親子関係

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Q:断捨離、初心者です。
現在、母と2人暮らしです。

正社員ですが、要介護5で、パーキンソン病の母を介護しつつ、
仕事もハードな為、昨年退職を決意し、上司にも伝えましたが、
後任が決まらないまま時が経ち変わらず仕事をこなす日々です。

40代後半なので、再就職の難しさもあると思うと、決断が揺るぎます。

私自身も変形性股関節症があり、あまり無理できない中、
なんとか明るくプラスに考えていますが、時々辛くなります。

仕事か、介護か、、、何か御助言頂けましたら、幸いです。

【オリオン・40代・会社員】

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A:FROM 川畑のぶこ

オリオンさんのお母様への思いやりが伝わってくると同時に、
働き盛り世代の介護問題を浮き彫りにしてくれるご相談内容です。

40代から50代にかけては
親の介護と仕事の両立の問題が起きやすい世代で、
オリオンさんのようなお悩みを抱えている同世代は多くいらっしゃいます。

日本は介護離職の問題が深刻で、
介護離職する人は年間10万人を上回り、
うち半数は離職を望んでいなかったにもかかわらず、
仕方なく離職するケースであることが
厚労省の平成24年の統計で報告されています。

オリオンさんは退職届を出したにも関わらず、
後任が決まらずに未だに続けているとのこと。

仕事内容もハードとのことで、
オリオンさんの果たすべき役割や責任の重さが伺えます。

同時に、介護離職してしまった後、再就職の心配もおありなのですね。

介護も要介護5では、
入浴や排泄など身の回り全てのお世話が必要でとても大変だと思いますし、
仕事もハードとなれば、そしてゆっくり考えるゆとりも無くなれば、
一層の事どちらかを取るしかないという、ゼロか10かの心理状態に陥りがちです。

親を見捨てるわけにはいかないので、
ならば仕事を辞めるまでと考えられたのかなと思いました。

または、仕事のハードさゆえ、そして、
その働き方の変革に期待が持てないがゆえ、オリオンさんの無意識は、
介護を絶好の理由として、仕事から離れる選択をしたかもしれませんね。

もちろん、経済的にゆとりがあり、親の予後も見据えて、
最後は一瞬一瞬を丁寧に過ごしたいという思いから
介護を積極的に選択されたかもしれませんし、
そうであればそれは価値ある選択だと思います。

そうではなく、前者のように追い詰められた状態で、
疲労も相まって仕事を辞める決断をしたなら、
これは逆に、現時点で後任が見つからず
未だ職場で望まれていることを好機ととらえ、
仕事と介護の両立を再検討することをお勧めします。

まず、オリオンさんは
介護休暇や介護休業という制度の利用は検討されたでしょうか?

これは育児休暇と同様の制度で、社員に与えられた権利です。

前述の統計では、正社員が500名以上の会社では、
利用する人が利用しない人の約倍で上回るのに対して、
500名以下の会社では、制度を利用しない人の数のほうが利用する人の4倍となります。

その存在すら知らない人も多いようで、
休暇や休業の申請をしないまま離職されるケースも多いのです。

企業にとっても働き盛りで即戦力の正社員を失うのは大きな損失です。

事業主は社員が介護休暇申請した場合、それを拒否できず、
介護休暇を取得しても解雇する理由にはできませんし、
降格や減給、賞与の削減といった労働者側が不利益を被ることもあってはならない
ということが、
「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」
という国の法律で定められています。

オリオンさんも、後任者の問題は依然残るものの、
再就職が心配であれば、まずは第一ステップとして、このような制度を利用し、
その間に落ち着いて今後の人生プランを立ててみてはいかがでしょうか。

仕事はできる限り継続したいけれど、介護負担が重い場合は、
要介護5では老人介護施設に入所できますから、
ケアマネジャーと相談してベストの選択をされますように。

最初は子である私が親を看るのは当然と思って介護を始めても、
その負担の重さからプレッシャーが増し、相手を思いやれなくなったり、
そんな自分に罪悪感を持ったりして煮詰まることも起きがちです。

