断捨離/掃除・整理・整頓

161005_FB_kawabata

転勤のある主人と再婚し2度目の子育てをしています。

前の夫との間の子供は、もう24歳と20歳です。
離れて暮らしています。
今の子供は8歳と7歳です。

年に一度実家で子供達と会ってきました。

離れた子供達は(今の)娘達を可愛がってくれます。
その姿を見る度辛い思いをさせてしまい
ずっと一緒にいてあげれなかった事を悔やんできました。
そして、なかなか過去から離れられずにいます。

私自身、親の不仲で離婚はしなかったけれど、
父をとても嫌いになり苦しみました。

そんな気持ちもあり、我慢できなくなってしまったと思います。

今の主人とも色々ありましたが今は仲良く暮らしています。
やっと父を許せるようになりました。

でも、反対に母に対してのモヤモヤが出ています。
また、人生を諦めたように過ごしていたんじゃないかと思います。

実家は物で埋め尽くされています。
母は難病です。
実家へ行くととても疲れます。

私は鬱になっているのかと時々悩むほど、過去の事を考えてしまいます。
でも、それで少しずつ自分自身を見つめて来たように思います。

今は断捨離を始めたいと思うのですがなかなか手をつけれないでいます。
動きたいのに動けないでいるこの状況をどうしたら良いのでしょう。

ただ、転勤族なので物で埋め尽くされてはいません。
でも、不要なものは溜めていると思います。

アドバイス頂けたらと思います。

【ルミさん・40代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

4人の子育てをされてきた(されている)とのこと、大変お疲れ様です。

子育ては人生の大きな仕事。
兄弟姉妹たちが仲良くやっているのはありがたいことですね。
これもルミさんの育て方や愛情の賜物ではないでしょうか。

子育ては理想を言ったらきりがありませんが、
母親が「その時点で」できる最善を尽くしていることは間違いありませんから、
まずはそのことを認めてあげて、

そしてより良い未来のためにも、
過去を振り返り反省することは時として大切ですが、
過去ばかりに時間を取らず、今から未来に向けてのお子さんたちとの関係に
注意を向けてみてはいかがでしょうか。

それこそ、未来に後悔しないように、、。
今の関係性を輝かせることに意識を向けてみると良いのではないかと思います。

ご主人ともなんだかんだあっても今が良好な関係なら
素晴らしいことではないでしょうか。

ご両親も同様に、過去には色々あったでしょうし、理想の親を挙げたら
きりがありませんが、その時点で与えられた条件下での精一杯を
尽くしてこられたことと思います。

教師にも反面教師にもなりますが、それぞれの良いところを受け継ぐことに
意識を向けてみると楽になることと思います。

己が前進できない時に、私たちは何かと誰かのせいや何かのせいにしがちです。
そのことで、自分が努力をしなくてすむ理由になるのですね。

人生に苦労はつきものですし、
周囲の人々は身内を含めて思うようにはいきませんが、
それでもしなやかに向かい合って自分の人生を機能させることはできますから、
ぜひ、今身の回りに起こっていることでありがたいことや喜ばしいことに
目を向けてみてください。

理想の条件すべてが整わなければ人生が機能しないというのは幻想です。
私たちはどのような条件下に置かれていても幸せを感じることはできます。
ぜひそのような視点を持つ努力をされることをお勧めします。

断捨離もしかり。
私たちは手放せない理由はいくらでもあげることができます。

すべてが整うのを待たずに、とりあえず目の前の1畳、一つの引き出し、
冷蔵庫の1段などから手をつけられてみてはいかがでしょうか?

心が決まるから行動できるという論理もありますが、
手足を動かしているうちに、心や頭がついてくるというのもまた真実で、
断捨離の醍醐味でもあります。

ぜひ勇気を持って今、ここ、私の第一歩を踏み出してみてください。
応援しています!

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160914_FB_kawabata

Q:断捨離を知ってから6年、
同じくはまった母と協力的な父とともに
コツコツ進めてきました。

自室からごみ6袋を出したのを皮切りに、
家族の車2台、お墓(永代供養にしました。)、本棚3竿と中の本と
捨ててきましたが、どんどん欲が出てきます。

自室にお客を招くと、宿坊のようだねと言われますが、
私はこんな散らかった部屋でと思います。

母も今度は婚礼ダンスを処分したいそうです。

断捨離を始めてうつ症状も治まり、やりたい仕事に転職でき、
いいことだらけなのですが、少し落ち着きたいと考えています。

このような感情はいつごろおさまるのでしょうか。

【すみ・38歳・契約社員】

―――――――――――――――――
A:

FROM 川畑のぶこ

ご家族一丸となって、熱心に断捨離に取り組んでこられた姿が目に浮かびます。
うつの克服と社会復帰、すばらしいですね。
どうか、ここまでの努力は大いに讃えてあげてください。

