夫婦関係

160620

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、50代の女性から
「定年間近の夫との関係性に悩みます」というご相談をいただきました。

~~~~~~~~~~~
夫が定年をひかえ、勤務頻度が少なくなりました。
週1日ぐらいの出勤で、ほぼ毎日自宅にいます。

結婚して30年以上、専業主婦歴が長く、
朝、夫が出勤したてから夜遅くに帰宅するまで、
マイペース、マイルールでやってきたので、
どういう関係性を新しく作っていくか、試行錯誤しています。

夫は自立していますので、私がどうこうは余り関係なく、好きにしている感じです。
私にも「好きにすれば」とは言いますが、なんだか気を遣ってしまって、
妙に疲れることも多く、「一人でゆっくりとしたい!」が最近の望みです。

夫とは仲良く、いい関係性だと思っていたのですが、接触頻度が多過ぎるようです。
関係性は常に変わるとは理解していますが、
方向性のヒント、実用的なアイデアなどを頂けたらと思います。
~~~~~~~~~~~

ご主人が定年をひかえたり、あるいは実際に退職されたりして、ペースが乱れる
という話は、本当によくある悩みであり、よく受けるご相談です。

でも、この方はラッキーだなと私は思いました。

なぜかと言うと、こういったご相談の中には、
ご主人が常に自分自身を構ってほしいとか、自分のために朝昼晩ご飯を作って、
出かけるときも一緒で、、、等、わりと束縛されてしまうような雰囲気を
ご主人の方から醸し出すので、それに疲れてしまうという内容も多いのですが、
今回の方のケースは、ご主人が自立していて、「好きにすれば」と実際に言ってくれて
いるということですから、非常にラッキーなケースではないでしょうか。

「なんだか気を遣ってしまう」ということですので、おそらく、ご自身の心の持ちよう
が問題になっているのではないかと推察します。

まず、ご主人の言葉を額面通りに受け取って、実際に、自分が好きにしたらどうなるのか、
考えてみるとよいでしょう。お互いが快適に過ごせそうですか?
それとも、何か問題が起こりそうでしょうか?
「気を遣ってしまう」というのは、もしかしたら、問題が起こりそうと漠然と思っていたり、
好きにすることへの罪悪感があるからかもしれません。

これから先の夫婦関係を健全に、調和的に保つためには、
「我慢」したり「罪悪感」を抱いたりすることは好ましくありません。
それがいつの日か相手への悪感情へと発展し、最終的には
自分自身を苦しめてしまうことにもなりかねません。

ぜひ、夫婦それぞれが「自分に帰る時間と場所」を持ってください。

一つひとつの事象に対してではなく、この機会にぜひ、俯瞰的に、全体設計を見渡して、
ご主人との関わり合い方を再構築なさってください。その際、留意すべきポイントについて、
また、日常生活で手軽に実践できる、ちょっとした知恵や考え方のヒントもお伝えします。

続きはビデオで……
https://youtu.be/VNLl351dXVA

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Q:結婚して10年です。
仕事をしたい思いを夫に伝えましたが、
子どもが小さい時は子どものために家にいてほしいと言われて諦めました。
また、自身もカギっ子で寂しかったため、
四年生くらいまでは子どもを家で迎える母になろうと思い、専業主婦をしています。

経済的には、夫の収入では間に合わない部分は、私の貯金を崩して来ました。
その金額は一千万を越え底をつき始めています。

経済的にも、もう働かなくてはならないのですが、専門職なので、
ブランクが出来たことへの不安。
経済的に余裕がないので、ずっと自分にはお金をかけないできたのに
貯金がなくなったこと。
すべてにおいて子ども優先にし続けてきたこと。

いろんな気持ちで、自己犠牲感にさいなまれていると感じます。
夫だけが時間を気にせず仕事をして自己実現して、
私の貯金と、専業主婦のサポートを受けているという、
腑に落ちない思いもあります。

夫が働いてくれるから生活出来てきたので、感謝の思いもあるのですが、
モヤモヤは生まれます。
この気持ちをどう処理したら良いか、アドバイスして頂けないでしょうか。
尊敬する川畑先生の考えを是非、よろしくお願いいたします。

【しまちゃん・40代・主婦】

―――――――――

A:
FROM 川畑のぶこ

お子さんのために自己犠牲を厭わずここまでやってこられたのですね。
お子さんも、ご主人もそんなしまちゃんに支えられて幸せですね。

4年生くらいまではお子さんを最優先にすると決めておられ、
そのことに納得がいくのであれば、
その価値は大事にされたら良いかと思いますが、
そのことで経済バランスが崩れ、生活がままならなくなるなら
やはり策を講じなければいけませんね。

今しまちゃんのお子さんがおいくつかはわかりませんが、
4年生までまだまだなら、
そしてそれでもやはり子どもと一緒にいることをしまちゃんが優先するなら、
生活を縮小させなければいけませんから、ご主人と話し合いが必要ですね。

ご主人と一緒に冷静に数字をはじき出して、
その範囲内でやっていけるか検討してみることはもっとも重要だと思います。

夫ばかりが楽をして、しまちゃんのお金を好きなように使っている
という思いがあるのなら、その不公平さをストレートにコミュニケーション
してみることも大事だと思います。

この時、怒りからではなく、淡々とそう受け止めているので改善したい
(あるいはして欲しい)と伝えてみます。
しまちゃんの大切なニーズをご主人にきちんと伝えてみてください。

おそらく、しまちゃんにとって、お子さんを優先したいことは、
働きたいことよりニーズが高いでしょうから、
ご主人に対しては節度を持ってお金を使って欲しいことを
真剣に誠実に伝えることが課題となるのかと思います。

話したところで変わらない、と思うかもしれませんが、
コミュニケーションは相手を思い通りにするためにするのではなく、
自分の思いを共有すること自体に価値があります。
たとえ、ご主人がしまちゃんの理想通りに変化しなくても、
しまちゃんの思いを理解していることは大事です。

また、お子さんのケアに関しては、自分がそうであったように、
鍵っ子で寂しい思いをさせたくないということであれば、
鍵っ子にならない程度に働くオプションもあるのではないでしょうか?

