夫婦関係

20210726

FROM 川畑のぶこ

今日は、くまさん(60代・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
主人も私も63才です。
人生100年の時代、2人とも病弱で、
あと何年一緒にいられることでしょうか。

主人が退職して2カ月。
楽しく笑って暮らせたらいい、と主人は言いますが、
自分の好きなことや興味のあるもの、衣服、整体、
ゴルフ、趣味の通販の勉強、美容…などなど、
自分のことにはたくさんお金をかける人です。

しまいには、私に相談なく不動産に手を出す始末。
私の考える金額とは、桁が違います。

私は不安の毎日、
離婚を切り出しても相手にされません。
生きる気力がなくなってきました。

どうしたら離婚できるでしょうか。
 

【A】
ご主人が退職して、
一緒に過ごす時間が増えたのですね。

今までは互いのパーソナルスペースが
きちんと確保されていて、くまさんも
ご自身のベースで過ごせていたかと思いますが、

そこにご主人が入ってくると
ひとつ屋根の下の空間を共有する時間が増えて、
くまさんもリズムが変わってしまって、
ちょっと調子狂うことが出てきた
ということではないでしょうか。

おそらく今までもご主人は
ゴルフもやっていたでしょうし、
ファッションにも興味があったと思います。

それなりに勉強などもされていたのでは
ないかなと思いますが、在宅時間が増えて、
きっとそれが目につくようになってきている
のではないでしょうか。

離婚は、本気でしようと思えば
いつでも弁護士を立てて、
そこから交渉していけばいいわけですが、

おそらく、その前に、今のこの状況を
どうにか打破できないかというようなお悩みが、
くまさんの中にあるのではないかとお察しします。

離婚するのは、できることを
すべてしてからでも遅くはありません。
今、何ができるかというところを
少しアドバイスさせていただきますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Mother,And,Daughter,Drink,Tea,At,Home

Q.川畑先生はじめまして。
先生の心温まるメッセージ
いつも勉強させていただいております。

私の主人は教師をしており
自分のルールに基づいて家族の監視もします。
私にはママ友と関わるな、実家に行くことや、
スマホのアプリを入れる事でさえ全て報告が必要です。

私は専業主婦なので養ってもらっている以上、
逆らう事ができません。

娘に対しての教育も厳しく雁字搦め。
遂に娘は鬱になり電車に飛び込み自殺を図った事もあり
児童相談所に一時的に送られることに。
精神科にも通っていますがなんの効果もありません。

「お父さんとは今後一緒に生活できない」と娘が錯乱したので、
現在、祖父母の家に一時的に預かってはもらってますが、
高齢の祖父母も預かるのは一年が限界だと。

「もう、何をするのも面倒くさくて何も手がつかない。
このまま死んで楽になりたい。」と部屋で引きこもり、
不登校になり留年もしました。

勉強をとても嫌がり、
仕方なく住み込みで仕事をするとは言いますが、
この就職困難なコロナ禍で
中卒で住み込みで仕事に就けるとは思えませんし、
もし働けたとしても、
また面倒くさいと辞めてしまうのではと思います。

主人は、自身の言葉の虐待の為に
娘が悩んでいるとは全く思っておらず
思春期だからだと絶対に自分の否を認めません。

主人は本当はとても心が脆く、
大声をあげて威嚇する事により弱い自分を隠して
バランスを取っているのだと思います。
主人も疲れやすく休みの日は寝てばかりいます。

かといって、主人にも精神科に行って欲しいとは
恐ろしくて口が裂けても言えません。

私自身も義母の介護と家族の板挟みで
心身ともに疲弊しており我慢の限界に来ています。

どうか少しでも気持ちが切り替えれるよう
アドバイスをお願いします。

【ラクレット・40代・女性・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご主人のマイルールに
家族が翻弄されてしまっているのですね。

教師としての任務を全うするのには、
揺るがぬ信念が必要なことと思いますが、
その信念も頑なさも度が過ぎると
周囲を窒息させてしまいます。

学ぶことの楽しさよりも、
厳しさで教育を受けた娘さんも、
親の期待に応えるのに精一杯頑張ったけれど、
ついにエネルギーが枯渇してしまったのでしょうね。

もし、これまで娘さんに、
駄目なところを指摘し克服するスタイルで
教育をしてこられたのであれば、
これはすぐにやめなければいけません。

彼女の持ち備えている良いところに目を向け、
そこを伸ばすアプローチが大切です。

問題に焦点を当てるのをやめて、
安らぎや喜びに焦点を当てる癖をつけることが大事です。

この価値観はご主人も育めていないことと思いますし、
そのことは娘さんもラクレットさんも認識されていることでしょう。

おそらく、ご主人も厳しく育てられたのではないでしょうか。

ラクレットさんにできることは、
父親がどうであれ、母親であるラクレットさんと
娘さんとの関係を良好なものにすることです。

お父さんがどう振る舞おうが、
「私はありのままのあなたを愛していて大切な存在」
であるということが彼女に伝わることが大事です。

もし、彼女が真剣に中学卒業後、住み込みで働く
という心の準備が出来ているのであれば、
それもまた彼女の人生と応援してあげてください。

実際に働くか働かないかは、さほど問題ではありません。

娘さんが、「私は信頼されている。受け入れられている。」
という感覚を抱けることが大事です。

「私は私でよい」という感覚です。
これまで「私のままでは受け入れられない」というメッセージを
受け続けてきている彼女ですから、
このメッセージは書き換えられなければいけません。

