夫婦関係

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ヒロさん(50代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】主人の言葉遣いに、ムカつきます。

子供たちも巣立って夫婦2人の生活になりました。

私はできるだけお互い好きなことをして
穏やかに過ごしたいのですが、
主人がたまに小姑のようにいちいちうるさいです。

この間は、テーブルに私の髪の毛が落ちていて
注意されたので、ごめんなさいと謝ったのにも関わらず、
ちゃんと処理しといてほしいんだよねと、一言多いんです。

そして私が、いつもではないよねと言って
髪の毛を片付けると、もう不機嫌になります。

私としては、謝ったのだから、それ以上嫌みを
言わなくていいのにと思ってしまいます。

昔から、とにかく一言多い人で、
自分の意見が絶対に正解、と曲げないのです。

子どもたちがいるときでも、少しでも気になると
小言を言って、その場の雰囲気を壊します。

これから一生付き合って行かないといけないと思うと、
しんどいです。

何かアドバイスいただけたら幸いです。

【A】子どもが巣立って、家族の構成や
ライフスタイルが変化していくことは
私たちに少なからずストレスを与えますね。

ヒロさんとご主人の夫婦の形も
自ずと変化を余儀なくされているのでしょう。

また、いずれ仕事をリタイアするような時期がくれば、
二人だけの時間がさらに増える…

そんな未来のことを考えるとうんざりしてしまう
というようなお気持ちなのかもしれませんね。

ご主人の言葉にムカついてしまうとのこと。

私たちがムカついたり、イライラしたりする
心理的なメカニズムがどこから来るかというと、
相手への「期待」から来るのです。

ヒロさんにはヒロさんの理想の夫像があると思いますが、
それと実際の夫の姿がずれているので
辛い、ムカつく、という状態が起きていると思います。

「期待」をしてはいけないということではありません。
物事のよりよい状態を望むことは人として健全なことです。

ただ、そこに「こうあらねば」という執着があり、
それに無意識にしがみつくことで私たちは苦しくなります。

その苦しみから逃れるには、
希望は持ちつつも執着を手放すという軽やかさが
大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ポトスさん(50代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
いつもYouTubeを観て、川畑先生の言葉に
ハッとしたり気づきを得たりしています。

夫婦関係について相談させてください。

結婚26年目、
23歳、17歳、11歳の子育てをしながら
週に3日パートをしています。
52歳です。

私は、大好きな仕事があり、
結婚して3番目の子が生まれるまでは
共働きで働いていました。

2人の子育てと仕事の両立は大変で、
毎日がギスギスしていました。

旦那と義母は私が働いていることを快く思っておらず、
形の上では手伝ってくれていましたが、
ことあるごとに嫌味を言い、

「お母さんが働いていると家が汚ないわね」とか
「お母さんが働いているとやっぱりダメね」などと子どもに言って、
子どもがそれを私に言ってくるといったことがよくありました。

私は、その度に怒りが沸き、
誰も私には協力してくれないのだと孤独な気持ちになりました。

旦那に相談しても私の味方にはなってくれず、

手伝ってくれているのだから
ばあちゃんを悪く言うのはおかしい。
感謝の気持ちが足りないなどと言い、
いつも言い合いのケンカになっていました。

誰かに手伝ってもらわないと
仕事を続けることができないことを旦那に相談した時、

「母も一生懸命やっているんだ。嫌なら子どもを連れて出て行け」
と怒鳴られ、私は泣く泣く仕事を辞めて専業主婦になりました。

旦那への不信感や嫌悪感があり、夫婦という形は続けていますが
いつもモヤモヤとした気持ちを抱えています。

専業主婦になってからも大好きな仕事に携わりたくて、
自分が子育てと両立できる範囲で週3程度のパートをしていますが、
何か物足りず、「あの時に辞めなければ…」と思ってしまいます。

今も仕事を続けている友達を見ると羨ましくてたまりません。

また、旦那は
「俺が養ってやっているんだから感謝しろ」ということを言ってきて、
とてもみじめな気持ちになります。
こんな結婚しなければよかったという気持ちがわいてきます。

