自分の性格・思考

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Q:いつも拝読させて頂き、
自己を内省をして、新たな思考を手に入れ
前に進むことができており、感謝致しております。
 
自分に起こる事象を自分の考え方や受け取り方
によって変わることを実感しております。
 
今回の相談は、私は家族を守ることを最優先して
生活をしてきました。
 
夫や子供をサポートしていくことが私の使命となり、
夫や子供の成功が私の勲章や喜びだと信じてきました。
 
しかしながら、断捨離のやましたひでこ先生や
川畑のぶこ先生のお話から
自己を大切にすることの重要性を学びました。
 
定年退職した夫がコロナ禍で自宅にいる時間が増え、
また、もうすぐ40才になる二人の娘が自立せずに
私にいろいろ依存していることが負担になり
心が晴れない日々が続いております。
 
依存しているだけならまだしも
思うようにならないと
暴言や脅迫をして従わせようとしてきます。
 
私は自分を優先し、今まで自分を大切にする意味を
少しずつ実現しようと努めるようにしています。
 
自分を大切にしないから
他者から尊重されないんですよね。
 
私は他者を尊重してきたから
他者のサポートを心よくしてきた見返りが
私を便利屋に成り下がる事態を招いた自分が情けなく、
悲しい気持ちになりました。
 
これからどう考えて他者と接していけば良いのか
模索しております。
 
どう考え、どう対応したら良いか
アドバイスをしていただけましたら有り難いです。
  
 
【えみねむ・60代・女性・専業主婦】
  
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
えみねむさんのご家族への献身が伺えます。
 
コロナ時代は多くの人に家族関係の課題を
浮き彫りにしてくれているようです。
 
えみねむさん宅では、
ご家族がえみねむさんに依存していることが
浮き彫りになり、それをえみねむさんが
負担に感じるようになってしまったのですね。
 
依存はする側とさせる側の
絶妙なバランスのもとに成り立っています。
 
家族への献身は美しいものです。
 
ただし、常に自己犠牲を払ってまで行うと
バランスを欠いて依存を招きます。
 
相手に依存させる心理は、
「自分が必要とされる人間である」ことを
確認するニーズによって
もたらされることが多いです。
 
裏を返せば、そのニーズが過剰な場合は
「自分は素のままでは必要とされない
 人間なのでは?」という
己の価値への疑いによって生じます。
 
その疑いを晴らし、安心したいがために、
相手の力を奪うことで、自分に力を集中させる
力学がはたらいてしまうわけです。
 
ところが、本来相手が自立した人間として、
自分で出来てしかるべきことも奪ってしまうと 、
(「妻がやってくれるから」「母がやってくれるから」
と依存状態が常となると)結局は
負担が妻・母へ一極集中することになります。
 
ときとして、その結果
負荷を担う者が病気になるなどして機能しなくなり、
家族が自立せざるを得ない状態がもたらされ、
ようやくバランスを取り戻すようなケースもあります。
 
病気は無意識な問題解決者となるわけです。
 
このように、アンバランスな承認欲求の満たし方の
代償は大きいことがわかると思います。
 
共依存状態から抜け出すには、
相手に過度の助力を与えないのと同時に、
えみねむさんがご自身の存在を
自己承認できている必要があります。
 
私はあらゆることを完璧にこなすわけではないし、
失敗することも多々あるけれど、
基本的に価値のある存在で、必要とされる存在である、
ということを思い出してください。
 
そう思えないならその理由を書き出してみます。
 
それと同じ理由で
愛する友が悩んでいたならどうでしょうか?
 
いかに不合理な考えのもと悩んでいたか
ということに気づけるかもしれません。
 
断捨離すべきはそのような不合理なものの見方や
考え方だということを覚えておいてください。
 
えみねむさんは
ご自身がそう感じられるか否かは別として、
ただそこにいるだけで価値ある大切な存在なのですから。
  
ーーー
 
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Q:2年前に母を癌で亡くしました。
遠方のため看取ることもできず、
自宅に帰りたい母の願いも
叶えられませんでした。

私は独身で既婚者の弟がいますが、
母亡き後、あまり会話もしていなかった
父と過ごすことも多く、
愛猫を連れて帰ることも多かったのですが、
いつも側にいてくれた唯一の味方の猫が
先日急逝しました。

