自分の性格・思考

160418

こんにちは。川畑のぶこです。

熊本の震災で心が痛む日々です。
仕事仲間や友人たちが震源地地区に住んでいるため、自分にできることはないかと
思いを巡らすも、交通や流通ルートが遮断されているので物理的に手を貸すことが
難しく、もどかしさとの戦いです。

東日本大震災のときも同じでしたが、
このようなときに自分の非力さをまざまざと感じさせられます。

ただ、離れている私にもできることがあります。それは祈りと愛を送ること。
辛い時に、希望となるのはつながり=絆。
一人ではない、みんな見えないところで繋がっている、思いやっているということは
救いになります。
慈悲や愛をコミュニケーションしたり、祈りに込めることは離れていてもできます。

実際に祈りはその対象となった者、また祈っている者に好ましい生体反応や
安らぎをもたらすという研究結果もあります。

被災地の方に愛と祈りを送ります。

さて、今日は、ももくろさんという女性(50代・主婦)から
「寂しさと心配でいっぱいです。」というご相談です。

~~~~~~~~~~~

三人の息子は自立し、夫婦二人の生活をしています。

相談は主人の妹(私の1歳下)のことです。
彼女はアメリカ人と熟年離婚をし、5月にニューヨークから帰って来ます。
彼女は、英語が堪能なのはもちろん、積極的で社交的で、私とは真逆な人です。

財産分与で億の金額を持っているそうで、老後は悠々自適だと言っていました。

そんな彼女が、私の息子夫婦の住むマンション(私の家からは電車で10分位)
に住むことになってしまったのです。
そして、私の2才の孫に英語を教える事を楽しみにしているようです。

私は、家業の手伝いや子育てで忙しかった、というより自分の性格からきたのか、
あまり友人もいません。そして、少ない友人が二人続けて亡くなったりと、
寂しさいっぱいの時に、息子の嫁や可愛い孫まで取られそうで、心配でなりません。

主人は私の気持ちよりも、離婚をした妹が不憫なのでしょう、
当然の事かもしれませんが。

こんな心の狭い事を思っている自分が嫌ですが、どうしても頭から離れません。

とても寂しいです。

~~~~~~~~~~~

ももくろさんの寂しさが全面に滲み出ていて、また同時に、劣等感が非常に
刺激されて悩んでいらっしゃるのかもしれないなと感じるご相談内容です。

また、母親として子育てを献身的に行ってきて、それも一段落したとき、
心にぽっかり穴が開いたように寂しくなる状況のことを、「空の巣症候群」などと
言ったりしますが、おそらく、現在のももくろさんにその症状が表れていることも、
寂しさを助長させている要因の一つかと推察します。

まず、<寂しさ>をどうやって克服するかということに関して。
義理の妹さんのことが本当に問題なのかどうかというと、
それがトリガーになってはいるようですが、本質的な問題の素ではないように見えます。

ももくろさんは、今、劣等感を抱いていませんか。
「自分は駄目なのよね、惨めなのよ」と思わせるような部分を刺激する一つの材料に、
妹さんがなってはいるかもしれませんが、
では、妹さんが息子さんのマンションに引っ越して来なくなった、遠くに住むことに
なったとしたら、果たして、ももくろさんの人生はバラ色になるでしょうか?

物事を見るとき、人と向かい合うとき、世の中と関わり合うとき、
もし、ももくろさんが他人や周囲と自分を比較して、そこに劣等感を持ち、嫉みの感情
を持ってしまうことがあるようですと、それは人生の質を低めてしまいますから、
「関わり方」というものを正していく必要があるでしょう。

文面から、妹さんはとても明るくて、社交的で、華やかで、あたかも、あらゆるものを
手にした万能な人のような印象を受けますが、そこも、いったん冷静に、落ち着いて、
じっくり見てみることをお勧めします。

キーワードは<透明な目>。

そして、<自分ならではの豊かな個性>に気づくことも、
ももくろさんの精神状態をずいぶんと楽にしてくれるものと思います。

どのように取り組んだらよいでしょう?

続きはビデオでお話しします。
https://youtu.be/fd4bu85djEQ

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サムネ_川畑_20200905

こんにちは。川畑のぶこです。

4月になりましたね。
新たな環境や生活サイクルがスタートした方もいらっしゃることでしょう。

我が家も息子が進級なので、先日は、お友達家族を招いて進級祝いパーティをしました。
15~6人集まったでしょうか、とても賑やかでした。
ちょうどイースター(復活祭)と重なっていましたので、大きなイースター・ケーキを買ってきて、
みんなで食べました。コストコで調達したそのアメリカンサイズのケーキはあまりに大きく(笑)、
その人数でも食べきれず、近所にもおすそ分けをしました。

そんなこんなで、今日は、そのパーティにみんなが持ってきてくれたお花があったり、
子どもが幼稚園で作ってきたイースター・エッグがあったり、春らしい感じでお送りします。

今日は、ひまわり様(69歳・主婦)という方から
「今の自分を受け入れられません。」というご相談です。

~~~~~~~~~~~

5年前から、うつ状態が続いています。メンタルクリニックにも通っていますが、
気持ちが上がってきません。日常生活は、なんとかできています。

4年前に主人が心筋梗塞と脳梗塞になり、入退院を繰り返し、
今は、週2回卓球に行かれるほどまで回復しました。

私は料理講師をしていたのですが、今は料理が楽しくなく、何とか作っている状態。
楽しいこと・夢中になれることがみつかりません。
年齢は69歳。自分の身体にも自信がなく、どこか悪いのでは?といつも気になっています。

娘は、今の私でいいんだと言ってくれますし、主人も私を責めるようなことはしない人ですが、
私自身、以前は元気で明るい毎日を送っていたので、
今の自分を受け入れることができないのです。

最近、金銭的なことも心配になり、気持ちが休まりません。
ちょっとでいいから、気持ちが楽になりたいと思っています。

自分を受け入れる考え方をご指導いただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。

~~~~~~~~~~~

5年前からうつ状態が続いているとのこと。
うつ状態ということなので、うつ病ほどひどくはなっていないのかなと思いますが、
大きなライフイベント(日常生活の中の出来事)がたくさん重なっていらっしゃいますね。