さて、断捨離に疲れたとのこと。
おつかれさまです。

疲れたときに最も効果的なこと…
それは休むことです。

過ぎたるは及ばざるがごとし、
私たちは、必要のないことをしすぎたり
不要なことをしすぎたりすると疲れてしまいます。

何事にも適度なバランスというのが存在します。

溜めすぎ、捨てすぎ、
見た目には違うことをしている(Doing)ように見えても、
「もっともっと!」の関わり方やあり方(Being)が変わっていなければ
結局私たちは同じ課題につきあたるのだと思います。

断捨離は過剰を取り除くプロセス。

もしも、すみさんが頑張りすぎて疲れてしまっているのなら、
その頑張りを手放してみてはいかがでしょうか。

空間にゆとりが必要なように、私たちの人生にもゆとりが必要です。

完璧を捨てて、のんびりゆったりする。
たまにはそんな時間を味わってみるのもまたよし。

きっとリフレッシュできることと思います。

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160831_FB_kawabata

Q:父は7年前に、母は4年前に他界し、
私(独身)はその実家(一軒家)に引き続き住んでいます。

私は3人姉妹の真ん中で、
姉と妹は結婚してそれぞれ家庭を持っています。

実家に住んでいる私が主に親の遺した遺品を整理していますが、
4年になる現在もなかなか終わりが見えてきません。

特に、母はいわゆる超タメコミアンで
実際に「賞味期限が昭和の日付の食品」や
「今年35歳の妹が生まれた時の、友人たちから貰った出産祝いの
全く手をつけてないもの」が、母亡き後に見つかり、泣きそうになりました
(情けなくて)

バックヤードから、母の衣類の尋常じゃない量がわんさか出てきて、
何度埃でむせたことか…

私は、ここで「人間の命はモノより短い」
「溜め込んだモノのツケは、本人でなく残された者が背負うものだ」
ということを思い知り、断捨離の大切さを改めて実感したのであります。

「そんなに、遺品整理が大変なら業者に頼めばいい」という意見もありますが、
私としては本音はそうしたいのですが、それは現実難しいです。

というのは、嫁いで行った姉妹の存在です。

実際に母のものと思って処分した本棚が、
実は姉のものだったりしたこともあったりして、
処分できるものの線引きが曖昧なのです。

現実、遠方だったり、子供が小さかったり
配偶者の仕事の都合上、ウチになかなか来てくれなかったりするので、
相談もままならないです。

そして、母の遺伝子を引き継いだかのようなタメコミアンの姉妹で、
姉にいたっては、嫁いで10年になるのに
部屋一つ分埋まるくらいの荷物がまだ残っています。

「もう嫁いで行ったのだから、なんとかしてほしい」と言っても、

「ウチは転勤族で、そんなに広い家に住めないし、いつ引越しになるか
わからないから、持って行くことはできない」
「近いうちに、姑と同居する二世帯住宅を建てる計画がある。
そのときに持っていく」

と、言いながら、その建設予定地より、どんどん遠いところに、
転勤が決まっていきその計画が実行できるめどなんていつのことやら…

現実に姉が置いていった荷物が私の生活スペースを占領しているので、
「他人のものは勝手に捨ててはいけない」の断捨離の鉄則を守ってるにしろ、
姉のモノを隅の方にまとめておいて、私のスペースを作ろうとしては、
「私のモノをぞんざいに扱わないで!」と怒られる始末…

私は、「自分の身の回りの事で精一杯なので、
それ以外のモノにまで気を使う事はできない!」と言いますが、
「それは自分勝手」と言い返されます。

「妹の生活スペースをおびやかしてまでも、
10年も家を物置にしている方が自分勝手」と腹の底では言いたいところですが、
水掛け論になるだけなので、こらえています。

断捨離は素晴らしい片付け法とは思ってますが、
私ひとりではどうしようもないことを痛感しています。
私自身のモノの断捨離は、殆ど済んでます。

そして、一日も早く家の整理を終わらせたくて、
今年に入ってから、ほとんど遊びに行ってません。

平日は仕事、土日祝日は片付け。
五月の連休もずっと片付けしてました。
気がついたら今年も半分が過ぎていきこのまま年末になりそうです…

たまに少し遊びに出掛けても家の事が気になって、楽しめません。
このまま片付けばっかりして過ごすのは嫌です。

嫌ならやめてしまえばいいかもしれませんが、
やめたら汚部屋、ゴミ屋敷の生活が待ってるだけで、
それはもっと嫌なんです。

アドバイスがあればよろしくお願いします。

【まこと・41歳・会社員】

―――――――――――――――――
A:

FROM 川畑のぶこ

まことさんとご姉妹とのモノを介したバトル。
なかなか一筋縄ではいきませんね。

そう、人は相手を支配するときに
相手の罪悪感に漬け込むという術を知っています。

「あなたに思いやりがあるのなら取っておけるでしょう」
「相手をリスペクトするならそのままにしておくでしょう」
といった具合に。

その際、自分のモノで苦しんでいる相手のことは想像ができず、
ひたすら被害者意識が働いてしまうのですね。

整理すること=悪
取っておくこと=善

という不文律が根底にあることと思います。

まことさんの姉妹はお二人ともタメコミアンとのことで、
モノが溢れていることに慣れていらっしゃるので、
そのことで苦しむ人のイメージができにくいことが考えられます。

ですので、本当に大変で苦しんでいるのだということを知ってもらうために、
口頭ではなく、手紙で伝えてみてはいかがでしょうか。

また、モノを溜め込み、そのことで自分を満たそうとする傾向がある人
というのは、自分の持ち物を己の延長線上のように考えてしまい、
相手がそれを大切にしてくれるか否かで
相手が自分を認めてくれているか、または受け入れてくれているか否か
を図ろうとすることがあります。

これは無意識のうちに行われています。

まことさんは、不要になったモノを整理しようとしているだけなのに
「私が不要だというの!」と、モノと自分を同一化してしまっている状態ですね。

また、この時、自分が丁寧にそれらのモノを扱っていないことは
棚上げとなっています。

まことさんは、あくまでも本人が丁寧に扱わず、放ったらかしにしているものを
整理したいということを伝えているのであり、姉妹を大切にしないということではない
ということをはっきり伝えておくことは大事なプロセスであると思います。

まことさんは、ご姉妹のことは大事にされていると思いますので、
(それ故にこのことに真摯に向き合い、悩んでいらっしゃることと思います)
そこは自信を持って良いと思います。

モノを取っておくことで、相手への思いやりやリスペクトを表現したり証明したり
する必要はまったくありません。

今ご自身がこのことでとても困っていることを、
この問題をできるだけ早く解決したいことを、
そして、姉妹のことは大切に思っていることを、
誠実に伝えてみてはいかがでしょうか。

まことさんがご実家をご両親の遺産として全て相続されている場合は、
ご実家のスペース全てを自由にされたら良く、
ご姉妹のものはそれぞれの住まいに送ることが健全ですが、
姉妹3人が3分の1ずつ相続しているのなら、
ご姉妹にもその空間を自由に使う権利はあります。
(たとえ物置にしたとしても)

その場合は、どこからどこを物置として使うかということも
話し合ってみてはいかがでしょうか。
そしてそこに「丁寧に」保管することを伝えてみてはいかがでしょうか。

ただし、開かずの間に埃や菌が堆積し、衛生状態が悪化したなら、
それはまことさんの健康や人生の質を落とすこともきちんと主張し、
それ故にどのように管理するかも話し合いをして
クリアにしてみることをお勧めします。

どうか、相手への敬意と愛情を持ってコミュニケーションをスタートしつつ、
主張すべきことは引かずに主張してください。

主張は決して批判ではありません。

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160817_FB_kawabata

Q:断捨離によって、嫌な人間関係を切ることは可能でしょうか?

やましたひでこさんがある動画でホワイトボードに
「へんなおじさん、おせっかいなおばさん」とお書きになって、
そういう人たちと、人間関係を切ることができる、、、。
というようなお話をされてましたように記憶しておりますが、
まさしく私も、そのような悩みをかかえております。

悩みだしてからもうずいぶんの年月が経っております。
ずうっと(その人たちとは)切りたい、切りたいと思っているのです。
もうこれ以上苦しむのは、まっぴらごめん!!と考えているのです。

【べにこ・50歳・専業主婦】

――――――――――

A:
FROM 川畑のぶこ

べにこさんのように、断捨離で人間関係を改善したいという
ご相談はとても多く受けます。

断捨離というのは、ただのモノの片づけにあらず、思考の整理法
なのですね。モノと向き合い、それらとの関係性を問い直すことで、
思考の整理ができるようになります。

私自身、断捨離にハマったのは、
それまで提唱されてきた数々の片づけ技術とは違い、
人生の整理につながる心理療法的な側面を実感したからです。

モノとの関係性を問い直した結果、
自分がしがみついていたもの(執着していたもの)が見えてきて、
不要と判断されればそれらを断っていく力が身についていく過程は、
断捨離の醍醐味です。

人間関係に関しては、過剰適応といって、必要以上に相手に合わせて
生きてしまう人、即ち、自分軸ではなく他人軸の人というのは、
モノとの関係性においてはモノ軸、即ち自分の本当の気持ちよりも、
モノを優先してしまう傾向が見られます。

部屋の断捨離をしていくうちに、モノ(他人)軸の日々であったことに気づき、
それを自分軸に戻して不要なモノを手放していった結果、
思考の整理法が身につきます。

そのことが、結果的に、モノのみならず、家事や仕事などの
日常の出来事との関わり方も変容させ、結果的に人間関係の変容にも
繋がったという報告は、数え切れないほどあります。