ここ1年半くらい断捨離を進めていく中で
旦那への気持ちもだいぶ整理できて、

ドス黒く全てが嫌だったのが
どの部分に傷ついたのか、だいぶ言語化できるようになりました。

実は、実母との関係にもずっと悩んできましたが、
先日母から突然手紙をもらい、
今までひどいことをしてきた、本当にごめんなさいと書いてあり、
涙が出ました。

旦那と同じような態度を取り続けてきた母だったので
本当に驚きましたが、嬉しく、ほっとしました。

自分の中で母のことと夫のことでずっと悩んできたけれど、
ひとつの大きな岩がすっーとなくなった感覚があります。

旦那のことも、彼だけが悪いのではないと思いますが
まだまだ相手を責める気持ちが出てきて、
なかなか気持ちが晴れません。

できればリセットしてやり直したいのですが、
言い合いになってしまうこともあり、

そうなると1週間無視をされたりして
そんな様子に家族も疲弊してしまいます。

ちなみに、断捨離を進めていく中で、旦那に
「仕事を辞める時に言われた脅しのような言葉が
ずっと心に刺さっている」と伝えたところ、
「そんなひどいこと言ってごめん」と後日謝ってくれました。

でも、まだまだモヤモヤ…
私が気づいていない気持ちがまだあるのでしょうか?

下の子も大きくなってきたので
また正規職員で働こうかなとも考えていますが、
また旦那が怒りそうで、踏み出せません。

何かヒントになることがあれば
アドバイスをいただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

【A】ポトスさん、私と同い年ですね(^ ^)

自立心を持ってお仕事をバリバリやって来られた方が
子育てを理由に辞めなくてはならないのは
とても辛い決断だったと思います。

しかも、ご自身で決めたことではなくて、
家庭の中にある息苦しさ、
そのダイナミズムの中で強制力が働いて
辞めざるを得なかったという感じでしょうか。

ポトスさんの方が諦めてしまったんですよね。

主張し切れずに、ご主人や姑さんの思いを汲んで、
要は、自己犠牲的に仕事を辞めてしまった。

そして、そのことが原因で
「自分はこんなに自己犠牲を 払ったのに、
あなたたちはその気持ちを
理解してくれていないでしょう?」

という思い、恨みの気持ちが、
ポトスさんの根底にあるのだと思います。

夫に関しても、あの時、味方してくれなかった、
裏切られた恨みのようなものも
ポトスさんの中にあるんだろうなと思いました。

そんな中でも、実のお母様との関係、
ご主人との関係で少し変化があったとのこと。

これはポトスさんが真摯に相手に向き合い、
良好なコミュニケーションをとろうと努力した
賜物です。

それをさらに伸ばし、姑さんやご主人と
良い関係性を築くためのヒントをお伝えします。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:夫との関係で気持ちの整理ができず
悩んでおります。

夫も私も60代前半で
夫は長年勤めた会社を退職し
同じ仕事を続けています。

私は下の子どもが小学校からフルタイムで働き、
今はパートをしています。

生活費は公共料金は夫が払い、
他はお互いのお給料でやりくりしています。
お互いに帰る時間が違うので食事の用意はしません。

子ども達は皆社会人となり手が離れ、
夫は夫婦で旅行等一緒に出かけたいと
思っていたようですが、
私は夫婦で出かけたいと思いませんし、

できれば別居したいくらいに思っていますが
それは経済的に無理です。

それというのも夫は、
子ども達が社会人になってからは
穏やかになりましたが、

子どもが育つ時にはわがままで
短気で気に入らないと物に当たり、
普段は子どもの面倒を見ない。

子どもが大学に入る時には
奨学金の手続き等協力してくれましたが、
嫌な気持ちになるメールを頻繁に送ってきたり
何年も嫌な思いをし続けてきました。

そんな経緯があり
とても仲良く出かけたいとは思いません。
(子ども達が来た時には夫婦で歓迎して
 気持ちよく過ごしています)

気持ちを変えて夫婦仲良く過ごしたいと
思ったりしますが、生理的に無理です。

どう気持ちを整理したら良いか
アドバイスをいただけたらうれしいです。

【すみれ・60代・女性・公務員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

これまですみれさんの下支えで
家庭が円滑に回っていたことが伝わってきます。

恐らく、その苦労に対する感謝の気持ちが
伝えられることなく、すみれさんは寂しい思いを
されてきたのではないでしょうか。

すみれさんはそのことに静かに耐えてきているので、
夫もそのことに無自覚で、
まさか妻の心がそのようなことで
自分から離れているとは
夢にも思っていないのかもしれません。