特にご主人の入退院。これは、身体的にも精神的にも、ものすごくストレスが大きい
イベントだったのではないかなと思います。

まず、こんなときに身心ともににガタッと落ちるのは当然のことだと受け入れてください。
これは、ひまわりさんの身心が「どこかおかしいから」ということではありません。
人間歳をとれば体力がなくなるのは当然ですし、このようなライフイベントが重なれば
ガタッとくるのは当然のことであると、受け入れてみてください。

ひまわりさんは、ご自身が元気で明るかった、すなわち若かった過去と今の自分を比較し、
苦しくなってしまっているのかもしれません。

到達すべき目標を、「昔の、明るくて体力もあったときの私」にしないことです。
目標設定を変えることです。

生きている以上、人生というのは無常で、ずっと変化があります。
変化にいかにしなやかに対応できるか、ということを目標にするとよいでしょう。

また、ひまわりさんと同じぐらいの年齢の方たちの中に、
様々な変化を乗り越えて、日常生活の出来事や人間関係をしなやかに受け入れて
適応している方はいらっしゃいませんか?

もしいらっしゃれば、ぜひモデルとして注目してみてください。

その際、どのような視点を持ったらよいのでしょうか。

続きはビデオでお話しします。
https://youtu.be/JQ_Sf2tMUfU

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maxresdefault

こんにちは。川畑のぶこです。

3.11の黙祷は、近所の小児病棟からとなりました。

いったんはコートを脱いだと思ったら、先週は寒の戻りで、
私自身、体に負担を感じていたのですが、
幼稚園バスから降りてきた息子の咳込みが激しく、近所の病院で受診したところ
「通院か入院か悩ましいが、念のため1週間ほど入院」と告げられました。

えっ?念のためなのだから……1〜2日ではないの?と食い下がりたくなりましたが、
命や健康は何物にも代えがたく、とりわけ呼吸は生命線ですから、
素直に受け入れるしかありません。

昨年10月に引き続き、病院に付き添いで泊まりながら、
病院と自宅を行ったり来たりの日々となっております。

幸い、息子の咳は、酸素マスクと薬のおかげで、嘘のように止まりました。
機嫌もいつもと何ら変わらず、マスク越しにマシンガンのように話してきます。
延々続くしりとりは、「するめ」→「めかぶ」までディープに展開しています。

仕事の穴を埋めてくれた、サイモントン療法認定トレーナーで鍼灸師の佐々木弘氏が、
東洋医学的にみると、この時期は自分自身の中から全てのものを発散させようとする
時期なので、様々な身体反応がおこりやすいと教えてくれました。
何より「寝る」のがいちばんだそうです。

病棟は20時消灯、6時起床なのですが、おかげで息子だけでなく私自身、
刻々と身体が楽になってきているのを感じます。

読者の皆さんも、季節の変わり目に体調不良を感じていらっしゃる方もいらっしゃる
のではないでしょうか。ぜひ「とことん寝る」時間をつくられてみてくださいね。

さて、今日は、Kiwi様(40代・主婦)という女性から
「がん治療後の定期検査が毎回恐怖です。」というご相談です。

~~~~~~~~~~~
川畑先生
サイモントン療法の本を読み、できることを実践しています。

私は4年ほど前に初期のがんが見つかりました。
今は治療を終えて、元気に暮らしております。

初期であったため、症状は全くありませんでしたが、
当時はただただ心が不安と恐怖でいっぱいになりました。
「治療して治ったのだ、初期で見つかり私は何と幸運なのだろう」と感謝し、
しばらくは落ち着きを取りもどしました。

3か月~半年に1回は検査を続けるのが理想的だといわれ、
その通りに通院していますが、検査のたびに不安になるのが
今の一番の悩みであり、心に重くのしかかっています。

検査を続けるということは、もちろん再発の可能性がゼロではないからであり、
最初に病名を告げられた時の衝撃が毎回よみがえってしまい、
検査結果までの1~2週間が苦痛です。
このような心の苦痛は身体に悪影響だと分かってはいても、
自分の心をコントロールできません。

現代は予防医学が発達し、初期で病が見つかるのは大変ありがたい一方、
健康診断などでかえって多くの病気や症状を指摘され、不安をあおることになったり、
精神的に落ち込むという負の側面があるという記事を読んだことがあります。
確かに私も病気を告げられてからは、一般的な健康診断でさえ、結果待ちも
つらく感じられ、1つでも要再検査があるとまた恐怖の連鎖が始まってしまいます。

このような恐怖心をなくすのは難しいかもしれませんが、少なくしたり、
うまく付き合っていく気持ちの持ち方をアドバイスいただけたらありがたいです。
よろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

再検査は、皆さん緊張なさいますね。
前日や数日前など、検査の寸前から不安になったりするのは
誰でも起こり得ることで、さほど心配しなくてもよいでしょう。

また、もしKiwiさんが、それが3ヵ月に一度であれ、半年に一度であれ、
その検査前だけ落ち込むのであれば、もうそれは乗り越えるしかない、
検査が終わればまた前進できる、今までもそうやって乗り越えてきた、
と割り切るのも一つですね。

ただ、それが検査の寸前ではなく、常にそのことばかり気になる、
検査が終わってもすぐに、そのまた3ヵ月後のことを気にしてしてしまう
ということであれば、KiwiさんのQOL(人生の質)を落としてしまいますから、
何らかの対応が必要です。

まず、頻度に関しては、「理想的」と言われている頻度とは別に、
Kiwiさんご自身が健康的に、生き生きと日々を過ごすために適切な頻度を、
もう一度考え、ご自身の心で決めていかれるとよいのではないでしょうか。

再発や転移の不安や恐怖は、その病気のステージや進行度に関わらず、
患者さん皆さんにあります。手術が終わり、抗がん剤治療や放射線治療も終わって、
一応完治したという人でも、やはり再発の不安で、
私のところへ定期的にカウンセリングに来られる方もいらっしゃいます。
やはりこの悩みは、根深いものがあると感じます。

次に、病気をどのように受け止めるかということです。
病気を攻撃者としてではなく、メッセンジャーとして受け止めてみる。
これは、初発であっても再発であっても、同じです。

病気をメッセンジャーとして、バロメーターとして使っている女性の例を、
ビデオでお伝えしますね。また、健全な「死生観」の育み方や、「今この瞬間」
をよりよく生きるために有効な「マインドフルネス」という、
仏教瞑想をベースにしたメソッドについてもあらためて触れてみたいと思います。

これは、まだ起きていない未来に連れ去られたり、起こってしまった過去に
引っ張られている意識を、今この瞬間に戻すにはとてもいいです。
ぜひ取り組んでみてくださいね。

続きはビデオでお話しします。
https://youtu.be/BFvG6VM0EYM

ーーー
ビデオ内でご案内した、がん患者さんのためのフォーラム詳細はこちらです。

●2016年4月9日(日)開催
「STAGE 4 をぶっとばせ!『がんでも幸せ』」乳がんサバイバーシップフォーラム」
ーーー

PS
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kawabata

こんにちは。川畑のぶこです。

前回は、夫と息子がインフルエンザになった話をしましたが、
先日、病み上がりの息子を膝に乗せながら仕事をしていたら、
なんと、ぶどうジュースをパソコンの上にこぼしてくれまして(涙)、
データが全部飛んでしまいました。
Macは一瞬のうちに真っ暗になり、使えなくなってしまいました。

翌日から講演会なのに、どうしよう!と思いましたが、
できる範囲でまた資料を作り直したり、もうパワーポイントはやめて
口頭説明でカバーしたりして、なんとか難なきを得ました。

その際、久々に石器時代(笑)のDELLのノートPCを引っ張り出してきて
使ったのですが、すごく面白い経験がありました。

きっと皆さんも似たご経験があると思いますが、
以前、WindowsからMacに替えたときは、操作がしづらく、
「なんて使いづらいんだろう」と、気持ち悪い感じでした。

が、人間はすぐに学習する動物。慣れてきて、Macを使い慣れてしまうと、
つい1年半前まで使っていたWindowsがものすごく使いづらくなっていて、
「なんでこんな操作なの?」などと言って、今度はWindowsに文句を垂れる始末(笑)。

人間というのは本当にご都合主義だなと思いましたし、慣れるというのは素晴らしい
ことであると同時に、恐ろしいことでもあるなぁと思いました。
慣れると他のことが受け入れられなくなるのが顕著にわかる、面白い体験でした。

壊れたMacは、「即日最短30分」の謳い文句に踊らされて修理屋さんに持って行きましたが、
「3日かかります」と言われ、結局まだ戻ってきていません。
もう手放すものは手放して、今あるもので今できることを、やっていきたいと思います。

さて、今日は、orange様(女性・58歳・無職)という方から
「母子家庭。借金癖をやめたい。」というご相談です。

