親子関係

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Q:23歳の娘のことで相談させていただきます。

浪人、留年をして現在医療系大学の4年生、
あと2年あります。

自宅から電車通学していますが、
入学当初から1人暮らし希望でした。

第一希望の学校ではなく、
合格していた他県の大学に行きたかったのに
私と夫が近くの大学を勧めた経緯があります
(無理強いはしていませんし、
最終的に決めたのは本人です)。

マイペースで部屋が片づいた状態は見たことないし
何事も時間ギリギリで動くタイプです。

私と夫は割と勤勉なほうだと思うのですが、
娘には勤勉さは見られず究極のめんどくさがりです。

入学後すぐ相談もなく居酒屋のバイトを始めて、
その頃から出かける際に
行き先を告げることを嫌がるようになりました。

干渉するつもりはないし、普通に、
家族に出がけの挨拶をするべきだと
何度か話したりするうちに、
私達を無視するようになりました。

それから今日まで、
会話らしい会話はほとんどありません。

留年したり事故を起こしたり、本来なら
親とはいえ頭を下げなければいけない状況にも関わらず、
不機嫌な顔で無視し続けています。

話しかけて無視されるのは、我が子でも
とてもイヤな気持ちになりますが、
親なのだから話しかけて近況を尋ねたりはしています。

最近、話しているとすぐ泣くようになりました。

怒っていないし何もきついことは言ってません。

大学生活が順調なのか心配なので尋ねただけで
涙ぐんだりしています。

先日、夫が進級できるか心配して
部屋に呼んで話していると、
口を開けて声を出して泣きながら
鼻水とよだれを流して嘔吐し始めました。

呼ばれて行った時はあまりの状態で驚きましたが、
何かあったのか、何かあれば聞かせて欲しいと
抱きしめて聞いても何も答えません。

娘は「感情失禁」ではないかと思うのですが、
私たちには絶対に心を開かないし、
どうすればいいかわかりません。

娘に対する接しかたを教えていただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

【アリエス・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

娘さんがとてもお辛い状況にあることが
伝わってきます。

アリエスさんが親として心配されたり
戸惑われたりするのも当然のことと思います。

娘さんの状態を見る限り、
相当のストレスがたまっていることがわかりますし、
きっと、親には言えない悩みや不安があるのでしょうね。

親としては心配なので、
なんでも聞いて相談に乗ってあげたいでしょうし、
解決に導いてあげたいと思うかもしれませんが、
これまでの娘さんの態度を見る限り、
もしかしたらそのようなアプローチが
逆効果になっている可能性もあります。

すなわち、失敗させないためのアプローチに
辟易している可能性があります。

中学や高校になる頃は、
まだまだ親から経済的支援は受けつつも、
心理・社会的には親から離れて、
失敗を含めて、何でも自分で試してみたい
自立の時期であり、それは健全な成長の証です。

一人暮らしを望んだり、親を無視するのも、
自分を管理し、自立心を妨げるものを
排除する姿勢からでしょう。

また、大学生4年生であれば
年齢的にも成人ですから、行きたいところに
親の許可なく行きたくて当然ですし、

たとえば、いちいち
「好きな異性ができたのでその人と出かけてきます」
などといった報告をするのは
稀なケースではないでしょうか。

親に秘密があることも健全な歳です。

思春期からの親の子に関わる基本姿勢が、
「大丈夫! 若いときにはたくさん失敗して
 学んでごらん!」
という信頼感ベースの姿勢なのか、

それとも、
「そんなことしていると失敗するわよ!」
と失敗させない(失敗を許さない)
不信感ベースの姿勢なのかで、

親子関係は大きく変わりますし、
子どもの自己肯定感にも影響を与えます。

子どもたちも私たちと一緒で、
大切な親や友人からは、
失敗も含めて信頼してほしいし、
認めてもらいたいものです。

当然ながら、
心配ベースであれこれ訊かれることは、
「あなたは大丈夫!」ではなく、
問題探しの姿勢であり、

「今のままではあなてはダメ!」という間接的な
メッセージ=「あなたを信頼してませんよ」
という証として伝わってしまうこともあります。

親からすれば、
愛があるからこそ心配するわけですが、
子どもからすると、煩わしいわけです。

片づけられないとか時間にルーズなのが、
その子のパーソナリティや
発達のユニークさからきている場合、

それが問題なくできる親の正しさから責めることは、
子どもにとって、ときとして拷問のようになってしまう
こともあるので注意が必要です。

親の助言やサポートは、娘さんが困っていて、
自ら助けを求めた場合に機能しますが、
本人がそれを失敗とも思っておらず、
困ってもいない段階では機能しないどころか
関係性の悪化を招いて
悪循環に陥ってしまうこともあるのです。

また、親から言われることはしたくないが、
第三者から言われるとする、ということもありますから、
そのタイミングを信頼することも大事かもしれません。

娘さんが辛そうなら、
カウンセリングや専門機関を訪れることも大切です。

ぜひ、正しさよりも、子どものユニークさに、
愛ある関心で寄り添う姿勢を大事にしてみてください。

いま、アリエスさんが娘さんに対して
親としてできることは、

「困っていることがあるなら何でも言ってね」
というオープンさであり、
根掘り葉掘り聞き出して
問題を解決することではありません。

それよりは、娘さんが安らげたり、
楽しめたりする話題や行動を
共有することを心がけてみてください。

私たちは、相手が自分の問題探しをしようとしている、
と思うと緊張しますが、
私に愛と関心を持っていて一緒に楽しもうとしている、
と思うとリラックスでき、相手にも心が開けるものです。