これは介護者にも被介護者にも好ましくない状態です。

そうならないよう、提供されている福祉サービスを最大限に利用することも
大切な選択肢になるかと思います。

身体的なお世話はプロに機嫌よく上手にやってもらい、
自分は家族にしかできない心理的な支えの部分を担い、
その役割を十全に発揮させるということも有効なオプションなのです。

家族であっても(あるいは家族だからこそ)適度な距離があって、
はじめて健全に敬意や愛情を表現できることもあるのです。

ぜひ、これらを選択肢に含めて再考してみてください。

逡巡するかもしれませんが、最後はオリオンさんの直感で決めて、
私(とお母さん)だけの、唯一無二のケース、
そこからスタートしてみれば良いとリラックスして歩まれてみてください。

このように人生をかけて真剣に悩んでいること自体が
素晴らしい親孝行であることは間違いないと思います。
   

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Q:言葉によるDVが主な原因で決めた夫との別居後、
3年が経とうとしています。

その後、私も息子(9歳)も新しい土地になじみ、
周りの人にも恵まれながら、日々安心感の中で暮らしています。

夫は、月に1、2度、息子に会いに来ますが、
普段はお互いに距離をとって生活をしています。

息子は、そんな私たち家族の現状をどこか受け容れている様子があり、
今はここでの暮らしを楽しみつつ、
彼なりの歩みで心と体が育ってくれている様子です。

そう思うと、様々なバランスを取りながら、
家族の形を模索している途上なのかなとも思います。

ただ、夫と私の関係性がずっとこのままであることに、
違和感を強く感じる今日この頃です。

このまま、というのは、息子に対して、夫は彼なりの愛情表現
(一緒に遊びにでかけたり、離れていても、
 いつも彼のことを気にしてくれている)をしています。

一方で、私に対しては、事務的なやりとりのみ。

無関心というか、まるでそこに誰もいないかのように
扱われているように感じます。

虚しさはあるものの、私自身、
彼から愛されたいということはもう思っておらず、
ただ、今後の家族のあり方について話し合い、お互いの意向を
確認しながら次の段階へと歩みを進めたいと思っています。

これまで何度も話し合いをしたいと申し入れをしており、
私の願いはただそこにあります。

その都度、彼からの回答は、
「話し合う意味が見つからない」
「以前発症した鬱が再発するきっかけになる」
「精神世界が崩壊する」と言われ、
話し合う機会を全く作ってくれようとしません。

実際は夫婦関係が破綻していたとしても、
現状のまま別れずにいれば、彼は形式上、
息子の父親でい続けることができ、
そこに心の支えを感じているのかなと感じます。

でも、私は私の幸せを追求する権利があると思い、
違和感を感じる自分を無視できません。

私は今後、夫にどう接し、歩みを進めていったらいいのか
アドバイスをいただけないでしょうか。

【リサ・40代・フリーランス】

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A:FROM 川畑のぶこ

DVがある夫と別れ、息子さんとの生活も落ち着きつつあるとのこと。

リサさんもここまで大変な道のりだったのではと察します。

息子さんが状況を受け入れているのも、
痛みや辛さを乗り越え、決して簡単ではなかったであろう決断を、
自分たちの幸せのために勇気をもって下した母の智慧と愛を
感じているからではないでしょうか。

息子さんと父親との関係が良好なのはとても好ましいことだと思います。

これも、適度な距離を保つことができているからこそ、
お互いの良い部分で関わり合えているのかもしれませんね。

息子さんにとっても、いがみ合う親よりも、
たまにしか会えないけれど、ベストを尽くして愛をかけてくれる
お父さんのほうが良いでしょうから。

息子さんには、お母さんとお父さんはうまくいかなかったけれど、
それはあくまでも二人の問題であって、
彼のせいではないということがわかることが大事です。

彼は父親からも、母親からも大切にされている、愛されている
ということが感じられることが大事です。

そのために両親が同じ屋根の下に住む必要は必ずしもありません。

リサさんは、夫との現状に関して、違和感を感じているとのこと。

今後のことに関して、リサさんは何を求めていますか?