夫は妻と旅行に行きたいけれど、
妻は完全に冷めてしまっている。

ただ、すみれさんの嫌悪感が、
夫の無理解や無配慮の蓄積からくる反応であって、

心の底では関心を持ってもらいたいし、
感謝や愛情表現をしてもらいたいと
思っているのであれば、
まだすみれさんとご主人は
仲良くなるチャンスは十分あると思います。

まず、すみれさんがご自身のニーズに
素直に正直になって、寂しかった思いを
伝えてみることをお勧めします。

その際、まずすみれさん自身が
夫に感謝できる部分にも目を向けて、
その気持を伝えたうえで、
つぎに気がかりなことを
伝えるようにしてみてください。

また、気がかりなことを伝える際は、
「あなたがこうさせた」と、相手を主語にせず、
「私はこう感じてしまった」という、
「私」を主語にして伝えてください。

「あなた」を主語にすると、
相手を否定しているようで、
相手も防衛的になりがちです。

仕事が忙しいときなどは、
ゆとりがなかったこともあるとは思うけど、
イライラや不満のコミュニケーションだけでなく、

愛や感謝のコミュニケーションもしてほしかったんだ
という、相手を配慮しつつ、
自分のニーズも伝えてみます。

ご主人も昔とくらべて穏やかになったとのことですから、
人はどこからでも変われることを信頼して、
すみれさんの言い分に耳を傾けるかもしれません。

女性の多くは言わなくてもわかって欲しいという
気持ちがあるかもしれませんが、
男性からみると言ってくれさえすればわかるのに
というすれ違いも多いものです。

相手の立場にたって、どのようなコミュニケーションが
効果的かを振り返って伝えてみてください。

何も急がなければいけないことはありませんから、
誠実な気持ちを伝えてみて、
それでも相手が変わらなければ、
それはそのときに次のステップを
考えてみるのも良いでしょう。

ただ、自分が正直な気持ちを伝えたというだけでも、
関係性に変化は出てくるはずです。

すぐに伝わらなくても、
徐々に効果が出てくることもあります。

どうかコミュニケーションを諦めずに、
ご自身を大切にニーズを満たす努力を
してみてください。
         
  
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、のんちゃんさん(50代・女性・パート事務員)
のご相談にお答えします。

