自分の性格・思考

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、さやさん(50代・主婦)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
子供が巣立って1年がたち、専業主婦をしながら夫の仕事を手伝いつつ、
趣味や友達と遊ぶ時間を楽しんでいました。

「私にはきっと、更年期って来ないのかも?」と思うくらいでパワフルに
過ごしていたのですが、ある日突然、ぷっつりと気分が落ち込むように
なり、半年ほど精神が不安定な感じが続いています。今まで普通にやって
いた仕事や家事が辛くなって、自分を騙し騙し、なんとかやっている状況です。

生活は全く変わってないのに、なぜだかいつも悲しく、ちょっとしたこと
ですぐにくよくよとしてしまう自分がいます。主人に対して、ちょっと
したことなのに、必要以上に腹立つこともあり、このイライラは更年期
なのか?と思って悩んでいます。

以前よりも寝つきが悪く、体力がなくなったと実感することが増えました。
特に朝は気持ちの落ち込みが強くて、さらに頭も痛かったり動悸がしたり
と辛いです。うつのようになってしまうことがあり、不安な状態が続いて
います。

この先どうなるのか不安です。どのようにすれば乗り越えられるでしょうか。
~~~~~~~~~~~

さやさんがおっしゃるとおり、50代ということですので、更年期障害の
可能性もあるかもしれません。

ライフイベントのいちばん大きな変化としては、お子さんが巣立って
お家を出ていかれたことがあるのかなと思います。

もちろん、ホルモンバランスも変わる時期ではあると思いますが、
更年期は障害が出る人もいれば、すんなり乗り越えていく人もいます。

私の友人の婦人科医は、日常生活で人とどのように向き合っているか、
出来事をどのように受け止め対処しているか等、精神的な安定感によって、
更年期の乗り越え方に大きな差が出てくると教えてくれました。

さやさんは、もしかすると思っていた以上にお子さんに精神的に依存して
いた、特に人生の幸せの源として依存していたのかもしれませんね。

これは悪いことではなく、いいことです。自分を幸せにしてくれる、
感じられるものがあるというのはいいことだと思うのです。

実際に子どもが巣立ってみて初めてその存在の大きさを感じて、
心にぽっかりと穴が開いてしまって、いわゆる空の巣症候群のような状態
になり、鬱々としてきたり精神的な乱れが出たりして、それがホルモンの
乱れにつながったりすることもあります。

更年期の乗り越え方については、私たちは教育を受ける機会がありません
ね。自分から取りにいかない限り、情報もほとんどありませんから、
ここは前向きに学習したり、情報を入手したりする姿勢も必要です。
女性外来での受診なども含めて、自分のこととしてきちんと捉えていきましょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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191223

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、りほこさん(30代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
24時間365日無休で育児や家事をがんばっているのに、
旦那は2人目の子供が生まれても何も変わらず
マイペースに自分の時間を楽しんでいるのが許せません。

その上、旦那が私に完璧を求めてきます。たとえば、食洗機の皿の並べ方、
洗濯物の干し方、畳み方。そして掃除の仕方。お金の使い方。とにかく
うるさくておかしくなりそうです。

「時間がない。これで手一杯だから」と言い返したら、
「子どもたちがズボラなのはお前のだらしないとこを見てるからだ」
と責められます。

家事は毎日一通り、私なりにがんばっているつもりです。
精神的に参りそうです。フルタイム勤務で仕事しているので、
家が少々散らかるくらい分かって欲しいので「私も働いてる」と言うと
「働いて欲しいとは言っていない」と言われます。

疲れているのはお互い様。ですが、こっちが必死に子供を寝かしつけし
ているのに、旦那は気にもかけずにリビングで寝ていたりスマホを
いじったりしているのを見ると、イライラが止まりません。私は子供の
時間で動いているのに、旦那は自分中心で動いていているので許せません。

夫に「父親」の自覚を持ってもらうにはどうすればよいでしょうか?

~~~~~~~~~~~

これを聴きながら、フルタイムで子育て中のお母さんたちはうんうんと
頷いたり、もう頭にきてしまったりしているのではないでしょうか。

りほこさん、育児は本当に24時間365日、休みがないですものね。
常にオンコールで、夜勤もあるし、当直もあるし、もう万年当直みたいな
状態だと思いますけれど、それでも二人のお子さんの子育てを頑張って
きて、本当によくやっていらっしゃると思います。私は子ども一人で、
それでも大変なのに、二人育てているというのは本当に頭が上がりません。

ご主人のことに関してですが、まず結婚観はどのようなものを持っていた
でしょうか。お互いすり合わせをできていたでしょうか。
もう今さらという話になってしまうかもしれませんが、
家庭を持つときの家庭像、結婚観などについて、もしかすると、
すり合わせなくご結婚されてしまったのではないでしょうか。