やましたさんの仰る、「知らないオジサン」や「おせっかいなオバサン」は、
モノを人間関係に喩えたなら、そのようなものが家の中にいっぱいある
ということを軽妙にわかりやすく表現されています。

友人が、職場の同僚から沢山もらったからとお裾分けしてくれた、
産地すら思い出せないエキゾチックな土産品「=知らないおじさん」や、
キッチンに山積する、数回使ったきりでそのままになっている〇〇メーカーや
〇〇焼き器などの便利グッズ「=おせっかいなオバサン」などと決別することで
そのような力が育めることでしょう。

まずは、身の回りの知らないオジサンやおせっかいなオバサンなどから
整理してみることによって、身の回りに大好きな家族や親友(のようなモノたち)
のみに絞り込んでいきましょうという提案です。

いきなり人間関係の断捨離というのはハードルが高いでしょうから、
さほど波風を立てずに済む、モノとの関係(例えば冷蔵の中の消費期限の
切れた食材や保冷剤など)から始めてはいかがでしょうか?
というのが断捨離の提案です。

家全体の断捨離が終わるころには、おそらく
断捨離識別眼(思考の整理力)が育まれてきていることと思います。
そこから自然と人間関係の問い直しが始まることが多いのです。

べにこさんも焦らずに、さほど傷ついたり傷つけたりしなくて済む、
目の前のモノたちとの関係性の問い直しから始めてみてはいかがでしょうか。
きっとべにこさんの心と人生を豊かにしてくれるはずです!

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Q:断捨離したのに何も変わらない。

少しずつでも断捨離をしたいと思い
戸棚の食器を一段出して不用な食器を捨てました。
戸棚の中をきれいに拭いて必要と思われる食器を並べました。

あら不思議!
ただ単に並べなおしただけのように見えます。

次の段もその次の段も片づけて硝子戸を磨きあげたら
確かにきれいになりました。
でも「スッキリ!」とは程遠い状態です。

以前にタンスの中を断捨離した(つもり)ときも同じ結果でした。

以前よりきれいになった(はず)戸棚を眺めていますが
モチベーションが上がりません。

最初は少しずつでも、
断捨離は加速するはずではなかったのでしょうか?

【ぶち猫・57歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ぶち猫さんの断捨離奮闘記、
共感される方も多いのではないでしょうか。

断捨離はそれぞれの個性が反映されるプロセスでもあり、
タイミングやスピードもそれぞれの置かれている立場やライフスタイル
を尊重しながら行うことが大事になってきます。

たとえそれがぶち猫さんの望むタイミングやスピードでなくても、
必要なタイミングとスピード(=学びの過程)があることを
受け入れることも大事なプロセスとなるでしょう。

私自身は仕事もしていることもあるのと、日々コツコツと言うよりは
日程を定めて一気にというのが性に合っているので、
最初の大掛かりな断捨離はそのように取り組みましたが、
中にはコツコツが性に合っている、すなわち、
すぐに結果が見えない方もいらっしゃるでしょう。

ぶち猫さんは主婦とのことですので、
フルタイムで仕事をされている方たちに比べれば家にいる時間も多く、
断捨離の時間も融通がきくのではないかと思われます。

ただし、家にいる時間が多ければ多いほど、
その分家の中での生活を豊かにしようと物が増えてしまったり、
いつでもできると思うとなかなか手をつけなかったりもしますね。

断捨離をしたのにスッキリしないし何も変わらない(変わった感じがしない)
のであれば、もともとの量が圧倒的で適正量を大幅に超えているため、
本人的には断捨離をしたつもりなのに、実際は適正量に至っていない
という問題が考えらえます。

例えば、扉の付いた見えない収納なら、
適正量(収納スペースに対して70%)に対して倍のもの(140%)があった場合、
全体の約3分の1の量のものを捨てたとしても、まだ2割以上オーバーなのです。

自分としては3分の1も捨てたのに!なぜスッキリしないのか?
という感覚となるでしょう。

断捨離は空間に対して100%の収納を目指すのではなく、
「見えない」収納なら70%、
「見える」収納なら50%、
「見せる」収納なら30% 
を一つのガイドラインとして提示していますから、
ぶち猫さんの食器棚に扉が付いているのなら70%を意識し、
扉がなければ50%くらいを意識されるとスッキリ感が得られ、
モチベーションにつながることと思います。

ぜひご参考にされてください。

これはモノの通り道であり、呼吸空間をつくるということです。

モノだけでなく、日々のスケジュールなども
7割くらいを意識して、3割は自由なゆとり時間にすると、
空間だけでなく人生もスッキリしてくることでしょう。

このような規制を意識的に設けずにいると、私たちはついつい
100パーセント、あるいはそれ以上に人生を埋めようとしてしまい、
結果、息がつまる人生になってしまうので気をつけたいですね。