【Q】30年前のことが、乗り越えられません。

長女が生まれて半年ほど経ったある日の深夜、
泥酔した夫はポケットから手紙を落としました。
会社の同僚の女性からでした。

携帯電話がない頃でしたので、
出勤時に駅前の公衆電話から
「今から電車に乗る」コールをしていたことや、

毎週日曜日、2人で場外馬券場に行っていること、
会社の帰りに
競馬関係のセミナーに一緒に行っていること、

仕事で嫌なことがあると追いかけてくれたことなど、
前々からおかしいなと思っていたことが、
克明に書かれていました。

几帳面な夫が証拠を落とすなんて、
まるで神様が教えてくれたような偶然でした。

手紙はそっとポケットに返しましたが、
今でも内容は忘れません。

最後の一線は越えていないにしても、
完全な恋愛モードで、
私にはかけない優しさにショックは大きくて、
今でもトラウマになっています。

彼女とは恋愛モードは終えたようですが、
彼女は定年まで勤め上げ、
その間、私はずっと心を揺さぶられ、
ことあるごとに疑心暗鬼になっていました。

夫は反省して、良き夫良き父親として
頑張っているので、忘れなければと思いますが、
彼女と始めた競馬がすっかり趣味になっている
ことも、私を落ち着かせません。

そして、最近夫がハマり出した若手女性ボーカル
がその彼女と同じ高い声質であることが、
さらにトラウマを揺さぶり、
やっぱり忘れられないのだと思ってしまいます。

それなら、離婚してお互い自由になる方が
私も安定するのではないかと思いますが、
私が乗り越えれば大したことはない問題
なのかもしれないとも思います。

社会人の子ども達は、夫と私は仲良く見えるけど、
全く相性が悪いと言います。

離婚した方がいい?ときくと、
私が1人で生活するには金銭的に大変だから、
お母さんのベクトルを他に向けて
父から意識を変えて、生活すれば良いと言います。

どう考え、結論を導き出せばよいのかわからず、
袋小路に入っている状態です。

【A】30年間、とてもお辛かったことでしょう。

こういった浮気というのは、本当に
心をえぐるようなショックを受けると思います。

特に、長女さんが生まれて半年ほど経った時
ということなので、
子どものことにものすごく手がかかって
いちばん忙しい時ですよね。

そんな時に、自分はこんなに一生懸命子どものため、
家庭のために尽くしているのにという
絶望感というかショックというか、そして、
恨みや怒りも出てきたのではないでしょうか。

そして、これをずっと引きずっている理由の一つに、
おそらく、のんちゃんは自分とこの人を比較した時に、

自分が劣っているので
愛に値しないんだ、愛されないんだ、
女性としての魅力がないんだと思って、
劣等感を持ってしまっていると思うのです。

ただ、人間というのは人生、
いろいろと横道逸れることというのはあると思います。

ご主人も、職場でストレスがあったりした時、
同僚だと同じようなダイナミズムの中にいるので、
分かり合えたり慰め合えたりする。

妻は家で忙しそうだし、というような状況になった時に、
魔が差すということがあったのかもしれないですよね。

でも、結果として、のんちゃんは
きちんと妻としての立場は確保していて、
現実の問題として、ご主人は別れずに
ずっと来ているわけですよね。

これは、のんちゃんを選んでいるということ
なんですよね。なので、
ここは自信を持ってよい部分だと思うんです。

そして、のんちゃんにはぜひ
この出来事から何が学べるのかな、というところに
目を向けていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、サニー さん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】不機嫌でダンマリになる夫に困っています。

何が気に食わないのかは分からないのですが、
時々不機嫌になり、無言でぼーっとテレビや
スマホを見続けたりすることがあります。

小さい子が3人いるのですが、
子どももほったらかしで不機嫌なオーラを振り撒くので、
いい加減うっとおしいです。

「何か怒ってる? 気に食わないことあるなら言って」
と聞くのですが何も言わず、
仕方がないので放っておくのですが、

何日もそうされているとさすがに限界が来て、
「うっとうしいから出て行って」など文句を言うと、
激昂して「お前がうっとうしいんだ、出て行け!」
と大声で怒鳴ります。

私も負けていないので、家を追い出すのですが、
そうすると電話もLINEも無視する始末です。

昔から喧嘩になるとダンマリで、何も言わなくなる人でした。
私は逆の口達者で、怒れば怒るほど冷静になり、
口が滑らかになるタイプです。

最近は、「怒る人は困っている人」
という川畑先生の教えを受け、
責めるのではなく穏やかに、
「何かできることがあれば教えて」
という姿勢で接しているのですが、

それでも頑なにダンマリで、
文字通りお話にならず、もうお手上げです。

普段は穏やかで仕事も真面目にする人ですが、
外面がよい内弁慶で、
家ではこのように時々荒れたりします。

こういうタイプの人にはどのように
接していけばいいのでしょうか。

正直、子どもっぽくて迷惑だなぁ、
普通に穏やかに家庭を運営していきたいだけなのに
めんどくさいなぁと感じてしまいます。​​

【A】不機嫌でずっとだんまりのパートナーがいると
こちらも消耗してしまいますよね。

まず、サニーさんもものすごく
コミュニケーションを取ろうと努力されていて、
「何かできることあれば教えて」というオープンな姿勢で
接していらっしゃるとのこと、
たいへん素晴らしいなと思います。

ただ、パーソナリティ的に見てみると、
何か問題があった時に、
人と話をしながら解決していくタイプの人もいれば、
ずっと内にこもる、自分の世界に入る人もいるんですね。

ご主人は外面が良いということなので、
外でかなり無理していて、
エネルギーを消耗してしまっている可能性があります。

だとすると、家に帰るとチャージをしたい、
心理的な充電をしたいと思っていると思います。

これはご主人に限らず、
サニーさんも一緒だと思うんですよね。

すると、自分の世界を大事にするような
内向的な人というのは、
人と話して何かを解決するのではなくて、
自分自身の世界にこもって内省する、

そんな時間が心理的なニーズとしてある
可能性が考えられます。

なので、彼が充電するには、
一人の時間と空間になってくるわけなのです。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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今日は、ミモザさん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】夫が消費者金融12社から1千万円近い借金をして、
個人再生という法律を弁護士さんを通してしたのが4年前。