りほこさんはおそらく、結婚前もフルタイム勤務をしていらしたのだと
思いますし、ご主人もそのことは知っていらしたと思います。

そして、もしかしたらご主人の中で、結婚像や家庭像というのが、
結婚したら女性が家事育児をして、男性が外で働くものという、
世代が一つ前の、りほこさんやご主人のご両親や祖父母などの世代の
夫婦観、結婚観、家族観というのを持っているのではないかなと思います。

そして、それはご主人の中ではずっと無意識に刷り込まれていて、
細胞レベルで染み込んでいるものなのではないでしょうか。

ご主人はおそらく、「ただいま」と帰れば、お父さんが家でドーンと
リラックスしているのを見ていたでしょうし、お母さんが専業主婦だった
ら、お母さんがずっと家のことをしたり、ご主人の世話をしてくれたり、
というのが非常に自然で、それが当然のこととして、現在、りほこさん
との結婚生活の中でも対応している可能性がありますね。

自分が悪いことをしている気持ちは一切ないのです。ご自身が抱いてきた
家族観というものが健全なものというイメージを彼が持っているのだと
思います。

そのあたりについて、まずしっかりと話し合いをする必要がありますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:私は、子供の頃から、過敏なところがありました。
   
年齢を重ねるごとに、指輪や腕時計が痛くてできなくなったり、
点滴をずっと打っていた時は、
血管が拒絶して我慢できなくなったりしました。
   
注射や点滴に対して恐怖感はないのに…。
  
なぜなんだろう?といろいろ調べて、
HSPという過敏な神経回路なのではないか?と気づきました。
   
生まれつきなら仕方ない、自分を受け入れられるようになりました。
   
先月、風邪を引き、咳が長引いて、通院していたところ、
先生に「アレルギーでは」と言われ、
血液検査を受けましたが、アレルギーはありませんでした。
   
すると、先生から、「気持ちの問題だ」と言われてしまいました。
   
先生にHSPではないかと思う、と言ってしまったところ、   
「そうやって自分を決めつけるものではない。
もっとおおらかに生きなさい。」と言われました。
    
以前かかった病院でも、
気にしすぎだ、とか、神経質だ、とか言われました。   
自分で病気を作っている、と言われたこともあります。
    
私は、不安になっているのではなく、
痛みや違和感の理由が知りたいだけなのに…。
   
他の人なら気づかないような身体の声が聞こえてしまうのは、
神経質でいけないことなのでしょうか?
 
今回の咳も、アレルギー反応は出ないにしても、
私の身体にとっては、ちょっと嫌なことが何かあって、
咳き込んでいただけだと思うのですが、
自分で病気を作ってしまったのでしょうか?
  
せっかく、自分の過敏さと折り合いをつけられるように
なったと思ったのに、信頼している先生に否定されて、
どう考えたらよいかわからなくなってしまいました。
  
「おおらか」ってなんなんでしょう? 
HSPのことを人に話してはいけないのでしょうか?
 
うまく説明できませんでしたが、
モヤモヤしている私を、助けてください。
 
【雪・50代・パート勤務】
 
 
———————————–
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
繊細さ、敏感さで悩まされているのですね。
 
まず、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)は、病名ではありません。
 
直訳の通り、「非常に繊細な人」という、
その人の心理的な特性を表した概念で、
エレイン・アーロンという心理学者によって提唱されました。
 
ですので、病名を診断されれば治療ができるので
安心してという類のものではないわけです。
 
雪さんがご自身で気付かれているように、
これまでの医療者も、雪さんが繊細・敏感(過敏)な
パーソナリティであることは既に指摘されている通りですね。
 
ただし、診断や治療ができるものではなく、
生まれながらにして持ち備えた気質であれば、
どう付き合っていくかということが課題となるかと思います。
 
もちろん、繊細であるが故に、
ストレスを溜めすぎてうつになったり、
パニックになったりすることもあるでしょう。
 
そうであれば、これは治療で治すことができますから、
HSPにも理解がある精神科や心療内科を受診すると良いでしょう。
  
ちなみに、点滴をし続けていると血管が細くなり、
点滴を受け付けなくなるのはパーソナリティのせいではなく、
誰にでも起こり得ることです。
 
医師は、すべてをパーソナリティが原因と結びつけないよう、
警告した可能性はあるのではないかと思います。
 
HSPの人は、ネガティブなことばかりでなく、
ポジティブなことにもセンシティブではないでしょうか。
 
たとえば、雪さんも、美しいものを見たり触れたりすると、
人より感動したり、涙が止まらないことなど
日常的ではないでしょうか?
 