そのためには、ラクレットさん自身が
自分に同じように接していられていることが大事です。
「私は私のままで価値がある」と思えていますか。

専業主婦で養ってもらっている以上逆らえないと仰いますが、
専業主婦は奴隷ではありません。
主婦業を賃金に換算すると
年収400-600万円になるというデータもあります。

ラクレットさんはきちんと働いているのです。しかも無報酬で。
「価値のない専業主婦」という自己レッテルが、
自己評価を下げ、暴力を許してしまっているのなら、
この意識を変えなければいけません。
養う側は養っている相手に何でもしていいわけではないのです。

ラクレットさんご自身が、「私も夫と同様、家族のために
価値ある仕事をしている。夫もその恩恵を受けている。
私と夫は対等である。」という姿勢を構築されてください。

そして、言いたいことはきちんと伝える勇気を持ってください。
面と向かって伝えることが難しければ、
手紙にして気持ちを伝えても良いでしょう。
彼が冷静なときに読むことができます。

受診に関して、娘と私のために家族として
一緒に受診してほしいと伝えてみてはいかがでしょうか。

「あなたが悪いので治療しろ」と受け止められてしまっていると、
相手は防衛的になってしまいます。

そうではなく、「娘と私のために協力してほしい。」という姿勢で
受診を依頼をしてみてください。

ご自身のためにも、娘さんのためにも、
そしてご主人のためにも、毅然とした態度を育んでください。

これは自他への優しさです。

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20210614

FROM 川畑のぶこ

今日は、えとちゃんさん(60代・女性・主婦)のご相談にお答えします。

【Q】
夫は、結婚当初からお酒を飲み歩くのが好きで好きで、
私は、大事にしてもらえていないという不満が
徐々にたまっていきました。

離婚の二文字が頭をよぎったのが20年前。

子どもが育つまで我慢しよう、
浮気とか生活費を入れてくれないとかではないので、
定年後に幸せにしてもらえればそれでいいと、
自分に言い聞かせてやってきました。

でも、定年後も、感謝されることはありません。
労いの言葉もないし、褒めることも、
結婚記念日や誕生日を祝ってくれることもありません。
本当に、大事にしてくれない人です。

いつも怖い顔をして怒ってばかり。
窮屈な生活だなぁと、
悪いことばかり思い出してしまいます。

こんな不満を本人に伝えると、必ず
「出て行け。離婚だ、離婚だ」と返事が帰ってくる始末。
私はどうしたらいいのでしょう?

 
【A】
長年、耐えて耐えて、耐え忍んできた妻像が
浮かんできますね。

えとちゃんはもう不満だらけとのことですが、
ご主人はどうでしょう。
この結婚には満足していらっしゃるのでしょうか?

結婚に何を求めるかということ。

これを、互いにすり合わせをしないまま結婚してしまうこと
もあるし、途中ですり合わせようとしようと思いながら、
なんとなくもう惰性で、

いつもの夫婦関係のコミュニケーションパターンがあって
修正を加えないまま何十年もきてしまったという夫婦も
本当に多いと思います。

えとちゃんとご主人はどうでしょう?

もしかすると、えとちゃんが描く結婚生活と
ご主人が望む結婚生活は違うかもしれませんし、
「大事にする」ということについても、
えとちゃんの理想像とご主人の価値観や
実際の「大事にする仕方」は異なるかもしれませんね。

コミュニケーションの方法、交流の仕方には
みんな個性があります。

人によって違いがあるんだということを認識すること、
これまでとちょっと違ったものの見方をすることは
えとちゃんが今後、よりラクに生きてゆくための
ひとつの課題になってくることでしょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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Close,Up,Of,Woman's,Hands,Writing,In,Spiral,Notepad,Placed