~~~~~~~~~~~
私は現在58歳、24歳の精神障害者の息子と二人暮らしの生活保護受給者です。
息子が1歳の時に調停離婚成立、その後から生活保護を受給しています。

私の悩みは借金があることなのですが、
ネットなどで調べると、どうやら依存症らしいのです。

私が最初に借金を始めたのは、一人暮らしでの生活費不足からでした。
23歳で新興宗教に入信、働かずに宗教活動をしたり、お布施、勉強参加、本部参拝、
献金など、お金ばかりで頭の休まる時はありませんでした。
そんな中、30歳間近にサラ金数社の借金を債務整理し、3年かかって返済しました。

その後、34歳で結婚。息子が授かり幸せかと思った矢先、産後のひだちが悪い私に
気遣いのない夫。育児は手伝わず、自営である仕事はさぼる。手形だらけの経営。
私は毎日夫に当り散らし、初めての育児に疲れ、風呂にも入れず、とうとう幼い息子
を連れて家出。その後、離婚調停へと発展したわけです。

離婚後も、宗教は辞めず続けていました。身内がほとんど入信していたせいもあり、
辞めたいと関係者に話しても辞めさせてもらえない状況で、根気負けしていました。

母子家庭になってからも、出費は増えるばかり。息子が保育園に行き始めてからは、
私は働き始め、そこでクレジットカードを作り、また借金が始まりました。

息子が中学入学前に、自己破産をしました。宗教に疲れ、家計のやりくりに疲れ、
心身ともにギブアップ。翌年、精神疾患になり、仕事ができなくなり、家計が苦しくなり、
手元にあったクレジットカードを使うようになりました。

なんとか生活保護費だけで家計を回したくても、宗教や食費等にお金がかかったり、
電機製品や携帯電話がこわれたりと、なにかしら出費があとを絶ちませんでした。
息子の介護と色々なストレスがたまり、頭の左半分、脱毛してしまいました。

その後、住んでいたアパートの老朽化により立ち退きがあり引っ越し。そこから2年も
しないうちに、今度は家賃補助費の改定により、引っ越しを余儀なくされ、また出費。

おととし4月に無料法律相談をし、当時使っていたクレジットカードの債務整理をしました。
払い続けて現在1年半、新たなクレジットカードの支払いができてしまい、
月々返済が苦しくなり債務整理を考えています。