独身時代にも3社から借りていたほか、
夫の実家からも内緒で毎月数万円を
15年間にわたって借りており、
合計700万円以上になっていたこともわかりました。

通帳の中身、数百万円も知らないうちにすっからかんで、
私としては離婚したいのですが、

日本の今の法律では
預金がない人からの慰謝料は1円も出ず、

逆に、何もしていない私が生活保護になってしまい、
家もある夫の方がぬくぬくの生活になることが
目に見えているので、踏み切れません。

私はパニック障害とうつ病を発症し、
親類も全く助けてくれず、困っています。

市にも相談しましたが、依存性は介入できないとのこと。

持病がありながらも自営業をしているのですが、
最近は身体が思うように動きません。

生活保護になれば何もかも取り上げられて、
もう助けられなくなってしまうと弁護士からも言われました。

早く新しい出会いは欲しいですが、
そこにいくまでにはいろいろと対処しなければならないこと
が多すぎて、気持ちが折れそうです。

私の心をどう保てばよいか、教えてください。

【A】ご主人の多額の借金が発覚したとのこと、
とてもショックだったと思います。

ご相談メールだけだとわからないのですが、
ご主人は何にお金を使っているのでしょうか?

もしギャンブルやアルコール、ドラッグ、
はたまた女性につぎ込んでしまっている
といったようなことであれば、

もうこれは本当に依存症的で、
ご主人に大事なのは治療になってきます。

そうではなく、事業を営んでいらっしゃって
資金繰りなどでお金を借りていたのであれば、
事業の見直しをしていく必要がありますし、

もうどうしようもないのであれば、事業はやめて
他所で働くという選択が妥当かと思います。

ミモザさんご自身の今後については
状況を伺う限りでは
これまでにお仕事もされてきいますし、
すぐに生活保護になることはないと思います。

精神的に落ち込んでいる時は
何でもネガティブに考えてしまいがちで
負のスパイラルに入ってしまうことがあると思いますが、

仮に今後、離婚をしたり、仕事が変わったり
環境面が変化することで、
身体・心理面もよい方向に変化する可能性もあるわけです。

あまり悲観的にならず、ご主人との関係、お仕事、体調面など
ぜひ総合的にバランスよく考えて、
一つずつ進めていかれることをお勧めします。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Divorce,,Breakup,,Separation,Concept.,Depressed,Man,And,Woman,Divided,By