Q.旦那と不仲で挨拶も全くしません。

ろくに会話もしないのに、喧嘩して
旦那にもう解放してくれと言われても、
今の生活を捨てることができません。

パートで仕事に熱中してる時が
唯一忘れられているかもしれません。

別居したら楽になれると
10年前に精神科のデイケアのスタッフから
言われたことがあります。

なのにできずそのことでしょっちゅう悩んでいて、
週末特に苦しんでいます。

 
【けだま・50代・女性・調理補助】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

夫婦仲が悪く
離婚についてどうするかお悩みなのですね。

専門家からみて、
別居したら楽になれると昔言われたことが、
いまだに心に残っており、
このところ頻繁によぎる状態とお見受けしました。

もし、そうであれば、それは、けだまさんご自身が
今の生活へのしがみつきがある中にも、
その意見に同意する気持ちが
心の奥底にあるということではないでしょうか。

けだまさんにとって
大切なものを明確にするために、
2つのリストを作成してみることをおすすめします。

最初に、今の生活を捨てられない理由、
すなわち、夫との関係を維持することの
メリットのリストを作成してください。

そして、次に、別れることによって得られるもの、
すなわち、別居・離婚のメリットをリストアップしてみます。

リストアップが終わったら、両方を見比べてみてください。

どちらがけだまさんの人生にとって大切でしょうか?

あれもこれも全部
手に入れられたに越したことはありませんが、
私たちの人生には、ときとして
取捨選択をしなければいけないときがあります。
 
捨てることには大きな痛みも伴うかもしれませんが、 
それを恐れてばかりいて、
本来起こされるべき健全な変化が
起こされないままでいると、
耐えようと思えば耐えられなくもないけれど、
それなりにつらい、慢性的な痛みを
ずっと抱え続けることにもなります。
 
これは後で大きなツケとして回ってきます。
  
リストを分析した結果、
そして、心の奥底の声に耳を傾けた結果、
別れたほうが楽になれると思うのであれば、
まずはスモールステップとして、
別居から初めてみることも可能です。
 
別居してみて、お互いの良さに気づき、
元の鞘に収まるケースもあります。
 
そのようなケースにおいて、
いったん離れてみることには意味があるのです。
   
別居した結果、不安は残るものの、
より自分らしく生きれられるようになり、
日々の質は高まると感じられるのであれば、
離婚を考えてみれば良いのではないでしょうか。
 
別居もステップが大きすぎると感じるなら、週末を
夫と離れて自分が気分がよくなる人と一緒に過ごしたり、
気分がよくなる場で過ごすということから
始めてみるのもよいのではないでしょうか。

週末婚ならぬ、週末別居婚です。
 
何か大きな決断をするときに、不安はつきものです。
 
すべての不安を消してくれる選択肢が現れてから、
行動をと考えているのであれば、
その考え方自体を捨てることが大事になります。
 
人生はけだまさんに必要な試練以外を与えない
ということを信じて、
心の奥底の声にしたがって
大きな一歩を踏み出してみてください。
  
  
ーーー
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20210222

FROM 川畑のぶこ

今日は、カフナさん(40代・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
双極性障害という精神疾患をもつ夫との生活
について悩んでいます。

夫とは遠距離交際後、約1年前に入籍し、
夫の地元で2人暮らしです。

交際中から精神疾患について
知らされていましたが、
定職もあるし、結婚は縁やタイミングだと、
病気のことはあまり深く考えずに
結婚生活をスタートさせました。

しかし、現実は甘くなく、
想像以上に病状はシビアで、
気分の浮き沈みが激しく、
不安定な言動に振り回されています。

アルコール依存気味でもあり、
酒量や飲酒機会はかなり減らせているものの、
酔うとさらに不安定になり、
「死にたい」と包丁を持ち出したり。

また、先日は突然、鍼灸師を目指すと言って、
働いていた会社を退職してしまいました。
その後専門学校を受験し、
合格までこぎつけるも気が変わり、
結局入学を辞退してしまいました。

この一連の行動にいちばん落ち込んだのは夫自身で、
無職になると一気に落ち着かなくなり、
とうとう医療機関に入院してしまいました。

もともと夫は頭が良く、性格も温厚です。
自身の病気についてもよく理解しており、
通院や服薬も欠かさず、
なんとか症状を落ち着けたいと努力し、
もがいています。
本人がいちばん苦しんでいるのだと思います。

そんな夫に自分が寄り添い、病気に共に向き合い、
支えていかなければならないのでしょうが、
慣れない土地で相談できる友人や頼れる家族もおらず、
とても孤独で余裕がない状態です。

また、私自身、この土地になかなかなじめず、
就職してもすぐ退職してしまいました。

自分の意思で嫁いで来たのに、
本音は以前の生活が恋しく、
「こんなはずじゃなかった」と
自分の地元に帰ってしまいたい心境です。

夫への愛情はありますが、
一緒にいると不安で気が休まらず、
喜びや幸せを感じることができません。

闇を嘆くばかりでなく、
日常の些細な幸せや光に目を向けて
自分なりに生活を楽しみたいと思いますが……。

どうかアドバイスをお願いいたします。

【A】
カフナさんのご主人への愛と、そして誠実さ、
また、自分が一度決めたことなのだから
きちんと初志貫徹しようという意気込み、
自分自身と相手へのコミットメントが伝わってきます。