アリエスさん(お母さん)が、
娘さん(自分)の状態にかかわらず
おおらかでごきげんでいる姿勢は、
娘さんに自信と安心感をもたらすことと思います。

そのためにも、アリエスさんご自身が
日頃からリラックスできたり楽しめたりすることを
見つけて取り組んでみてください。

するといずれ、そのような状態を
自然と娘さんともシェアできるようになり、
娘さんもそんな時間を愛しめるようになるかもしれません。

娘さんとアリエスさんが試行錯誤しながらも、
それぞれの道を切り開けますように。

 
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ミーママさん(60代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】36歳会社員、独り暮らしの娘
についての相談です。

8年前、結婚した頃から給料や貯金も
使ってしまう生活をしており、
その後、適応障害になりました。

4年前に離婚。実家に戻り、半年間静養したのち
復職し、仕事は問題ないのですが、

3年前に、リボ払い200万が払えないと相談され
私が建て替え、昨年全額返済済みです。

同時に、私が通帳とキャッシュカードを
管理して、娘は毎月決まった額の生活費
だけを使う形にしました。

それでは足らないとダブルワークを
していたようでしたが、
私はそれについては敢えて触れずに
見守っていました。
その結果、蓄えもできました。

このままいつまでも私が管理するのも
よいことではないと思う一方で、
お金が自由になればまた買い物を
し過ぎることになるかもしれないとも思い、
娘を信頼するべきかどうか、悩んでいます。

【A】ミーママさんの
母心あふれるご相談です。

娘さんが8年前に結婚した頃から
この状態が始まったとのこと。

その前はそのようなことがなかった
とすると、結婚というものが
ストレス要因になった可能性はありますね。

心理学者のホームスズとレイが
「ストレススケール」というものを作っています。

ライフイベント(生活の出来事)ごとに
ストレスのレベルを数値化したものなのですが、
結婚というのも、かなり高いストレススコアに
なっているのです。

結婚というと、幸せになるもので、
ストレスとは無縁のような感じもしますが、
そうではないんですよね。

いわゆる異文化の者同士が
それぞれの価値観を持って一緒に住む
わけなので、環境がガラッと変わり、
摩擦が生じるんですね。

娘さんにも、結婚当初に何らか
摩擦やストレスがあった可能性があります。

もし、ミーママさんがまだその辺りを
ご本人から聞いていらっしゃらないのであれば、

娘さんがそれを話せるようなオープンな
空気を作ってあげるとよいですね。

実際の金銭面でのサポートについても
私なりのアドバイスをさせていただきます。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:こんにちは。
いつもメルマガを拝読しております。
気付きと学びを与えて下さりありがとうございます。

私の悩みは友人とのことです。
約1年前に10年来の友人と縁を切りました。

家族ぐるみの付き合いでしたので子ども同士も仲が良く、
共通の友人も多かったのですが
どうしても友人のコトが嫌でした。

話をすれば自慢話か人の噂話、夫の愚痴。

人の家庭の事情を詳細までペラペラと話すので、
我が家のことも話しているんだろうと思うと嫌になります。

色んな事を教えてもらって沢山お世話になり、
実際に助けてもらったこともあって
感謝はしているのですが恩着せがましいです。

何度もお礼を言ったことを繰り返し話題に持ち出し、
その度にまたお礼を言わなければならないのか、、、
と憂鬱になります。

少し年上なので「私の方が先輩だぞ」と
冗談ぽくですが釘を刺してきます。
上から目線で、どこか上下ある関係が嫌でした。

きっと本当は自分に自信がなく、
承認欲求の表れなんだろうと思います。

私は何を言われても明るく受け流していましたし、
褒めて欲しそうな事はすごいねとヨイショして
反論もしなかったので
一緒にいて気持ち良かったんじゃないかと、
依存されていたように感じます。

貸した持ち物に関しても
「あなた達は他のも持っているから いいよね」
と言って何年も持ったままで返すつもりがないです。

ちゃんと相手に「返して」と言うべきだったのですが、
友人の旦那さんからも
「助かっている」というような事を言われ、
私の夫も
「返してとは言えなくなっちゃったな」と言います。

自分の家の不用品はうちに持って来て
押し付けようとするのでモヤっとします。

一緒にいると疲れてしまうのに、
誘いがあれば我慢して応じてきました。

私が体調不良になった時、
そっとしておいて欲しかったのに会いたいと言われ、
こんな時まで気遣いではなく
自分の希望を言ってくるのかと思って
限界を迎えてしまいました。