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160622_FB_kawabata

Q:
昨年9月に断捨離塾に入会しました。
動機は、心も身の回りもすっきりしたいと思ったからです。

私は、アメリカに住んで、3人の子供を幼い頃ホームスクールで育てました。
一番下の息子も、今年高校を卒業し子育ても終盤を迎えました。
教育のために揃えた教材が山ほどあります。

いずれ、この教材を使って教室を開こうかとも思って、全部保管してあります。
右脳教育の七田式の教材はほとんど購入しました。
それは、時間が経過しても使える内容です。

でも、現実的に今、教室を開くわけではありません。
でも孫に使えると思ったりします。

強敵は、子供達が勉強したり遊んだりしたノート、プリント等。
思い出がいっぱい詰まっています。
毎日、子供達と過ごすことがとても充実していました。
子供たちの成長がとても楽しかった。

成長した子供たちは、もうその頃の面影はあまりありません。
過去に引きずられている自分をはっきり自覚しています。

それから、解放されるために断捨離を始めましたが、
未だにその思い出のノート、プリントに惹きつけられています。

自分も子供たちも自由にしてやりたいと願いながら、
私にとったら、本当に切り離すことの難しい思い出の品、
どのようにしたら、切り離すことができるでしょうか。

【みき・50代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

みきさんのように、子どもの思い出の品をなかなか手放せない母親は、
世の中に多くいるとおもいます。

何を隠そう、私自身、子どもの幼稚園から持って帰ってくる作品が
どんどん溜まってきていますから!

ホームスクールで3人ものお子さんを育てられたとのこと、
みきさんの育児、教育に対する熱意が伝わってきます。

また、幼児教室を開く夢がおありになるとのことで、
もしそのような明確な意図がある上で
資料にしたいというニーズがあるのであれば、
そして、さらに思い出を大切にしたいという思いがあるなら、
最初から全てを無理に「切り離す」必要はないのではないかと思います。

ただし、このようにご相談されるということは、
心の底で「何かちがう」と感じられているからでもあるかと思います。

すなわち、「教室」や「孫」を先延ばしの言い訳にしている疑いが
ご自身の中に強まってきているのかもしれませんし、
取っておくにしても量が半端ではないのかもしれませんね。

まず、教材は日進月歩です。
私の母親の時代に正しいとされていた育児書は、現代では反証されています。
孫が使えると母がとってあった私たち兄妹の教科書は、ロシアがソビエト連邦でした。
円周率の計算方法も当時とは異なりました。

みきさんがお子さんのために揃えた教材は、
その時代のベストであったとは思います。
ただし、お孫さんのジェネレーションにはよりアップデートされた教材や教育があり、
その方が適している可能性は高いです。

教室に関しては、例えば右脳教育など、教材の著作やフランチャイズなど
しっかり体系化されたシステムが導入されているところは、
ライセンスを取得した者のみが教材を扱い教室を開くことが許されることが
多いと思います
が、その場合、本部から最新の教材が提供されるはずで、
何十年も前のものはむしろ使用してはいけないのではないでしょうか。

この辺は将来「教室」の計画があるのであれば、
具体的に調べてみる価値があるかと思います。

端的に言うと、みきさんがお持ちのそれら教材の「すべて」がなくとも、
教室やお孫さんの教育に支障はきたさないどころか、
それら以外を使った方が適切なこともあるということです。

まずは、教材などの思い入れの強いモノは、とりあえず後回しにして、
さほど思い入れのないものから断捨離してみることをお勧めします。

そして、断捨離のコツやリズムを身につけたうえで、
最後に最難関の教材に向き合って見てはいかがでしょうか。
すると真にとっておくべき「要・適・快」の教材のみが残るのではないかと思います。

ところで、みきさんのような子ども想いの熱心な親や祖父母からは、
教材から学ぶより何十倍のものを、
お子さんやお孫さんは得られていることと思いますよ。

ごきげんなお母さん、おばあちゃんとのふれあいこそ、
何より重要な教育かもしれません。

断捨離塾、ぜひ楽しんで下さいね♪

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160420_FB_kawabata

Q:人との関わりが上手くできません。
このメールマガジンを読み始め、
今を大切に生きていこうと頑張っているのですが。

2年半働いた契約社員の仕事を半年前に辞めました。
辞める直前は原因不明の頭痛で病院へ通いましたが、
仕事を辞めてから、頭痛はすっかり治りました。

が、職場で体験した、理不尽なこと(職員の人の態度)、嫌がらせをした同僚
の態度や表情、見て見ぬ振りをする同僚・・のことが許せません。

働いている時は、このくらいのことは、どの職場でもあるのだろう、
気にしないようにしよう。とか、あの人(嫌がらせをする人)は病気だし、
なるべく関わらないようにしよう。と思って働いていました。

今思うと、心の病気になる前に辞めて良かった、とつくづく思います。
(病院の先生には、薬を処方するので飲みながら仕事を続けるか、
思い切って辞めるか、と言われてました)