昨年は生活保護費も減額になり、冬季加算も大幅減額。消費税はどんどん上がるのに、
生活費や手当ては下がるばかりです。私が、しっかりしていないから招いてしまう借金。
なんとか、この借金癖をやめたいです。
~~~~~~~~~~~

精神障害をお持ちの息子さんのお世話をしながら、女手一つで一生懸命育てていらして、
本当に大変ですね。献身的にやってこられた様子が伺えます。

orangeさんのお悩みには、いろいろな面からアプローチしたいとは思うのですが、
時間も限られていますので、今日は「借金」ということと、なぜ借金につながってしまうのか、
お金が何に一番出ているのかというところで、おそらく「宗教」は一つのポイントになるかと
思いますので、今日はその2点にポイントを絞ってアドバイスさせていただきます。

まず、債務整理はしてください。
が、これまでも何度も債務整理をしているにも関わらず、借金が繰り返されているので、
やはり自分自身のパターンを変えていかなければいけないと思います。

何かに頼ってしまう、依存してしまう癖が、orangeさんの中にありそうです。
もちろん、人生辛いとき、何かに頼りたくなるのは当然ですし、それをしてはいけない
ということではありません。ただ、頼る先が健全かどうか、きちんと見極める目は
持っていたほうがよいでしょう。

もちろん、宗教がそれを助けてくれることがあります。友人が助けてくれることもあります。
同じような悩みを持つ者同士が集まるサポートグループが助け合いの場になったり、
勇気や元気をくれる場になったりもします。

ところが、orangeさんの場合は、この宗教自体が苦しみの源にもなってしまっているよう
に見受けられます。今一番苦しいのはお金のことであり、そのお金が出ていく先について、
「食費」の前に「宗教」と書いてありましたから、やはり宗教とお金の関係性をもう一度
考えていく必要があると思います。

また、orangeさんに参考にしていただきたい情報があります。
私も非常に尊敬している臨床心理学者の石川勇一先生(相模女子大学教授)のご著書、
『スピリット・センタード・セラピー ー瞑想意識による援助と悟り』です。
http://goo.gl/EgjES1

本書には、宗教やスピリチュアリティとの関わり方に関して、非常に役に立つ情報が
あります。特に「防衛的霊性」と「攻撃的霊性」という2つのキーワードが、参考に
なるのではないかと思いますので、抜粋してビデオの中でご紹介します。

宗教そのものと言うよりは、宗教に関わっている人たちのあり方を、これと照らし
合わせてみると、今後、orangeさんが進むべき方向が少し見えてくるかもしれません。

もともとは、苦しみから逃れたい、幸せになりたいと思って関わるようになった宗教や
信仰が、結果的に、自分自身を苦しめる源になってしまっているのであれば、それは
本末転倒ですね。勇気を出して一歩前進する必要があると思います。

そして、orangeさんが今の借金地獄から抜け出すためには、今、ここの関係性を
きちんと問い直す必要がありそうです。
続きはビデオでお話しします。
https://youtu.be/_JokSwLLXy8

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160302_FB_kawabata

私は、基本的に、周りの人たちが平和で幸せでいてくれることを望んでいます。

その理由は(理由というのもおかしいんですが…)、
人が平和で幸せでいてくれれば、私に災難(?!)が降りかかって来ず、
私も平穏な時を過ごせる気がするからです。

心乱され、振り回されるのは、とても辛いので、
私が平穏に過ごせるためにも、みんなが幸せでいてくれたらいい・・・と思います。
(この気持ちが、相手のためでなく、自分のためである…という
身勝手な感情であることは気づいており、悩みの一つでもあります。
しかし、それ以上に自分というのが、嫌になる感情は・・・)

相手の幸せを一緒に喜んだり、話を聞いたりすることが楽しいと感じるのは、
私にはあまり関係のない人とか、好きだとか嫌いだとかという感情を持つことのない
相手とか、遠くの他人とかに対しての感情なんです。

家族や親戚や親しい仲間や関わりの深い仕事関係の人だったり…という、
私の大事であり大好きな人の幸せな瞬間に対しては、
とても複雑な思いをすることが多くて、悩み苦しんでいます。

日頃は大好きな人・大切な仲間が幸せで平和に過ごしていることを、
無意識に願っていることは事実です。

けれど、その人が『どこかに出かけた』『何かを買った』『成功した』『上手くいった』
といった話を聞いたり知ったりすると、心がざわめいてしまいます。

その感情は、とても醜いものだあることは確かであり、
その感情を大切な人に対して感じてしまう自分が、心から嫌になります。

そして、もう一つ、私自身が、心豊かな人生のため日々頑張って過ごし、
旅行などを楽しんだ後にも・・・自分の心が不安定になり、幸せに浸れなくなります。

知らない誰かや浅い付き合いの人とは、喜びや楽しみを、共感し合えるのに、
どうして自分自身や身内などの楽しみを、喜べないんだろうと、
気持ちが沈んでしまいます。

自分の中にある、多面的な感情に心底疲れます。
大切な人が、楽しんでいたり幸せなら、いう事ないのに…
どうしてそのままを受け入れられないんだろう。

【ラベンダー様・50歳・福祉関係】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:
FROM 川畑のぶこ

ラベンダーさんのように
相手の幸せを真に喜べない自分に嫌悪感を抱く人は多くいます。

ラベンダーさんが気にされている、
相手の幸せは結局自分の幸せにつながるからそれを望んでしまうというのは、
事実そうですし、なんら問題の無い姿勢ではないでしょうか。

これは非二元的なもので、自分だけより多くを得て、周りの人を蔑にしていれば、
一時的な優越感、安堵感、達成感はあったとしても、
そこに真の持続的な幸福感は存在しないでしょうし、
手に入れたものを失う恐れも生じるでしょう。

ラベンダーさんは福祉関係のお仕事に就かれていらっしゃるとのことで、
日々直接的に人々を助けていらっしゃることと思います。

医療や福祉の世界に携わる人たちに多い姿勢は、
自己犠牲を払ってでも常に相手の利益だけを考えるというものです。

これが、全体を俯瞰して、そのことが本当に自分にも相手にも全体にとっても良いことで、
ありがたいことであるという深い気づきのもとに行われていれば問題ありませんが、
ひたすら抑圧的に自分のニーズ(幸せ)は棚上げし、相手のニーズ(幸せ)を望むべき、
という姿勢が人生全般にわたって染みついてしまったのであれば、
これは苦しみをもたらすことでしょう。

自分の幸せのために他人の幸せを願ってよい
と許可を与えてみてはどうでしょうか?

他人の幸せのために自分の幸せを願ってよい
と許可を与えてみてはどうでしょうか?

それらは不可分なのだと。

自分を大切にすることは、相手を大切にすることにもつながり、
相手を大切にすることは、自分を大切にすることにもつながる。

どちらか一方通行ではない。両方とも大事。

この現実を素直に受け入れてみてはいかがでしょうか。

常に自分のことは殺して人の幸せのみを願うのは、
一見美しいかもしれませんが、無理があります。

無理は続きません。
誰かが何かを達成したとき、素直に喜べないのは、
自分にはそれらが手に入らない、相手だけ得して自分は損している
と思っているからでしょう。

その人とはかたちやタイミングは異なれど、
自分には自分なりに達成できることもあれば、手に入れられるものある。
私は私なりに幸せを体験できるし、そのための努力ができる。

そう思えたなら、羨望が嫉妬に変わり、己を蝕むようなことは避けられ、
逆に良き張り合いとなるのではないでしょうか。

たとえば、友人のアーティストが優れた作品で人々に笑顔をもたらしたのであれば、
「いいな~!羨ましいぞ~!私も福祉分野で人々に笑顔をもたらすぞ~(^O^)/」
と素直に、さわやかに、軽やかに、返してみてはいかがでしょうか。

ーーーーーー

PS
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日のビデオはピアノとギターの前からお送りしますが、
決して弾くわけではありません(笑)。

子どもがピアノのレッスンを始めて1年ちょっとが経ち、
最近は連弾ができるようになり、楽しくなってきました。

私は、何かに煮詰まったとき、楽器に触れると頭が瞬時にパッと切り替わって
リフレッシュできますので、その効果を活用しています。

子どもも、イライラしたり集中力がなくなったりすると、
「ちょっとピアノ弾きなさい」と言って1~2曲弾かせます。
すると、モードがシフトして、また次のことに集中できたりします。
我が家では、そんなふうにも楽器を活用しています。

もし、過去に楽器をやっていらした方がいらっしゃいましたら、
そんな使い方をしてみるのもよいのではないでしょうか。

さて、今日は、あさ様(50代・パート事務員)という方から
「根性の曲がった自分が悲しい…。」というお悩み相談です。