距離を置くつもりでしたが、
メールに返信せずに無視していても
今度はSNSからコメントしてきたりして、
カっとなりついにブロックまでしてしまいました。

あちらは一体何があったんだと
驚いていると思います。

子ども達は、幼馴染である友人の子どもが大好きで
「会いたい」と何度も言われたのですが、
「また今度ね」と誤魔化していて
最近は諦めたのか言わなくなりました。

私の都合で大事な友達を奪ってしまったことには
申し訳なさを感じ、自分がした事は
間違っていたのではないかと悩みます。

まだ幼いので子ども同士で連絡を取り合って
会うことはできません。
理由を伝えるのは子どもに負担だと思いしていません。

私はme firstで、まず自分を守る。
嫌な相手との縁を切り、
不要不適不快な人間関係を断捨離したんだと
自分に言い聞かせていますが、

度々思い出しては
相手を傷付けたんじゃないかと罪悪感を感じ、

いやあんな嫌な事をされた、
あんな人達とは縁を切って良かったんだと
思ったりの繰り返しですっきりしません。

ほぼ毎日一度は思い出します。

私はme firstを
履き違えてしまったんでしょうか。

自分も相手も成長する為に
必要な痛みなんだと思う日もあれば、
ちゃんと相手に嫌だったことを伝え
コミュニケーションを取る必要があったのか?
と悩む日もあります。

復縁したいとは思っていません。
30代をずっとつるんできた
共依存のような悪縁を断ち、
40代は違う生き方をしてみたいと
前向きな気持ちでしたことだからです。

なのにこのモヤモヤは何なのか。
嫌いだと思っている相手は実は好きの裏返し?

相手の中に自分の嫌なところを見るようで、
それが嫌なのだという気持ちもあります。

自分の心は私に何か伝えようとしているようですが
それが何か分かりません。

私の行動は間違っていたのでしょうか。
私の勝手で子どもや夫の友達まで
奪ってしまったのは罪でしょうか。

アドバイスいただけると嬉しいです。

【ヒルトン・40代・女性・育児休業中】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

長年家族ぐるみでお付き合いのあった
友人との関係を断つというのは
苦渋の決断だったことと思います。

子どもたちの仲が良いのであればなおさらですね。

ご自身の健やかさと子どもたちの笑顔の
どちらをとるのか…ヒルトンさんの揺らぐ心が
手に取るように伝わってきます。

まず、ヒルトンさんにとって
友人の行動や態度がこの上なくストレスで、

ヒルトンさんの日常に支障をきたすレベル
(気がつくとそのことばかり
考えてしまってモヤモヤが晴れないetc)
であったなら、
それに対する対処は不可欠です。

今回、ヒルトンさんは適切な対処、
すなわち、適度な距離を取るということを
されたと思います。

距離のとり方やコミュニケーションに関しては、
やりかたはさまざまでしょうが、

今回ヒルトンさんが返信をスルーするようになったり、
SNSをブロックするという、
比較的強硬な手段に出たのも、
そうならざるを得ない状況であったのでしょう。

病気のヒルトンさんに配慮せず、
我を通すのは限界を超えた行為といえます。

病気のとき私たちは無理がききませんし、
通常なら対応できることが
ままならないことも多くありますから、
とつぜんコミュニケーションが絶たれることも
正当化されるのではないでしょうか。

私も臨床ではよく患者さんに、
比較的大きな病気になったときは
「人生の人事異動」があるとお伝えします。

誰が真のサポーターなのか、
人間関係の本質が浮き彫りになるのですね。

ヒルトンさんも、友人ってなんだろう?
これは友人といえるのか?
と振り返る良い機会が与えられたでしょうし、
その結果と思います。

友人とは本来互いに助け合い、満たし合い、
思いやる関係であるべきです。

今回、そのバランスがいびつに崩れ、
ヒルトンさんばかりに負担がかかる関係に
なってしまったのなら、
それは真の友情ではなく都合の良い関係だったと
いえるのではないでしょうか。

子どもたちの気持ちについては、
罪悪感を刺激されるのは当然のことと思います。

しかしながら、母親のメンタルを犠牲にしてでも
子どもを尊重することは、
目先の子どもたちのニーズは満たすものの、
長い目で見ると必ずしも得策とはいえません。

ヒルトンさんからすると、
子ども同士の個々の視点に
重きをおいていることと思いますが、

私たちは、個々をとりまく社会的な関係も含んで
何が健全かを考慮する必要があります。

友達と自分では問題がなくとも、
友達家族と自分の家族とで問題がある場合、
子どもがその不安定なダイナミズムの
犠牲者になる可能性もあるのです。

母の心身の状態が
良好でごきげんであることは、
子どもの健康にも大切なことです。

お友達と楽しく過ごしたのち、
帰宅すると母親の体調や機嫌が悪くては、
幸せも相殺されてしまいます。

子どもは新しい友達をつくる機会が
与えられているかもしれませんし、
自分も家族もごきげんでいられる友ができたなら、
それに越したことはありません。

また、ヒルトンさんの課題としては、
今回のように限界ギリギリまで我慢をして
突然切るというやり方ではなく、

日頃からご自身の気持ちをアサーティブに伝える術を
身に着けていくことも大事だと思います。

アサーティブなコミュニケーションとは、
自分の意見や感情を率直にかつ適切に
表現しつつも、相手の権利や感情も尊重する
コミュニケーションスタイルのことです。

ヒルトンさんが、自己主張をしながらも
友人に対して決して攻撃的にならない、
しかしながら、受動的にもならない、
バランスの取れたコミュニケーションです。

アサーティブなコミュニケーションの
特徴には、

率直
(ヒルトンさんの気持ちや意見を
ごまかさずにストレートに伝える)、

対等
(ヒルトンさんと友人のあいだに上下をつくらない)、

誠実
(ヒルトンさん自身にも友人にも
嘘偽りなく素直な気持ちを伝える誠実さ)、

自己責任
(ヒルトンさんが自分の言動に責任を持つこと
=言葉を飲み込むと決めたのも自分)

の4つの要素があります。

このように、相手を尊重しつつも、
自分の感情を認識しながら、
自己表現を大切に、非攻撃的に伝えるすべを
身に着けることを心がけてください。

このような姿勢から
子どもたちが学ぶものも多いはずです。

応援しています!