Q:夫と喧嘩になると
何日かその気持ちを引きずってしまい、
気持ちの切り替えに時間がかかります。

怒りの感情の扱い方と
気持ちの切り替え方を教えて頂きたいです。

【ひろ・40代・女性・保育士】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

怒りはいかにも激しい感情で、
私達を消耗させるものですよね。

私たちは相手が怒りをぶつけてきたなら、
その攻撃性に、ショックを受けて落ち込んだり、
逆に攻撃し返すかで対応してしまいがちです。

攻撃しかえすと一瞬はスカッとするかもしれません。
でも、その結果平和が訪れるかというと、
逆効果なのは私たちみんなが経験済みですね。

相手も、ならばさらに苦しめてやろうと、
苦しみの連鎖が生まれてしまいます。

怒りはものごとや相手が期待どおりや
思い通りにならなかったときに生じる感情ですが、

その多くは「かくあるべき」とか「かくあらねば」などと
いった信念によって生じています。
自分たちなりの「正しさ」ですね。

その正しさは自分が努力して(負荷をかけて)
つくりあげてきたものであればあるほど、執着してしまいます。
あの私の努力が無駄だったなどとは言わせない!と。

自分の価値を落としたくないので、
相手が間違っていることにしたいのです。
そのほうが楽ですしね。

相手が自分の理想通りであったに越したことはないのですが、
なかなかそうもいかないものです。

また、どちらが正しいかなんて、
実は全体の流れの中で見るとわからないことも多いものです。

相手や場面によっても正しさや健全さはつねに変化します。

たとえば、私は昨日、海外の僧侶と仕事をしていました。

比較的規模の大きい研修のオーガナイザーをしていたのですが、
会場の自動扉が故障しており時間になっても開きませんでした。

主催者ですから参加者が会場に入れなかったら大変と、
責任を感じますし、苛立ちを覚えます。
スタッフの中には守衛にきつく当たる者もいました。

それを観察していた若い僧侶が、懇親会の際、
あなたたちは、なぜ扉が開かないことにあそこまで一斉に、
そして必死に動いたのか?と疑問を投げかけられました。

私としては、時間ぴったりに会場の扉が開かなければ
イライラして当然ではないかと思いましたし、
日本では時間通りに事が進むのが当たり前と伝えました。

ところが、「こういうことは時として起こりうることなので、
それでは日本人はストレスばかりで
健康を害してしまうのでは?」と心配してきたのです。

確かに、「常に時間通りであるべきで、失敗は許されない」
と信じているからイライラする(怒る)わけで、
メンタル面で健康を蝕んでいるのはまちがいないです。

こういうことは起こりうることで、
さらに、こういうことが多くある国では、
そんなことにいちいちイライラせず、
皆、「待てば良い」と切り替えるわけです。

どちらが正しいかは何に重きを置くかによって変わってきます。

もちろん、私は国がちがうので、
相手の発想におもしろいなぁと感心こそするものの、
その価値観を否定する気にもならなければ苛立ちも覚えません。

これは国と国の異文化の話ですが、
夫婦も、もともとは違う文化を持つ家庭で育ち、
一緒になっています。

そのような意味で、
夫婦も異文化交流をしているわけです。

ならば、異なる価値観を持っていて当然だし、
どちらの価値観が常に正しいかではなく、
いま、この場面において、

より効果的な受け止め方は何か?という視点で、
好奇心をもって向き合えたのなら、
怒りの炎が激しくなることはないかもしれません。

そして、私が主催していた研修とは、
まさにティク・ナット・ハン禅師の教えを学ぶものであり、
禅師の教えには、怒りの炎をいかに消すかという
テーマが含まれます。

禅師は、
怒りは困っていることがあるから湧くのであり、
相手を攻撃者としてでなく、
困っている人と受け止めると良いと教えます。
自分も、相手も、困っているのです。

困っている人がいれば、私たちは
慈悲の気持ちをもって接するのではないでしょうか。

お互いに困っていることを確認しあって、
相互理解を深めようとする姿勢は
平和への第一歩となることと思います。

自分にも自分なりさまざまな限界があり、
その中での最善を尽くしていくように、
相手にも相手なりの限界がある中で最善を尽くしている、
ということを深く理解できると、

その理解を火を消す水のような
役割を果たすのではないでしょうか。

ぜひ、自分にも相手にも厳しさではなく
理解と思いやりの気持ちをもって接する努力を
してみてください。

ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、きらりさん(30代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】結婚して8年過ぎました。
私に子どもを欲しい気持ちがなく、子どもはいません。

姪はとても可愛いと思います。

夫はとても優しく賢い人で尊敬していますが
セックスレスです。

私は行為はしたいと思いますが夫がその気にならず、
一言で言うなら草食系と言うのでしょうか、
欲の薄い人みたいで、
本人は全く無くても大丈夫な人です。

愛情表現はたくさんしてくれますので
私もそんなに悩むことなく過ぎてきましたが、
一昨年、バイト関係の年配の方と
意気投合してしまい、関係ができてしまいました。

反省もありますが、そのことが忘れられず苦しんでいます。

夫にも打ち明け修羅場はありましたが、
離婚という言葉は一回もなく、
前向きに生きて行こうという感じで収まりました。

私も離婚は考えていませんが、
その男性とのことがどうしても頭から離れず
寝た子を起こされた感じで、

このままだと一生レスだし、
その男性とはもう会いませんが行為が忘れられずに、
辛いです。

私の気持ちの整理はどうしたらいいでしょうか? 
どう考えたらよいのでしょうか?