病院選びなど私のせいで死期を早めたことは確かで、
自宅で看取ることはできましたが、
直前まで入院させて、
結局母と同じ苦しみを与えてしまいました。

父や弟から連日大丈夫か、落ちついたかと
連絡があり、もう爆発してしまい、
あなたには何もできない口をききたくない
と返信してしまいました。

仕事も含めですが、
私は自分の気持ちをうまく伝えることが出来ず、
限界に達すると後先考えずストレートに
相手に気持ちをぶつけてしまいます。

客観的に自分を見ることができない
本当に自分が嫌いです。

どうすれば人とうまくやっていけるのでしょうか。

大切な存在を失い続けるのは
私がこんな人間だからでしょうか。
私は何を学べばよいのでしょうか。

【まにゃ・40代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

人とのコミュニケーションがいびつになって
しまうことがあり、うまくやっていけるように、
なりたいまにゃさんなのですね。

まにゃさんは、相手の気分を害したくないとか、
相手に気分良くなってもらいたいという
配慮が強いがゆえに、
たとえ言いたいことがあっても、
ぐっと言葉を飲み込んでしまうのでしょうね。

一時的に波風を立てないことには
成功するかもしれませんが、
言いいたいことを溜め込んで蓄積させてしまうと、
ご自身でもお気づきのように、
やがて爆発してしまいます。
 
とりわけ、
がまんしたり自己犠牲を払ったりしたのに
望む結果が得られなかったときには爆発も大きくなり、
ときとしてコントロール不能な状態に
陥ってしまうかもしれません。
 
そして、その爆発は、相手に対するもののようでいて、
その実、自分自身の不甲斐なさに対する苛立ち
ということもあることでしょう。
 
まず、まにゃさんに心がけていただきたいのは、
相手に優しくなろうとするのとおなじくらい、
自分自身にも優しくなってあげてください。
 
そして、相手の感情の責任を取りすぎないよう
心がけてください。
 
感情というのは、
ものの見方や受け止め方の影響を多く受けます。
  
そして、相手の受け止め方はまにゃさんが
常にコントロールできるものではありません。
 
究極、その人の感情と人生の責任は本人にしか
とれないということを覚えておいてください。
 
そのうえで思いやりある態度で接し、
あとは相手の領域の問題であると知って
手放す感覚を大切にしてください。
 
お母さんや猫ちゃんも、今はまにゃさんが
まだ体験していない別な次元や世界で、
それぞれの課題に笑顔で取り組んでいる
可能性もあるのです。
 
たとえ、旅立つ瞬間がまにゃさんやお母様や
猫ちゃんの理想形ではなかったとしても、
そこで終わりではなく、
まだ物語は別な次元で続いている、
そしてふたりにとって素敵な物語が続いている
ことを想像してみてください。
 
そして、思いやりをもって語りかけてみてください。
 
もし、お母さんや猫ちゃんが
まにゃさんを見守っていたのなら、
人生を嘆いてばかりいて謳歌していないことの
ほうがよほど心配かもしれません。

まにゃさんが完璧なふるまいをもって
人生を生き続けなくても、
みなそれぞれに人生を切り開く力があることも
信頼してください。
 
そのような意味で、
たとえまにゃさんが相手に意見を伝えたとしても、
必ずしも相手が打ちのめされてしまうわけでは
ありません。
 
まにゃさんの意見が参考になることも多々ある
ということを知ってください。
  
まずご自身に優しくなって良いという許可が
必要です。
 
そして、まにゃさんご自身の人生を
豊かで穏やかなものにするための努力を
重ねてください。
  
ーーー
 
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20220808

FROM 川畑のぶこ

今日は、ななさん(60代・女性・嘱託社員)
のご相談にお答えします。

【Q】
私は何でも猪突猛進するタイプで、
何事にも一生懸命で、良いと思った事は譲れず、
妥協できず、丸く収めることができません。
そのため、いつも人間関係でこじれます。

職場では、説明しても分かってもらえないと、
声を荒げ、口調も強くなり、
どんどん孤立していきます。

良くしたい気持ちが強すぎて、
相手を不快にさせてしまいます。
無関心でいられたらどんなに楽か……。

そんな調子で、
主人ともほとんど口を聞いていません。

こんな私の性格、
いったいどうしたらよいのでしょうか?
アドバイスをよろしくお願いいたします。

 
【A】
ななさん、ご自身のことを
とても俯瞰的によく観察なさっていますね。

そして、理想通りにやってくれない相手に対して
どうしたらいいか、ではなく、
ご自身を変えるにはどうしたらいいか
という視点を持とうとされている。

自分が自分を苦しめてしまっている、
生きづらい人生にしてしまっているということに
気づいていらっしゃるわけですよね。

この気づいてる、気づいてない、
直したいと思っている、思っていないというのは
本当に大きな、ゼロイチの差がありますので、
ななさんはすでに大きな一歩を踏み出されて
いるのではないでしょうか。