ーーー

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、海さん(50代・女性・整体師)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
いつも楽しみにしております。

私は幼少期から複雑な家族問題に
悩まされてきました。

同居の祖父は酒乱で暴力的、
叔父は引きこもりでゲーム中毒、
父親は女性蔑視で暴力的、
母親は不機嫌で人格否定的でした。

家庭は安全な場所ではなく、
常に恐怖に怯えながら
生活していました。

学校では優等生と人気者を
演じていましたが、
誰にも本当の悩みを打ち明けられず、
心が壊れそうでした。

10歳頃には
父親の暴力から逃れるため、
意識を体から分離する技術を
身につけたり、

生きたいと願うよりも
早く人生を終わらせたいと
思うようになったりしました。

24歳で家を出て会社員として
働き始めましたが、人間関係に疲弊し、
世界への不信感を抱えていました。

27歳で結婚しましたが
夫は嫉妬深く、
金銭感覚がルーズで、暴力的。

3人の子どもを産みましたが、
夫は子どもたちに
私の悪口を吹き込みました。

夫の借金1000万円以上を
返済した後、突然、
家を追い出されました。

調停を申し立てましたが
「ママは悪いママ」と
洗脳されていたため、
子どもたちは父親を選択。

さらに調停中、
夫が子どもたちを連れて
行方不明になったため、

子どもの安全を考え
私は全ての権利を放棄しました。

離婚後、一人暮らしをしながら
養育費を払う生活が続きましたが、
7年後に元夫が再婚し
3人の子どもが戻ってきました。

子どもたちは
心身ともに疲弊していましたが、
3年かけて元気を取り戻しました。

現在50歳。
子どもたちが無事に戻り
幸せを感じる一方で、時折、
虚しさや無気力に襲われます。

教育費の心配や
体力の衰えも感じています。

子どもたちは
私の幸せを願ってくれますが、
男性を信じることができません。

残りの人生、怒りや悲しみを手放し
明るく前向きに生きていくための
アドバイスをいただけますでしょうか。

【A】海さん、とても大変な人生を
切り拓いて来られたのですね。

同情の気持ちと同時に
尊敬の念が湧いてきます。

海さんの中に
いろいろなトラウマがおありですね。

辛い体験があって
それを心に収めておくことができず、
自分自身を意識から分離させることを
心理学用語で「解離」と言いますが、

お父さんの暴力などで、その解離が
起こらざるを得ないような状況が
続いていたようですから、

海さんが男性を怖いと思うのは
仕方のないこと。その感情や感覚を
今すぐどうにかしようと思わなくて
よいのです。

それよりも、今起きていることで
好ましいこと、ありがたいことに
意識を向けるようにしてみること
をお勧めします。

ずっと離れ離れになっていたお子さん
たちが戻ってきたということは
本当に喜ばしいことですね。

これまでの海さんの忍耐強さと心の広さ
が実を結んだのだと思いますから、

今はお子さんたちとの時間を十全に味わう
ことに、ぜひ意識を向けてみてください。

今ある喜びにしっかり目を向けていく、
感謝できることに注意を向けていくことで、
その延長線上に未来がありますし、
 
時間の経過とともに
怒りや悲しみが徐々に薄れていき、
消えていくこともあります。

続きは、ビデオでお話しします……

ーーー

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Q:98歳の父と91歳の母がいます。

父は寝たきりとなっていますが、
認知の衰えはあるものの、
元気で過ごしています。

91歳では大変だと思いますが、母は、
介護サービスと私達に助けられながら
父の介護を担っています。

今は父と母は穏やかな関係となっていますが、
父が動ける間は、母はずっと父の行動に対して
文句を言っていました。

父は少し発達障害的なところがあり、
ボランティア活動に尽力してきましたが、

常識から少し逸脱するような事も多く
母の気持ちも分からないでは無いのですが、
私は不快でした。

父はそんな母に対して
反論はせずやり過ごしていましたが、

心の中は母に対しては冷たく、
諦めと決めつけが大半で、
対話をしようという意志も
みられませんでした。

2人共、長女の私を介して
コミュニケーションをとるような事があり、

私はハッキリモノを言うタイプなので、
2人の問題だから、
2人で話し合ってと言った事もありますが、

受け身でそんな気持ちも無いような
2人でした。

家庭は母のルールで仕切られ、
母が良かれと思った事は強いられる様な
生育環境でした。

母なりに、子供の身体を
健康に育てようという気持ちの
現れだったのでしょうが、

少食の私が完食する迄、
食べることを強いられた事は苦痛でした。

母は自分の段取り通りに回らないと
感情的になり、

頑固な私がそれでも謝ったり
反抗的な態度を取り続けると
突き飛ばされたり、
お灸をすえられたりしました。

兄弟喧嘩をしても妹は従順な子供だったので、
