子育て・教育

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【Q】1と2ばかりの成績表

思春期の娘について悩んでます。

娘は中3で付属校の為、受験もなく高校に進学する予定です。
成績がとにかく悪く、今回は1と2の羅列に
ショックを受けました。

しかしながら、本人を見ていると、焦りの色は感じられません。
この先が心配でなりません。

今までも良い成績とはいえないものでした。
しかし結局は本人次第、本人のやる気がないとと、
本人の言葉を信じて見守ってきました。
その度、裏切られた思いでいっぱいになっていました。

そんなモヤモヤを日々断捨離に励み、自分がごきげんに
なれるように、娘と明るく向かい合えるように、
心がけてきました。

心理学セミナーも受講しました。
自分を主語にして気持ちを伝えてみましたが、やはり変わらず、
最近では呆れるばかり、そして娘を信じることさえ出来なく
なっている自分を感じてます。

いえば、さらに逆キレ、いわなければ、全くやらず
どうしていたったらよいのか、困り果てています。
どうか、アドバイスをおねがいします。

【40代 保育士 チョコポリ様】

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FROM 川畑のぶこ
A:
信頼していた相手に裏切られる。これは辛いことですね。
相手が身内であればなおさらです。

見守っていればかならず良くなる。
そう信じてきたのに…ことごとく裏切られる。
そんなことなら、娘のことを信頼するんじゃなかった…

チョコポリさんそんな思いに苛まれていらっしゃるのですね。

さて、今回のケースでキーワードとなるのは
「信頼」かと思います。

信頼について深めて行く前に、次の大切な概念の区別をして
おきたいと思います。
それは「希望」と「執着」という概念です。

私たちはどんな状況下に置かれていても希望を抱くことは
大切です。希望は人間を前進させる原動力でしょう。

どんなに娘の成績が悪くとも、いずれ良くなる可能性はある。
未来の可能性を信じる姿勢ですね。これは健全なことです。

ところが、似て非なりの概念で私たちを苦しめるものが、
執着です。
執着は「何が何でも」と対象にしがみつく状態です。
自分が望む結果以外は許容出来ない状況です。

希望はたとえ望む結果が得られなくても何とかなるという、
心に折り合いをつけるオープンさがあるのに対して
執着は自分の望む結果以外には関心が持てず、
心が閉ざされた状態です。

さもなくば人生が機能しなくなる!
というような不健全な信念が背景にあることがほとんどです。

さて、チョコポリさんはどちらでしょうか?
本題の「信頼」に関しては、何かを信じていて頼りになる状態
であり、そのことで心の平安が得られている状態を言います。
信頼が深まれば忠誠となり、さらに心は穏やかになるのでは
ないでしょうか。

ところが、この信頼も取り扱い注意です。
相手や身の回りに起こっていることに対して信頼をすることは
大切ですが、それを「どのように」信頼するかはさらに大切です。
相手が思い通りになると信頼したのであれば
裏切られる可能性は大です。

自分の人生ですら、なかなか思い通りにコントロール出来ないのに、
それが他人の人生となればなおさらです。

相手は自分の思い通りには前進しないかもしれけれども、
それでもそれは相手にとって必要な人生の課題に取り組むチャンス
やプロセスであり、相手なりの個性ある人生を切り開いている途中
だと信頼できていれば、さほど心が揺れ動くことも無いでしょう。

勉強が出来なくても、友達を大切にする優しい娘さんかもしれません。
勉強が嫌いな分、智慧を絞って人生を渡り歩く術を身につける
かもしれません。(もしかしたら既にお持ちかもしれません)

親の理想通りになる=勉強好きになることが必ずしも
子どもの幸せに直結するとは限らないわけです。

子どもの内にもきちんと叡智が宿っており山もあれば谷もある
個性的な人生を一歩一歩ゆっくりと、親の望むタイミングではない
れども、娘なりのタイミングで切り開いて行く力を
本質的に備えていると信頼してみてはいかがでしょうか。