話し合いは、夫に(現時点で)その気持ちがなければ、
無理に話をさせることもできないでしょう。

まず、リサさん自身、夫に対する自分自身のニーズを
明確にしてみることが大事です。

そして、夫が話し合いに応じるか否かにかかわらず、
自分が思っていることを手紙やメールなどで伝えることは可能でしょうから、
それを伝えたうえで、相手の反応を待ってみるというのも
ひとつではないでしょうか。

内容によっては、夫も話し合いの必要性を感じるかもしれません。

もし、リサさんがそのニーズを感じているのに、
夫が話し合いに応じないという場合は、
調停というオプションもあります。

調停は,夫婦間での話し合いが進まない、またはできないときに、
家庭裁判所が間に入って話し合う手続きです。

夫婦関係調整調停と呼ばれますが、
離婚しようという場合だけでなく、
円満を目指す場合に行われることもあります。

調停手続では,当事者双方から事情を聞き、
夫婦関係が円満でなくなった原因がどこにあるか、
各当事者がどのように努力して正せば
夫婦関係が改善していくかなどの解決案を提示したり,
解決に必要な助言をするかたちで進められます。

離婚した方がよいかどうか迷っている場合にも,
利用することができます。

もちろん、夫が調停に応じない場合もあるでしょうが、
本気度は伝わるでしょう。

まず話し合いの目的を明確にして、伝え、必要であれば、
調停というオプションも考慮されてはいかがでしょうか。

夫も、リサさんとは話をしたくないけれども、
第三者が入れば冷静に対応できるかもしれません。

いちど法律家に相談することをお勧めします。

なお、彼は以前うつ病だったとのことで、
もちろん彼自身が自分の健康を守る権利もありますから、

そのような話し合いが彼の病状を悪化させる場合は、
たとえすべてがリサさんの思い通りのペースやかたちで進まなくても、
ここは忍耐をもって、相手の体調も配慮しつつ、
丁寧に対応していく必要があります。

もちろん、リサさんには幸せを追求する権利があります。

ただし、ご主人にも同様に彼の幸せを追求する権利はあります。

違和感を解消する努力は大いにするべきですが、
これは決して違和感を感じている者の好みのペースで進められる
ということではありませんから、適切なタイミングを待って
進めていくことも大事となるでしょう。

ただし、ご主人のモラハラやDVがあれば
リサさんに有利に進むことも考えられますから、
いちど弁護士に相談してみてください。

このことで二人とも、不要にエネルギーを消耗しなくて
良くなるのではないでしょうか。

お子さんとの時間は、対母も対父も良い時間を持たれますように。

   