~~~~~~~~~~~~
結婚して約30年子なしのパートタイマーです。
今の会社には約20年います。

今いるフロアに、女性は50代の私と40代の女性Nさんと二人です。
このNさんは、いわゆる上司からも一目置かれ、社内外からの問い合わせも集中し、
明るく気が利いて、優しくて誰にでも好かれる存在。
片や、私は地味で無愛想、気も利かないおばさんで、
影の薄い存在であることは明らかです。

社会生活をしていく上では明るい人間の方がいいに決まっていますし、
コミュニケーション力も高い方がいいに決まっています。
私にはそのどちらもありません。
羨ましさも加わって、憎らしく感じるこの頃です。

職場にいても幸せになれないと思い、辞めようと思っています。
きっと、こんな相談をすれば、自分が変わらなければダメだし、
人と比較していても幸せになれない、といわれるのだろうとも分かっています。
でも、頭で知っていてもできないのです。
そして、自分はなんと根性の曲がった人間なのかと悲しくなってきます。

夫に相談すると、年金がもらえるまでは我慢した方がいいといいます。
むしゃくしゃした気持ちを晴らすためにお酒を飲んでは体調不良となります。

私は今まで「専業主婦」という立場を経験したことがありません。
天気に恵まれて家のことなどをしていられる休日は本当に幸せな気分になります。
そんなことを話すと、それは仕事をしていてたまの休みだからそう感じるんだ
とか言われ、悔しくなります。
一度でもいいから奥さんを養ってみろといいたくなります。