専門職なのでブランクに不安があるとのことですが、
専門職だからこそ、ブランクさえ埋めれば戦力になるのも事実です。

まずは、責任の少ない、そして勤務時間が柔軟なパートから始める
ことも可能です。
慣れてきてお子さんが4年生になった時点でフルタイムで復職することも
良いのではないでしょうか。

しまちゃんは子どもを蔑ろにしているのではなく、
子どものことを大切に思うからこそ、家庭内の様々なバランスを取り戻そうと
頑張っているのだということを忘れないで欲しいと思います。

子どもはそのことをなかなか理解できず、
自分の欲しいものを親に求めてばかりかもしれませんが、
やがて大きくなった時に自分自身の経験も重ねながら、
母であるしまちゃんの苦悩と愛を認めてくれる日が来ることでしょう。

どうかご自身のことも、お子さんを大事にするように大事にされてください。

ーーーーーー

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Q:いつもメールマガジンを楽しみにしております。

突然、キレる夫に疲れています。
夫60代、会社員。私50代、パート。子供、学生。

先日のメールマガジンに
「怒鳴る相手には毅然と立ち向かってください」と書かれていましたが、
キレる相手にはどうすればいいのか疑問に思いました。

夫は、私にしたらどうしてそんなことでそれほど怒るの?と不思議なくらい
よく怒ります。怒鳴るだけでなく、物を壊します。それが突然なのです。

怒鳴ると同時に物を壊す→何事もなかったようになる、のパターンです。

先日も、私が仕事に出る用意をしていたら、
夫がテレビに出ている芸能人の奥さんの名前を聞くので、「私も忘れた」と言うと、
いきなりマグカップを壁に投げつけ、「俺と話したくないのならそう言え!」
と怒鳴り、テレビのリモコンや自分の携帯を叩き壊し、
果ては椅子を壁に投げつけて穴をあけてしまいました。

そしてそのまま会社へ行き、定時に帰ってきて普通に食事をしていました。

このような行動は、家の中だけでなく外でも同じです。
最近では、運転中に後ろの車が車間距離を詰めて「あおってきた」と言って、
信号待ちで降りて怒鳴ったり(相手は窓を開けませんでした)、
家電の修理に来た若者に「バカにしたような口をきくな」と怒鳴ったり、
叔父の葬儀でお焼香の順番がおかしいと、
読経中に係りの方に怒鳴って出て行ってしまったり。

私も若い頃は、毅然とした態度で対抗していましたが、
こちらが毅然とすると余計に興奮するようで、
普段どおりにしているほうが怒りが早く治まるように思うようになりました。

まともに相手をするのが面倒にもなってきました。
私には、友人たちと食堂をする計画があり、
それを機に夫とは別居をしようと思っています。

夫は、趣味も友人もなく、休日はずっとテレビをみています。
地域のボランティアや私が参加しているサークル(ジム、ゴルフ、釣り、料理、
ハイキング、家庭菜園、陶芸など)に誘っても
「俺は仕事で忙しい。あんな暇な奴らと一緒にするな」と言います。

夫は、大人のADHDと診断されたことがあり、
それで感情を抑えられないのかと思ったりもします。

あと少しですが、いい加減、疲れてきました。

【こはる様・50代・パートタイマー】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

2月末配信の「『相手が突然激怒』は自分のせい?」という記事には、
たくさんのコメントをいただき、多くの方にとって関心の多いトピックで
あったことが伺えました。

「相手が突然激怒」は自分のせい?
http://www.kawabatanobuko.com/blog/1820

こはるさんもキレるご主人に耐えてここまでやってこられたのですね。

まずは「これ以上耐える必要はない」とご自身に許可を与えてあげてください。
怒鳴るもキレるも、いわれのない相手に対してなされたのであれば、
それは立派な暴力です。
暴力はいかなる理由であっても許されるものではなく、
常に毅然とした態度を育むことは大切です。

下記は、内閣府男女共同参画局によるドメスティックバイオレンスの定義から、
身体的なもののみならず、精神的な暴力について述べているものです。
過去にも何度かメルマガでご紹介していますが、
大切な情報なので繰り返しお伝えします。

[精神的な暴力]

心無い言動等により、相手の心を傷つけるもの。
精神的な暴力については、その結果、PTSD(心的外傷後ストレス障害)
に至るなど、刑法上の傷害とみなされるほどの精神障害に至れば、
刑法上の傷害罪として処罰されることもあります。

・大声でどなる
・「誰のおかげで生活できるんだ」「かいしょうなし」などと言う
・実家や友人とつきあうのを制限したり、電話や手紙を細かくチェックしたりする
・何を言っても無視して口をきかない
・人の前でバカにしたり、命令するような口調でものを言ったりする
・大切にしているものをこわしたり、捨てたりする
・生活費を渡さない
・外で働くなと言ったり、仕事を辞めさせたりする
・子どもに危害を加えるといっておどす
・なぐるそぶりや、物をなげつけるふりをして、おどかす