娘さんは「今度こそ勉強する」と約束したかもしれません。
もし子どもが希望とモチベーションを持ってその言葉を発している
のであれば実際に勉強をすることはあるでしょう。
ところが、そもそも勉強に関心の無い子どもに約束を「させた」
のなら、結果は火を見るより明るいのではないでしょうか。

裏切られたのではなく、自分の都合や通りではないが、
想定内のことが起きたと冷静にとらえることが肝心です。

心理やコミュニケーションを学ぶ価値は相手を思い通りにする
ためではなく、たとえ相手が思い通りにならなくても
それを素直に受け止め、しなやかに適応できる心の術を
身につけることにあります

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sommerwiese

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【Q】子育てに後悔しています

大学院に入学した息子が大学に行かなくなり
1年以上経ちます。

大学に入学して1年ほどしてからだんだんと暗くなり、
うまくいかないのだろうかと思っていましたが
本人は何も言わない・・「大丈夫」を繰り返すだけでした。

今、付き合う友達もなく休学して実家に居ます。

楽しいはずの大学時代がどうして苦痛になってしまったのか。
毎日ネットで音楽を聴くだけの日々がいつまで続くのか。

ほとんどバイトもしたこともない子が
就職してこの先生活できるのか。

なによりなぜこんなことになってしまったのか、

親に話せないのは親に原因があるのではないか・・

小さい頃からのことを思い返し、母親の対応が息子を
追い詰めたのではないかと考え出すと
全てが当てはまる気がしてきます。

何よりこれからのことを話し出すと顔つきが変わり
別人のようになり、何をしたいのかわからないという

息子に何をしてあげればいいのか、
どうすればいいのかわかりません。

ただこうして流れていく日々が本人を
ますます追い詰めるのではないかとも思い・・

何をすれば本人が前向きに考えられるようになるのか
わからず、自分自身が冷静なのかも自信がなくなって
きてしまいます。

どう進んだらいいのでしょうか。

【50代 パート 匿名希望】

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FROM 川畑のぶこ

【A】愛する息子が大学院に通わず、
引きこもっていることを日々目にするのは
母親にとって辛いことですね。

病気や障害がなく無事生まれてきたことに感謝したのも
つかの間、私たちは子どもが理想通りに
―幸せそうに―人生を歩めていないと不安に陥るものです。

「母親として育て方を間違ったのではないか?」

このような後悔の念がわいてきたときは、
少し言葉を変えてみることをおすすめします。

「どのように関わり方を改善することができるか?」と。

これは、前者が過去に軸をもっているのに対して、
後者は今から未来に向けて軸をもつ姿勢です。

過去がどうであれ、私たちは自分たちの意識や姿勢次第
で今後の関わり方を改善することは可能です。

親子関係に関しては、まずは、干渉しすぎないこと
を意識してみると良いと思います。

親が子を心配するのは当然のことであり
仕方ないことでしょう。

ところが過ぎたるは及ばざるがごとし
―母親がナーバスになり過ぎたり、過干渉になりすぎることが、
子どもにとってはさらなる負担になっているケースが多いです。

親が心配すればするほど、子ども側には
「自分は素のままでは受け入れられないのだ」
という心理的刷り込みが強化されていきます。

息子さんがそっとしておいてほしいと思うのであれば、
そうしてあげることです。

これは母親がしてあげたいことではないかもしれません。
ところが、息子さんがお母様にしてほしいことです。

サポートとは決して自分が出してほしい結果へ相手を促すこと
ではなく、相手が出したい結果を促すことです。

このためには母親が子どもへの執着を手放す姿勢が
必要とされます。
そして、執着を手放すのに大切なのは信頼感を育むこと。

今、彼は私の好みの通りの生き方をしていないけれども、
彼なりの大切なプロセスにおり、学びの過程にいると。

これは決して諦めることではありません。
希望はもちつつも、執着を手放すバランスを
意識してみてください。

大学では学ぶことのできない、人生で大切なものを学んでいる
と信頼して、どっしりと見守る勇気を育んでいただきたい
と思います。

「もう一年」ととらえるのか、
「まだ一年」ととらえるのか、
これはその人次第です。

もしこれまで息子さんが頑張って走り続け
(たとえ周りからはそう見えなくとも)
人生に疲れているのなら、
数年のブランクがあって初めて
バランスを取り戻せるかもしれません。