このまま、自分を幸せにしてあげられないかと思うと、悲しくて不安です。
~~~~~~~~~~~~

あささん、これまで仕事を一生懸命よく頑張ってこられましたね。

まず、クリアにしたほうがいいかなと思うのは、
働き続けたいのか、それとも、もう自分は仕事をしたくないなと思っているのか。
どちらでしょう? 心の底に聞いてみましょう。

職場の人間関係を理由にして辞めたいとおっしゃっていますが、
辞めたいからいろいろな理由が挙がってくるということもあるんですね。

もし、あささんに「自分は本当は、専業主婦という仕事で活躍の機会を与えられて
自分らしさを持っていたいのだ」という願望があるのならば、そこを大事にされて、
それが経済的にそれが叶うことなのかどうなのか、
もう一度ご主人と相談されるのも一案です。

そのコミュニケーションの際、ぜひ大事にしていただきたいポイントがありますので、
ビデオでお伝えします。

一度どっぷりと専業主婦をしてみて、見えてくること、感じることがあるはずです。
「いろいろあるけれど、外で働けるというのは恵まれた環境なのだ」
「いやいや、やはり自分は専業主婦が最も自分らしくいられる」……などなど。

そうしたら、それをベースに次のステップを考えることも可能ですね。
そして、会社勤めを続ける選択をした場合、他者との「比較」で自分が苦しくなって
しまわないよう、セルフケアすることが大切になってきます。

世の中には、社交的で明るい人もいれば、あまり人と交わることは必要としない、
静かな人もいます。どちらが良い、悪いではなく、それぞれのパーソナリティです。

あささんにはあささんのパーソナリテイを大切にしていただきたいですが、
今より社交的になりたい、もう少し明るくしたいな……等の思いがあるのであれば、
「モデリング」という方法がおすすめです。

詳しくはビデオでお話しします。
https://youtu.be/SPlH-l0FmtI

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Young women in cafe

Q:相談されるのが苦手です。

川畑先生、こんにちは。
いつもメルマガ拝見しています。

今日は私の最近起きた悩み事を相談させていただきます。

私は、人間関係の悩みを打ち明けられるのが苦手なんです。

悩んでいる本人の気持ちは理解できるし、
ひとりでいろいろ悩んでいるかと思うと、同調してあげたくなります。

そうだよね、そうだよねとか、自分もそんな風に感じたことあるよ、
とか話してしまいます。

でもそのあとにとっても落ち込んでしまいます。
相手方の人の悪口をいってしまったなあと、苦しくなります。

確かに自分も相談してくださった方のように思うときもありますが、
相手方の人達の気持ちや状況もわかるんです。

だから、悪口を共有してしまったような気まずさを感じて、
とても気分が落ち込んでしまいます。

悩みをいってくださった方とも何となく気まずくなってしまいます。

こんなとき、どうすればよいでしょうか。

また,今後同じような悩みを聞いたときに、どのように聞いてあげるのがよいか
教えていただけませんでしょうか。

よろしくお願いいたします。

【40代・女性・医療関係】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ご相談者さんの誠実な気持ちが伝わってくるお悩みですね。

まず、ご自身の関心が、

1)人間関係の悩み相談に応えられる自分になりたいのか
2)人間関係の悩み相談には応えなくてよい自分になりたいのか

振り返ってみることをおすすめします。

もし,1)の相談に応えられる自分になりたい場合は、
相手に楽になってもらいたいという思いがあるからだと思いますが、
そうであれば、次のことを留意してみてください。

それは、

「傾聴と共感」に徹する

ということです。

相手が誰かの悪口を言っていることに対して、
自分もその人の悪口を言うのは傾聴や共感ではありません。
それは同調です。

悩みを聞くのに,必ずしも相談相手に同調する必要はありません。
耳を傾け、相手の感じていることを理解する姿勢を持つことです。
傾聴と共感だけでも楽になれるので,そこに徹してみてください。

もし,何かアドバイスをもとめられたのなら、
主語を「私」にして話をしてみてください。

「あなたはこうするべきよ」ではなく、
「私ならこうするかな」「私ならこう考えるな」という文脈です。

私は友人や大切な人から相談を受けた際に、
そして友人にも改善の余地があるなと思えた場合には、
過去の己の類似ケースで相手がそれを気づくのに役立ちそうなものを
提示するようにしています。

「あなたと相手のことは実際の細やかな部分はわからないけど、
実は私にも似たケースがあってね……(簡単な状況説明)……
でも、私自身にも非があることに気づいてね、
そこに違いをつくってみたら結構楽になってね……ま、参考になれば」

といった具合です。

あるいは、AさんとBさん(まったくその場に関係の無い第三者)の話を持ち出して、
そのケースから相手が何か学び取れるようなものを提示するのも良いかもしれません。

「あなたは」と始めると、相手も緊張したり、とくにストレス下にいるときは
防衛的になって攻撃的になったり、過度に落ち込んだりするので注意が必要です。

もしご自身が2)のように、本当はそういう相談には乗りたくないのなら、
気のある振りはしないことです。

これには「いい人」をやめる勇気が必要です。
話は聞いてものらりくらりかわすなど、ノリの悪い人でいることです。

そのうち「この人はこの手の話には乗ってこないんだな」と相手も諦めて、
自分自身で考えるようになるか、あるいは悩み相談や悪口に対して
もっとノリの良い、ほかの相談相手を見つけることでしょう。

それが悪口に終始していても、そのような悩み相談に喜んで乗る人もいます。

苦手は苦手で、得意な人にまわせば良いのです。

もしあなたが無理をして悩み相談につきあっているのであれば、
相手が自己解決する機会、あるいは適任者にたどり着く機会を阻んでいる
ことにもなりますので気をつけてください。

あと、無理をすればするほど、あなたはいい人でいられるかもしれませんが、
相手はあなたから疎ましく思われることになります。
これは調和的な関係ではありません。

もし,その人と今後も上手くつき合って行きたいのなら、
その場その場の適度な距離感を大切に、
このような状況を回避するよう努めてみてください。

また、基本的に「相手の感情や人生の責任を私がとる必要はない」
ということも覚えておいてください。

感情はものごとの受け止め方から湧いてくるものです。
それは本人にしかコントロールできるものではありません。

悪感情を抱いていても、そこからその人なりのペースやタイミングで
必要な学びを得て、前進していくと信頼してみてください。

ーーーーーー
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160118

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

先日、休みを利用して、家族3人で温泉旅行に出かけました。

2015年は、ポツポツと出かけたり、日帰り旅行をしたりしたことはありましたが、
完全にプライベートで家族でどこかに何泊かしたり、週末をゆったり過ごしたことが
なく、なんとなく罪悪感もあり(笑)、その埋め合わせというわけではないのですが、
鬼怒川温泉に行ってきました。

のんびり、ほっこりして、おいしいお食事をいただきました。見た目にも美しい和食
で、芸術心も満たしながらお腹も満たせる、すばらしい旅館でした。

そこから40分ほど北上した所にある、平家の落人により集落が築かれたと言われる
湯西川の「平家の里」という民族村にも足を延ばしました。敷地内に雪かきをされた跡
があるのを見つけると、子どもはさっそく、うれしそうに雪玉を作って、私に投げつけ
てきます。私も奇声を上げながら(笑)子どもと雪合戦をしました。

結局、子どものニーズも満たされ、私も子ども孝行できました。また、平家の里には、
当時の生活がわかる資料館があり、当時の人々の暮らし思いを馳せることができたのも
たいへん有意義でした。日頃、何かあるとイライラしたり、不平不満を並べてしまいがち
ですが、「こういう頃に比べれば、今はなんと恵まれていて幸せなのだろう」と思う時間
でもありました。

私たちは、放っておくと、その環境に慣れてしまうということがありますね。
身の回りにある幸せを忘れてしまい、それが同然のごとく振る舞ってしまいます。
常に「何か足りないのではないか」という錯覚に陥ってしまいます。そんなときに、
比較対象がそのような何百年も前の先祖になると、「ああ、本当にこの上なく幸せな
ことだな」と素直に思うことができるわけです。そんな、非常に豊かな時間でした。

さて、今日は、RRさん(Rさんと呼ばせていだきますね)という38歳の女性の方から
いただいた、「おぼつかない自分の存在価値」についてのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~~
心のバランスか取れていないように思います。
自分の存在価値について、時々とてもおぼつかない気持ちになります。

多分、人に頼られること、人の役に立っていると思えることで、
自分が存在していることを実感しているように思います。
純粋にその人のためにというより、人から感謝されたいと思っているようです。
その機会、あるいは必要がなくなると、
自分が無価値な存在に、必要とされない存在に思えてきます。

恋愛も不倫の恋愛しかしたことがなく、
それが途絶えて10年来、誰ともお付き合いがありません。
結婚することが人生の一番の幸せである、と思いたいわけではないですが、
周りからは幸せになってほしい=結婚、といわれているように感じます

加えて、優越感と劣等感にとてもとらわれている自分がいます。
弱い状況や立場にいる人に対して理解者である「ふり」をしているようです。
そして逆にとても頑張れる人やできる人を前にすると、
自分がものすごく劣った必要のない人間に思えてしまいます。
人はそれぞれ、と思いたいですが、そこからなかなか解放されることがありません。

こんな思いにとらわれて、堂々巡りです。
笑っている、明るい人に人は寄ってくる、と言われますが、無理にも笑うことができません。
私なりに人間関係がうまくいくよう、気を使い、
さりげない配慮やコミュニケーションを取ろうとしているつもりですが、
要領の良い人などをみると、悔しく、ずるいな、と思っている自分がいて、
またそれで自己嫌悪に陥ってしまいます。

ずっとこんなことの繰り返しで、時々疲れてしまいます。
疲れると、身体が欲していないのに食べてしまったり、飲んでしまったりします。
何かを埋めるように。
今の自分を肯定し、純粋に人のためにありたいと思うのですが、
どうしてこうなってしまうのでしょう……
~~~~~~~~~~~~~~~~~