これはコインの裏表のようなものですね。
 
とてもセンシティブな人は、
人より感性が豊かな分、感動も深く味わえるはずです。
 
ものごとをじっくりと味わいながら集中して取り組むことができるのは、
素晴らしいことでもあります。
 
ですので、焦点を当てる方向をネガティブな問題から、
自分にとって好ましいことや、ありがたいことにシフトしてみてください。
 
HSPの人は、今、この瞬間に丁寧に注意を払うマインドフルネスや、
瞑想、リラクセーションなどの適応も、
そうでない人に比べて高いという報告もあります。
  
マインドフルネスの提唱者であるティクナットハン禅師は、
痛みや苦しみに対して、敵視して抵抗するのではなく、
泣き叫ぶ赤子を母親がなだめるような気持ちで
包み込むように接することが大切であると説いています。
 
ぜひ、雪さんもご自身のそのような特性を
温かい姿勢で包み込む努力をしてみてください。
         
         
   

ーーー

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Q:川畑先生、いつもメルマガ読ませていただいてます。

過去のメルマガの質問の回答で
「自分がリフレッシュできる場所を!」というメッセージがあったのですが、
自分に置き換えるとなかなか難しく、自分を責めがちです。

私は独身で、仕事をしながら、心が枯渇しても
毎日生きていかなくてはいけないのが現状です。

職場では責任ある仕事を任されていると同時に、
後輩の指導や人間関係など、次から次へと問題が増え続け
頭がパンクしそうな毎日が続いています。

自分が休むと誰かが代わりに
業務に就かなくてはならないのを悪いと思ってしまいますし、
カラダがだるいなあと感じるような体調不良は
自分が悪いと思い、なかなか休むことができません。

休むことへの罪悪感から離れるには、どうしたら良いでしょうか?

川畑先生がお忙しい中、大切にされていることを
教えていただきたいです。

【美香・30代・会社員】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

美香さんの真面目で誠実なお人柄が伝わってくるご相談です。

きっと美香さんの周りにいる人は、
美香さんを頼りにして、助けられていることと思います。

同時に、美香さんご自身もそのように頼りにされることに
生きがいを感じていらっしゃるのではないのでしょうか。

そのこと自体は悪いことではありませんが、
度が過ぎるとやはり問題です。

「責任」に関しては、美香さんのおっしゃる通り、
健康管理も責任のうちです。

ただし、それは病気になってはいけないということではありません。

人間は、生きてる以上、老いたり、病んだり、死んだりします。
これは免れることが出来ませんし、
受け入れなければならない事実です。

これを否定して、徹底的にコントロールさえすれば、
常に健康で100%のパフォーマンスで働ける、
ということを前提にしているのであれば、
これは地に足のついていないポジティブシンキングです。

事実を受け入れないポジティブシンキングは、脆弱です。

休まずに働ける人などこの世には存在しません。

体調が悪いのは、休みが必要ですというシグナルです。

そのシグナルを無視することは、
ガソリンが無くなっているのに、あるいはオーバーヒートしているのに、
車を止めずにアクセルを踏み続けるような行為です。

これは責任ある行為と言えるでしょうか?

体調が悪いのに忍耐や根性で仕事をし続けるのは、
美しい精神に映るかもしれませんが、どこかで皺寄せが来ます。

ある日突然ダウンしてしまう危険があるのです。

その結果、周りに仕事を投げざるを得ない状況が生じます。

臨界点に達するギリギリまで頑張り、
自他が諦めざるを得ない破綻した状況で、
初めてボールをパスするのか、

それとも、どのみち周囲の助けが必要になるなら、
最初から意識的に、そして計画的に、
周囲と助け合い協力しながら仕事を配分するのか…

チームが勝つためには、「私」がボールを握り続け
シュートを決めないといけないのか、

それとも、必要なときにボールをリリースして
相手にもお手柄を立てさせ、全体で勝利を勝ち取るのか、
もういちど静かに振り返ってみてください。

パスをしないことによって
負けるゲームもあることを知ってください。

パスをすることで相手の能力が高まり、
成長する機会が与えられることも知ってください。

オーバーヒートしたら、クールダウンすることも仕事、
すなわち、休息も大切な仕事であり責任です。

ご自身に厳しさでなく、優しさをもって接してあげてください。
         
         
   

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191209

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、あいさん(30代・パート)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
いつもメールマガジン、拝見しております。
このような相談が適切かどうか分からないのですが、
他に打ち明ける場もなく、ご相談させてください。

最近の地球環境の変化について、大きな不安を持つ時があります。
あと数十年、早ければ10年20年で、ほぼ今のようには生活できなくなる
のではないかと。特に心配になるのは食料面です。

どんどん物価も上がってきているように思いますし、このところの災害は、
食料危機になる最初の最初の前兆のような気がしてならないのです。

何がいちばん気がかりかと言いますと、子供達のことです。
数十年後として、私たちも生きていますが、子供達が大人になったころ、
今まで大人がしてきたツケが子供にいくのではないか、辛い生活になって
いるのではないかと。

そう思うと、本当に申し訳ない気持ちにもなりますし、
どうしたら良いのか、何とかできることをしなければならないのでは、
という気持ちにもなります。

生活の中で、分別や必要のないエネルギーは切る、などはしているつもり
ですが、自分自身もやはり便利で楽な生活はありがたいですし、
生活のために仕事をして、人間関係も大切にしたいし、という部分が
最優先になります。

いつかは来るのではないか、という地球環境のことを思うと、
不安にもなりますし、こんなことをしていてよいのか!?という気持ちに
もなったりするのですが、どのようにこの気持ちと問題に付き合えば
よいのでしょうか?