まず、ご結婚前は遠距離恋愛だったということで、
一緒に生活してみてどういう状況かということを
具体的に知っていたわけではなかったんですよね。

結婚後、初めて分かったということのようですから、
あまり自分を責めすぎないでください。

誰も未来の予測など正確にできませんし、
ましてや双極性障害という病については、カフナさん自身も
ご主人と会うまではさほど詳しくなかったと思います。

精神的に悩んでいる人が世の中にいることは知っていても、
それはあくまでもイメージの中でのことであって、
具体的に一体どういうことが起きるのかというところを
明確に想像できる人は少ないと思うのです。

カフナさんもご主人と初めて一緒に生活をしてみて、
この病気の実際というのを知ったことでしょう。

もし、仮にそれを結婚前に知っていたら
本当に一緒になったかどうかというのは、
わからないわけですよね。

おそらく、その点でカフナさんは
悩まれているのだと思いますが、
ただ、ご主人に対して愛情はあるということですので、

愛って何だろう、
どのような愛の形を自分は望んでいるのだろう……
このように考えていくとよいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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20210215

FROM 川畑のぶこ

今日は、じん坊さん(60代・男性・無職)
のご相談にお答えします。

【Q】
私64歳、妻64歳、結婚35年、同い年の夫婦です。
子どもはいません。二人とも健康な年金生活者です。

私は60歳で公務員を退職しました。
今は運動や趣味で、毎日をアクティブに過ごしています。

妻は50歳で民間会社を退職し、今はほとんど家にいて、
ソファに寝転がりテレビドラマを見る日々です。

妻は、もともと大雑把な性格で面倒くさいことが大嫌い。
しかも勝気で感情的、衛生観念もあまりありません。

現役時代、仕事のケアレスミスで
会社から減給処分を受けたことがあります。

退職後は、ある資格取得を目指して
通信教育で勉強していますが、
15年たった今も、朗報は届いていません。

一方、私のほうですが、気が小さく、論理的で合理的、
心配性できれい好き、何事もキチッとしていないと気がすみません。
おそらく妻からは好かれていないと思います。

私が、妻の家事のやり方について、恐る恐る意見すると、
「気に入らないなら、自分でやってよ」が口癖です。
自分の非は絶対に認めません。

例えば、洗濯のやり方ですが、
妻は、洗濯機に容量以上の洗濯物をぶち込みます。
当然、洗濯物は回りません。

「分けてやったらどうだ」などと言おうものなら、例の一言です。
一事が万事このありさまで、私は黙りこむしかありません。

このため家事は、いつのまにか、料理以外は私の役割となりました。

ちなみに、妻の料理ですが……毎日同じメニューです。

調理後のキッチンは、消化不良を誘発させるに十分な光景。
いずれ洗い物も私の仕事になりそうです。

妻のこのような行動や性格は35年我慢してきましたが、
ここにきてつくづくイヤになりました。

私自身、自分の考え方、心の持ちようを変えるよう
何度も試みましたが、なかなかうまくいきませんでした。

このような妻と、
今後どのように付き合っていけばいいか悩んでいます。

この歳になって本当に恥ずかしいのですが、
アドバイスいただければ幸いです。

【A】
じん坊さん、とても優しくて誠実な方なんだなぁというのが
伝わってきます。そして、忍耐強いですね。

これ、決して恥ずかしいことではなくて、
みんな同じような課題を持っていますよ。

夫婦というのは、全くパーソナリティの違う者同士が惹かれ合って、
一緒になることも多いのではないかなと思うんです。

じん坊さんは、論理的で合理的で、
心配性できれい好きで、何事もきちっと…なんて、
本当に自己分析がよくできていらっしゃると思います。

一方、奥様は、おそらくおおらかで、エンジョイするのが好きで、
細かいことを気にしないタイプではないですか?

そうであるがゆえに、お互い違うところがあって、
惹かれ合ったのではないでしょうか。

そして、じん坊さんも奥さんも、若くて、
まだエネルギーを外に向けることがあった時であれば、
ニーズが外から満たされているので
全然問題なかったと思うんですね。
多少の違いがあっても、有り余る心理的なエネルギーで
そういった課題に対処することができたと思うんです。

それが、今は向き合う相手がお互い、
妻は夫、夫は妻という状態になってしまっていますから、
この相手から自分のニーズを満たして、
かつ相手の問題とも向き合うという、
大変な状況が起きてしまっているわけですね。

問題のタネとなっている相手からは
自分のニーズというのは満たしにくいですよね。

では、どうすればいいのか?