今、なぜあんな嫌な人が今も仕事を続けているんだろうという思いが
頭から離れません。特に、「〇〇さん(私)のことを、そういう相手として
決めたんだろうね」という同僚の言葉には、びっくりしました。

その時はわからなくて、後から怒りが込み上げてくることがよくあります。
思い返すと、今までもそういうことがありました。
健全な心の働きではないと思っています。

どうしたら、健全な心になり、健全な心を保てるのでしょうか。
好きな事をしようとしても、嫌な事を忘れる事ができません。

アドバイスお願いします。

【匿名希望・45歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

職場の同僚の心無い言動に傷ついてしまったのですね。

確かに、そういう人はどの職場でも一定の割合で存在するとは思いますが、
職場自体が文化を持っていることもありますので、
もしご自身が職場を離れて体が楽になったのであれば
それは離れて正解だったと思います。

頭で考えて分からない時には、
身体の声に耳を傾けることはとても有効です。

ですので、辞職に関しては、自分は正しい判断をしたのだと
褒めてあげてください。

さて、仕事を辞めたにもかかわらず、過去の思いを引きずってしまって
今のことに集中できないとのこと。

私たちは過ぎてしまったことに心を引き戻されたり、
まだ起きていない未来に心を連れ去られたりして苦しむものですね。

今、この瞬間に意識を向けて心をすっきりさせるのには、瞑想が有効です。

とりわけマインドフルネス瞑想は多くの医学的なデータによって、
不安やストレスを解消するのに有効であることが証明されています。

アメリカでは主な医学大学にはマインドフルネスセンターがありますし、
ビジネスの世界でもマインドフルネス瞑想を職員研修に取り入れている
大企業がたくさんあります。

マインドフルネスは呼吸に丁寧に注意を払う呼吸の瞑想から、
歩く瞑想、座る瞑想、食べる瞑想など、
日々の生活の中でいつでもどこでも誰でもお手軽に実践できるものです。

禅僧ティク・ナット・ハンによるマインドフルネスの実践手引書
お薦めですので是非ご活用ください。
http://goo.gl/7S6ooY

このような手引きに従って、ご自身で実践されても良いとは思いますが、
仲間と集まって定期的に瞑想会に参加できればなお効果はあると思います。

全国にサンガと呼ばれる、マインドフルネス瞑想の実践会があるので、
興味があれば是非足を運んでみてください。

全国のサンガ
http://tnhjapan.org/sangha/

そのような会を通じて、同じように穏やかさを分かつ人々と、新たな人間関係が
形成されて、社会的な調和が取り戻されることもあるでしょう。

ソーシャルサポート(周囲のサポート)は私たちの健康に大きな影響を与え、
そのようなつながりのある人はない人に比べて寿命が長いこともわかっています。

是非、ご自身にとって機能するサポートシステムを新たに構築し、
そこに意識を向けてみてください。

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Q:はじめてメールします。
今回は自分の事より、長男の奥さんのことです。

よくテレビなどでごみ屋敷等を見ていて
「あんなになるってどんな気持ちなのかねー」って話をしていますが、
我が家の息子家族の部屋も凄いです。

ごみではないのですが、洋服、おもちゃ、鞄等あらゆるものが床に散乱していて、
孫がおりますが、孫に与えた部屋は私たちの隣の部屋なので
朝一緒に掃除しちゃいます。

私もそんなに上手ではないですが、できれば全部片付けてやりたい気がします。

どのようにしたら本人が、毎日きちんとできるようなアドバイスをしたら
よいでしょうか?

主人は「無理。変わらないだろう」ってあきらめてます。

孫がぜんそくになった時も遠まわしに
「きれいにしておかないとホコリとかゴミが一番良くないからね」
と話したことがありましたが、
その時は「そうですよね~」とは言っておりましたが変化ありません。
性格で無理でしょうか?

【ばあ~ばちゃん様・60歳・会社員】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

愛する家族、とりわけお孫さんのことを思うと、
衛生的な環境で生活して欲しいと願う気持ち、
手を出したくなる気持ちも当然のことですよね。

片づけのモチベーションは、もちろんお嫁さんの性格やライフスタイルにも
依存するとは思いますが、まずは本人(たち)がそのことで困っているか
どうかを確認することは大切だと思います。

その家族が困っていないのなら、
それぞれの人生の課題や過程があることを尊重する他ありません。

今でもお孫さんにハウスダストやダニなどによる喘息があるのなら、
それは命や健康に関わることなので、
困っているがうまくいっていない状態であるのは明らかでしょう。

お嫁さんにどうしても気をつかってしまって、
思っていることをストレートに伝えられない場合、
もし息子さんご夫婦が共働きで、お嫁さんも外でお仕事をされているのであれば、
家事は夫婦(男女)平等なので、コミュニケーションしやすい息子さんに
片づけや掃除について話をしてみてはいかがでしょうか。