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Q:息子の反抗期について悩んでいます。
   
川畑先生、こんにちわ。

皆さんの悩みへの回答を読み、
自分にも当てはまる部分、参考にさせていただいております。

我が家の14歳の息子のことで相談させていただきます。

アメリカ人と結婚して息子が授かりました。

その主人の息子に対する肉体的、性的虐待が発覚して、
息子が7歳の時に家庭、児童裁判所を経て離婚をしました。

現在の養育権は全面的に私に与えられています。
裁判の後は、息子は一度も父親に会ってはいません。

結婚前から働いている職場に今も勤めさせて頂いていて、
シングルマザーで勤務時間や急な場合なども
無理を聞いてもらっています。

贅沢はできないですが、
経済的にもなんとか恵まれて毎日を過ごしています。

私たちの居住する市では14歳は中学最後の年、
来年から高校に入る息子が、反抗期の真っ盛り。

機嫌の良い時は、よく話す子供ですが、
特に2年前にゲームをするようになってからは、
過激な言葉で私を罵ります。

私をバカだとか、知恵遅れ!と呼んだりして、
それが自分のためではないことを話すのですが、
聞く耳を持たず、です。

父親に似ている、と私は思うのですが、
「権利」に真っ向から反抗して、学校の先生とも時々もめて、
お知らせを受け取ります。

これは、この時期の子供として
大目に見て乗り越えるものなのでしょうか。

虐待を受けた過去があった故に思春期が
過激に表面化しているのでしょうか。

私が罵られる原因になるのは大抵、
~した方が良いよ、と何かを注意した時です。

正直疲れます。

自分のためにも、親をバカにすべきではないことを教えると、
I don’t care!を口癖のように連発します。
思春期の男子とは、こういうものなのでしょうか。

息子がイライラし始めたり、怒鳴り始めた時の対処方法、
私の心の持ち方を教えていただければ幸いです。

【となりの芝生・50代・ 銀行カスタマーサービス】

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A:FROM 川畑のぶこ

息子さんの大変な幼児期を乗り越えながら、
シングルマザーとして頑張ってこられたのですね。

14歳は、アメリカだと法的にも
いよいよ親の保護義務から解放されて、
一人で行動できる年=親離れの年ですね。

となりの芝生さんも、ここまで
本当によく頑張ってこられたことと思います。

とはいえ、反抗期の息子さんが、
なにかしでかすのではないかという不安もおありなのですね。

幼少期のトラウマに関しては、
本人がどれほどのショックを受けたかにもよるかと思います。

たとえば、日本でもひと昔前は、父親が息子に
「バカヤロウ!」と頭をパカンッと叩いたりすることなどが茶飯事で、

今でこそ虐待という文脈で深刻に捉えられる行動も、
当時は単なるしつけと信じられ、子ども本人も快くはないものの、
トラウマとなるほどのショックを受けていないことも多かったでしょう。

異性の子どもとの入浴も、私がアメリカに在住していた当時、
5歳の男の子と母親が一緒にお風呂に入っていたら
隣人に性的虐待で通報されたという日本人家庭のケースを体験しました。

日本では、家庭どころか、公衆浴場に、異性の子どもの混浴に関して、
たとえば東京の公衆浴場条例では
10歳以上の男女は混浴できないとされています。

アメリカであれば立派な性的虐待ですね。
これも、トラウマという観点から見ると、
浴場を走り回っている子どもがそれを虐待と感じているかどうか
ということが問題になります。

恥ずかしいのに無理やり混浴させられれば
トラウマになる可能性がありますが、
楽しんで父親や母親とお風呂に入っている場合は
トラウマにはなりません。

となりの芝生さんの息子さんが、
当時のお父さんのことをどのように受け止めたかはわかりませんが、
ショックが大きければ、それがのちにトラウマとなって
表面化する可能性もあるでしょう。

その場合、サイコセラピーを受けることは有効かもしれませんが、
本人が拒否することも多いでしょう。

もし、前夫と離婚後はここまでとくに問題なく過ごして来られたのであれば、
今は第二次性徴期のホルモンバランスの変化や乱れも起こりやすい年頃
ですし、それにともなう反抗期であることは十分考えられます。

そうであれば、この時期は嵐が去るのを待つのみですので、
母親は過介入しないように気をつけましょう。

自分のことはたとえ失敗があっても、自分で考え、判断し、行動したい。

巣立ちは大切なプロセスです。

親からすれば、どんなに成長しても、息子は変わらぬ可愛い息子でしょうし、
一人息子さんであれば愛情も一入(ひとしお)かと思います。

それでも、子ども扱いすると火に油を注ぐ結果となるでしょう。

息子さんが、「自分とは誰なのか?」という課題に向き合いながら、
不器用に巣立とうとしているのだと信頼することは大事です。

子どもは、親が心配して心理的に不安定になればなるほど、
信頼してもらえていないことにも苛立ちを覚えます。

息子さんが多少不安定でも、「そんなこと(とき)もある」と、
母親が自分を信頼してドーンと構えてくれていれば、
その信頼感は深い絆につながるでしょうし、自己肯定感にもつながります。

となりの芝生さんにひとつ気をつけてもらいたいのは、
「悪いところは父親に似たせいだ」
という姿勢で息子さんに接さないようにすることです。

前夫を投影し、息子さんを敵視することになれば、
親子関係はいよいよ歪(いびつ)になります。

母親のこのような姿勢は、息子さんの無意識にも
「自分は父親の悪い血を受け継いでるダメな人間なのだ」
という刷り込みをもたらす可能性があります。
やめましょう。

そのかわり、「私の良い部分をちゃんと受け継いでいる。
父親とは色々あったけれども、
それを踏み台に人生を切り開く力をきちんと持ち備えている」
という姿勢を育んでみてください。