どうでしょう、多くの人は日常的にやり過ごしてしまっているものも
多いのではないでしょうか。

毅然とした態度というのは、まずはこはるさんが内面的に育むものです。
言葉や態度で抗議すると倍返しになったり、さらなる暴力を振るう人はいます。

では、だからずっと我慢すれば良いのかと言われれば、それも不健全です。
暴力をふるう人というのは、相手を脅して恐怖心を植え付ければ、
相手は思い通りになるとか、自分が変化を起こすという面倒くさいプロセスを
省くことができるということを無意識のうちに知っています。

戦意喪失させるのが常套戦略なのです。

黙って服従する都合の良い人を、無意識のうちに選びます。
相手を落とし、自分が優位に立つことで価値ある自分でいようとしています。

怒鳴られ、キレられ、ということが日常的に続いていると、
やがて何をやっても無駄だと無気力になったり、
自己肯定感の低下も促進されてしまいます。

このような状況を許すことは、互いの成長のプロセスを阻んでしまいます。

暴力的な相手に対しては、実際に言葉や態度で抗議をすることが賢くない状況も
あるでしょう。こはるさんが無気力や諦めモードに入らず、
次のステップを考えていらっしゃるというのは素晴らしい姿勢ではないでしょうか。

実際に離婚をするかしないかは別として
(それはこはるさんご自身の直感に従って最終的に決められることと思いますが)、
暴力を振るう相手に依存しなくても生きていける生活基盤を作ることは
とても大切な取り組みです。

相手に脅しが効かない(利害に絡まなくなってきている)とわかると、
暴力で相手を支配しようとしていた人も、態度を変えることもあります。

お互いに大事な学びではないでしょうか。
応援しています。

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Q:
夫が会社員から自営業になり、
専従者として私も仕事のサポートをしています。
 
有難いことに事業は上手くいっていますが、
専門職の主が一人でこなせる仕事量だけ受けていること、
また人件費の節約という利点から、
私がほぼフルタイムで経理・事務・接客等をしています。
 
職場が自宅ではなく通勤が必要で、拘束時間もその分長いですが、
子供もいないため自由が利く立場ですので、
当然のように共に働いてきました。
 
しかし、今とても虚しさを感じています。
自分を夫の付属品のように感じ、
自分の人生これでよいのかと考えてしまう毎日です。
 
夫が嫌いな訳ではないので、子供がいれば違ったかもしれません。
ですが、夫の仕事のため、納得できないまま子供を諦めた経緯があり、
悲しい気持ちが消えず、離婚を考えることもしばしばです。
 
夫は感情に蓋をする性格で、心の中のことを一切言葉にしません。
ですが、仕事のこととお金のことだけはよく話します。
自営になって、ますますその傾向が強くなりました。
 
「せめてプライベートな時間だけでも、夫婦・家族の話がしたい」
と伝えても、夫には意味がわからないようです。
 
老後のお金の心配も強く、全く休みを取らないため、
仕事以外の夫婦の時間もありません。
 
素直な気持ちを何度も伝えてみましたが、
その度に貝のように閉ざしてしまい、生活に支障が出ます。
結果、私がいじめているか、ワガママを言っているように思えて
苦しくなるばかりなので、言うことも出来なくなりました。
 
夫が私に、仕事以外で何かを強制することはありません。
同時に、私に何かを期待することも、感謝を示すこともありません。
少しはあるのかもしれませんが、感じる術がありません。
 
仕事に、新たな資格取得にと、
理想に向かってどんどん邁進していく夫を見るにつけ、
自分は居ても居なくてもいい存在なのだろうな、と悲しくなります。
そのことも伝えましたが、やはり意味がわからないようでした。
 
年齢的には遅いですが、私にもやりたい仕事があります。
一度きりの人生を大事に生きたいです。
 
解り合える人と出会えたら、たくさん話し、気持ちを伝え合い、
共に支え合って生きたいとも考えます。
 
こんなことで「離婚したい」と思ってしまう私は、
おかしいでしょうか。ワガママでしょうか。
 
「真面目に働いて稼いでくれる旦那さんがいて、
安定した暮らしを手にして贅沢だ」と言われてしまいそうで、
誰にも相談できません。
 
厳しいご意見でも構いませんので、
川畑先生のご意見を聞かせて頂けたら幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
 
【ジャスミン様・40代・自営業補助】
 
――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ
 
ジャスミンさんのようにサポートしてくれる妻がいるというのは、
ご主人はとても恵まれた人だと思います。
 
ジャスミンさんもここまでよく辛抱してご主人を支えてきましたね。
ご自身を褒めてあげてください。
 
今、ジャスミンさんはされたいお仕事があるとのこと。
何をして良いかわからず悩む人が多い中、
「したい仕事がある」というのはとても幸運なことです。
 
結論から、まずはそのことをストレート
ご主人に伝えてみてはいかがでしょうか。
ご主人も仕事に対してそのような情熱をもって独立されたのでしょうから、
ジャスミンさんの情熱も理解できるはずです。
 
ご主人は、夫婦で何かをすることを目的に事業を興したわけではなく、
経済効率を考えた末に、
手段としてジャスミンさんをスタッフにしたのでしょうから、
 
ある程度要領を得て事業がまわる段階に入っているのであれば、
情熱をもって、あるいは淡々とプロ意識を持ってご主人を支えられる
スタッフを雇うことがお互いの社会的、
そして精神的バランスのためにも良いかもしれません。
 
経済的なバランスも、人を雇う分は、
ジャスミンさんが好きな仕事で稼いでくれば良いのですから。
 
一日中公私ともにずっと一緒にいることが機能する夫婦もいれば、
互いの時間や物理的空間など、ある程度距離が保たれて
良好に機能する夫婦関係もあります。
 
ずっと一緒にいることで、他の人や状況に関わる機会が減ってしまい、
これまでは外で満たされていたニーズ(欲求)がそこで満たされなくなると、
全てのニーズを今いる目の前の相手から満たして欲しくなるのは自然です。
 