例えば、育児や料理はお嫁さんが、片づけや掃除は息子さんが、
といった分担は成り立つわけです。

息子さんであれば、本音でストレートに話したところで
関係がギクシャクすることはないでしょうし、
したとしても修復しやすい関係だと思います。

お嫁さんは手が回らないのだから、あなたが率先してこちらを担当したら?
と提案することは可能ではないでしょうか。

もし、お嫁さんが専業主婦で、本来、除や片づけは彼女の役割である場合、
それでも片づけや掃除に手が回っていない状態なら、
まずは相手の忙しさや大変さを理解し、共感を示してみてください。

そして、協力の手を差し伸べてみてはいかがでしょうか。

「育児をしながら家事の全てをこなすのは大変よね。
私も昔は本当に大変で気持ちがわかるわ。」などといった流れは共感的です。
もしご自身も過去に部屋が散らかって大変な経験があれば、それをシェアします。

「こんなのまだいい方よ、私はもっと手が回らなかった」などといった
「あなたはさらにOK」なシェアがあれば、なおさら緊張感は融けるでしょう。

『ああ、お義母さんは私を批判しようとしているのではなく、理解し共感して
くれているのだな。ありがたいな』といった流れで伝わるのがポイントです。

そして、「私たちの時代はまだ助けの手が周囲にたくさんあったからいいけど、
今の時代はそういうわけにもいかないし、大変よね」と。
そして、「忙しいあなたたちの力になりたいのだけど、手伝わせてもらえない?」
とオファーしてみます。

「力になりたい」「力になれたら嬉しい」を強調してみてください。

もしお嫁さんがそれでも自分でやることを主張したら、
「私が参考になった情報」として断捨離の書籍や記事などを贈るのも良いと思います。

「あなたに必要」ではなく、「私の役に立った」ので参考にと言う流れです。

お嫁さんはみんな、姑の前では「いい嫁」でいたいと思っていると思います。
その劣等感を刺激しないよう、同志として横に並んで
片づけや掃除に共に向かう嫁姑でいられたら、和やかな関係性が構築でき、
部屋も家族関係もすっきりするのではないでしょうか。

ぜひ、共感と理解をキーワードに向き合ってみてください。

ーーーーーー

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Q:
小さな小さなことですぐに腹が立ち、相手をけなしてしまいます。
特に子供に対して。いらっとした感情をコントロールできません。

本当は旦那に腹が立っていたり、別棟に住む同居の義母に腹が立っていたり
するのですが、言っても無駄な相手と思っているので、矛先が子供になります。

断捨離の本を読み、昨年の6月から11月にかけて結構な不要物を捨てたのですが
まだまだすっきりせず、いらないものを処分したいのですが、

普段は仕事をフルタイムで行っているため、なかなか時間を満足いくように費やせず、
物の多い家に帰るとうんざりして、現実から逃げたくて、
でもごはんはつくらないといけないと、時間に追われ、イライラします。

家が嫌で嫌で嫌です。
部屋をきれいにするセンスもなく……
片づけても片づけても好きな家にはなりません。

まさしく、家族に対し、「あんたらのモノが多すぎる!」と
自分のモノが一番多いのを知りながら怒鳴る毎日です。

どうして今の状態から抜けだしたらよいのかと思っています。

母屋も実家もモノであふれています。
誰がいつかたづけるのでしょう・・・

【女性・40代・会社員】

―――――――――――――――――

A:
FROM 川畑のぶこ

ご自身でも認識していらっしゃるほど、
小さな、小さなことですぐに腹を立てて、日々イライラしてしまい、
ご家族など周囲にそのしわ寄せがきてしまっているとのこと。

イライラの感情は、「すぐに」「常に」「全て」が整わないと機能しないという
心理状態から湧いてくることが多いです。

いわゆる、完璧主義ですね。

まず、イライラ対策には、一呼吸おいて、寛容さを育むことが大事になりますが、
この寛容さは息子さんやご主人など相手に対して向ける前に、
自分自身に向けてあげてください。

寛容さを育むためには、

「すぐに」⇒「必要な時間をかけてOK」
「常に」⇒「時と場合による」
「全て」⇒「一部でもOK」

と思考を変換していく癖をつけると良いと思います。

家の中の物理的な断捨離であれば、一気に全員のモノを処分してスッキリせずとも、
(決して自分の理想とするスピードやタイミングやかたちではないかもしれないけれど)