これがじん坊さんの課題になってくると思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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shutterstock_730885267

Q.自分に関係がないような話の時も
読み進めるとなんらかの気づきを頂け、
このメルマガにはいつも助けて頂いております。

さて、まもなく結婚33年を迎え、仕事も一緒にしています。

なんとなく夫婦関係に不満を持っていたらしい主人が
昨年元カノと再会しました。

不倫のようなそうでないような、
どう言う状態かよくわかりませんが、
今も月に一度くらいのペースで二人で会っています。

最初は主人も浮き足立っているような感じで私も気が気ではなく、
頭ではとやかく言っても主人が変わるわけでもないとわかりつつ、
会わないで欲しいと泣き叫んだり自分を見失い、
自己否定をしていましたが、

徐々に落ち着いてものを考えられるようになり、
自分を取り戻しつつあります。

当初から離婚はしないと言っていた主人も、
私がジタバタしていた時は突き放す感じで、
私の何もかもが気に入らないとばかりに
文句ばかり言っていましたが、
最近は優しく、愛を注いでもらっていると感じます。

主人の言い分としては、
私に嫌な思いをさせているかもしれないが、
夫という立場を離れて、自分の時間を大切にしたく、
たまたまそこに彼女が現れ、
ときに一緒に時間を過ごしているとのことです。

一年以上私もいろいろ悩み、気づきもあって
今は、その元カノとあってることも含めて
主人の全てを受け入れたいと言う境地になっています。

でも頭ではわかっていても、心がついていかず、
主人が彼女と会う日が近づくと気持ちがざわざわしていまい、
ときに刺のある発言をしてしまいます。

どうしたら気持ちに折り合いをつけ、
何があっても穏やかに主人を見守れるのか、
ご意見を伺いたいです。

よろしくお願いします。

【じゅんこ・50代・女性・自営業】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

じゅんこさんの逡巡が痛いほどに伝わってきます。

頭でわかっていても、心がついていかない。
相手のことを思えば自由にさせてあげたい、
でも自分の気持ちをどうしたらよいの?という叫びが聞こえてきます。

今はじゅんこさん自身、
落ち着きを取り戻されているということで何よりです。

ご主人が離婚をする気がないということで、
状況を整理してみると、ご主人は決して、
じゅんこさんを大切でないとか愛していないということではなく、
生活に変化や刺激を求めた結果、元カノと会うようになった
ということなのでしょう。

好奇心旺盛で人生に刺激を求めること自体は
悪いことではありませんが、それがひとたび
大切な人との約束事を破るということになると苦しみが生じますね。

永遠の愛の約束が破られたとき、私たちは
自分が大切にされるに値しない、また愛されるに値しない人間だと
嘆かわしく思うことかもしれません。

でも、ご主人の行動は、
じゅんこさんが愛に値しないから起きていることではないということを
しっかりと覚えておいてください。

そもそも愛とはなんだろう?という課題に
互いに取り組む機会でもあるのかもしれません。

そして今回の問題は、そのような夫婦間の未着手な課題を
浮き彫りにしてくれているのかもしれません。

それはコミュニケーションの課題かもしれませんし、
性生活に対する価値観、さらには、
基本的な人生観や結婚観のすり合わせかもしれません。

結婚した当初のままアップデートされることなく
(ときとして結婚当時にもすり合わせておらず)、
なんとなく時が過ぎてしまったということも多いものです。

うまくいっている夫婦であれば、言わずもがな、
わざわざそのような価値観のすり合わせは不要なのかもしれません。

ただし、うまくいっている「はず」と信じている夫婦には、
ときとしてサプライズが訪れることもあります。

そのようなとき、ある日突然と多くの人がいいますが、
無意識はどこかで「そんな気がしていた」と
うっすら知っていたりもします。

私たちは、恐れに向き合うことは
膨大なエネルギーを要することを知っていますので、
失敗を避けるべく無かったふりをするか、
大丈夫なふりをすることで現状維持を試みます。

これは否認という心理的な防衛規制です。

そのようにして、やがて、「めんどうなことは先延ばし」のつけが
回ってくるときが訪れます。

じゅんこさんは過去に、ご主人との関係で違和感を感じつつも、
そしてそれはきっと大切なことだろうとお腹の底では感じつつも、
目を瞑ってきた部分はありますか?