そんなおおらかな気持ちで見守ってあげてみては
どうでしょうか。

「できることがあればいつでも言ってね」と
「求めたなら母親からの助けは常にある」
という状態だけ提供し、あとは見守る。

「自分がどんな状況でも、
 受け入れてくれる人はいるのだ」という
安心感や信頼感を自他に対して持つことができたのなら、
それは前進の原動力になることでしょう。

大変な時期だとは思いますが、
どうかひと呼吸いれて、ゆったり構えてみてください。

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【Q】子どもが時間にルーズです

我が家は6歳と1歳の男の子がいます。

悩みは長男です。いつも時間にルーズです。

しかもそれだけでなく、時間が迫ってくると、
もう間に合わない、何で教えてくれなかった
(実際は時間を適宜伝えて催促している)などと
言い始めて泣きながら暴れるなど
パニックになることが度々あります。

その様子から1歳の次男までが泣き出すほどです。

余裕をもって声掛けしていても
時間があると自分で認識しているからか、
支度を始めずに本をめくったりおもちゃで遊んだりと
寄り道ばかりします。
そして時間が迫るとパニックになるのです。

習い事も本人は楽しいといいましたが、行くまでの問題
が多くてやめさせました。
(本当に楽しいのならぐずぐずしないで時間に出かける
 ことができる、また自分から行きたいと強く願うまでは
 いかなくてよいと私は思ったから。
 しかしこれでよかったのかも悩みです。)

優しく、知っていることをみんなに伝えたいなど
社交的な性格の子供にいつもは見えますが、
時間に関して情緒不安定で気になります。

子どもの良さを伸ばしつつ、時間を意識して
パニックにならない対応を教えてください。

【40代 主婦 うさぎ様】

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FROM 川畑のぶこ

子どもが時間にルーズで毎日のようにイライラする日々が続く。
子を持つ母であれば誰しもいちどは経験することでは
ないでしょうか。

子どもが何度注意を促しても聞き入れず、変化が無い場合は
いくつかの理由が考えられますが、まず何より親として出来る
こととして、伝え方がどうであるかということを
振り返っていただきたいと思います。

たいてい私たちは気がかりなことを、その気がかりなことが
起こっている真っ最中にコミュニケーションしようとします。

たとえば、子どもが遅刻しそうなときにガミガミと叱るのです。

もちろん、それで効果があるときも多いでしょうが、
うさぎさんの息子さんのように効果が出ない場合は、
そのガミガミは聞きなれたノイズくらいにしか捉えて
いないかもしれません。

痛みを伴いたくないからという動機で学習させる意図で
ガミガミするわけですが、そもそもガミガミが耳触りは
良くないけれど、痛みにもなっていないという状態ですね。

そうであれば、ガミガミし続けるのは不毛です。
その代わりに、いちど「フォーマル」な話し合いをしてください。
6歳なら可能です。

そして、これをイライラしている真っ最中ではなく、
全く関係の無い、うさぎさん自身の機嫌のよい時間帯、
また息子さんの機嫌も良い時間帯に行ってみてください。

「○○くん、大切なお話があるからここに座ってくれる?」と
にこやかに向かい合います。
そして、気がかりなことを伝え、どうしたら良いかを
二人で考えてください。

このときに、「こうしなさい」と命令しないことです。
「どうしたら良いと思う?」と尋ねて、本人に答えさせます。
そして、同意がとれたら、それでは今からはそのようにしようと、
前向きに清々しく話を打ち切ることです。