実は私、川畑もかつて、まさにこういうタイプでした。
20代はこのようなモードが全開で、
「優れていなければいけない」「人から必要とされなければいけない」という、
駆り立てられるような感覚を常に持ちながら過ごしていました。

まず、「必要とされたい」とか「感謝されたい」「認められたい」というのは、
人間として純粋な欲求です。社会的バランスがとれる大切な要素でもありますから、
これ自体を捨てる必要はないと思います。

ただし、程度問題ですね。「常に」誰かから必要とされていなければいけないとか、
認められていないと無価値な存在になるかというと、決してそうではありません。

「必要とされる、その形」について、少し考えてみましょう。

「こういう感謝のされ方は価値がある」
「感謝はされているけれど、これは価値がない感謝のされ方」
「こういう認められ方、必要のされ方が、価値がある。私はそれがいい」
「私はこういうふうに必要とされているけれど、これは価値がない」

と、Rさんが普段思っていることを、書き出してみてください。

「感謝のされ方」や「評価のされ方」について、無意識のうちに、
「こうでなければ」と決めつけてしまってはいませんか?

そして、Rさんが「切り捨ててしまった」感謝のされ方や認められ方についても、
今一度、目を向け、問い直しをしてみることをおすすめします。

とらえ方のポイントは、ビデオでお伝えしますね。

恋愛に関しても、自信のなさから不倫ばかりする傾向のある人も実際にいます。
これも、「自分の価値」をとらえ直すことで、その後の恋愛のタイプや質を
変えていくことができますよ。

すべては自分自身への「信頼」がキーになってきます。
人に合わせるばかりではなく、自分を信頼して、
最も合わせるべき相手、ケアすべき相手は「自分」だということを、
理解できるとよいでしょう。

こちらも、詳しくはビデオでお話ししします。
https://youtu.be/MQ7Syw6Ct3c

 

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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

12月も中旬、我が家のデコレーションもクリスマスっぽくなりました。
子どもと作ったお菓子の家と、私が一昨年、主人にクリスマスギフトに
買ってもらったくるみ割り人形を背景に、今日のメルマガをお届けします。

年末に向け、雑誌では断捨離や大掃除の特集が増えますね。
私も、取材をたくさん受けましたので、その一部をご紹介したいと思います。

まず、『PHPスペシャル』。「心が楽になる、ホッとする」というテーマです。
今回は「減らす、手放す、ためこまない」という中に
「嫌な気持ちの捨て方」という内容で、少し記事を書かせていただきました。

もう一つは、『OZ plus(オズプラス)』。これも今、全国の書店とコンビニで
お買い求めいただけると思います。「整理!これで完璧 ~スタイルのある整理術」
という特集で、私は「心の整理」を担当しています。

そして、これは10月なので、場合によっては入手が難しいかもしれませんが、
『ゆほびか』の「掃除・片づけ・捨てる」特集。使わないのに捨てられないとき、
どんなふうに自分に問い直しをしていったらいいのか、という内容です。

これも、11月号で少々前の情報ではありますが、『日経WOMAN(ウーマン)』の
別冊付録で、『1週間でラクになる!心とカラダの疲れすっきり!BOOK』という
のが付いているのですが、これがいいです! 永久保存版だと思います。

この中の「お疲れ度チェック」というところに、私のコメントが少し入っています。
他にも、使える情報がたくさんありますので、既にバックナンバーになっていますが、
ご興味のある方は、ネットや書店で取り寄せてみてください。

いつも、ついついスルーしてしまうのですが、
今後は、このような取材を受けたときは都度、皆さんにご紹介していきますね!

さて、今日のご相談は、「夫を亡くして5年、職場でミスばかりの悶々とする日々」
というお悩みで、51歳、事務職のMIKAさんという方からいただきました。

~~~~~~~~~~~~~~~~
主人が亡くなって5年です。
頑張りすぎて鬱になり、仕事を辞めてだんだん良くなってきた矢先のことでした。

主人が亡くなって急に年老いた自分があります。
まず記憶ができなくなりました。
人事事務関係の今の職場にやっとの思いで就職して1年以上になるのに、
ミスや間違いが減らずにまわりに迷惑をかけてしまいます。
まわりは私より若い人ばかり、自覚を持ってくださいと注意を受けます。
一生懸命になればなるほどギクシャクしてしまい、余計にとっちらかってしまいます。

もう少し若かったら…と思うし、私のようなものより若い人を雇ったほうが…
辞めたほうがまわりにとっては良いのでは?と思うのですが、
辞めても仕事がありません。

一つ一つ努力して仕事も覚えてきたし、以前よりは前進していると信じて
気持ちを切り替えつつですが、結果は結果。
どうしたらよいのかわからず毎日悶々としています。
~~~~~~~~~~~~~~

ご主人が亡くなって5年が経つとのこと。
MIKAさんにとっては、おそらく、人との関わり、特に親密さが、
心の欲求を満たすのにとても大事な要素なのではないでしょうか。

もちろん、誰でも人間関係は大切だと思いますが、パーソナリティによっては、
特にそのような親密な人間関係を重要視する人がいます。

そして、そのような人が最愛の人を亡くしてしまったとき、
それに代わる、心を埋めてくれる対象や関係性が構築されない限り、
ずっとストレス下に置かれることになり、
その次にはケアレスミスをするようになります。

自分のことよりも人のこと、周囲のことばかりが気になってしまって、
パニック状態になってしまうのです。

そんな中で、少々難しいかもしれませんが、
まずはご自身のケアに注力していただきたいな、と思います。
今のMIKAさんに目を向けていただきたいのは、ご自身の「心理的ニーズ」です。