それをさらに進めていただくために、
ななさんには、多様性を受け入れる寛容さ、
優しさ、そして思いやりを意識していただきたい
と思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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A,Woman,Is,Holding,A,Paper,White,Heart,Writing,The

Q:川畑先生こんにちは。
いつも拝読させて頂いてます。

私は今まで自分が傷つかない人生を選んできました。
 
傷つく事を恐れ、平和に過ごす為に衝突を避け、
逃げて生きてきました。
 
ですが、自分を守りすぎて
周りの状況についていけなくなってきました。
 
人に会う時もビクビクしたり、
年齢もだんだんととっていき、
生きづらくなってきていると思いました。
 
堂々とできず、傷つく事を恐れ、
人に嫌われないように、、と考えるうちに
人と付き合う事が億劫になってきました。
   
私は昔から自分の事に焦点をあて、
自分の事ばかり気にしてます。
   
なので生きる事自体が面倒くさくて
時々死を考えたりしてしまいます。
   
自分が楽になる事ばかりに意識を向け、
自分以外の事は面倒くさい。
   
あの時ちゃんと自分と向き合っておけば
自分に自信を持てていたのではないか、、、
後悔ばかりが出てきます。
   
私は本当にダメな人間の塊です。
人に迷惑はかけるし、感情的になりやすいです。
しかし、人に依存的で孤独がすごく怖いです。
 
こんな自分とどう向き合っていけばいいでしょうか。
  
【えくぼ・40代・女性・パート】
 
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
  
人と繋がり、和の中にいたい、
でも人と関わると相手から嫌われてしまい、
自分の心が傷ついてしまうので、
そのことを恐れてうまく関われないえくぼさんなのですね。
  
えくぼさんの繊細で敏感な様子が伝わってきます。
  
えくぼさんは、人間関係以外にも
過敏に反応することがあるでしょうか?
  
たとえば美しい自然や美しいものを目にすると
人一倍深く感動するとか、音や光に敏感であるなど。
   
もしそうであれば、えくぼさんは
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)かもしれません。
  
HSPとは、アメリカのエレイン・アーロン博士が提唱した概念で、
感受性がつよく神経過敏な状態の人のことをいいます。
  
アーロン博士によると、HSPの人は、
DOESと呼ばれる次の4つの特徴があります:
   
D(Depth of Processing)
深く処理をする  
   
他の人は気にかけないようなことでも、
深く掘り下げて考える
   
   
O(Overstimulation)
  
過剰に刺激を受けやすい
刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい
  
  
E(Emotional response and empathy)
   
相手の感情に敏感
相手との心理的な境界線が薄く、共感力が強い  
   
  
S(Sensitivity to Subtleties)
   