このような話は、なかなか周りの人とすることもありません。
真面目ちゃん、と浮いてしまうのも怖いのです。

 
川畑さんのご意見、お聞かせ頂けたら幸いです。  
~~~~~~~~~~~

あいさん、いい意味ですごく真面目ですね。
こういうことを真剣に考えたり取り組んでくれる人がいるというのは
素晴らしいことですし、何より地球が喜んでいると思います。

実は私も、環境に対する意識はわりと持っていて、日頃チェックしたり
しています。そして、あいさんと同じように、一体何ができるだろうと
思いますし、不安になったりもします。

でも、不安のまま生き続けることは、あいさんにとってはもちろん、
周辺への影響を考えても良くないですし、そこからさらに伝播していく
ような見えない影響もあると思います。不安を持ち続けることは役に
立たないことですね。

不安というのは、変化を起こしなさいというメッセンジャーであり
サインであることは間違いないと思います。例えば、私たちは、
崖に近づいたときに不安や恐怖を感じなければ危険ですよね。
命を守ることができなくなります。火に近づいたときに不安や恐怖を
感じなければ、命や健康が脅かされますよね。

そんなふうに、私たちは本能的に危機管理というものをしているのです。
ただ、その危機管理の意識が過剰になり、過度の不安を抱き、
それによって病んでしまって、結果、地球や環境に対する活動に貢献
できなくなってしまったら、これは本末転倒ですよね。

今日の視点としては、あいさんがどのような心持ちでいったらいいのか
ということですね。地球環境をどうやって整備していったらいいかという
テクニカルなことではなく、あいさんが問題と向き合うときの心の持ち方
ですね。その点について、私の師であるカール・サイモントン博士の話を
引用しつつ、お伝えできればと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q:夫婦関係についての悩みです。
夫とは学生時代に知り合い交際し、
就職後3年の遠距離恋愛を経てから
退職して結婚しました。
 
友達からのスタートだったのですが、
結婚生活をするうちに専業主婦である私は
夫に引け目を感じるようになり、
 
時にはパワハラ、モラハラ、セクハラに
なるのではないかと思うようなこともありました。
 
特に夫の仕事がハードな時期である30代から40代にかけて
それは酷くなっていった気がします。
 
40代後半には夫は過度のストレスによりうつ病になり、
そこで改めて夫婦で乗り越える関係性を築くことができました。
 
50代になった現在はすっかり病気もよくなり、
以前よりも元気に前向きに生活できるようになり、
夫婦間も穏やかになってきました。
 
私の中で釈然としないのは
夫の浮気疑惑が解消されないことです。
 
若い頃からそういった疑いを持つような痕跡を
見かけてきましたが、さすがに
病気になった時はそれも感じられなくなったので、
かえって病気になってよかったと思うほどでした。
 
ところが、元気になってきて再びその心配が出てきて、
常に疑心暗鬼の気持ちで過ごしています。
 
夫婦間で心から信頼しあえるのを望んでいるのですが、
自分が相手を信じることができないのが
苦しくて仕方ありません。
 
耐えられなくて、そんな気持ちを
夫にも泣きながら伝えるのですが、
そこは認めることは絶対しないので
私の思い過ごしのような形になってしまいます。
 
このようなモヤモヤした状態から抜け出るには
どうしたらいいでしょうか。
アドバイスよろしくお願いします。
 
【マイ・50代・主婦】
 
———————————–
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
学生時代から、30-40年間、
辛い時期もなんとか乗り越えて
ご主人と共に人生を歩んでいらっしゃるのですね。
 
ご主人も、自分が辛く当たったり、
病気で落ち込んだりしても、
マイさんのように忍耐強く支えてくれる妻がいることは
とても幸運なことだと思います。
 
ただ、マイさんとしては、ご主人に浮気の疑いがあり、
心から信頼できないのですね。
 
確認ができない状態で、ご主人もマイさんの思い過ごし
と認めない現状、マイさんはどうすれば、
信頼できると思っていらっしゃいますか。
 
また、信頼が回復できない場合、
マイさんがいちばん恐れていることは何でしょうか。
 
浮気の確認に関しては、
たとえば、一定期間身辺調査をして、
夫に浮気がなかったとはっきりした場合、
マイさんは心から夫を信頼でき、
安心して人生を過ごせるでしょうか。
 
それとも、やはりいつか浮気するだろうと、
その日まで疑い続けて過ごすでしょうか。
 
仮に、身辺調査などで、
浮気がわかった場合=信頼を失った場合、
マイさんが最も恐れていることは何でしょうか。
 
信頼が崩れても、専業主婦なので、
夫に依存しなければ生活ができないという
経済的な問題でしょうか。
 
それとも、「私は愛に値しない人間だ」という
存在価値の問題でしょうか。
 
ちなみに、経済的なことに関しては、
夫の浮気が明確でそれが別れる原因となった場合は、
夫に対して賠償金を請求できますし、