無論、いちどで改善するとは限りませんから、ここは気長に
構える必要があります。

ドナルド・スーパという心理学者による発達理論では、
子どもは15歳くらいまでは成長段階にいると言われています。
6歳はまだまだ未熟な時期で、自分が何者であるか、
自己発見の途中です。

よって、うさぎさんの息子さんの現状は妥当な成長過程とも
言えるわけです。
ですので、もう少しおおらかな気持ちで見守ってみましょう。

子どもが成長して、時間にルーズであることで友人との調和が
とれないというような辛い体験をし、そこではじめて変化が
起きることも十分に考えられるのです。

好きな女性が出来て、時間や約束にルーズであることが原因で
別れるような体験をもって初めて変化を起こすこともあるかも
しれません。

その子なりの学びのプロセスを信じることです。

尚、子どものだらしなさが障害によることもあります。
自閉症や多動性などの発達障害によってそのような状況が
おこることも考えられます。

性格上「のんびりしている」というような粋を極端に超え、
パニックを起こすことが頻繁であるならば、そういったことも
可能性として考慮し、一度専門家を訪ねることもおすすめです。

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【Q】娘が保健室登校になりました

小中学生時代に成績も良くリーダー的な存在だった娘が、
念願の高校に入って2学期頃から保健室登校になり、
最近では不登校になってしまいました。

原因は、些細な友達関係や小さい中学校から大きな高校
へ入りプレッシャーを感じている事の様に思います。

学校の先生方も色々気にかけて対応してくれていますが、
本人は勉強もあまりしなくなり、学校にも行かずの状態です。
学校に行くように促したり、じっとしていないて
何かを始める様に言うのですが聞く耳をもちません。

学校の先生は
【家では本人が寛げる環境と、必要な時の手助けを】
と言われているのですが、何かを言わずにいられません。

子供にどう対応してよいのか、アドバイスをお願い致します。

【40代 主婦 あみまー様】

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FROM 川畑のぶこ

不登校の原因は様々ですが、あみまーさんの娘さんの場合、
きっと色々なことを頑張って背負い込みすぎて、
限界が来たのかもしれませんね。

成績も良く、リーダーシップもある優等生だった娘さん。
きっかけが何であれ、もうこれ以上頑張れないと、
張りつめた糸がプツンと切れたのでしょう。

お母さんが何か言わずにいられない気持ちは十分理解します。
ですので、何も言うなとは言いません。

ただし、言う言葉は変えてみてください。
「もう頑張らなくていいよ。」と。
「頑張ろうが頑張るまいが、
 あなたは私にとって大切な存在だよ。」と。

「いまは休むことが仕事だから、
 ゆっくり存分に休みなさい。」と。
「なんにもしなくていいよ。」と。

信頼してください、
彼女はその気になれば頑張って優等生でいることができます。
そのような能力はあるのです。

但し、それが彼女の幸せに結びつくとは限りません。
いま、娘さんは
頑張りが報われない=自分が得たいものをもたらさない
ことに落胆しているのではないでしょうか。

もしそうであれば、さらに頑張ることを促すのは的外れな
サポートとなりますし、状況を悪化させることもあります。

無理をしない自分でも、愛する者たちが自分を受け入れて
くれることがわかれば、そして娘さん本人が頑張らない自分
を受け入れることができるようになれば、
癒しは促進されることでしょう。

今は学校とのコミュニケーションを密にとりつつも、
彼女は必要なプロセスの中にいて、彼女なりのペースやタイミング
で前進することを信頼して見守ってあげてください。

娘さんがこの世に生まれてきてくれた日を覚えていますか?