仕事の達成、経済的・物理的機能の向上が第一のニーズの人もいれば、
人とのぬくもりあるふれあいの中で情緒的に満たされることが、
第一のニーズの人もいます。
 
相手と自分のニーズが合う場合は問題ないかもしれませんが、
ジャスミンさんとご主人との関係性では、
お互いのニーズの優先順位が異なるようですので、
そのことを認識して、それをどのように満たせるか、
もういちど振り返ってみると良いと思います。
 
もちろん、離婚はひとつのオプションにはなるでしょうが、
その前にまだまだ出来ることはあるように思います。
 
ご主人の仕事との関わり方を変えるだけで、
一気に関係性が改善することもあり得ます。
また、ご主人との関係から情緒面のニーズが満たされない場合は、
いまの仕事をしながらでも、
友人や趣味仲間や親族などとの関わり合いの中で、
自分自身を満たせる場をつくることも大切です。
 
一人一人のニーズをスポットライトの光に例えると、
ひとつのスポットライトともうひとつのスポットライトの光が
重なり合う部分が、どこでどのくらいの量であるのかという問題が
ありますが、
夫婦だからといって全てが重なり合っている必要はありませんし、
それを求めすぎると、関係性はいびつなものになるでしょう。
 
重なり合わない部分は他のスポットライトで、
重ね満たされても良いのです。
 
いわゆる「いい妻」を捨てて
「週末は休んで自分の時間に使います」という宣言をするのも
ひとつかもしれません。
 
そのことで、妻の機嫌が良くなるのなら
ご主人にとっても結果的に喜ばしいことになるはずです。
ぜひご自身をねぎらいつつ、
大切なニーズをご主人以外から満たす努力をしてみてください。

 

 

 

 

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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

2015年も、いよいよあと4日となりました。
皆さん、今年はどんな年だったでしょうか。

私自身は、じつにいろいろなプロジェクトに取り組みました。

ティク・ナット・ハン禅師率いるプラムヴィレッジの来日ツアーに絡めた
イベントを聖路加国際病院で開催したり、ダライ・ラマ法王の主治医であり
チベット仏教僧侶でもあるバリー・カーズィン先生を招聘して、
がん患者さんと家族のための心のケア「ハートシェアリングフォーラム」を
開催したりしました。

仕事以外では、沖永良部島民謡のCDを作ったこと。
私の親戚や家族同然の友人たちがつくったバンド、「遊弦会せりよさ」
http://yugenkai.amamin.jp/ というバンドのCDをプロデュースし、
11月から発売になりました。

「せりよさ」というのは、沖永良部島の古い呼び方です。
CDジャケットの写真に使われている浜は、沖永良部で私が一番好きな
「うっぱ浜」という、島の人もあまり知らない、秘密の入り江です。

これは死ぬ前にやりたかったプロジェクトだったので、
今年これを完成できて本当によかったなと思っています。

もし、沖永良部島の民謡ってどういうものなのか、興味のある方が
いらっしゃれば、ぜひお買い求めください。
タワーレコードやHMV、アマゾンなど、ネットでも全国流通しています。
川畑のぶこプロデュースですよ(笑)。

私は、年末年始は本当はこの沖永良部島に帰りたいのですが、
今、両親が治療で東京に出て来ているのもあり、それはできません。
なので、今年はこちらで家族みんなで集まって、このCDを聴きながら、
沖永良部の空と海を感じて、和やかな年末年始を過ごしたいなと思っています。