そうであれば、いまそこに勇気をもって
自分は取り組み始めたんだと、どうかご自身を称えてください。

今回のことは、未来にじゅんこさんが
ネガティブな出来事をきっかけとしてようやく変化を起こすのではなく、
自分(たち)にとって大切なことはうやむやにせず、
率直に向き合う力を育む修練になっていることと思います。

そして、結果を恐れず、相手の全てを受け入れるというのは
とても高貴な姿勢だと思います。

もちろん、行きつ戻りつはあるでしょうし、それが人間でしょう。

それでも、そのようなあり方が大切だからと悟り、
それを意図して生きるじゅんこさんの姿勢は
周囲の人々の心を動かすことと思います。

33年間、ご主人とともに歩んできていることは何一つ無駄ではなく、
今の学びに繋がっていることと思います。

私たちは変化が苦手です。

過去からのパターンの繰り返しは
自分を十全に満たすものではないにせよ、
楽で、そちらへ逃げ込みたい衝動に駆られます。

でも人生は変化だらけで、ときとして
私たちにそれらへの適応を迫るものです。

ここからじゅんこさんがご主人との関係を、そしてなにより
ご自身との関係を、どのようにアップデートしていくのか。

そのことに自ら気づき、
取り組みはじめていること自体が讃えるべきことです。

この困難を乗り越えることで、じゅんこさんがより進化し深化し、
豊かな人生を築いていくプロセスにいるということを
深く信じてあげてください。

いつか「あんなことがあったね」と、
ほろ苦い経験を微笑んで話せる日がくることでしょう。
   
 
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【相手を気にして自分を抑えてしまう…】
    
Q.主人を気にしている自分を変えるにはどうしたら良いでしょうか?
 
いろいろ考えたり断捨離を少しやってみたりするうちに、
いつも私は主人を怒らせないように気にしていると改めて思いました。
 
母も父に対して同じようにしていました。
男性を立てる。
怒らせたら何をするかわからないから、
怒らせないようにいつも配慮した行動をとっていました。
 
相手を尊重するのは大切ですが、
気にして自分を抑えるのを変えたいです。

【ひよこ・40代・会社員】

 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
私たちには社会的な調和をもたらしたいというニーズがあります。
 
相手への心配りや気遣いはそんなニーズを満たしてくれますし、
それにより、心地よい環境に身をおくことが可能になります。
 
ただし、心配りと気遣いは似ているようでいて非なるものです。
 
心配りが相手への思いやりからの行動であるのに対して、
気遣いは不安や恐れから自分を守るために行われていることが多いです。
 
ひよこさんの場合、波風を立てることへの恐怖から、
ご主人に気を遣われていることと思います。
 
気遣いは度を超えると気疲れになり、
それが慢性的となるとストレスが蓄積されてしまいますね。
 
ひよこさんもおっしゃるように、相手を尊重しつつも、
自己表現をする姿勢を育むことは大切です。
 
相手を大切にするのと同じように
自分自身も大切にするとコミットすることです。
 
そして、どんなに気を遣ったり配ったりしたところで、
相手は怒るときには怒るし、不機嫌なときは不機嫌である
ということも受け入れること。
 
徹底的に自分の感情を押し殺せば、
相手の感情もコントロールできるはずと思いがちですが、
ひよこさんが悪意を持って接するのでない限り、
相手の感情は基本的に相手にしかコントロールできません。
 
怒らせると何をするかわからないというのは、脅しであり暴力です。
 
これに屈してはいけません。
 
相手を傷つけたり貶めたりする意図でなく、
基本的に相手への敬意や思いやりを大切にしつつ、
自己表現をした結果、ご主人が怒ったのなら、
それはご主人側の問題であって、
ひよこさんにはどうすることもできません。
 
ひよこさんにはご主人の感情の責任をとることはできないのです。
 
なぜなら、感情の大半は事実をどのように受け止めるかという、
その人の信念や思考に依存するからです。
 
ものの受け止め方や考え方はそれぞれの課題です。
 
今のご時世、男女平等と対等なパートナーシップを育むことが大事
と考える人もいれば、全時代的な感覚で女は常に男を立てるもの
という考え方の人もいることでしょう。
 
互いに敬意があれば、このような価値観を話し合うこともできると思います。
 
まずは、「どうするべきか」ではなく「どうしたいか」を振り返り、
ひよこさんのしたいこと=ニーズを明確にしてみてください。
 
それは、相手を傷つけたり迷惑をかけたりすることですか?
 
おそらくそうではないでしょう。
 
そうであれば、
自分のニーズを満たすための行動をおこしてみてください。
 
自分で自分のニーズを満たせるようになり、
エネルギーがチャージされてくると、
相手の機嫌次第で自分を満たしたり枯渇したりすることが
なくなってきます。
 
断捨離で、ぜひ古い過去の自分の価値観も手放してみてください。

 
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【理想の夫婦だと言われていたのに…】
   
Q.
はじめまして。
今年結婚して37年になる私62歳、主人63歳の夫婦です。
 
若い時に会社を立ち上げ、
これまで二人三脚で26年間頑張って参りました。
 
家庭と仕事、24時間毎日一緒に生活してきました。
周りの人達からもこんなに仲の良い夫婦は見た事が無い、
理想のカップルだとよく言われておりました。
 
主人は以前に命の電話のボランティアを5年ほどしており、
とても真面目で正直な人です。
 
そんな主人が昨年末に不倫をしている事が発覚しました。
 
お相手(52歳、美人)の家庭のDVの相談を受けている内に
男女の関係になってしまい、相手の方はDVの旦那から
逃げる為に家を出、15年育てたお店(喫茶店)を閉め
アパートを借りて住んでいます。
 