簡単ではなくとも、今から仕事を探すことも可能です。
 
存在価値に関しては、こちらの方が
より大きな問題かもしれません。
 
実際に夫が浮気しているにせよしていないにせよ、
マイさん自身が自分を愛せていないことには
疑いは強まります。
 
マイさんに最も近いマイさん自身が、
自分は愛されるに値しないと、信じているなら、
なおさら夫が自分を愛したり認めたりするわけがない
という無意識が働いてしまうでしょう。
 
夫を信じられないのは、
自分自身を信じられていないことの裏返しでも
あるかもしれません。
 
私たちはしばしば、自分を愛すという、
人生の大切な課題を誰かに押し付けます。
 
己の価値を自分が疑っているので、
相手から認め愛されることで、自分はOKなのだ、
存在してよいのだと確信を得ようとするのです。
 
結婚はその証明のように使われたりもします。
愛する相手が私一人だけを愛すると誓ったのだから、
私は愛に値する人間なのだと。
 
ところが、相手にばかり依存してしまうと、
相手次第で自己愛も存在価値も揺らいでしまいます。
 
果たして自分が愛や存在に値するか否かは
死活問題ですから、不安になり、
そのことを確認しようと相手に迫りたくなります。
 
あなたは本当に私だけを見ていますか?
私だけを愛していますか?と。

疑いをかけられると、少なからず関係に緊張感が生じます。
 
人によっては愛するパートナーを不安にさせまいと、
疑いを晴らそうとしたり、相手の理想に沿って
行動を正したりするかもしれません。
 
おそらくマイさんが望んでいるのは
そのような反応ではないでしょうか。
 
ただ、ゆとりの無い人や、そもそも浮気性の人は、
そのことを重荷に感じて
精神的な距離はさらに深まるかもしれません。
 
それでも、相手の浮気は
マイさんが愛に値しないからでも、
存在価値が無いからでもなく、このような
ダイナミズムの中に生じている歪みによるものです。

マイさんは生まれながらにして愛される存在です。

たとえ夫がマイさんを
マイさんが愛して欲しいように愛していなくてもです。

ご主人が浮気を認めないのは、
実際にそのような事実が無いか、
あったとしても取るに足らないことと思っており、
マイさんとの関係は何よりも大切で、
壊したくないからではないでしょうか。

もちろんだからといって
浮気が許されるということではありません。

ただ、大きな流れの中でいったいなにが2人の間に、
あるいは夫に起こっているのかを冷静に観察したなら、

彼もまた満たされないニーズを、
誰か(や何か)によって満たされることで
バランスを保とうとしていたことは間違いないでしょう。

社会的には許容されない、不器用なかたちで
それを満たしたのでしょう。

男性として認められることかもしれませんし、
責任のないところで束の間の安らぎや癒しを
得ることかもしれません。

夫もまた、自分が必要とされ、
価値が感じられる感覚を欲していたのかもしれません。

あるいは、単に変化や刺激が欲しかったのかもしれませんし、
現実から離れ快楽に浸る逃避行為なのかもしれません。

夫が浮気をしている場合、浮気相手に求めるニーズを
マイさんが満たすことは出来るでしょうか。

また、夫が浮気相手に依存することなく、
社会的に許容される方法で
自身のニーズを満たすことができるでしょうか。

マイさんが夫婦関係を維持したい場合、
この課題に互いに向き合うことは大切なことかと思います。

大変な課題ではありますが、取り組むことは可能です。

何よりも、マイさんがご自身を好きでいて、輝いていることは
2人の関係を良好に保つ、最善策です。
         
   

ーーー

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Q:子どもが思春期の時に小児ガンを患いました。
再発や晩期障害の可能性はあり、
放射線や抗がん剤の影響なのかかなり疲れやすいですが、
今は元気に学校に通えています。

子ども自身も、数年経ってようやく
当時の事をポロッと口にする事も出来るようになりました。

1番大変なのは子ども自身、辛いのも子ども自身、
できる事なら変わりたい、
本人もどれだけ泣いたんだろう、怖かっただろう、
とかわいそうで申し訳なくて、
1人になると私も毎日泣いていました。

復学した学校で、先生や生徒から心無い言葉や扱いを受けた時は、
本人以上に怒りも湧きました。

おかげ様でもう5年以上経つのですが、
未だに「ガン」とか「子どもが病気」という話題や場面になると、
当時の気持ちが溢れてきて、泣いてしまいます。

子どもの気持ち、健康が1番である事に変わりはありません。

ですが、ふと、この泣いてしまう気持ちはいつまで続くのだろう?

蓋をしていても一向に消化されないようだ?
と疑問に思い、質問させていただきたく思いました。

今でも、医師から病名を聞かされた時の衝撃は昨日の事のようで、
感情はあの時のまま止まってしまっているようにも感じます。

親の私でさえこんなにショックなら、
本人は大丈夫かしら?と心配もあります。

ただ蓋をしておくのでなく、もし親自身乗り越え方があるなら
アドバイスいただきたいです。

【泣き虫・40代・専門職】