私が謝る事を強いられて、
私は妹に対しても優しい気持ちが
無くなっていきました。

50〜60年も前の事、
今更何を言ってるんだと
もう一人の自分が言ってきますが

介護が本格的になった昨年から、
親や妹に対して、冷たい感情の私が再燃して
葛藤を抱えています。

母が私達姉妹に対して、意図的か、
単に聴力も認知能力も低下した故なのか
分からないのですが、

使い分けたコミュニケーションの取り方にも
腹が立ち信頼出来ないのです。

母の手作りの洋服や料理より、
私は温かい安心出来る居場所が
欲しかったのだと思います。

祖父母や叔父達には可愛がられましたが、
核家族であまり楽しい思い出の無い私は、

両親や妹に対して
心底温かい思いが湧いてきません。

今まで自己啓発ワークや瞑想も
身につけましたが、それでも何か
モヤが晴れた感じがしません。

そして私のその思いが祖母から母へ、
母から私へ、その次に私の子供達にと
連鎖を垣間見る時は、怖いです。

もう別れる日も近い両親に
本当に有難う!と思いたい私もいます。

家族って温かいモノ!
と私の潜在意識を書き換えるには、
私はどうしたらいいのかと悩み、
ご相談させて頂きました。

よろしくお願い致します。

【しゃぼん玉・60代・女性・鍼灸マッサージ師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

しゃぼん玉さんの、ご家族に
真摯に向き合う姿勢が伝わってきます。

高齢の両親の介護が
本格的になった昨年から、
不満が出てくるようになったとのこと。

私たちは自分自身にゆとりがなくなると、
いつもならやりすごせた
周囲のネガティブな部分も
気になって仕方がなくなることがあります。

まず、しゃぼん玉さんご自身が、
ご両親のことに時間を
割きすぎてしまっていることで
バランスを崩しているのなら、

その時間を減らし、
自分自身を充足できる時間にあてることは
大切な取り組みとなると思います。

今更何を言っているのだと思うかも
しれませんが、

今だからこそ出てくる感情かもしれませんし、
それは素直に受け止めてあげてよいと思います。

そして問題は、
私たちが家族なのだからかくあるべき
という家族像についてです。

家族なのだから、常に親密に、
と思うかもしれませんが、

家族だからこそ適度な距離感が
必要なこともあり、

そのことで調和的な関係が保てるのも
事実です。

また、「家族って温かいもの!」
というのにこだわりすぎても、
落胆が増えることになります。

家族が温かいものであるに
越したことはありませんが、

事実は家族だからこそ
感情をむき出しにできたり、

家族だからこそぶつかり合ったりする
部分もあります。

それぞれの家族に課題があり、
いい部分も悪い部分も、
ぜんぶをひっくるめて起こりうることと認め、
受け入れることは大切なのかもしれません。

幸せなドラマの中の絵に描いたような
理想の家族像を追い求めると、

理想からずれる部分に
ついつい目がいってしまい、
苦しみが続くことでしょう。

しゃぼん玉さんもお気づきのように、
お母様の態度、
たとえば「長女には厳しく!」などは、

もしかしたらお祖母様や
その前の曽祖母様から脈々と
受け継がれた負の連鎖かもしれません。

みな決して子を貶めようと
していたわけではなく、

我が子が立派に育つことを願ってとった
歪んだ愛の表現です。

それぞれが、その時代の価値観や
親の価値観の影響を受けながら、
その時点での最善をつくそうとしていたのは
間違いありません。

しゃぼん玉さんが
この負の世代間連鎖に気づいたなら、

しゃぼん玉さんの代で
その連鎖をストップすることも
大切な課題なのかもしれません。

どこかで親の期待に答えたい自分がいるので
苦しみが生まれますし、
親を憎んでしまいますが、

そもそも親の価値観が
本当に正しいとは限りませんから、

そして親は年齢的なこともあって、
それに気づきようもありませんから、

「親の期待すべてに答える必要はない」と、
ご自身に許可を与えるのも、
内面的な緊張を緩めるのに
大切だと思います。

私たちが苦しむのは、
親の言動そのものというよりも、

それに答えられなければ価値がない子どもに
なってしまうのではないかという
自分で作り上げた恐れによります。

「わけわからんこと言っているなぁ。
まぁ、時代的に仕方ないし、
かわいそうっちゃかわいそうだな。」

と、親がそうならざるを得なかった背景に
深い理解を示しつつも、切り離す部分は
潔く切り離すことができていれば、
不要に親を恨む必要もなくなると思います。

期待に答えなくて良い、
としゃぼん玉さんがご自身に
言い聞かせてあげてください。

適度な距離を保ちながら、
自分自身の時間を充足することができてくると、

そのような俯瞰的な視点による理解も
促進することと思います。

まずはご自身を大切にしてあげてください。

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Q:川畑のぶこさん、
いつも色々な気付きを授けて頂いて、
ありがとうございます。