些細な刺激を察知する
光や匂いなどの些細な刺激に敏感
   
    
HSPは神経学的には、扁桃体が過剰反応することで
不安や恐れが生じやすいことがわかっています。
    
病気ではなくその人の気質なので
治療をして治すというものではありません。
   
よって、「変わらなければいけない」と
プレッシャーを与えることで
自己否定が強化されてしまうので逆効果です。
   
まずは、そのような特性にダメ出しをせず、
素直に認め受け入れて対処していくことが大切です。
  
対人関係では「常に人に合わせないと嫌われて傷つく」
と思っているので、無理して人に合わせてしまう、
そのことで疲れてしまっていると思います。
   
まずは、「人と適度な距離をとってよい」と
積極的にある程度の距離をとることを
許してあげてください。
 
対人にかかわらず、不快に感じる刺激からは
一定の距離を置いて良いのです。
  
そのことで自分の時間や空間が確保されて
心のゆとりが出てきます。
  
逆説的ですが、このようなゆとりが出ることで、
ある程度それらに曝(さら)されても大丈夫、
いつでも安全地帯に戻れば良いという状態になります。
   
「人に合わせないと嫌われる」という思いに関しては、
相手の感情の責任を自分が担っているという
思い込みからくるものです。
   
感情というのは
ものごとの受け止め方の影響を大きく受けますが、
相手がものごとをどのように受け止めるかは
えくぼさんにコントロールできることではありません。
   
また、相手もえくぼさんに
感情の責任をとってもらおうとなどとは思っておらず、
自分自身で処理できる自立した存在であることを
信頼しましょう。
   
これは同時に、
えくぼさんの感情の責任は相手のふるまいではなく、
えくぼさんの受け止め方によって変わるということです。
   
えくぼさんが意図的に相手を傷つけたり害そうとしない限り、
相手の感情の責任をえくぼさんが取る必要はないですし、
そもそも誰かの感情のすべての責任を他人が取ることは
不可能であることを覚えておいてください。
   
えくぼさんが無理に相手に合わせなくても、
相手が離れていったり、
えくぼさんを嫌いになったりするとは限りません。
   
たとえそういう人がいたとしても、
全員がそうではないということ、
無理のない、自然なえくぼさんに好意を持つ人も
いるということを忘れないでください。
    
無理な依頼には「NO」と断ってよいのです。
    
相手はえくぼさんの答えがNOでもYESでも
それなりに対処できることを信頼してください。
    
えくぼさんがNOと素直にいうことで、
喜んでYESの人が現れるのです。
   
相手の都合どおりになることが友情ではありません。
   
真の友情はYESでもNOでもOKな状態です。
   
   
何より、えくぼさんご自身が
えくぼさんの親友になってあげてください。
   
えくぼさんは親友がおなじように悩んでいたら
どんな言葉をかけてあげたいですか?
   
鏡の中の自分に、同じ言葉をかけてあげてください。
   

ーーー
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7月16-17日 講師:川畑のぶこ 

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ーーー
 
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Q:自己肯定感を上げたいです。

なんでもギリギリで、物事を継続できず、
自己否定のループから抜け出せません。

状況はいくつかあります。

①書類仕事に対して。
苦手意識があり、取り掛かりが遅く、
締め切りギリギリか、締め切りを過ぎての提出になること。

・期日はあらかじめ決まっているため、
 仕事に着手するまでモヤモヤした気持ちで 毎日を過ごします。
一か月前くらいから 体調が崩れます。
自分でストレスを かけているのだと、最近自覚しました。

・直前になって、取り掛かればいい、
  取り掛からねばならないとわかっているにもかかわらず、
食べたり、ネットサーフィンに逃げてしまいます。

・参考資料を読み込んで良い書類を作りたいと思っているのに、
時間が足りず、やっつけ仕事になることも多いです。

②時間の使い方。
上手になりたいです。

・①にあるように、
やらねばならないことから逃げるように時間を使います。
 これは、「自分がやりたい」「早起きして取り組みたい」
に対しても同じです。
 早起きのために早く寝ると決めても、
 いざ夜になると布団に入るのが遅く、
 日付変更線を超えることもあるために、
 出勤に間に合うギリギリまで寝ているような状態です。

③継続することが苦手です。

・好きなことでも何でも、
瞬発力で取り組むことはできても続かず、
3日坊主どころか1日坊主です。

ここまで書いてきて、
「できないことばかりにフォーカスしているな」
「動くことしか解決しないよな」と思いました。

動くことでしか、時間の使い方も解決しないとも思いますが、
最初に動く、その力を出すための考え方等を
教えていただきたいと思いました。

小さな視点での困りごとですが、
俯瞰した視点での考え方、よろしくお願いいたします。

【天音(あまね)・50代・女性・地方公務員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

苦手を克服したい天音さんなのですね。

物事の段取りや時間の枠組みに対するニーズは
人それぞれです。

計画すること自体が好きで、
スケジュール帳も細かく書き込み、
そのとおりに実行することに喜びを感じる、
逆にその通りにしないと気持ち悪い人がいる一方で、
できる限り時間に拘束されず、
フリーでいたい人もいるでしょう。

天音さんは段取りや時間の枠組みに関するニーズは
本来低く、ご自身でもご指摘されているように
「ねばならない」対象だと思います。

それを無理やり「したい」にするのは
あまりおすすめできません。

「早起きできる自分になりたい」のはわかりますが、
喜びとして「早起きしたい♪」は無理があります。

無意識は「早起きせねば」と
鼓舞する思いなのでしょうから。

では、天音さんはそれら苦手なことが
克服できないかというとそうではありません。

苦手なことを克服するには、
心理エネルギーが充電されている必要があります。

それが枯渇していると、
苦手なことにチャレンジができません。

天音さんがやらねばならないことがあるのに
食べたり、ネットサーフィンしてしまったりするのは、
実は苦手なこと(たとえば書類仕事)を取り組む前に
無意識が心理エネルギーをチャージしていること
が考えられます。

もし天音さんが対書類の仕事は嫌いだけど、
対人の仕事は好きであるとするなら、
対面の仕事で腰が重くなることは少なく
期限を過ぎるということはあまりないのではないでしょうか?