なんにも出来なくても、彼女が生まれてきてくれたこと、
ただそのことが祝福だったはず。
そんな気持ちをぜひ思い出してみてください。

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【Q】反抗期の息子に困っています

中1の息子をもつ母親です。
最近、息子がカードゲームやパズドラにはまり、
勉強をしないことにいつもイライラしてしまいます。

やることをやってるのなら、ゲームも息抜きにいいとは
思いますが、やってると言いながら全く行動が伴わず、
言い訳ばかりです。

反抗期突入で、そっと見守る位がいいことは
充分頭ではわかっているのですが、
どうしても息子のやることなすことが気になり、
ついつい口出ししてしまい、いい合いになってしまいます。

どうすれば、息子と良い関係が築けるでしょうか?

【40代 サービス業 はぴはぴ様】

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【A】FROM 川畑のぶこ

勉強もせずにゲームばかりしている息子にイライラする。
はぴはぴさんのお悩みは
ティーンエイジャーの子を持つ母ならではですし、
多くの人々の共感を呼ぶのではないでしょうか。

まず、それがゲームであれスポーツであれ、
遊びに関しては、息抜きには良いという考え方がある一方で、
遊びで充電されたからこそ勉強や仕事など取り組むべきことに
集中できるという考え方もあります。

パーソナリティーによっては、やることをやってからでないと
遊ぶのが気持ち悪い人もいれば、遊んでからやるべきことに
取り組むことで効率よくなる人もいるのです。

過去に私がカウンセリングした10代の子どもと親のケースには、
「塾や家庭教師をつけてびっちり勉強の時間をとっているのに
なぜなのか」と、学年で最下位に近い子どもの学業成績を嘆く
親のものがありました。

一向に成績は上がらないどころか、集中力がなく、
じっとしていられないと言います。

確かに、カウンセリングの最中も、その子は
診察室をあちこち見まわし、手に届くものを片っぱしから
触りながら、ソワソワしています。

母親抜きでカウンセリングをすると、
「週末くらいは思いっきり遊びたい」と吐露しました。
聞くと、1週間のうち6日間、塾やら家庭教師やらが
入っているそうです。

母親に勉強の時間を減らすようにすすめると、青ざめて抵抗
しました。そんなことをしたらもっと学力が低下すると。

ところが、これまでの状況が機能していないのも、
これ以上勉強の時間を増やせないのも承知です。
泣く泣く、週に2回の家庭教師以外は、特に勉強を強要せず、
好きに遊ばせるようにしました。

するとどうでしょう、子どもはあれよあれよという間に、
学年でトップ10に入る成績になったのです。

勉強と遊びのバランスに関しては、まず子どもの
パーソナリティーを見極めて関わり合うということを
大切にされてみてはいかがでしょうか。

また、十代に反抗期が訪れるのは至極健全なことで、
彼が大人になるために必要なプロセスです。

良い関係とは決して波風の立たない関係のことではないのです。
たとえ波風が立つことがあったとしても、深いところで
信頼関係があり繋がっているからこそ、起こっているものも
あります。それは良い関係です。

十代で親に従順な息子という方がよほど不健全で、
将来が心配です。

よって、起こる必要のあることが起こっていると
抵抗せず受け容れてみる姿勢は肝要でしょう。

ガミガミ言うことが機能するなら良いですが、
恐らくNOではないでしょうか。

親が「ガミガミ言わなければやらない」という姿勢を貫くのなら、
子どもは「ガミガミ言われるまでやる」という姿勢を貫くでしょう。

「見守るしかないと分かっているとのことですが、
どうか、見守るのではなく「子離れする」ことを意識されて
みてください。

子どもの健全な巣立ちを促すのに、親があえて子どもから
離れるのです。

言いたい気持ちはあっても、あえて口を出さない。
そのためには、執着を捨てる心構えが必要となるかと思います。

息子さんは、はぴはぴさんの思い通りの人生を送らないかも
しれません。それでも、子どもなりに人生を切り開いていく
ということを信じてみてください。

失敗をするかもしれませんが、そこから身をもって何かを学ぶ
かもしれません。

親は子どもから失敗する権利を奪ってはいけないのです。
勉強をしなかった結末をきちんと自分で体験させ、
責任をとらせるのです。

取り返しがつかないことになる訳ではないでしょう。

思春期以降の子どもの親に出来ることは、子どもが今後
どんなに失敗をしても、どんなに人生の苦難に直面しようとも、
それを深い愛情で受け容れ包み込む存在でいるということ
ではないでしょうか。