娘と娘の彼との事を
相談させて頂きたいのです。

お付き合いは高校卒業後、
大学4年間続いていて、
一昨年から週1でホテルに
泊まる様になりました。

20歳を過ぎてから自分の責任で
やっていきたいと言われ、
ケンカはしましたが尊重する事にしました。

ですが、昨年10月に主人が亡くなり、
娘も私も寂しかったのもあり、年末、
我が家に遊びに来ていた彼を泊めました。

その時に娘と彼は
娘の部屋で性行為をしました。

私は主人が亡くなったばかりの家で
その様な事をする2人に失望しました。

2~3ヶ月間出入り禁止にし、
そこから2ヶ月後、2人が
金銭的にホテルに泊まるのは厳しい事や
彼のお父さんが仕事で苛立っているので、
お邪魔できないので、週末金、土と
我が家に泊まる事を許可しました。

新盆供養で彼もお墓参りに参列してくれ、
また泊まりました。

そこで、我が家で彼は
自分を慰める行為をした様で、
そのゴミがゴミ箱にありました。

彼のお粗末な行為を
娘も知らなかった様ですが、
私は直接彼を怒れない事もあり、
あんたの彼はバカなの!
と怒りの言葉をぶつけました。

普段なら見なかった事にしていましたが、
主人があの世から家に帰ってきている、
と感慨深い気持ちと
再就職で疲れていた事が重なり
怒ってしまいました。

男性の本能がわかるから、
普段性行為をしていたとしても
許していましたが、

道徳心のない2人に一喝しました事が、
当たり前だ!と思ったり、
言わない方がよかったかもしれない。
けど許せない!
と気持ちが不安定で
仕事に行くのがやっとの日々です。

のぶこさんからアドバイスを頂けたらと思い
メール致しました。

宜しくお願い致します。

【サクラ・50代・女性・スーツ販売員】
―――――――――――――――――
A:FROM 川畑のぶこ

昨年10月にご主人がご逝去されたとのこと、
心よりお悔やみ申し上げます。

ご主人の旅立ちから
まだ1年も経っていないこのような時期は、
心が揺れ動くことが多いことと思います。

寂しさや悲しさ以外にも、
苛立ちや怒りを感じやすく、相手へ
攻撃的になりやすい時期でもあります。

今はご自身がそのような
心理的に脆弱な状態にあるのだということを
受け入れてください。

同時に、悲しさや寂しさをこらえて
無理に前向きに乗り越えようとするのは
健康的ではありません。

あまり自分を鼓舞せず、
辛くて当然、悲しくて、さみしくて当然と、
どうか優しい気持ちで
ご自身を受け入れてあげてください。

サクラさんがこのような時期に
頑張りすぎたり、
前向きになろうと焦り過ぎてしまうと、
心が疲弊してしまい、周囲の言動にも
過敏に反応し苛立ちを覚えるように
なってしまう可能性があります。

「私は一人で辛くても、
こんなに耐えてがんばっているというのに、
それに引き換えあなたたちは
自分たちの欲求を満たすことばかりして」、
と相手に不寛容に
なってしまうかもしれません。

相手への厳しさは自分への厳しさから
始まっていることが多いです。

まず、このつらい時期に、
ご自身に優しくなることに努めてください。

娘さんと彼氏は大学4年お付き合いというと
22歳以上でしょうか。

健康的な男女なら、
定期的に性行為があるものでしょうし、
緊張やストレスをリリースするのにも
大切な人との親密な時間は重要です。

父親の亡くなったときに不謹慎と
思うかもしれませんが、
そのような辛いときだからこそ
ぬくもりや慰めを
必要としたのではないでしょうか。

これは自然なニーズです。

男性の自慰行為に関しても同様です。
それを公共の場で行っていたのではなく、
プライバシーが保たれる前提の場
(彼女の部屋のゴミ箱の中身を
彼女の母親が詳細にチェックすることなど
ない前提)でのことであれば、決して
道徳心に反するとはいえないでしょう。

そもそも、
成人した娘の部屋のゴミを
母親がチェックしながら片づけることは
プライバシーを脅かす行為であり
過剰なコントロールといえるでしょう。

なぜ、22歳を過ぎた娘カップルの性行為に
ここまで敏感になるのか、
彼女たちの行為をコントロールするより、
サクラさんご自身の
それにまつわる心理状態を振り返ることが
より重要にみえます。

なぜ私だけ
寂しい思いをしないといけないのか、
なぜ私の家なのに私は取り残されて
子どもたちだけ親密に楽しくやっているのか

などといった孤独感や、
それにともなう怒りがあるのであれば、

素直に寂しさを表現し、
人とつながる時間を持つことが
大事かもしれません。

娘さんに率直なコミュニケーションを
することも大切です。

娘さんたちの行為が本当に
(すくなくとも今の時期は)
家でしてほしくないことなら、
それも率直にコミュニケーションしてみては
いかがでしょうか?