「今の私」の時間の枠組みの中で、取れる範囲の時間を使って、
まずは自分のモノから、じっくり取り組めば良い。

と切り替えてみてください。

自分自身に丁寧に向き合い、モノたちとも丁寧に向き合ってみてください。

それは結果的に息子さんやご主人など、
相手に対して丁寧に向かい合うことにつながることと思います。

ごきげんを取り戻すための断捨離。

断捨離自体がさらなる不機嫌を作り出すきっかけになってしまっては、
本末転倒ですね。

完璧主義の人は、できていないところに目を向ける傾向がありますが、
そういうクセがあることを認識して、
「できているところ」に意識を向ける練習をしてみてください。

6畳の部屋の「5畳が片づいていない」と罵るのではなく、「1畳片づいた!」と。
「今日中にあと5畳」ではなく、「週末にさらに1畳」と。

自分自身に丁寧に寄り添ったスタイルで大らかな気持ちで取り組んでみてください。

どこから手をつけるかということに関しては、
それぞれの置かれた立場によって難易度は変わってくるので、
一概には言えないと思いますが、

「モチベーションを維持する」という視点からは、
目に付きやすい場所や水平な部分から取り組むというのは効果的で、

これは米国の心理臨床現場で導入されているホーダー(病的に大量にモノを溜め込む人)
向けのアプローチにも採用されています。

「ただいま」と帰ってきたときに、見えない下駄箱の中が整っているよりも、
玄関の足元や下駄箱の上に使われていない靴が無い方が、
スッキリ感が得られやすく、モチベーションを維持しやすいです。

リビングルームでくつろごうとしたときに、本棚や引き出しの中が整っていることよりも
テーブルや床にモノがない方がくつろげてイライラは少なくなるでしょう。

目に見えて自他共に評価しやすいところから手をつけるのも一つだと思います。

センスに関しては、センスがなくともモノが少ない部屋はそれなりに見えます。

どんなに芸術性の高い作品でも、
ガラクタと一緒に窒息空間に陳列されていたら、ガラクタに見えてしまいますが、
スッキリした空間のモノの少ない棚に子どもの作品がひとつだけ飾ってあったなら
とても素敵に見えるはずです。

ゴージャスなフラワーアレンジメントもガラクタに埋もれていれば気づかれにくいですが、
他に何も置かれていないテーブルに野の花が一輪挿してあれば、
それは見る者の心を潤すのでは無いでしょうか。

センスが無いから片づけられないのではなく
片づけているうちにセンスが研ぎ澄まされてくるというのもまた事実ですから、
ぜひ諦めずに目の前のモノ一つから始めてみてください。

応援しています!

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2016 written with sparkles, silhouette of a boy jumping in the sun

みなさま、新年はどのようにお過ごしでしょうか。

私自身は、年末年始の大断捨離が恒例となって久しいですが、
今年は部屋や物の断捨離はさほど時間をとることはなく、
そのかわりに「手間ひまの断捨離」をしました。

そのことに自分の時間をかける必要のあるもの
物理的にも、心理的にも、社会的にも
本当にそれをするべきかどうかを問うてみた結果、
今年は年賀状の断捨離をしました。

昨年までは手間ひまはかかっても、
賀状を作成する楽しさ、アートごころの刺激の獲得、
また仕事でお世話になっている人への感謝をつたえる機会など、
己の心理社会的ニーズを満たすことのほうが比重が大きかったため、
あえて時間を割いていました。
ところが、昨年末は、それよりも必要としていたのは「ゆとり」でした。

このときにふと脳裏に過るのは社会的バランス。
年賀状を送ってくださる皆さんとの人間関係です。

年賀状を返さないと悪いのでは?
人間関係を悪化させるのでは?
日本人としての常識に欠けるのでは?
などといった不安や罪悪感が足かせとなります。

私自身もそんな、社会的ニーズを認識してはいますが、
それよりも自分自身の物理的、心理的ニーズを優先させたのは、
年賀状でバランスをとらずとも、他の時間や機会に十分バランスを
とっているという信頼感が根底にあるからです。

昨今ではSNSなどを通じて頻繁に近況や己の思いを発信しています。
また、頻繁にやりとりがある相手には、メールで挨拶もできます。
郵送による賀状によって、相手が私の近況を知ったり
新年の挨拶をしなくても、繋がるべき人にはきちんと繋がっています。

それでも郵送による年賀状が届かなかったことで著しく人間関係が
崩れるような場合は、それは年賀状の問題ではないはず。
もっと根本的な問題に向かい合う必要があるでしょうし、
そもそもそのような人間関係を今後も保っていく必要があるのか、
いまいちど問い直すことのほうが大事となるでしょう。

郵便受けに誰かから年賀状が届くたびに
ごめんね〜!という詫びの気持ちは出てきますが、
年賀状が無くてもちゃんと繋がる人と、
今年こちらが年賀状を送らなければ、来年からは相手からも送られて
こないであろう人は、賀状を手に取った瞬間にわかります。

惰性と義理を手放す機会、
それは生きた人間関係を明らかにする清々しい瞬間でもあります。

執着を手放すために…
今年もさらにあらゆるものとの信頼感を深めていきたいと思う
年明けでした。

みなさんにとって2016年が素敵な年となりますように♪

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