主人は彼女が家を出た事、大切にしていたお店を閉めた事に
責任を感じ、彼女のアパートと家とを伝書鳩(決められた時間、
曜日を守っている)のように行ったり来たりしています。
  
彼女は幼少期に親に捨てられた為か、
自己肯定感が少なく、不安症です。
  
旦那に対して依存と束縛が高く、私に対しての嫉妬は半端有りません。
でもお料理がとても上手のようで主人はすっかり胃袋を握られています。
  
主人に対して依存や束縛をする一方、献身的で、尽くすタイプなので、
主人と彼女は共依存の関係になっています。
 
「貴方には本当に悪い事をしたと思っている。でも、今まで充分
幸せにしてきたつもりだ。これからは不幸な人生を歩んできた彼女を
幸せにしてあげたい」そう言われました。
 
あと3~4年後、会社を息子に引き継いだら、
家族を捨てて彼女の為に家を買い一緒に住むつもりでいます。
 
こんな夫に私は今後どの様に向き合ったら良いでしょうか?
 
 
【さくら・60代・会社役員】
  
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
  
夫が他の女性との生活を一部で始めており、
数年後は一緒に暮らす計画をしているのですね。
 
裏切られたという体験は、怒り、自己不信、後悔など、
さまざまな感情が入り混じって消耗することと思います。
 
そのような感情の嵐を経て、少し冷静に
この状況を観察できるようになっている部分も
さくらさんにはおありかと見受けます。
 
 
人は誰しも人の役に立ち、認められ、
自分の価値を確かめたいという欲求があると思います。
 
ただし、ある程度の自己承認ができておらず、
劣等感や自己肯定感の低さなどの問題があると、
さくらさんがご指摘されているように、共依存といって、
互いに依存し依存される(orさせる)ことで
「必要とされる私」という心理的ニーズを満たそうとしてしまいます。
 
カウンセリング現場では、共依存は大きな問題で、
クライエントの自立を阻みます。
 
カウンセラー自身が専門的な訓練を経て
気づきを獲ていないと起こり得ることです。
 
もちろん、異性間では共依存的でなくても恋に落ちてしまうことも
あれば、性的欲求の充足という点で、ニーズが合致することも
ありますので、一概に心理的な共依存だけが問題とも言い切れない
のかもしれませんが。
 
 
さて、さくらさんは、ご主人のことを今でも愛していますか?
そうであれば、その気持ちをご主人には伝えていますか?
 
それとも、これまで何十年も一緒だったのだからという、
変化への抵抗や生活の至便性から、
 
また、不倫相手への競争心から
=自分が相手より優れていることを確認して
自分の価値を保ちたい気持ちから、
ご主人への未練が湧いてくるでしょうか?
 
もし、ご主人が胃袋だけでなく、心も不倫相手に奪われているのなら、
元鞘に収まるというのはそうそう簡単なことではありませんね。
 
それでも、ご主人を本当に愛しているのであれば、
損得勘定抜きに、その素直な気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
 
これは相手の気持ちをコントロールするために伝えるのではなく、
あくまでも自分の気持ちを整理し、完了する意図で伝えると良いです。
 
その結果、関係性に変化が生じる可能性もあります。
 
そして、覚えておいてほしいのは、
結果がどうであれ、今夫婦間で起きていることは、
さくらさんが愛に値しないから起きているのではないということ。
 
また、37年は無駄ではなく、経験はすべて次のステップに役立つということ。
 
それぞれがそれぞれの人生の大切な課題に向き合い、乗り越え、
精神的に成長するために起きている、ということを信頼してください。
 
自己愛もその課題かもしれませんね。
 
夫が離れたのなら、夫無しでも幸せを体験しながら生きることができる
人生がさくらさんには用意されており、
恐れずそこに取り組むことが課題なのでしょう。
 
人生とは不確実なものです。
 
「一寸先は闇」という言葉がありますが、
おなじように「一寸先は光」のことだってあります。
 
予想もしなかった闇も光もぜんぶひっくるめて、
この体験があったからこそこれから成長していくご自身をもイメージして、
トンネルの向こうの光を意識して前進されますように。

応援しています!
 