サクラさんご自身が自分のニーズを知って
それをコミュニケーションしたり
満たしたりする努力から始めてみてください。

応援しています。

 

ーーー

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、まぁこさん(40代・女性・専業主婦​​)
のご相談にお答えします。

【Q】はじめまして。
夫の夏休みを利用して、他県にある
夫の実家へ帰省してきたのですが、
帰ってきてからもずっと
モヤモヤしていることがあるので、
ご相談させていただきます。

76歳の義父は
ずっと元気だったのが春ごろに病気をし、
今も義母の付き添いで通院しています。

今回半年ぶりに会って、
正月に会った時と比べると
少し痩せたように見えました。

病気をして身体的以外にも
心理的にも変化があったのでしょうか、
気性が荒くなったようにも見え、
3日間滞在しただけでしたが、
その間、終始、義母に対しての
攻撃的な態度が目につきました。

もともと亭主関白っぽいところが
ありましたが、それに拍車がかかり、
義母の言動にいちいち難癖をつけたり、
要求が激しくなったりしていることが
明らかでした。

手を挙げての暴力はないものの、
明らかに言葉の暴力だと
私は思いました。

ひどい言葉を浴びせられても、
人のいい義母は「はいはい」と
あしらいながら、言い返すこともなく、
義父の言いなりになっています。

滞在中に何度もそのような
光景を目にしたので、見かねて夫に、
さすがにお義母さんがかわいそう、
助け舟を出したら?と
言ってみたのですが、
「言っても親父はどうせ変わらないよ」
と言うだけです。

私の両親は夫婦対等な関係で、
父は他界していますが
生前はずっと母にとても優しく
紳士的な人だったので、
義父母の間で起きていることが
私には信じられません。

仮にお義母さんが
お義父さんの一枚も二枚もうわてで、
ケラケラ笑い飛ばして終わるような
関係ならば、私もここまで
気にならないのかもしれませんが、

ふとした瞬間に、
お義母さんがとても寂しく悲しそうな
表情をしているのを何度か見てしまった
だけに、そのまま知らないふりを
しているのが辛いです。

義父も病気のせいで、
身体的・精神的にままならなかったり
もどかしく思っていることも
あるのかもしれませんし、
他人の家には他人の家のルールや
習わしがあるのでしょうが、
明らかな男尊女卑、モラハラを
見て見ぬ振りは、私にはできず、

かと言って、嫁の分際で私が
直接口出しをするのもどうかと思い、
夫に言ってみるものの、解決にはならずで、
どうしたものかと悶々としています。

私の立場でできることは、何でしょうか? 
アドバイスをお願いします。

【A】まぁこさん、いいお嫁さんですね。
お姑さんへの思い、通じているでしょうか。

おっしゃる通り、
家庭にはそれぞれの文化がありますし、
世代による文化もありますね。

不平等で、モラハラで、
私たち世代には到底受け入れ難いような
ことが、親世代には当然のように行われ
ていた、というようなことも多いです。

夫が妻に命令的に話しかけるといった
ようなことも、当時としては標準的で、
みんなそうだから、特に苦しみとは
感じなかったりしますね。

でも、お義母さんが時折、
悲しそうな表情をするというのであれば、
なんらかの感情がそこにはあるのかも
しれませんね。

ご主人の反応からしても、
いわば慣れっこになってしまって
いるのでしょうから、

ここは、まぁこさんがお義母さんに
直接声かけをしてみるとよいのでは
ないでしょうか。

ご主人を経由して、というのも
もちろんよいですが、

まぁこさんがお義母さんに共感して
いるということを直接伝えることは
お義母さんにはとても助けになる
ことだと思います。

また、これは医学的な観点から
ですが、認知機能が衰え始めると、
病理として怒りっぽくなったりする
ことがあります。

お義父さんの気性が荒くなったこと
について、まぁこさんの推測も含め
主治医にシェアして、
見解を訊いてみるのも有効でしょう。

続きは、ビデオでお話しします……
   

   
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今日は、dropさん(50代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】いつも参考にさせていただいています。

娘のことです。

先日、出産をし、おかげさまで
子どもは無事に産まれたのですが、

産んだ時に胎盤が順調に剥がれず、
強引に剥がされたのか、
出血がひどく、1ヶ月近く経った今も
悪露が止まりません。

そのせいもあり、体調が優れない上に
夜泣きや赤ちゃんのお世話で
眠れない状態が続き、感情の起伏が激しく、
泣いたりしています。

今は、お婿さんが育休をとって
2人で育児をしていて、
私は時々フォローしている状態ですが、

どのように声かけしたり
フォローしていけばよいかが分かりません。

若い2人が頑張って子育てしているので
出しゃばらないようにはしていますが、
娘のことが心配です。

【A】dropさん、優しいお母さんですね。
そして、おばあちゃんになられたのですね。
おめでとうございます!

娘さんの産後の体調が心配ということで、
母親として何かできることがあるのか、

それとも、
あまりしゃしゃり出ない方がいいのか、
この辺は本当に難しいですよね。

お婿さんが休みを取って一生懸命やろうと
してくれているというところで、

口出ししない方がいいのかなという
気持ちもあると思いますが、

私たちは、本当に疲れていたり
手が足りなくて困っている時、

「何か手伝うことありますか?」
って声をかけてもらうと
すごく嬉しいんですね。

自分達でやりたい!という時は、
そのまま自立心を持って
夫婦2人で頑張る、力を合わせる
よい機会だということもありますが、

閾値というのでしょうか、
キャパオーバー、限界点がどこなのか
というのは、離れているとわからない
と思いますので、

Dropさんに今できることは、
「私に何かできることはない?
 あったら言ってくださいね」
という提案を頻繁にしていくという
ことです。

「遠慮しないでほしい」ということを
ぜひ何度も伝えてみてください。

お婿さんにしても、表向きは
気を遣って「大丈夫です」と
言うかもしれませんが、

本心では、助けてほしいと思っている
ことも多いはずです。

サポートの提案の仕方にも
ちょっとしたコツがありますので
お伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……
   

