで、
本当に辛いです。夫から私のダメだったところをまくしたてられたときは、
本当に死にたい気持ちになりました。

今後に生活のためにも、自分を癒してからではないと
とてもシングルマザーで子供3人を育てていく気概はありません。

ありませんが、するしかない状況です。
心の整理がつくようにアドバイスをお願いします。

そして、ギャンブルですが、離婚を言い渡されてから途方に暮れて
朝から一日中パチスロをしました。お金もヤケでふんだんに持っていき、
結構当たりがでました。しかし、一切心は浮き立たなかったのです。

ショック状態で勝っても、全く嬉しいという気持ちにならず、
打ちながら色々考えてばかりで泣いておりました。

【タカハシ・34歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

以前にご相談いただき、再度のご相談であるとのこと。
いつもメルマガをご参考にしていただきありがとうございます。

さて、まずギャンブルに関しては、
前回(昨年)のメルマガで回答させていただいた対策の
サポートグループにはご参加されているでしょうか?

あるいは、ギャンブル依存症の治療をしている医療機関などには
かかっていらっしゃるでしょうか?

また、推薦させていただいた書籍はお読みになりましたか?

一般的に、ギャンブル依存症は、字数の限られたメルマガの回答一本で
治ることが期待できるものではありません。

まず、前回の回答に沿って、行動を起こしていただくことが大事ですので、
メルマガを参考にされつつ、実際にご自身で行動を起こしてみてください。

さて、ご主人から長きにわたり暴力を受けていたとのこと。
さぞお辛かったでしょうね。

一度の暴力ですら立ち直れないくらいの心の傷になりうるものを、
喧嘩をするたびに耐えてきたとのことで、苦しみは察するに余りあります。

タカハシさんご自身もギャンブル依存症はそのことに原因があると
わかっていらっしゃるようですので、
暴力から離れることは何より優先されることとなります。

お話を伺う限り、ご主人がタカハシさんの助力により更生することは
考えにくいようですので、ここは暴力から離れるのに
ご主人と物理的な距離をとることは好ましいのではないでしょうか。

理由は何であれ、暴力は許されないということを覚えておいてください。

日常的ではないから、時々だから我慢すれば良いといった類のもの
ではありません。

寂しさや夫の良いところなどを振り返ったり、
自分の悪かった点を振り返ったりすることがあるでしょうが、
DVの加害者はそういう被害者の性格を見越して暴力を振るいます。

原因は自分ではなく妻にあるという
双方の思い込みがある関係性によって成り立ちます。

そして暴力を振った後はいわゆる「ハネムーン期」と呼ばれる、
反省して優しい言葉をかけるなど、一気に反転した行動をとることも多々あります。

これによって被害者は「相手はやはりいい人だし私を愛してくれるから我慢しよう」と、
ハネムーン期こそ真の彼と思い込むようになり、
暴力の連鎖が断ちきれなくなってしまいます。

このようなパターンが繰り返されるうちに、
被害者の自己肯定感はどんどん低下して、
自分は相手のいう通りダメな人間で、
(暴力を振るう)相手くらいしか自分を愛してくれないとか、認めてくれないとか、
世話をしてくれないとかといった妄想を抱き始めます。

このような心理的な依存関係が形成されていくのです。

タカハシさんは、もちろん人間なので失敗もするでしょうし、
完璧ではないでしょうけれど、それでも暴力には値しません。

暴力は許してはいけないのです。

今回夫の日常的な暴力や不倫があり
夫から離婚を突きつけてきたにもかかわらず、
それを引き止めたいという心理が働いているということで、
タカハシさんの自己肯定感がかなり低いことがうかがわれます。

離婚が目の前に迫った時に、
悲しかったり寂しかったりするのは当然の反応です。

でもその一時の反応的な感情を過信して
未来の決断をすることは賢くありません。

このような時に、人間は不安になるものですし、
何にでもすがりたくなるものです。

まず一呼吸おいて、次のことを考えてみてください。

もし、自分の大親友が同じ状況にいたら
何と声をかけてあげるでしょうか?

自分がこの世の何をも愛する以上に愛する相手だったら、
いったいどのような言葉をかけてあげるでしょうか?

お子さんが同じ状況に立たされていたら、
いったいどのような言葉をかけてあげるでしょうか?

そのように決断や行動をされてみてください。

おそらく、今回の出来事は、暴力を受けずに離婚できる、
渡りに船のチャンス!とも取れるのではないでしょうか?