皆さんも、どんな年末年始になるか、楽しみですね。

さて、今年最後になりますが、今日も皆さまからのご相談に、
僭越ながら私なりのアドバイスをさせていただきたいと思います。

今回は、59歳の自営業の女性からご相談をいただきました。

「愚痴っぽい、心身不調の夫への接し方」についてです。

~~~~~~~~~~~~
10年あまり前から鬱(うつ)状態の主人への気配りについて、
どうしていいのか分からなくなります。

お酒を飲むといわゆる「愚痴」っぽくなり、
「死にたい 楽になりたい 別れたい」と言いながら、私をなじっては、
家を出て警察の保護室に入ったりで、嫌な思いや怖い思いをしたものです。

今は少しは落ち着いて、バイトに行ったりして、私はずいぶん楽になりました。

本人の気持ちはどこまでかは分かりませんが、孫たちと遊んだり、農業をしたり、
落ち着いているのでは、と思っておりますが、根本的に楽になりたいみたいです。
気持ちが、か、身体が、かは分かりませんが……

最近は糖尿、高血圧、動脈硬化などがあり、薬も処方され、
身体を動かすことがおっくうみたいです
(足に動脈硬化があり歩かないといけないにも関わらず、痛くて歩いていません)。
朝から寝るまで、「身体がだるい、痛い」の連発で、聞いている方が、気が滅入ってきます。

何とかしてあげたい気持ちとイラつく自分で言葉をかけることができません。

私ができることは何だろう?と自問自答しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~

ご主人が精神的にも身体にも辛い状態の中でサポートするというのは、
ご相談者さんご自身も、第二の患者のように辛い状態ではないでしょうか。

そして、そのような中で本当によくやってきているなと思います。
どのように気配りしたらいいか、できることは何かあるだろうかと、
相手に思いやりをかけているのも、本当に素晴らしい姿勢だと思います。

相手を変えることはものすごく難しいですね。
自分自身を変えることも、なかなか難しいですけれど、
それが相手になるとなおさらのことです。

ですから、ここではまず「割り切り」の考え方をとり入れましょう。

常に近くにいるご主人のことが、どうしても気になるのは当然ですが、
彼には彼の「プロセス」がある、彼には彼の「課題」があると、
まずは基本的に割り切ることが必要です。

そして、その上で初めて、自分がどう関わることができるか
を見ていきましょう。

ご相談者さん自身が「〜せねば」と、脅迫的に自分に課題を課すのではなく、
ここはひとつ、「好奇心を持って観察する」という姿勢を持ってみてください。

具体的にどのように「観察」し、その後どう対応していけばよいのかは、
ビデオでお伝えしますね。

また、夫婦間でも適度な距離感というのは大事です。
ご相談者さんが自分自身を満たす時間をぜひつくってくださいね。

サポーターが質の伴ったサポートをしようと思うとき、サポーター自身の
エネルギー状態が安定している、高まっているということはとても重要です。
ご自身の「ニーズ」を満たすことも、サポートの一環です。
心の充実、身体の健康には、ぜひ気を配ってくださいね。

私の師匠であるサイモントン先生が、彼のお父様の最期のケアにあたって
いらっしゃったときの、自身の「ニーズ」の満たし方について、
ご参考になる点が多いと思いますので、シェアさせていただきます。

続きは、ビデオでお話しします。
https://youtu.be/03Z4r09wk_M

そして、皆さま、どうぞよいお年をお迎えください♪

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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

三日後にクリスマスイブを控えた本日は、
我が家のクリスマスツリー前からお送りします。

毎年、アメリカのオレゴン州から送られてくるツリーを購入しているのですが、
今年はサイズを間違えてしまい、いつもより1フット背の高いものを買ってしまいました。
おそらく2.4メートルぐらいあるのではないでしょうか(笑)

オーナメントは、我が家は全く統一感なくバラバラなものを飾っていますが、
これは私のコレクションでもあります。
私はダンシャリアンでありながら、このオーナメントだけは「ためて」いるのです。

でも、「コレクション」と「溜め込み」は違うんですよ。
「溜め込み」はそこに注意がありませんが、「コレクション」はちゃんと注意を持って、
計画と予算を持って、意図的に購入する。そこに差があるのです!

増え過ぎてしまったら、子ども達や仲のいい友達が来たときに
「好きなの、どれでも1個持って行っていいよ」と言って、持って帰ってもらいますので、
飽和することなく「代謝」しています。

さて、今日も皆さんからのお悩み相談にお答えしたいと思います。
今日は、「高齢で病の親の側にいてやりたい私。機嫌を損ねる夫」という、
mikaさん(47歳、自営業手伝い)からのご相談です。

~~~~~~~~~~~~~~~~
実父(75歳)が脳梗塞で入院中。
半身麻痺が残り、退院もしくはリハビリ病棟に転院する予定です。
父は家に帰る事を希望していますが、母と兄との3人暮らしで、
母(74歳)は、今の父が帰ってきても生活させてあげられない、と私に言います。

もともと、父のワンマンな生活。家計も食事も全て父が管理しており、
入院してからは、母は分からないと言って私に頼ってきますので、
毎週末や娘の学校のない時は、ほとんど実家に泊りに行っています。
しかし、いつまでも今の生活ができる訳はなく、
私は高齢な親の側にいたいのですが、兄もいますので、
主人(48歳)は、そんな出しゃばる事はできないと言います。

(中略)

主人は長男で、ご両親も健在。妹さん家族が近くにいて、
妹さんも姪も、ご両親の事をよくみてくれています。
主人は、私の親をみなきゃいけないかな、と話してくれていた時もありましたが、
実際に私の父が入院し、今後の相談をすると、
「自分の親に何かあった時は、ほっとけない。ちゃんと話してから…」
と機嫌が悪くなり、それ以上その話はしにくい状況です。

私の父や母の事も心配してくれてはいます。
毎週末、実家に帰る事も、当たり前だから気を遣わなくてよいと言ってくれ、
迎えに来てくれたりもします。

が、その前から、私の更年期の体調不良からセックスレスをお願した事や、
子供のこと等で、もめることも多く、更に「病気だから病院に行け!」と、
自分が一番正しいと、正論を並べ上げて強制してきます。

(中略)