   
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今日は、ひまわりさん(10代・女性・大学生​​)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
現在大学1年生の者です。

私は親との関係が
上手くいっていません。
私が嘘をついてしまうことが
原因だと思います。

過去に彼氏がいたのですが、
習いごとに集中できない、
私の人格が変わってしまう、
ダメな男に引っかかるなどの理由で
怒られてしまい、

その後も、同じように怒られるのが
目に見えていたので、
好きな人や彼氏ができても
隠すようになってしまいました。

なので、大学生になって
彼氏ができていても、
友達と出かけたり、泊まったりして
いると伝え、過ごしていました。

しかし、ある日スマホやレシートが
見られてしまい、私が話していたこと
と違うことがバレてしまいました。

もちろん、私が嘘をついてしまった
ことをいちばん反省しなくてはなりません。

しかし、嘘をつかなければ
親に何と言われるか分からず、
怖かった気持ちがすごくありました。

親は親で、何度も裏切られたと
大変怒っており、私の気持ちなどは
全く聞いてくれそうもありません。

自分の意志を持ちたいと思いつつも、
まだ親の扶養内で生活をしており、
親の言うことを聞かなくてはならない
のもわかっています。

どうしたら良いでしょうか。
上手く伝えられずすみません。
どうかよろしくお願いします。

【A】ひまわりさんの、
切なくて切実なお悩みですね。

今きっと夏休みですよね。

ひまわりさんの夏休みが豊かになるように
アドバイスさせていただきますね。
間に合うとよいのですが、、、。

まず、ひまわりさんは
すごく真面目ですね。

いわゆる「良い子」と言いますか、
親に対して、特にお母様に対して
「良い子」を頑張ってやっているんだな
というのが伝わってきます。

自分が嘘をついてしまったから
自分がいけないんだ、
反省しなきゃいけないんだ、

親の扶養内だから親の言うことを
聞かなきゃいけないんだ、、、と

おっしゃっていますが、
これ、違います。

ひまわりさんはひまわりさんの人生を
生きるという権利があるんですね。

自分の思っていること全てを
親に話さなきゃいけないという
ルールはないです。

ティーンエイジャーになったら、
秘密とか内緒にしたいことが出てくる
なんて当たり前です。

子どもが親離れする、巣立つというのは
自分の中に秘密ができる
ということでもあるんですよ。

お母様の過干渉に対して、
ひまわりさんがすべきこと、
それは「ノー」を言うことです。

ひまわりさんにはひまわりさんの
人生があり、課題があるように、

子を持つ親としてのお母様には
お母様の課題もまた、あるんです。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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今日は、クローバーさん
(50代・女性・パート/美容室アシスタント)
のご相談にお答えします。

【Q】いつも川畑先生のお話に
とても励まされています。

高校3年生の娘のことで悩んでいます。
最近、学校を休みがちです。

小学6年生の1学期も、
ほとんど学校の保健室で
過ごした経験があります。

夜も遅くまで出歩くようになり、
そのせいもあってか
朝も起きられません。

学校へ行く時は
ほとんど車で送って行っています。

先日は、娘が目のプチ整形をしたい
と言ったことに私が反対したので、
勝手に父親と2人で
病院へ行ってきたようです。

校則違反なのに
髪を自分で明るく染めたり、
ピアスも父親と病院であけたり、
最近は耳の上や唇にも
ピアスをしています。

学生のうちは駄目と言っても、
私の言うことはあまり聞いてくれません。

男の子と夜遅くまで会っていたり、
心配ばかりしています。

私も部屋が片付けられないということや
料理や家事が苦手であるなど、
自分に自信がなく、

そのことを娘にも責められるので
強く言えないのです。

夫にも『してしまった後に
言っても仕方ないだろ!』と言われ、
ケンカになりそうで、
途中で話せなくなります。

歳遅く産まれた可愛い娘なのに
いつもケンカになり、
表面的な家族のようで
どうしてよいかわかりません。

ADHDの私自身が
何とか変わらねばいけない、
と思いながら、

物が捨てられないせいなのか?
とも思い、悩んでいます。

【A】高校3年生の娘さん。
お年頃で、親の言うこと聞かない
時期ですから、ご心配も絶えない
のではないかとお察しいたします。

まず、クローバーさんご自身が
ADHDで、物が捨てられなかったり、
家事が得意じゃなかったり、

そのせいで娘さんやご家庭に
影響が出ているのでは?と懸念して
いらっしゃるようですが、

ぜひ、このご自身を責めるということ
はやめていただきたいと思います。

 
 
自分から生まれてきた娘なのに
どうしてこんなに性格が違うんだと
やきもきしたり、

ご主人と教育方針がずれていること
にイライラしたりするかもしれません。

 
が、この世の何事もそうですが、
何が正解かというのはないんですね。

娘さんもご主人も、
そしてもちろんクローバーさんも、
それぞれ好みや個性、傾向があります。
 
まさに多様性ですね。

 
娘さんには娘さんの好みや個性、
主義や主張があるということを、
 
ぜひ今一度、理解する、受け入れる
ということをしてみていただきたいな
と思います。
 
 
多様性、個性ということについての、
私のかつての体験も交えて
お伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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