苦手なことに取り組むことは消耗しますから、
天音さんの無意識がその前に、
ちょこっとエネルギーを上げておいて
バランスを取ろうとしていることが考えられます。

おすすめするのは、
あらかじめネットサーフィンや食べる時間を
予定にしてよいことと許可を与えて、
それも書類仕事と1セットで考えるという方法です。

その際、セルフケアを意識して取り組み、
食べたりネットサーフィンができたら自分を褒めます。

今の天音さんは、それらを「本来すべきことでない!」
と禁止事項にしてしまっているのでストレスがかかり、
わかっちゃいるけどやめられない状態になり、
さらに罪悪感に浸るという悪循環に陥ってしまっている
と思います。

自身を充たすことも仕事の一部として組み入れてください。

罪悪感を達成感に変えることで、
苦手な仕事を「やりたい!」とまでは行かずとも、
「まあ、別にやってもかまわない」の
抵抗が外れるくらいにはなるはずです。

①と②は連動していて上記の
アプローチで対処してみてください。

③は本当にやりたいことをやっているのか、
それともやはりそれが出来たら良いなという
理想の自分へのこだわりから行っているのか
をもういちど振り返ってみては
いかがでしょうか。

本当に好きなことは無理をしなくても続くはずです。

「好きな自分になりたい」とか
「好きになるべき」とかと思っているのか、
それとも「純粋に好き」なのかでは天地の差です。

天音さんが無理をしなくても
続いていることは何ですか?
それらが天音さんが本当に好きなことです。

それらを第三者の価値観で
過小評価することなく、天音さんご自身で
好きでいて良いと評価してあげてください。

また、好きなものは時間の経過とともに変化するものです。

とくに自由を大切にする人は、
好奇心が旺盛でいろいろなものに触れることで
世界を体験したいというニーズがあることが考えられます。

そうであれば、「いちど決めたから」という理由で
それをし続けることは苦行になり、
その人の本性から離れることになります。

ニーズはそれぞれであることを素直に受け入れて、
自分らしさを大切にしてください。

その結果、苦手なものを「好き」とまでならなくとも、
無理なく克服できるようになる可能性はぐんと高まるでしょう。

   
   
  
ーーー
 
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20220425

FROM 川畑のぶこ

今日は、 ユーヤンさん(70代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
夫婦二人暮らしの主婦、70歳です。
 
60歳の定年まで務め、自分なりにまじめに
頑張って生きてきたつもりなのですが、
好きな家庭菜園や手芸をしているときでも、
過去の失敗、まずい失言、行動が
頭に浮かび苦しい気持になります。

そんな状態を俯瞰できたときは、
ゆっくり深呼吸して、我にかえります。

好奇心旺盛で、
積極的に生きてきたと思うのですが、
最近は何事にもやる気がしない状態です。

残された人生を楽しく生きていくための
アドバイスをお願いします。

   
【A】

ユーヤンさん、すごく真面目で
誠実な方とお見受けしました。

誰かにされて嫌だったことや
恨みに思っていること、
怒りを感じることではなくて、
自分がしてしまった過去の失敗や失言への
後悔がたくさんよぎってしまって
お辛いということなのですね。

そんな中でも、ゆっくり深呼吸をして
我に返るということをされている。
これは、とても素晴らしいことだと思います。

呼吸に丁寧に注意を向けている、
このような状態をマインドフルネスとか
マインドフルネス呼吸と言ったりしますが、

このマインドフルネスな呼吸を通じて、
私たちは、過去に連れ戻されたり
未来に連れ去られたりしてしまっている心を
「今この瞬間」に取り戻すことが
できるようになります。

同時に、ものの見方を健全化することが
とても大切ですし、効果的です。
そのための考え方のコツもお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