私はただ、親の側で、残り少ない時間を、できるだけみんなで一緒に楽しく過ごしたい。
主人にどう話すのが、ベストなのでしょうか?
~~~~~~~~~~~~~~

親の介護問題は、私たちにとって本当に身近なことですね。
今は昔のように兄弟が多くありませんから、負担が一家に集中してしまう、
両方の親をみるということも起こってきます。

そして、自分の親の側で、残り少ない時間をできるだけ一緒に過ごしたい。
これは当然のことですよね。愛ある家庭であれば、一緒にいたい、
苦しみを取り除いてあげたい、というのは当然だと思います。

現在の状況において、mikaさんにはぜひ「バランス」「ニーズ」という視点を
持っていただきたいと思います。
mikaさんが「こうしたい」というニーズ、ご主人のニーズ、
そして、社会的な全体の「バランス」です。

その視点を持った上で、一度、 mikaさんのご両親とお兄さん、ご主人と一緒に
話をしてみるのがよいと思います。
そして、これはmikaさんのご主人のご家族のほうも巻き込むことになることですから、
ご主人のご両親、妹さんにも、きちんと話をしていくことが必要になってきますね。

ご主人の機嫌に関しては、いくつか要因があるかとは思いますが、
mikaさんの更年期症状が関係している部分があるとすれば、そこは、
今度は夫婦間の「ニーズ」をお二人で理解・共有することが大事です。

mikaさんご自身が機嫌よく自分のニーズを満たしていることは、もちろん大事ですが、
「me first(ミーファースト)」というのは、
決して自分さえよければいいということではありません。

相手を満たすには、まず自分自身を満たせていないことにはゆとりがなくなってしまう
ので、まず自分の心理的・身体的エネルギーの調和を図りましょう。
そして、相手の心理的・身体的・物理的ニーズも、思いやりを持って見ましょう、
ということです。

まず自分。そして相手のこと。
ご両親のことも、ぜひそのような観点から、話し合いをしてみてください。

もし、話し合いがmikaさんの思い通りの方向に行かなかった場合、
それはそれで、考え方のシフト、実際の「あり方」のシフトで、
しなやかに対応していくことができますよ。

詳しくは、ビデオでお話しします。
https://youtu.be/WM9x-_wLcv8

PS
相手に合わせることばかりに気をとられて、
自分の「ニーズ」を後回しにしていませんか?

……「me first(ミーファースト)」をうまく活用して
心身ともに健康的な日々を送る方法は、こちらで学べます。
 ↓
http://123direct.jp/tracking/cr/Pl2OCD8S/200715/14547363

PPS
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Fork in the road

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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――――――――――
Q:力を合わせ開業した夫から急な別れ話…

結婚して5年東京に住んで暮らし、10年前に、
主人の地元に主人の夢であった整骨院の開業にむけて、帰りました。

主人は、学校に通いながら勉強と、仕事をこなし、やっと試験に合格しました。

私は、その間見知らぬ土地で、主人の家族以外知り合いもなく、
主人を支えるよう朝と夜と働きました。

子供が欲しくても、できなくて、悩んでました。

5年前に、主人の夢だった整骨院を開業できました。

二人で、力を合わせできたのに、昨年急に、別れたいと手紙をもらいました。
意味がわからず、最初は、泣いてばかり、

仕事も一緒にして、暮らしも一緒に。

前の主人が優しかったから、毎日が受け止めきれず、
話しかけても、「はい」のみの会話。
もう精神的に、私も壊れてしまってきてます。

でも、主人を愛していたから、今は、前の主人に戻って欲しくてという気持ちと、
このままでは、二人ともおかしくなってしまうのではと。

主人は、無視が慣れてしまっているようで、会話なく、
けど仕事は一緒にしているという矛盾の毎日です。

私の何が変わればいいのか?

主人は、俺も40歳すぎたし、子供もいないので、自由になりたいと。

お前には、恩はあるが、愛も、希望も、信頼もないと言われ、
さらに、おれを自由にしてくれ。煩わしさから解放されたい
と手紙に書かれました。

私は、どうしたらいいのかわからなくて、今も、毎日悩んでます。

地元の方達とも、私自身慣れてきたし、
沢山の患者様との信頼関係もなくすことは、考えられずにもいます。

よろしくお願いします。

【夢ちゃん様・45歳・自営業】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

共に苦労を乗り越えてようやく落ち着いてきたというときに、別れ話。
まさしく青天の霹靂であったことと思います。

人生には予想もつかない試練のときがありますね。

夢ちゃんも心にぽっかり穴があいたような状態なのではないでしょうか。

ご主人がなぜそのような心境に至ったのかは、
夢ちゃんとご主人個々のパーソナリティー以外にも、
お二人がどのように関係性を育まれてきたのかということにも
大きく依存すると思いますので、
一概に正誤善悪のジャッジは出来ないと思います。

ただし、お二人の関係が破綻したらこれまでの全てが無駄であったか
というと、これは間違いです。

もちろん、理想通りの目標には至らなかったかもしれません。

でも、これまでお二人で乗り越えて来た試練は、
夢ちゃんの中にきちんとインプットされ、
今後のより良き人生にかならず役立つことでしょう。

東京から未踏の地に引越をして、新たな環境や人間関係を構築する、
このこと自体が夢ちゃんの適応能力を大きく培い、
今後のさまざまな夢ちゃんの人生の課題、または飛躍に大きく役立つはずです。

もしかしたら、夢ちゃんに対して、希望と愛と信頼を持って関わり合える
新たな出逢いに役立つかもしれませんね。

その能力が必ずしも「夫とずっと一緒にいる」ということに使われなかった
としても、他で大きく役立つでしょうから、
そのような視点からは、これは「無駄」にはならないのです。

これまでの経験を私の好みのかたちで活用できなかったけれども、
必要なかたちで役立てることができると信頼してみてください。

これまで夫のために自己犠牲を払って来たのであれば、
もう自己犠牲を払うのはやめて、もっと自分のために尽くしなさい
というメッセージであるかもしれません。

人は、それが相手のためのみならず、自分自身のためにもなっている
という実感があるときに「してあげたのに…」という思いは出てきません。

相手がどうであれ「自分がしたいからした」という