ご主人が亡くなって、心のニーズを満たす対象がなくなった。
そのことを自覚して、それをどうやって埋め、自分自身を満たしていくか。
そこに、積極的に取り組んでいくことが有効です。

深呼吸して、周りを見渡してみましょう。
MIKAさんの心理的ニーズを満たしてくれる対象が、きっとあるはずです。

具体的には、どのようなものでしょう?
手がかりや見つけ方も、お話しししますね。

続きは、ビデオをご覧ください。
https://youtu.be/q9p8HEtKZt4

<ビデオ内でご紹介した雑誌>

『OZ plus(オズプラス)』2016年01月号(スターツ出版・2015/11/28発売)
『PHPスペシャル』2016年01月号(PHP研究所・2015/12/9発売)
『ゆほびか』2015年12月号(マキノ出版・2015/10/16発売)
『日経WOMAN(ウーマン)』2015年11月号(日経BP社・2015/10/7発売)
別冊付録『1週間でラクになる!心とカラダの疲れすっきり!BOOK』

PS
周囲に気を使えば使うほど、自分は空回り。
緊張し、失敗が増え、さらに失敗が失敗を呼び…悪循環。
そんな経験はありませんか?

……何かとストレスの多い日常生活、
ご自身のメンタルケアに、ぜひこちらをお役立てください。
 ↓
http://123direct.jp/tracking/cr/Pl2OCD8S/200715/14547363

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Young running couple jogging

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
――――――――――
Q:パートナーが欲しいのに、一対一の付き合いが苦手です。

初めまして、いつも楽しみにしています。

特段、切羽詰まっているとか、ないのですが、
良かったらアドバイスいただけると、前に進めるかな?
と、ほんの少し期待してご相談させていただきます。

どうしてか‘自分を選ばない人‘ばかりを好きになってしまいます。
一対一での深い向き合いが怖いようです。

…怖い、というよりは‘責任取りきれない‘
と及び腰になっているというか。

ちょっと特異な家庭で育ったこともあり、
なかなか自分の本音を他人にさらすのは勇気がいります。

そして、大概のことは‘自分のワガママではないか‘
と臆病になり、付き合うということ以外では
自信がないということはありませんが、
お付き合いに関してだけは、
やっぱりどうにも踏み込めずにいます。

自身はバツイチでもあり、もう結婚とか望んでもいませんが、
やはりパートナーの存在は欲しいかな、と思い始めています。

年老いた両親を安心させたい、というのも少しあります。

でも、パーソナルスペースには、大概の他人を受け付けなく、
寂しさもありながら、やっぱり無理かと諦める気持ちもあります。

こんな少ない情報では、アドバイスも難しいかも知れませんが、
考え方の視点などあるようならご助言いただけると嬉しいです。

【43歳・会社員・さと様】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

いつもメルマガを楽しみにしてくださり、ありがとうございます。
読者の声が届くことはとても励みになります。

さとさんは一対一のお付き合いに、及び腰になってしまい、
自分を選ばない人ばかりを好きになってしまうとのこと。

敢えて自分を選ばない人を選ぶということは、
無意識のうちにパートナーシップを難航させることによって、
あたかも「ほーら、どうせうまくいかないんだから、やめときな」
と、己に知らしめているかのようですね。
「夢など抱きなさんなよ」と。

本気になって後で傷つくのが怖い、
だから最初から本気にならなくてよい相手を選ぶことで
自己防衛を図っているようですね。

「どうせ最初から分かっていたしね」と後々合理化できて、
自分が傷つかなくてよいですからね。

確かに、傷つかないことは楽かもしれません。
ただし、リスクのない人生は躍動もありませんね。

さとさんは特異な家庭で育ったとのことですが、
確かに家庭にパートナーシップの成功モデルがないと、
自分自身の健全なパートナーシップも
イメージしにくくなることはあるでしょう。

それでも、そのことを理由に
「どうせ私なんて」と卑屈になることもできれば、
「それを反面教師にしよう」と過去を踏み台にすることも出来ます。

まず、さとさんにとってどのようなパートナーシップが理想なのか
を具体的に思い描いてみてください。

そのときに、「どうせ実現しないのだから、思い描くだけ損。
みじめになりたくないからやめておこう」
という無意識の抵抗が出てくるでしょう。

あまり深刻にならず、ゲーム感覚で行ってみてください。
それらの足を引っ張る抵抗の声が出て来たら、
それを打ち消すゲームをしてみてください。

イマジネーションは誰も巻き込みませんし、
ゲームですから、失敗しても何度もやり直せます。

どうぞ、さとさんの中に眠っている「遊び心」と「好奇心」
を発動して、自由にワクワクするイメージをしてみてください。

過去を学びに、そこから解放されて、
愛と思いやりに溢れたパートナーシップを築いているご自身を
具体的に思い描いてみてください。

さとさんは生まれながらにイメージの達人です。
少女時代は何のとらわれもなく、
さまざまなイメージをして楽しんでいたでしょう。
そんな少女に戻ったつもりでイメージを楽しんでみてください。

毎日心を込めてこの取り組みを行ったのなら、
3-6週間くらいで変化を感じることができると思います。

今度は行動するときに、そのイメージを大切に
「ごっこ」をしてください。
「愛や思いやりの中に生きる幸せな女ごっこ」です。

これも「ごっこ」でありゲームなので、深刻にならず、
軽やかに好奇心をもって取組んでみてください。

相手がいようがいまいが、
そのような女性として経ち振る舞ってみるのです。
そう、女優になった気分で軽やかに。
あ、人にわざわざ言う必要はありませんよ。

他人に馬鹿正直にはなる必要はなく、
自分に正直でいてください。
ごっこですから、失敗したって誰も傷つきません。

もちろん、人生に失敗はつきものですが、
失敗イコール敗北でもありません。
そこから学び前進すれば、
単なる失敗は単なるステップです。

「深刻」⇒「軽やか」をキーワードに取組んでみてください。

自分の砦、パーソナルスペースの概念にも
変化が現れてくるのではないでしょうか。
変化が訪れたならぜひまたお声を聞かせてください。

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