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20220411

FROM 川畑のぶこ

今日は、さくらさん(50代・女性・英語講師)
のご相談にお答えします。

【Q】
やりたいことが多くて、どれも中途半端に
なっている気がして悩んでいます。  

仕事は英語講師で
子供から大人まで幅広く教えていますが、
レベルの高い教材になると
かなりの時間をかけて授業準備をしています。

仕事以外の時間に、趣味のスポーツをやり、
また、最近ボランティア活動も始め、
将来に向けてスペイン語を始めました。   

どれも手を抜かずやっているつもりですが、
やることに追われて
常に疲れているような状態です。

仕事以外はほどほどにと思いますが、
スポーツ、ボランティアには仲間がいて、
友人たちも、これからも良い関係でいたい
と思う人たちなので、より悩んでいます。

どのように思考を整理し、
行動したらよいのでしょうか?

 
【A】
さくらさんのとても真面目で誠実な
お人柄が窺えます。

お仕事に多大なる情熱を持っていらっしゃる
さくらさんのような先生に教えてもらえる
生徒さんたちはとても幸せだと思います。

真面目な部分は、さくらさんの長所ですね。
ただ同時に、
ご自身を消耗させていることも事実。
長所なのだけれども、ときに裏目に出てしまう、
紙一重といったところかもしれませんね。

何事にも全力投球されている理由の一つとして、
お仲間との関係を良好に維持したいから
というのがおありのようですが、

それぞれの活動の場で他者と関わるとき、
常にさくらさんが100パーセントでいなければ
果たして、よい関係は構築できないのでしょうか?

続きは、ビデオでお話しします……

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20220328

FROM 川畑のぶこ

今日は、コウコさん(50代・女性・事務)
のご相談にお答えします。

【Q】
8月から脳出血で右半身麻痺、
全介助の母の在宅介護が始まりました。

妹が仕事を辞め、メインで介護をし、
私は、自分のできる時間を
介護の時間に充てています。

胃ろうだけで食事をとり入れようと
しない妹に、私は不満ですが、
フルタイムで働いている私には、
食事を担うのは難しく、
妹にお願いするしかありません。

理解してほしくて
食事の大切さを言い過ぎたせいか、
私と話をするのが負担で夜眠れない、
と訴えられました。以来、関われない
ことは見ないようにしています。

妹の負担を軽くしたいことから、
私の1日は、朝6時に母のオムツ交換。
今は、雪道のため7時に出勤し、
夕方6時半に帰宅。

娘宅で孫の世話をし、
夕食を作るのは夜8時から9時。
その後、母の夜のオムツ交換と足浴。
自分の夕食は母の世話の後。

片付けをし、主人の朝の卵焼きと
おにぎりを作り、入浴後寝る、という
感じで、睡眠時間が欲しい毎日です。
でも、母と孫に関わる時間は、
とても大切に思っています。

自分で食事をすることの大切さを認めない
妹への不満。

また、「疲れた」と呟いた私に、
在宅介護に消極的だった主人から、
待ってましたとばかりに
「だから在宅介護は大変だと言ったでしょ。
どうするんだ」 と言われ、
「あなたには二度と言わない」と
意地になっています。

そして、「大変なのは母のことではなく、
あなたの世話です。自分のことは自分で
やってください」という不満があります。

それらを溜め込んでいるせいか、
12月からひどい湿疹になってしまい、
今、アレルギーの薬が効いて、
四六時中ピリピリとした痛く痒い状況
から脱しました。

これは、自分が正しいという執着と、
こんなに頑張って介護も仕事もやっている
のに、認めてもらえない不満なのでは
ないかと思います。

これらの感情は、どうしたらなくなるので
しょう。嫌になります。

【A】
コウコさんのお母さんへの溢れる愛情、
思いやりが伝わってくるご相談です。

同時に、妹さんにも大きな負担がかかって
しまっているから、なんとかそれを
少しでも軽減してあげたいという気持ち
もあって、コウコさんご自身が身を粉に
して頑張っているご様子も伝わってきます。

ただ、全体の流れを見ると、
家族のシステムが少し崩壊し始めてしまっ
ているのかなという感じもありますね。

介護にまつわる理想、完璧な介護たるや
こうだというのが、コウコさんの中に
きっとおありなのだと思うのですが、
それを強く追求しすぎてしまった結果、
歪みが出てきてしまっているように
お見受けします。

介護は誰のためのものでしょう?
お母さんのためですよね。

ここは一呼吸おいて、
今一度そこに焦点を合わせて
妹さんやご主人との調和的な関係性を
取り戻し、お母さんのためにベストな
介護体制をとっていただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