自立した立場がとれます。

たしかに、夫のためであったかもしれませんが
「その時点での自分の人生を機能させるのに、夫のプロジェクトに参画する
という選択をした」ととらえることもできます。

私たちは常に嫌なことにはNOという権利があります。

経済的な効果だけでなく、それが自分の精神的な成長につながると
無意識が同意していることには労を厭わないものです。

心理的にも物理的にも肉体的にも、
充足を図るのにチャレンジする機会を得たのだ、ととらえてみると
被害者意識は薄れてくるのではないでしょうか。

仕事で築いて来た患者さんたちとの信頼関係に関しては、
患者さんたちも「人生いろいろある」ということを理解する力を
持っていると信頼してみてはいかがでしょうか。

患者さんが夢ちゃんを信頼しているのなら、
今後も関係を維持することができるでしょうし、
同じような関係性をまた新たな職場で作り上げることも可能です。

いまの状態にしがみつかず、勇気をもって
何かを手放した後の心のぽっかりには、必ず新たな風が吹き入れる
ことをイメージして前進してみてください。

PS
川畑のぶこ+本道佳子(国境なき料理団・湯島食堂)コラボ!
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PPS
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Business lunch

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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――――――――――
Q:前妻が使っていた台所

断捨離に興味を持ち、変化を求めてやり始めたのですが
壁にぶつかっています。

自分の持ち物は順調に扱えていたのですが、
台所やリビングでやる気がでません。

何故なら、私と夫は再婚同士で、この家は前妻と夫が建てた所。

私は10年前からここに住んでいますが、
環境に自分を合わせて来たことに気づきました。

家電も家具もすでにあったもの。
今さら愛情もって扱えないのです。

子供部屋が二つ。
30歳と26歳になる夫の連れ子は、独立してますが
沢山の荷物が置きっ放しの物置です。

空間がもったいないけど、私にはどうすることもできません。
夫に相談しても気にならない様子で、そのままです。

断捨離の作業が止まって、
私の人生も諦めのものになりかけています。

このまま、事を荒げずそっとしていくのもありでしょうが、
この家で私がくつろげる空間がないのが事実です。

引越すだけの経済的余裕は、現在ありません。

どうすれば良いのでしょうか。

【46歳 会社員 匿名希望】

―――――――――――――――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

前妻の持ち物や家具が気になり寛げない、
夫の子どもたちのモノが気になり寛げない、
引越はできない。

寛げない状態を寛げるようにするには、
物理的な変化を起こすか、
起こっている出来事に対する捉え方を変えるかの
いずれかになると思います。

まずは物理的に寛げる空間を持つための最大限の努力
をすることから始めることがベストだと思いますが、
最大限の努力はされたでしょうか。

「夫に相談しても気にならない様子で、そのままです。」
とありますが、相談したのでしょうか?

それとも夫の意見を聞いただけなのでしょうか?
どちらでしょう?

夫が「気にならない」という意見であれば、
大切な居住者である妻の意見は却下なのでしょうか。

話し合いというのは一方の言い分を
一方が我慢をして聞くということではありません。

自分と相手、双方の意見を摺り合わせて、
何がベストかを互いに模索することです。

まず、ご自身のニーズを明確にご主人に伝えてみてください。

「あなたはどう思う?」と主語を相手にすり替えず、
「私はこう思っている。こうしたい。」
ときちんと主張を私にして主張します。

相手を攻撃する必要も批判する必要もありません。

相手は悪意でそのようにしているのではなく、
今までそうだったから気にならないだけなのですから。

むしろ「ああ、そんなに気になっていたんだ」と
びっくりするかもしれませんよ。

「環境や周囲に合わせてきたことに気づいた」とありますが、
ご自身ですらようやく最近気づいたことであれば、
ご主人はなおさら気づいておらず、
夢にも無理に合わせているとは思っていないかもしれません。

自分と同様、妻もさして気にならないのだろうという
イメージではないでしょうか。

また、きちんと主張をして伝えたなら
「そんなに気になっていたなら変えれば?」
とあっさり返答するかもしれません。

もちろん快く思わないケースもあるかもしれませんが、
少なくともきちんと伝えることで妻のニーズは把握できます。

自分は主張せず、夫が自ら察して変化の動機を得ることを
待つようなことだけは、不毛なのでしないよう心がけてください。

いたずらに消耗するエネルギーを、
自分の思うことを伝えるエネルギーに変えてみてください。

相手を悪者化して惨めな状態でいるのも、
自ら変化を起こして(時として自分が悪者化される立場に立って)
言いにくいことを主張することも、
いずれもエネルギーを要することです。

どうせなら建設的な方向にエネルギーを使いたいものですね。

勇気を持って相手に敬意と愛情を示しながら、
穏やかに、丁寧に、主張してみてください。

それでも変化を起こせない場合は、無いものに目を向けるのではなく、
今与えられているものでありがたいものやことに
目を向ける努力をしてください。

極論でいえば、パーソナルスペース(ご自身のテリトリー)は、
赤の他人がひしめく飛行機や新幹線の中の一席でも、
また満員電車の中でも確保できます。

6畳一間すべてを自分のパーソナルスペースに出来なくても、
居住空間の一角に自分が自分に帰れる場所を
意識的に作ってみてください。

参考になるかどうかわかりませんが、
私は現在住んでいる自宅に自分の部屋というのを持っていません。

夫と息子は持っていますが
私は自分の部屋を特に所有したいという欲もいまのところありません。

ただし、平日自宅にいる場合は、
家族が帰ってくるまでの時間や、今このメルマガを執筆している
家族が寝静まった後などは、リビングとダイニングは私の自由なスペースです。

全てのスペースではなく、その中で1平方メートルくらいでも
自分の思うようになれば、イマジネーションはふくらみ自分の世界をつくれます。

時間や場所を限定して意識を変えれば、そこで寛ぐことも可能です。

さらに、我が家には私個人は愛情が持てないものもたくさんあります。

3人家族がいれば、それぞれの価値や好みもさまざまです。