———————————–

A:FROM 川畑のぶこ

我が子の病気、とりわけ、がんのような病気の告知は、
この上なくトラウマティックな体験だと思います。

おそらく泣き虫さんも、「なぜ、私の子どもが?」と、
ショックで頭の中が真っ白になったことと思います。

お子さんも同じであったことでしょう。

辛い治療を乗り越え、復学もされたとのことで、何よりです。

当時の辛かった体験を本人が話し始めるようになったのは、
心の整理がついてきている証でもあるかと思います。

感情の渦に巻き込まれるフェーズを脱し、
それを客観的に見て自分を語れるように
なってきているようで、良い流れだと思います。

泣き虫さんを不意に襲う悲しみに関して、
子どものがんに親が悲しむのは当然で、健全な感情です。
その感情に蓋をする必要はありません。

同じような境遇にいる人に触れて、涙が潤むのも、
無理に止める必要はありません。
悲しみを共感できるということは、豊かなことでもあります。

ただし、泣き虫さんが憂いているのは、
今はお子さんも病気を乗り越えながら、
日常生活も問題なく過ごしているのに、
そのことよりも過去を振り返りすぎて
苦しくなってしまうということかと思います。

感情を無理に押し殺すのは良くないですが、
過去を想ってばかりで、
その悲しみが、今このときを台無しにしてしまうのであれば、
これは対処が必要です。

まず、泣き虫さんには
「我が子はがんで惨めな人生を送る(送っている)かわいそうな人間だ」
という基本的な信念があるのではないかと思います。

たしかに、がんの闘病は困難を伴うことも多くあります。

ところが同時に、病気には苦しみのみならず、
かならず恩恵も存在します。

たとえば、泣き虫さんが他の闘病者に共感するように、
お子さんや泣き虫さんに深く共感し、
慈しみを与えてくれた人も多くいるのではないでしょうか。

このような周囲の人々からの思いやりや優しさは、
元気で楽しく人生を送っているときには
なかなか体験できないものです。
また、人生で最も大切にしたい美しい体験のはずです。

お子さんも、泣き虫さんも、
世の中には元気で問題ない人ばかりではなく、
人知れず苦しみや悲しみの中に生きている人々も
いるのだと気づいたことと思います。

我が子だけでなく、同じ病棟にいる子どもたちのように。

このように、苦しんでいる者への理解や共感が深まる
こともまたかけがえのない素晴らしい体験です。

このような困難を乗り越える体験は、
人生に奥行きや深みを与え、お子さんの人生を
一回りもふた回りも大きく成長させてくれるはずです。

困難に直面しているときに、
自分たちの味方になってくれる人とそうでない人も
明確になったのではないでしょうか。

味方になってくれた人たちが、
人生で大切にすべき人間関係です。

病気は人間関係を目に見えるようにふるいにかけてくれます。

私は患者さんやご家族に、
大きな病気をすると、人生にも「大きな人事異動」があるよ
と伝えています。

そして、この異動はしばしばショックを伴いますが、
結果的に私たちの人生を健全化してくれます。

病気になって失うものは多いかもしれませんが、
得られている好ましいものもあること、
すなわち、恩恵にも意識を向けてみてください。

病気は人生の結果ではなく、プロセスです。

お子さんも泣き虫さんも、
「惨めでかわいそうな人間」ではなく、
「困難に果敢に挑戦する、勇者である」こと、

また、「さまざまな経験を重ね、
人の痛みや苦しみを深く理解できる、慈悲深い人間である」こと、

そして、「滅多にないこの経験を、人々の役に立てることができる」
ということを繰り返し思い出してください。

涙は、困難を乗り越え、健気に頑張っているお子さんの姿に、
じんわり溢れる、切なくもあたたかい涙に変えてください。
         
   

ーーー

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191125

こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、コテツさん(20代・サービス業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
私はかれこれ10年ほど、顔じゅうのニキビ・吹き出物で悩まされています。

初めは病院で、ストレスによる多嚢胞性卵巣症候群と言われ、
治療を続けていたのですが、どうしても体に合わずやめてしまいました。

そこから、ストレスの根源がなくなってマシにはなっていたのですが、
完治することはなく、常にあご、ほっぺた、最近はおでこにまでも、
小さいものから赤く腫れ上がるものまでたくさんできています。

化粧もままならないし、病院に行ってドクターズコスメを使い続けている
のですが、何をしてもきれいにはならないので困っています。
何を使うのも、食べるのも、これを食べたら、これを使うから……と
考えてしまいます。

この呪縛から解放され、きれいなお肌になって自分のことを大好きに
なりたいです。こんな私はどうしたらよいのでしょうか。
アドバイスをよろしくお願いいたします。  
~~~~~~~~~~~