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Q.コロナをきっかけに断捨離を始めました。
 
自分軸を覚え、
家は自分としてはとても良い状態になり、
服はもちろん、身の回りが
好きなものだけですっきりし、
 
パソコンや携帯のデータといった
目に見えないものも整理されて、
思考も自分のやりたいことや好きなことに
フォーカスできるようになりました。
 
ちょっとした悩みも整理できるようになり、
ごきげんな時間が増え
断捨離をしてよかったと思っています。
 
そんな変化の中で、
自分の人間関係観にも変化がありました。
 
以前は、長女気質で誰とでも仲良くやろうと
時には我慢したり自分を押し殺して、
他者を優先させるところがありました。
 
といって人格者というわけではないので
傷ついたり、ひとり落ち込んだりして、
自然とくる別れまで我慢してやり過ごすのが
私のスタイルだったのですが、
 
最近は「この人とはうまくやれないな」
「わたしには必要がないな」と思ったら、
すっと距離を置けるようになりました。
 
おかげで人間関係によるストレスは
格段に減りました。
 
ご相談したいのは、時々ふとそんな自分に
「これで良いのだろうか」
とよぎることがあります。
 
母親に
「耐えるこちゃん」(本名たえこです)
と褒められ続けてきたせいで
それがアイデンティティになってしまって
いるんだと思います。
 
断捨離のおかげでそんな自分に気付き、
母の期待に応えようと人間形成してきた自分
を労い、もう卒業して自分が喜ぶ人生に
させてもらおうと思っています。
 
それなのに、どこかでそんな自分を
批判する自分がいます。
 
時々襲われる、
「これでいいんだろうか」という逡巡には
どう対応すれば良いのでしょうか。
   
  
【たえこ・40代・女性・大学職員】
  
  
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
   
断捨離で自分軸を取り戻し始めている
たえこさん、素晴らしいですね。
 
私たちはみんな親には、
とりわけ母親には認められたいものです。
 
子どものころの行動の動機には
「おかあさんを喜ばせたい」というものが
大きく占めることでしょう。
 
とりわけ、「忍耐強い」子は、
親の手もかかりませんし、
社会的にも好ましいとされる特性で、
第一子に期待されがちなものではないでしょうか。
 
忍耐強さは社会生活を営むうえで
必要不可欠なものであるものの、
常に自分を押し殺して誰にでも
良い顔をして合わせることは不健全です。
 
断捨離は、過不足ないこと、すなわち、
不要・不適・不快を取り除き、
要・適・快を取り入れることが基本で、
これは人間関係にもおなじです。
 
たえこさんが、相手のことを
不快に思っているにもかかわらず、
「快」なふりをして一緒にいるのは
相手を欺くような行為でもあります。
 
相手からみると、本当は自分と
一緒にいたくないと思っている人に、
そうでないふりをされて
大切な時間を奪われているわけですから。
  
たえこさんからすると、
相手は自分を偽らなければならず、
エネルギーを消耗させる加害者と
思うかもしれませんが、
 
相手からすると、
自分に無理に合わせて私を騙し、
自己評価を高めようとする策士で
自分はその被害者といえるかもしれません。
 
好きでない人や嫌いな人に対して
適度な距離をとることは、
相手に対するリスペクトでもあるわけです。
 
いったい誰とどれくらいの距離をとることが
健全で互いにとって良いのか、
今後もぜひ俯瞰的な視点から
関わり合ってみてください。
 
また、たえこさんが気を使うと、
周囲も気を使ってしまいますが、
たえこさんが無理せず自由でいることは、
周囲の人々にも気楽さを提供し、
自由な空気を作り出してくれると思います。
 
思いやりは交わしつつも、
過度に気を使わなくてよい仲間が
自分の周りに増えるのは
素敵なことではないでしょうか。
 
ぜひこれからも自分軸を大切にされてください。
 
自分軸は相手の自分軸をも
大切にすることにつながるのです。
  

ーーー
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Q.人の役に立ちたいと思えない私は
異常でしょうか?