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【Q】中3の娘が不登校です

中学3年生、娘の悩みです。
中学1,2年生の時、女友達からのひどい裏切りにあい
現在不登校です。

不登校になって7ケ月が経ちました。
不登校専門のカウンセリングをうけていますが、
まだ再登校できない状態です。

私は常識にとらわれず、
『今、私たちに与えられた試練だ』と
なんとか精神状態を保っていますが。。。
正直、内臓がえぐられるような毎日です。

子供が学校に行くのは普通で当たり前の事ができない。。。
本当に辛く悲しいです。

娘がこのような状況でも何もできない自分(親なのに)。。。
無力を感じます。

【50代 女性 Pineapple様】

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【A】FROM 川畑のぶこ

愛する我が子が不登校になる…とても心が痛みますね。
このような時に、Pineappleさんはじめ周囲のサポーター(とくに家族)
がどのように娘さんに接するかは、娘さんの癒しの過程において
とても大きな役割を担っていると思います。

まず、第一に育んでいただきたい姿勢があります。
それは、「子どもが学校に行くのは普通で当たり前」という姿勢を
手放すことです。

これは決して娘さんにそういう姿勢を育ませるさせるということでは
ありません。もちろん、そうできたに越したことはありませんが、
それよりもまず周囲がそのような姿勢を育み接するということです。

ではどうそのかわりにどのような姿勢を育めば良いかというと、
「我が子は唯一無二の個性ある人生を歩んでいる」と受け止めて、
今、娘さんに起こっていることの全てを受け入れ、
痛みを包み込むことです。

大変な事件に巻き込まれた惨めな我が子ではなく、
大変な試練を懸命に乗り越えようとしている勇者としての我が子を
ケアしてあげてください。

「もう7ヶ月も経っているのに」という周囲の姿勢は、
言葉にせずとも非言語的なエネルギーで伝わるものです。

娘さんも自らに同様のプレッシャーを与えています。
そこに周囲から同様のプレッシャーが加わることは、
状況を悪化させるだけで、何の解決にも結びつきません。

どうか、「彼女の個性に沿って、必要な課題を必要な時間をかけて
癒えていく」と信頼してみてください。

平均的、あるいは標準的に生きる事が人生を幸せに生きること
だとは限りません。
痛みを伴うことが人生に起きたことは残念なことではあります。
ところが、それをバネにしてより良き人生を送ることは可能です。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉を私たちはよく耳に
すると思います。ところが、PTG(心的外傷後成長)というものも
存在します。

辛い試練を乗り越えて、その人が人間として大きく成長する
ということです。これは、以前の状態に戻ることではなく、
以前以上に人間的に大きく成長することを意味します。

精神科医学者のフランクルは強制収容所の中でさえも、
希望を持って、日々を送る人がいたと報告しています。

そのような人々は、人の痛みがわかるが故に、
真に大切なものは何かを知り、自らの経験を人々や未来の社会に
役立てようという福祉の精神をもって豊かに人生を切り開いている
ことが特徴的です。

娘さんが、Pineappleさんご家族にとって今回の事件が苦しみを
伴うことは間違いないでしょう。
ところが、痛みを伴う大きな事件を乗り越えて、大きく成長する
機会ともなり得るのです。

周囲の人々の温かさに触れることはこの成長を促進させる
大切な要素です。
また、娘さんだけでなく、ご家族も大きく成長することでしょう。

どうか、希望を持って前進されますように。

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