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Q.いつも川畑先生のお話に、深い学びを得させて頂いています。
   
思いやりのない主人と仮面夫婦を続け熟年離婚か、
子どもが思春期でも離婚か悩んでいます。
  
私は小学生と中学生の二児の母(30代後半)です。
  
つい先日まで会社員として働いていましたが、
パワハラを受け体調を崩し休職の末、退職を決意しました。
 
それまでずっとワンオペ状態で家事と仕事の両立に必死になり、
旦那が酒を飲んで寝っ転がる中、子どもたちを習い事へ
送り迎えや遠征など休みなく動く毎日。
  
主人は自分がやりたいことしかやらず、
辛いと訴えても家事を手伝ってくれることはなく、
初めは喧嘩をしたり褒めてみたりと色々しましたが、
もう諦めて自分でやっている状況でした。
   
家事はやらなくても男らしい性格だから、
何かあったらきっと助けてくれるという期待が
いけなかったのだと思いますが、
私がパワハラを受けて傷ついたときも、病気になった時も
全く支えになってくれなかったことに絶望しました。
  
状況を必死に伝えても、共感も興味も持ってくれず、
会社との対決もたった一人で立ち向かいました。
休職中も結局私一人で家事をやり気遣いの声も無く孤独でした。
  
そんな中、ずっと相談に乗ってくれていた男性がおり、
悩みを聞いてもらっていました。
  
かけてもらいたかった言葉、思いやり、共感、応援を受け、
辛さを乗り越えることが出来ました。
   
その方とどうこうとは今は考えられませんが、
優しさを受けることを知ると、
余計に主人には完全に心が冷えてしまい、
現在は顔を見ずに済むようすれ違いの生活をしています。
  
主人もそれを察し、一切口を聞きません。
夫婦仲が悪いことは子どもにも悪影響だと分かっていますが、
心がついていきません。
  
子どもには良い父親だと思います。
離婚すれば諸事情あり、私だけが家を出ることになりそうです。
自分の気持ちを大切にすること、子どもを大切にすること。
  
どう、折り合いをつければ良いのでしょうか?
   
【なごみ・30代・主婦】
  
  
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
  
ワンオペで中学生と小学生のお2人のお子さんを育てて来られたとのこと。
本当に大変でしたね(とはいえ、今もまだ同じ状態が続いていらっしゃる
ことと思いますが)。
 
また、人生の難局で、いちばん頼りにしたいパートナーから
優しさや思いやりを得られないのはこの上なくお辛いことと思います。
 
なごみさんはここまで本当によく頑張ってこられていると思います。
  
なごみさんやご主人の親世代は、現代ほど夫婦共働きは多くなく、
家事・育児は女性がして当然という社会通念がありましたから、
そのような親を見て育ったご主人、そしてなごみさん自身もどこかで、
それが自然、または理想系という無意識のバイアスがあることと思います。
  
親も、無意識のうちに「男が家事や育児をするなんて可哀想」とか
「申し訳ない」とかといった態度をとってしまっているかもしれません。
  
このような日々繰り返される、言語的、非言語的メッセージは、
細胞レベルで私たちに深く刷り込まれ、簡単に上書きや更新ができません。
  
なごみさんもそんなバイアスがあったからこそ、おそらく、結婚当初から
家事や育児を率先して引き受けてきたのではないでしょうか。
   
夫婦ですべて分担は理想的だけれども、出来る限り私(女)が
いい嫁、妻、母としてやる、と頑張ってしまったのではないでしょうか。
  
このような、頑張りがきく良い嫁・妻・母は、
バーンナウトしやすく、ストレスも溜めがちです。
  
これからは、そんなに頑張らなくても私は良い人間、
とご自身を認めてあげてください。
  
夫がそのような承認が苦手でも、
なごみさんに一番近いなごみさんご自身が、
温かい眼差しで自分に接してあげてください。
    
また、ご主人とのコミュニケーションでは、
分かって欲しいとか察して欲しいとかと訴えるのではなく、
ご自身がこれまで無理して頑張ってきたこと、
そして無理が効かなくなってきたことを素直にシェアし、
具体的に役割分担について何をどれくらいして欲しいか
リクエストするよう心がけてください。
  
また、物理的サポートのみならず、夫婦として、
情緒的なサポートが欲しいことも伝えると良いでしょう。
  
その際、具体的にどのような状況において、
どのような言葉かけをしてもらえると
なごみさんは満たされるのかを、
ご主人に明確に伝えてみてください。
  
言わなくても分かって欲しいという思いを、
言いさえすれば分かることもあると切り替えてみてください。
 
これらのコミュニケーションは、
疲れて我慢できなくなるまで待って、
ついに感情が爆発した状態で訴えるのではなく、
なごみさんのエネルギー状態が良く、平静なときに、
ご自身への思いやりを実践する意図で、
この大切な話し合いを試みてください。
  
お互いに家事が大変であれば、専門業者に頼むのも一つです。
その費用を2人で負担することで、バランスをとることも可能です。
  
ぜひなごみさんなりの創造力と智慧を働かせてみてください。
 
そのためにも、ご自身が安らいだり楽しんだりして
充電できる時間を確保することはマストです。
 
ぜひ、この難局を変化の機会として前進されますように!

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