散文ですがお許しください。

私には、人の役に立ちたい、社会に貢献したい
という気持ちが欠落しています。
特に仕事関係では、そういう感情は皆無です。

もちろん、電車でお年寄りには席を譲ります。
私よりも座席を必要としているのであれば、
譲るのが当然だと思うからです。

迷子がいれば迷子センターに、
ゴミが落ちていたらゴミ箱に、
これらは当然だと思いますし、実際行います。

ただ、休日を返上して参加する
ボランティアには一切興味がありません。

参加する人の中に
“アピール”のためにする人がいて、
そういう打算的な気持ちはわかりますが、
その他の方々の気持ちは想像もできません。

仕事に関しても、
学生時代のアルバイトに関しても、
役に立ちたいと思ったことはありません。
ただ、お金をもらっているからその対価を
出資者(雇い主)に返すという感覚です。

愛想は良い方だと思うので、アルバイトでは
接客業は好んでやってきましたが、
「お客様を喜ばせてあげよう」なんて
1度も思ったことすらありませんでした。

なので、「人の役に立つ仕事がしたい」
という感情を持ち合わせていないし、
理解が出来ません。

警察官、消防士他、命をかけて働く方々、
頑張ってくださるのは大変ありがたいですが、
天地がひっくり返っても私がなろうとする
ことはないでしょう。(なれないとも思います)

離島の医師、救急救命士他、
努力の上にやっとなれる割に、
待遇が期待出来ない可能性が高い所で
努力される方々もそうです。

きっと、彼ら彼女らは「人の役に立ちたい」
というのがあるんですよね?

そうでなければ
わざわざ激務を選択しないですよね?
なんで選択しようと思えるのでしょうか?

末筆ではございますが、
「人の役に立ちたい」と思う人を
否定する意図は一切ありません。

私にとって未知の感覚で、
そのように思えない自分は異常なのか、
と思うことがあり、ご相談しました。

よろしくお願いします。

【ひかり・30代・女性・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

人の役に立ちたいという気持ちが欠落していて、
ご自身が異常なのではないかと
悩んでいらっしゃるのですね。

結論からいうと、程度によります。

たとえば、どんなに人が苦しもうが、
己の利益を優先するような場合において、
それは病的です。

自己愛型パーソナリティ障害や
反社会性パーソナリティ障害などといった
障害はそのような例でしょうし、
ときに犯罪につながることもあります。

また、自閉スペクトラム症などでも、
「心の理論」と心理学で呼ばれる
相手の気持ちを推察したり、
共感したりする能力が欠如する、
ということが分かっています。

ただし、ひかりさんの場合は
当然のこととして、高齢者に席を譲ったり、
迷子の小さな子どものお世話をしたり、
公共の場にゴミが落ちていれば拾って
捨てるという利他心や公共心がおありです。

また、接客業も喜ばせたいという「情熱」
は持てずとも、仕事をきちんとこなし、
必要なものを提供することで
相手に利するという立場は取られていますし、
相手を害さないことには注意が
払われているのではないでしょうか。

このことから、実際にひかりさんが
そう感じられているかどうかは別として、
ひかりさんはとても世や人の役に立っています。

本人が役に立ちたちたいと感じていなければ
役に立てないわけではありません。

また、ご自身が役に立ちたいと思えないことが異常か?
と振り返るのも、
世の中で人々とうまくやっていきたい気持ちが
あるからこそ湧いてくる課題意識です。

人はそれぞれ心理的欲求が異なります。

共感力高く、人と喜怒哀楽を共感しながら
ふれあいやつながりを感じることで
基本的な心理的ニーズが満たされる人もいれば、
人から邪魔されず、一人の時間を大切に
することで基本ニーズを満たす人もいます。

おなじように、フィーリングはさておき、
公正さや公平さの観点から社会的な意識高く
仕事や社会的活動に自身を捧げることで
基本ニーズが満たされる人もいます。

一方が正常で他方が異常ということではなく、
どちらもポジティブな部分もネガティブな部分
も持ちそなえています。
これらはニーズの多様性です。

また、もともと人々の役に立ちたいという
ニーズがあっても、疲労やストレスなどで
そう思えなかったり行動できなかったり
することもあります。

そのような場合は
罪悪感を抱くかもしれませんが、
まずは自分自身をケアすることが大切です。

充電することで、本来の人とつながったり
人のためにはたらいたりするエネルギーが
湧いてくるでしょう。

ひかりさんにはひかりさんの個性が
ありますからそれを大切にされてください。

合理性を重んじる人は、
仕事で能力を発揮する人が多いでしょう。

ただし、ストレス下では
打算的となることがあります。
 
これらはすべてコインの裏表なのです。
  

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