誰にも相談できずに辛いです。

 
【A】日本では今、セックスレスがとても増えています。

日本家族計画協会という機関が2020年に実施した
実態調査結果によれば、
婚姻関係にある夫婦の51.9%がセックスレスだそうです。

ちなみに「セックスレス」の定義ですが、

「特殊な事情が認められないにもかかわらず、
カップルの合意した性行為あるいはセクシュアル・コンタクトが
1ヵ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」に

セックスレスというカテゴリーに入るとされています。

夫婦のニーズというのは実に多様です。
食欲や睡眠欲も違うように、
性欲というのも人それぞれですよね。

両者のニーズが合致すれば円満ですが、
そうでない場合は、今回のきらりさんのように
深刻な悩みに発展するケースもありますね。

きらりさんには、

・結婚生活、性生活に関するご自身のニーズを
 今一度確認し、旦那様に伝えること。

・物理的にできる対処(治療など)がある場合は
 それも同時に検討すること

をお勧めします。

とてもセンシティブな問題だけに
なかなか言い出しにくい部分もあるかと思います。

伝える際のコツなども
私なりにアドバイスさせていただきますね。

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サムネ_20230403

FROM 川畑のぶこ

今日は、ひまわりさん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】小さな子どもが3人います。
下は2歳です。

悩みは、夫が子どもに
暴力暴言をふるうことです。

自分の機嫌が悪いと
感情のままに怒鳴り散らし、

子どもを叩いたり
人格否定をするような発言を
繰り返します。

でも機嫌がいい時は
怒らなかったりと、
基準が一貫していないので、

子どもも混乱するし、
何より最近は父親に非常に怯える
ようになってしまっています。

私もイライラしたり怒鳴って
しまうことはありますが、

いろんな本を読んだり
実践したりして、
穏やかでいられるよう必死で
努力を重ねているところです。

平日は完全にワンオペ状態で、
普段必死で良い子育てをしよう
と頑張っているのに、

土日しか家にいない夫がそれを
全てぶち壊しにしてくることに、
ほとほとうんざりしています。

何度言っても
変わってくれないので、

「他人を変えようとする努力は
無駄」と思い、

「自分の行動を変えよう、
夫が暴力暴言をふるった場合は
私が子どもにそれを上回る
フォローをしよう」と決め、

叩かれた時「あなたは悪くないよ、
感情のままに叩くお父さんが
悪いんだよ」と言い抱きしめる
ようにしているのですが、

そうすると疎外感を感じるのか
余計に夫が機嫌を損ね、
イライラし出すという
悪いスパイラルにはまっています。

ちなみに夫は、
給料は良いのですが職場で
うまくいかないことが多いようで、
ストレスを抱えている様子です。

それは気の毒に思うものの、
それを子どもにぶつけるのは
別問題だと感じます。

夫に少しでも努力が見えれば
希望も持てるのですが、
勧めた本も読まないし
私が責めると黙り込み、

「次やったら出て行って」など
言うとヘソを曲げて
「家を燃やして俺も死ぬ」など
言い出す始末で、話になりません。

子育てスキルや感情を抑える
スキルなど、夫婦で
あまりにも乖離してきており、
話が合わなくなってきています。

尊敬もできません。

子どもを守るためには
離婚も考えた方がいいのかと
真剣に悩んでいますが、

私が少し前に仕事を辞めたところ
で(上の子の医療ケアがしばらく
の間必要な状態です)、

経済的に自立しておらず、
家のローンもあり
なかなか踏み出せません。

これ以外にはそこまで悪い点もなく、
ここさえ直ればなんとか
やっていけると思うのですが…。

(正直、恋愛感情もとうに
なくなっており、子どものため
だけにという感じですが…)

どうぞよろしくお願いいたします。​​

【A】3人のお子さんを育てながら
本当によく頑張っていらっしゃい
ますね。
 
まず、暴力に対しては
決して屈してはいけないという姿勢
を貫いていただきたいと思います。
 
身体的であれ精神的であれ、
暴力は子どもの成長に大きな影響を
及ぼすことがわかっています。
 
命や健康に直接関係することでも
ありますので、

ご主人がしていることは暴力であり、
犯罪であることについての
認識のすり合わせを
ご夫婦でなさることは大切です。

その上で、ご主人にはご主人の
暴力の裏に隠れた心理的なニーズが
あるのでしょうから、

妻としてそこに共感し
根気よく向き合っていくことも、
事態が改善される一つの手立てに
なるかもしれません。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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Q:離婚をしたいのに
踏み切れない自分が嫌になります。
どうしたら前に進めるでしょうか。