生活ができるか不安なら、経済的なリスクを背負わなくて済むように、
暴力や不倫の証拠を持って、法律家にきちんと相談してみてください。

慰謝料が請求できるでしょうし、子どもの養育費も請求できるでしょう。

この際、暴力に巻き込まれないように、自分で交渉しようとせず、
第三者(弁護士)を立てることが大事です。

DVから解放された女性の多くは、
暴力から離れてみて初めて目が覚めたように、
「何でもっと早く別れていなかったのだろう」と後悔します。

ほとんどの人が、自己肯定感の低さゆえ、
暴力夫無しでは生きていけないという幻想の中に生きているのです。

タカハシさんのように、ご主人の仕事を手伝っている場合などは、
なおさら世界が狭くなり、井の中の蛙状態に陥ってしまうことが
考えられます。

家庭の外にも目を向けて、友人や趣味、そしてもちろんDVや
ギャンブル依存症のサポートグループなど、サポートの輪をどんどん広げて、
いろいろな人や場とつながり、ご自身を満たす時間を増やしてみてください。

人生に困難は付きものではありますが、
暴力に耐えて蔑まれながら生きることほど辛いことはありません。

今が底付き、すなわち、それ以下は無いと考えてみることをお勧めします。

この困難を乗り越えることで、
未来はより良くなると信頼して前進してみてください。

また、

「私は幸せに値する人間です。」

と、鏡の中の自分を見て、大きな声で唱えてみてください。
何度も何度も繰り返し唱えてみてください。

応援しています。

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Q:
結婚して43年になりますが、
夫に対してずっと「怒り」を感じながら生活してきました。

何度か離婚も考えましたが、
家族や職場での立場を考え、思いとどまるの繰り返しでした。

なぜ「怒り」を感じてきたかというと、
夫は自分の趣味優先で家庭・家族を顧みず、
家事・育児を分担するという気持ちが全くなく、
共働きなのに、「なんで何もかも私一人で」の思いに陥ることが多く、
私の不満は貯まる一方という人生でした。

定年を迎えても変わらない夫の様子(生き方)にうんざりしています。

この「怒り」を自分から切り離し、快適に過ごしていきたいと思っています。
過去の出来事にとらわれ、自分を変えようとしない私が悪いのでしょうか?

【匿名希望・61歳・管理職】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

男女平等が唱えられる様になって久しいですが、
日本は欧米に比べて職場での活躍機会は増えているものの、
家庭内の役割に関してはまだまだ不平等さが目立ちますね。

フルタイムの共働きなのに、
仕事が終わってスーパーに食材を調達しに行くのは女性、
料理をするのも女性、食事の後片付けをするのも女性、
掃除洗濯をするのも、育児や子どもの送り迎えも女性がしている
という家庭は少なくないのではないでしょうか。

あるいは、男性が家事に参加するにしても、比率が不公平であったり、
役割分担と言うよりは「手伝い」の意識の人も多いように思います。

匿名さんのジェネレーションですと、女性が社会進出・活躍する成功モデルと
なって後輩たちを牽引してきたことと思います。
草分け的先輩に助けられている人が多くいることと思います。

同時に、世間がまだまだ女性に期待している家事や育児も、
仕事と同様、優等生で切り盛りしてきている人も多いでしょう。

世間に「女のくせに」と言わせない様に、男平等による両立ではなく、
女性側が両刀で完璧にこなしてきてしまっているケースが散見されます。

周囲からも「仕事もしっかりして、
家庭も『犠牲』にすることなくしっかり守って立派ね」などと
「出来る女」「出来る妻」「出来る母」の評価が下され、
その評価に安心してそれを維持しようと努力してしまう。

「出来る妻」をもらった夫は、これ幸いとばかりに、その状況に甘んじてしまって
両親から学んだ前時代的な夫婦観を刷新することなくきてしまう。

どうでしょう?
匿名さんに思い当たる節は無いでしょうか?

夫と同様にフルタイムで仕事をこなす替わりに、
家事や育児は半分ずつ役割分担をしましょうと、
後ろめたさなくご主人と率直にコミュニケーションされたことはありますか?

多くの「出来る女性」はそれらの言葉を呑み込んで、ひたすら耐えてしまう、
そして時折フラストレーションを発散させるがごとく、
コミュニケーション(対話)ではなく、不平を漏らしたり、罵ったりすることがあります。

ぜひ、これを機に、健全にストレートにご主人に思いを伝えてみてください。
これも夫婦の大切な仕事です。

タイミングとしては、頭にきている時やイライラしているときに
気がかりなことをコミュニケーションしようとしないことです。

ご自身の機嫌が良く、ご主人にもゆとりがあるようなタイミングで、
時間も10分くらいを目安に話し合ってみると良いと思います。

気がかりなことをコミュニケーションするときは、
主語を「あなた」ではなく、「私」にして話すよう心がけてみてください。

「あなたが協力してくれないから」ではなく、
「私から見て家事分担が不平等に見える」と、
決め付けずに、あくまでも主観から伝えます。

その上で、どのように感じるか
たとえば「フラストレーションがたまる」とか「イライラする」など、
率直にフィーリングを伝えます。

次に自分のニーズを伝えます。
たとえば、「私は食事をつくるので、あなたは片づけをしてほしい」など、
具体的に何をして欲しいか、あるいはしたいのかを伝え、最後に依頼をします。