結婚や家庭はそれらをどう摺り合わせていくかが、試される場であって、
全てを妻の、あるいは夫の、はたまた子どもの好みにする場ではありません。

全てのモノにときめいて、愛情をもって扱う必要もありません。

夫の大切にするものを妻が理解することで家庭内が円満になるのであれば、
それは「ときめく」ことはなくても家庭内には「必要」なものです。

私はそれらを宝物ならぬ政治物と読んでいます。

宝箱ならぬ政治箱も持っています。

それらを持っていることで人間関係や己の生きる社会がうまく回る、
すなわち損をしていることもあるかもしれないけれど、
得ているものはたくさんある、ということを自覚し意識しているので、
そこに苦しみはないのです。

行動を変えるか意識を変えるか、その両方か、
ぜひチャレンジしてみてください。

応援しています。

———————–
★ 川畑のぶこによる公開断捨離セミナー
(今週末9月5日)
新宿『朝日カルチャーセンター』にて開催です:
詳細・お申込みはこちら⇒ https://goo.gl/GpM9tg

Elderly couple rest at tropical resort

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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【Q】家内が老人ホームに入ったのですが…

私は86歳 家内は83歳
家内は2年前からアルツハイマー型認知症と診断され、
次第に家事もできなくなり、
失禁、徘徊ががあらわれるようになりました。

この二年間介護してきましたが、
耐え切れず、有料老人ホームに委託しました。

介護から解放され肉体的にも心理的にも楽になりましたが、
生き別れの状態では常に家内のことが気になり、落ち着かないし、
自分の生活をどうしていけばよいか悩んでいます。

家内の病は治る見込みはありませんので、自然に任せ見守ってやり、
自分は残された人生をゆっくりと過ごしたいと思いますが、
もう一つ納得できません。

【86歳 男性 tomy様】

―――――――――――――――――――――――――――――
【A

FROM 川畑のぶこ

tomyさんのように人生の伴侶が認知症を患い、
介護に苦労される方は多くいらっしゃり、
同じような苦しみを抱いていらっしゃいます。

tomyさんが、もう一つ納得がいかないのは、
どこかでまだ罪悪感や後悔が残るからではないかと察しますが、
人間が断腸の決断をするときは、どのような選択をしても、
少なからず後悔は伴うものです。

tomyさんが、その時点での、物理的、精神的、肉体的な限界を尊重し、
散々逡巡した上で下した判断であれば、
それはその時点での最善の選択であったということを
思い出してみてください。

物理的・肉体的・精神的な限界がないのなら
いくらでも理想を追い続ければ良いでしょうが、
私たちにはそれぞれの限界があります。

それを素直に受け入れず、
今の自分でない、誰かの限界を採用したり、
限界を知りながらも無視して無理をし続けたのなら、
かならず何れ破綻するでしょう。
奥様との関係性もいよいよ不健全なものになるはずです。

tomyさんはその時点でのベストを尽くされたのです。
人生には忍耐を必要とする場面が多々あります。

全体の流れを考慮した結果、互いにとって健全な判断をするときに、
手放さなければいけないものもあります。

生き別れではなく、心できちんと繋がっているということを
思い出してください。
会いたいときにはいつでも会えるのだと。

物理的にも、肉体的にも、精神的にもゆとりがない状態で、
質の薄くなってしまったサポートを日々行うのではなく、
物理的に関わる時間は少なくなったかもしれませんが、
精神的にゆとりをもっているが故、質のともなった濃い時間を
共に過ごせると考えてみてください。

一緒にいる時間の量よりも、その質が重要です。

奥様と一緒にいられない時間に焦点を当てるのではなく、
一緒にいられるその瞬間を、より生き生きと心を込めて関わり合い、
愛ある時間をじっくりと味わうよう心がけてみてください。

奥様にとっても、tomyさんの笑顔が何よりの薬となるはずです。

maxresdefault (3)

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。
立秋とは名ばかり、暑い日が続きますが、お元気でしょうか。

前回のメルマガでもお伝えしましたが、
ロサンゼルスに旅立つ前日、晴れて、私の足からはギブスが外れ、
今はもうサポーターを着けるのみで、自在に動けるようになりました。
今日は後ほど、松葉杖を整骨院に返却しにいく予定です。

さて、今回は「夫の性格を変えたい」というご相談をいただきました。

「結婚25年ですが、もうずっと夫のことを尊敬できません。
年齢とともにますます向上心がなくなり、愚痴が増える一方で、
一緒にいると強いストレスを感じます。
(中略)
今すぐにでも別々に生きていきたいですが、
私は再婚なので、また離婚となると親に申し訳ないし、
娘のためにもどうしても離婚は避けたいのです。
でも、娘が独立した後の二人きりの生活を考えると、絶望的な気分になります」

というお悩みです。

愛し合って結婚した。
当時は相手のことを尊敬できて、結婚したとしても、
時間がたつと関係性はどんどん変わっていきます。

人生は本当に無常で、その状態が永遠に続くことはありません。
約束したのだから、それが永遠に続くと思うと、裏切られることも多いです。

残念なことではありますが、夫も妻も変化します。
起こり得ることが起きている。
その変化に自分がしなやかに対応できるかどうかには、
「結婚観」、結婚をどう捉えるかということが大きく関係してきます。

また、結婚生活では「どれくらい許容できるか」「どこまで妥協できるか」
も試されますね。

「別々に生きていきたいが、自分は再婚なので、また離婚となると親に申し訳ない。
娘のためにも離婚は避けたい」という点については、今一度、
親御さんの立場、娘さんへの影響についても、考え直してみる必要がありそうです。

結婚を続けるにしても、離婚するにしても、いずれにしても「苦しみ」は伴います。
であれば、より全体性を俯瞰し、それぞれの人生に何が健全に機能するのか
というところも丁寧に見ていきましょう。

そして、何よりご自身のケアをお忘れなく。
自分に厳しい人は、他人にも厳しくなりがちです。
自分自身から厳しさを外すことで、人にも優しくなることができ、
結果、楽に生きることが可能になることがあります。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/zFFA2ARx9d0

―――お願い―――

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