20代ということで、外見の美、自分の見た目がとても気になる時期かも
しれませんね。

受診されていたけれどやめてしまったということで、これはお薬が合わな
かったのでしょうか、治療法がコテツさんには合わなくて、辛くなって、
それがさらにストレスになってしまったということですが、

もしかしたら、セカンドオピニオン、サードオピニオンなどを受けて、
ちょっと違った治療法を選択したり、薬を変えたり、などということも
可能かもしれません。

クリニックによって治療方針が違うこともあります。
ドクターショッピングと言うと聞こえが悪いかもしれませんが、
セカンド、サードオピニオンを聞いていくのもよいと思います。

以前、やはりニキビが多くてもう死んでしまいたいというくらい悩んでいる
20代女性のカウンセリングもしたことがありますが、

その方の傾向として、きちんとしていないといけない、
人に不快感を与えてはいけない、みんなからよく評価されなきゃいけない、
好かれなきゃいけないというような、強迫観念のようなものをお持ちで、
苦しんでいらっしゃったように感じます。

コテツさんはいかがでしょう?

また、化粧品に関してもなかなか合うものに出会えずご苦労をされている
ようですが、根気よくいろいろと試していくうちに、他の誰かには合わな
かったけれど、コテツさんには合うものにも出会えるかもしれません。
そういった希望も持ちながら、ぜひ諦めずに前進してください。
 
ご自身のメンタルケアについても、お伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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shutterstock_1100208131

Q:夫に振り回されてしんどいです。
 
夫は6年ほど前にうつと診断され、心療内科に通っています。
 
休職をはさんだりして今までやってきたのですが、
最近身体面でお腹や腰が痛い、しんどいと言い、
病院で検査しても異常なしで
うやむやなまま症状がなくなるということが続いています。
 
正直なところ医療費が高額になって
家計に負担がかかっており、
病院にかかる前に「命にかかわる病気かも」と
いろいろ不安になるようなことを言い
一日中布団から出てこず、
異常なしとわかるととたんにお菓子を食べたりします。
 
体に悪そうなことをしておきながら
後からしんどいと言う繰り返しで、見ていてイライラします。
 
しんどいと言っていれば寝ていてもいい
という考えなのかとも思います。
 
私が言うことには耳を貸さない夫ですが、
夫が前向きになれそうな言葉かけができればしたいです。
 
どのようにしたら聞く気になって、
自分の体と周りをいたわるようになるでしょうか。
 
【えい・40代・主婦】
 
———————————–
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
ご主人が断続的に休職を繰り返されるなか、
えいさんも心配が続いていたことと思います。
 
辛いのはご主人だからと、言い聞かせて、
忍耐を含む、さまざまな努力をされてきていることと思います。
 
ご主人との関わりに関して、
どのようにコミュニケーションを工夫したら良いかとのご相談ですが、
 
ここは、言語的な方法論よりも、
非言語的なコミュニケーションを
大切にしていただくと良いのではと思います。
 
どういうことかというと、
えいさんのイライラは言葉に出さなくても
非言語的に伝わっていると思います。
 
これは理解できる状況であるものの、
ご主人の回復の過程には寄与しません。
 
それどころか、癒しの妨げになることと思いますし、
それはえいさんご自身も感じていらっしゃるのではないでしょうか。
 
いま、えいさんに取り組んでいただきたいのは、
「ご主人のことをどうしたらよいか」と、
これまで多くの注意を向けてきたことから、
 
ご主人がどうであれ、自分が機嫌よく
日々を過ごすにはどうしたら良いかということに
注意を向ける努力をすることをおすすめします。
 
おそらく、6年前までは、主婦のえいさんにとって、
ご自宅のほとんどはご自身の自由になる
パーソナルスペースであったことと思います。
 
そのようなスペースでは、
えいさんもくつろいで心身のエネルギーを
充電されていたのではないでしょうか。
 
ところが、この6年は、ご主人がご自宅にいることが多く、
日常のルーチンも変わったことと思います。
 
ご自宅は、ご自身の自由がきく充電の場というよりは、
相手をケアする場、
どちらかといえば、エネルギーを消費する場に
変わってきてはいないでしょうか。
 
もしそうであれば、ご主人が体調をくずして自宅にいる以上、
えいさんは自宅以外からご自身のエネルギーを
充電しなければいけません。
 
もちろん、ご主人が元気になってくれたに越したことはありませんが、
病んでいる相手が、思い通りになることで
自身を満たそうとするのは不毛です。
 
それよりも、ご主人や自宅以外で変化を起こし、
ご自身の心理的ニーズを満たせる場をつくることが大切です。
 
えいさんはどのようなことに喜びや充足感を感じますか?
 