もちろん、相手は快く受け答え無いかもしれませんが、
あこれは相手を思い通りにするためのプロセスではなく、
あなたのニーズを相手にきちんとつたえることが大切なポイントとなります。

上記のステップは、ローゼンバーグにより提唱されている
非暴力的コミュニケーションです。

このように健全なコミュニケーションをするだけでも、
匿名さんご自身のすっきり感は随分と違ってくると思います。

まずは思いを、相手を批判することなく、
敬意と愛情をもって誠実な気持ちで伝えてみてください。

また、より実際的なアプローチとして、
物理的、身体的な負担を軽減するのに、夫婦内で完結する必要もなく、
お手伝いさんを雇い第三者に活躍機会を与えるという方法もあると思います。
二人のお財布からその費用を捻出してはいかがでしょうか。

匿名さんが機嫌良く過ごすことは、ご自身のみならず、
ご主人にも周囲の人々にとっても良いことのはずですから、
ぜひ抱え込まずに対処してみてください。

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160706_FB_kawabata

Q:
私は22歳で結婚をし、今年で結婚生活34年になりますが、
3年前より夫が別の女性と暮らし始め別居しています。

夫の女性問題は、実は結婚間も無くから感じていました。

浮気がハッキリとわかった時には、
私もこういう状態では結婚を続けられないと伝えていましたが、
大抵しばらくすると夫の方から、
「自分が悪かった」「自分は弱いからすぐこうなってしまう、、」
と謝ってきて、私も子供の事や将来のことを思い、飲み込んで来ました。

客観的にみると夫は誰にでも優しく、子煩悩で、いわゆるいい人です。
ただ、私から見ると、お金が管理できない、いいカッコしいの人、
という印象もあります。

3年前に母が倒れ、私が里帰りしている間に、
夫は自分の身の回りのものを持って家を出て行きました。

帰って来ると、新しい人生をやり直したい、自分にぴったりの人と巡り合った、
というようなことを言ってきました。

当初は私もショックで、どう考えたらいいのかわかりませんでしたが、
苦しいなりに状況をきちんと捉えようと、心理学を勉強したり、
自分を見つめるためのセミナーにも行きました。

今は、自分が何に執着していたのか、守ろうとしていたのかが分かってきています。
多分、人から羨ましがられる家庭、安定した収入、優しい夫、、など
絵に描いた幸せの理想を手放すのが怖かったのだと思います。

もう絵に描いた幸せは要らない、本当に幸せだと感じられるようになりたい!
と、そこまで分かってきているのですが、
では離婚すればスッキリ再スタート出来るか、と考えると
まだどこかにためらう自分がいます。

今後の経済的な不安、一人になる怖れ、自分のプライド、、等
いろいろ心の奥にあるものを見つめてはいますが、
自分をストップしているものが本当は何なのかが分からないのです。

前に進みたいのに、何かに後ろ髪を引っ張られているような感じです。

この状況は一体どのようにみたらいいでしょうか。

【どんぐり・56歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ご結婚されてから34年、
様々な試練を乗り越えてこられたどんぐりさんなのですね。

並外れた忍耐力をお持ちなのだと思います。

人生は多くの場面で忍耐を必要としますが、
忍耐が必要のない場面もあります。

夫が度重なる女性問題を起こし、それが夫婦関係の問題からではなく、
彼自身の弱さから来ていることを自認しているのであれば、
大切なのは、どんぐりさんも彼の弱さを理解しつつも、
それを克服するための努力を促すことであって、
単に弱さを受け入れ許すことではないのかもしれませんし、

それを都度許してしまうことは、
再発を促す一因になってしまっていたかもしれませんね。

相手がどんぐりさんであれ、他の女性であれ、
おそらく、ご主人は今後も同じ問題を繰り返しながら、
本質的な課題に向き合っていかなければならないことと思います。

彼の弱さを許してしまう原因を、どんぐりさんご自身、大変よく分析されている
と思いますし、世間体への執着を手放すことが問題解決につながることも
ご理解されているようです。

ご主人が改善したらーすなわち、条件が整ったら幸せが手に入るという姿勢
を手放し、ご主人がいようがいまいが、幸せを感じられるどんぐりさんである
ことが大事だと思います。

離婚するかしないかは、最終的に決定することとして一旦横に置いておき、
今は、ご主人はいないものとして、自分が人生で喜びや充足感を感じられるもの
に勤しむことをお勧めします。

自分の幸せは夫の存在のみに依存するわけではないということがわかれば、
ゆとりを持って夫婦問題に向かい合うこともできるようになると思います。

あと、家族以外にも、「つながり」を持つことは
大事な課題となってくるかと思います。

人間には相互扶助の精神があり、
そのようなつながりや絆が人生のセーフティーネットとして、
いざというときに自分を守ってくれるという信頼感があれば、
今しがみついているものへの執着が取れてくるかもしれませんね。

ぜひ、家族以外のサポートシステムを構築したり、拡充したりしてみてください。

きっと素敵な未来が待っていることと思います。

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