私は今派遣社員として働いていて、
子どもは息子と娘二人とも社会人です。

夫の浮気発覚より別居をして9年経ちます。

子どもの大学学費等もあり
社会人になるまでは離婚をせずにきました。

子ども達も社会人になり3年経つので
もう離婚届を出そうと考えているのに
踏み出す勇気がありません。

それには今住んでいる
持ち家マンションのローンが残っていて、
夫が返済してくれているからです。

私がローンを引き継ぎ自分の物にできれば
肩身の狭い思いをしないで済むと思います。

でも今から社員になるのは難しいので
現状維持のままが続いています。

今のマンションは気に入っているし、
子ども達の実家として
残してあげたいという気持ちがあります。

なかなか決断できずにいる自分が嫌になります。

誰を信用すれば良いのかわからなくなり、
自分に自信が持てなくなっています。

どのようにすれば決断できるのでしょうか。

【くまっち・50代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

夫の裏切りから9年の時を経て、
2人のお子さんが巣立つまで
立派に育て上げられたのですね。

まずはこの困難を乗り越えてきている
くまっちさんご自身を称えてあげてください。

よく頑張ってきていますね。

離婚したいのに踏み切れない理由に
経済的な不安と、お子さんに実家を残してあげたい
という気持ちがあるのですね。

くまっちさんがまだ心の整理がつかず、
離婚したくないのであれば、
経済バランス維持のためにも
現状維持でよいかもしれませんが、

離婚したいのに
踏み切れないのは苦しみが長引きますね。

もし、くまっちさんが
夫がローンさえ払ってくれるならとっとと離婚したい場合、
離婚の条件にローン残高を慰謝料として協議するのも
ひとつかもしれません。

夫が現在も不貞行為を続けていて、
その証拠があるならば、
その証拠から3年間は慰謝料を請求できますし、
くまっちさんに有利な離婚ができるはずです。

もちろん、そのような期間が過ぎていても、
夫が不貞と自分の身勝手さを認め、
謝罪する気持ちがあり、
また妻がひとりで子どもを育ててくれた
感謝の気持ちがあるなら、
慰謝料としてローンを払う人もいますので、
くまっちさんと夫との協議次第ではないでしょうか。

この辺は法律家にいちど相談をしてみることを
おすすめします。

また、子どもたちのために
実家を残したいということに関しては、

万一夫がローンの支払いを拒み、
慰謝料も払わず、経済的援助は
一切しないということであれば、
潔く諦める心も大切ですね。

その場合、物理的に慣れ親しんだ実家が
あったことに越したことはありませんが、
人間というのはどのような環境にも
それなりに適応することを信頼し、

器よりもその中身の家族関係に
意識を向けてみてください。

そのあたたかな関係性こそが、
真に帰ってくるべき我が家ととらえてみてください。

立派な家があっても関係性が寒々しければ、
空っぽの家に等しく、
無理なローンを負担してまで維持する意味があるのか
再考の必要があるかもしれません。

逆に持家がなくても、
素敵な思い出や関係性がなくなるわけではありません。

親が年をとって施設に入所する必要が出たため
家を離れても、暖かな家族関係を維持している人たちは
世の中にたくさんいます。

くまっちさんやお子さんたちが
心の中にあたたかい家をつくることができれば、

いつどこへ引っ越しても
子どもたちが家族集うべき我が家は
すぐそこにできるはずです。

ローンの負担を気にせず清々しい気持ちを持てたなら、
より豊かな関係性にエネルギーを注ぐことも
できるかもしれませんね。

誰を信用すればよいのかわからないのなら、
これまでもそうであるように、
たとえ思うようにならなくても、
それなりに前進してきているくまっちさんご自身を、
また、お子さんと自分たちの人生を信頼してください。

応援しています!

ーーー

★自分自身に優しく生きる〜マインドルフネスデー
 (川畑のぶこファシリテーター)

in 九州(3月26日)
https://mindfulness2023-miyazaki-3.peatix.com

※こちらは NPOハートシェアリングネットワーク様の主催です。

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