それらをたくさんリストアップしてみて(最低5つ)、
ぜひ取り組んでみてください。
 
たとえば、気の置けない仲間とお茶をしたり、
カラオケに行ったりするひともいますし、
体を動かしたり、自然の中に身をおいたりする人もいます。
 
文化や芸術に触れたりすることで充電する人もいます。
 
好きなカフェで20分くらい読書をすることで満たされる人もいます。
 
ご主人が変わること以外で、
えいさんを満たせるものに注意を向けてみて、
それにとりくんでみてください。
 
すると、今まで気になっていたご主人の言動も
さほど気にならなくなるかもしれません。
 
煮詰まった場から少しばかり距離をとると、
より俯瞰的に状況を観ることができるようになって、
ご主人への理解が深まるかもしれません。
 
そのような状態からは思いやりある言葉かけが
自然と出てくるかもしれません。
 
何より、自分がどうであれ、病状がどうであれ、
いつも妻が穏やかに機嫌よくいてくれることは
彼の癒しを促進することと思います。
 
ぜひ、えいさんご自身を満たす努力をしてみてください。
 
夫が前向きになる努力は?というご相談でしたが、
まずは、えいさんが前向きになる努力をしてみてください。
 
応援しています!
   
   

ーーー

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、スイートさん(40代・教師)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
中学教師をしている、45歳独身女性です。ここ最近、残業や休日出勤も
多くなり、帰宅時間は夜10時を越えることも珍しくありません。

自分が教師になった20年くらい前にはまったく考えられなかったような、
保護者からの度を超したクレームも増えてきました。仕事のプレッシャー
やストレスが辛く、逃げ出したいと思う毎日が続いて不安に思っています。

つい最近は、勤務中に急に体調が悪くなり、汗が噴き出て全身が震え始め
て、恐怖を覚えました。毎日何もやる気が出ず、よく眠れたと感じること
が全くありません。たまの休日は何もやる気が出ず、全身の倦怠感が
いつも消えません。

最近、職場でうつ病の方が出て、私も気になりネットで「うつ病チェック」
のようなものをしたらストレスレベルが異常に高く、でも病院に行く勇気
は、怖くてありません。

仕事は学級のためにも止めたくない気持ちが強いですが、気持ちが
なかなかついていかないことに悩んでいます。
~~~~~~~~~~~

きっと、スイートさんだけが例外ではないでしょう。現代の日本の教師の
方達というのは、本当に、プライベートな時間を犠牲にしてたくさん働い
ていらっしゃると思います。

仕事をすることにエネルギーを持って、多少の残業も自分の肥やしとなる
ような、エネルギーとなるような、少しでも楽しみを持って行えているの
であれば、病的な状況になるのは免れるかもしれません。

おそらくスイートさんも、以前はそういうことはなかったのかもしれない
ですね。最近ということなので、20年くらい前には全く考えられなかった
クレームがあるとのことですから、、最近おそらく状況が変わってきて、
特に過密なスケジュールになってきているのではないかなと推察します。

教師の仕事自体は合っているのでしょうけれど、問題はその量ですね、
ボリュームが合わなくなってきている。そのボリュームの一つには、
ご相談の中にあったように、保護者からの度を越したクレームというのも
あると思います。

まずスイートさんの状況。学校は辞めたくない、病院に行く勇気は怖くて
ないとのことですが、もう症状が出始めています。

汗が噴き出て、全身が震えて、恐怖を覚える、眠れないというのは、
病院に行ったらば不安障害とかパニック障害という診断がつくのではない
かと思われるような状況です。

自律神経症状はもう出ていますし、不安恐怖を持っている、睡眠の質が低
くなっている、眠れたと感じることがまったくないというのは、もうかなり
臨界点に達しているというか、このままだともっと状態が悪くなっていき
ますから、いち早く受診することをお勧めします。

精神科でも心療内科医でも対応してもらえるはずですので、早く治療は
始めた方がいいと思います。学校を辞めたくないし、子供の事を思うので
あればこそ、早く治療を開始されてください。

その後のステップとして、学校側との話し合い、保護者側との情報共有
など、スイートさんご自身の周囲との連携が必要となってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

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