となりの芝生さんも、これまで異国の地で、
大小さまざまな波を乗り越えてこられていると思います。

息子さんも、大きな波を乗り越えるプロセスにいます。
信頼して暖かく見守ってあげてください。
   

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Q:義母との関係に悩んでいます。

義母とは結婚したときから同居しました。
途中4年ほど主人の転勤で別居し義母は義妹の所にいました。

家を建てたのを機にまた同居し、24年経ちます。

義母からは1銭ももらっていませんし、
それどころか年金ももらっていない義母にはこずかいを渡していました。

もちろんその他いろいろありました。
私も一度別居、離婚し三年後また主人と再婚しました。

その主人が昨年2月に亡くなりました。
少し記憶力が衰えた義母は一時期大分ひどくなっていました。

症状は落ち着きましたが要介護1と言う事で
デイサービスに週2日通っています、

私の別居中、義母は主人の食事の支度をせず、
自分の分だけを自分の部屋で作っていました。
今もそうです。

お弁当や食材は義姉妹が届けに来ます。
こずかいも渡しています。

義母の預金も少し下ろして
デイサービスの支払いの管理も義妹がしています。

私は、薬の管理と病院の送り迎え、
買い物の付き添いなどをやっています。

正直言って主人のいない今、もう別居したいです。
出来たら独り暮らしの自分の母と同居したいです

私はうつ病を持っていて、良くなりつつありますが
ストレスの元は無くしたいと思いますし、
昔のいろいろを思うと気がざわざわします。

私が別居を言い出すのはおかしいでしょうか?

現在長男と同居しています。

【まりも・50代・主婦】

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A:FROM 川畑のぶこ

お義母さまとの同居が息苦しくなってこられたのですね。
ご主人がいれば、まだ仲を取り持つ人がいたけれども、
そうでなくなった今、嫁姑関係のぎこちなさや、
心地悪さが浮き彫りになってきていることとお見受けします。

まず、ストレスを解消するためにできることとして、
まりもさん自身が積極的に自分自身の時間をとって、
リラックスしたり楽しんだりすることです。

すると心理的なエネルギーが充電されて、
これまでストレスに感じていたことが
さほど気にならなくなったり、
ものごとを楽観的に受け止められるようになったりします。

これまで気になっていたお義母さんの言動が、
自分に喜びを与えるというセルフケアをすることで
気にならなくなることも十分ありえることです。

ですので、まずはそのようなソフトアプローチを
とってみることをお勧めします。

また、多面的に状況を受け止めてみることも、
まりもさんのストレスを和らげてくれるかもしれません。

たとえば、まりもさんは、お義母さんは自分のことしかせず、
夫や私のことはケアしてくれない、
薄情な人だと思われているかもしれません。

でも、もしかしたら、同居であっても、
できる限り夫婦の世界を邪魔しないように、
家事に介入しないよう努めていたかもしれませんし、
自分の身の回りのことで負担をかけないように、
自分のことは自分でしていたのかもしれません。

この行動はまりもさんの理想のかたちではないかもしれませんが、
もしかしたらお義母さんなりの配慮であり、
最善のケアだった可能性もあります。

このような努力をしてみても、
やはり性格の不一致や認知症の進行などで、
お互いに一緒に生活することがストレスになるのであれば、
それはまりもさんだけでなく、お義母さんにとっても
好ましい状況ではないかもしれません。

もし、自立心がある人であれば、
相手が嫌がっているのに一緒に暮らし続けるのは不本意でしょう。

そうであれば、いちど、義姉妹さんともコミュニケーションをとって、
彼女らが同居したり、施設に入所したりする可能性を模索するのも
ひとつではないでしょうか。

お義母さんがまりもさんと暮らさないと困ることはあるでしょうか。
あるいは、義姉妹と同居となると困ることはあるでしょうか。

もし、困ることがなければ、義姉妹との同居の話をすすめてみる、
もし困ることがあるのなら、それをどのように解消できるのか、
具体的な解消策を模索されると良いと思います。

たとえば、まりもさんやお義母さんが住んでいる家は、
お義母さんも権利者であるとか、名義上はそうでなくても、
お義母さんとお義父さんが昔住んでいた家を売却したお金を使って
建て替えた家であるなどの場合、

お義母さんも家の権利者という意識があり、
自分の家を出て行くのはおかしいというようなこともあるかもしれませんね。

そのような場合は、まりもさんが別な場所に
引っ越す選択肢なども考えられるわけです。

してあげていることもあるけれど、してもらっていることもある場合、
私たちは簡単に自分の要求ばかりを通すことができなくなりますね。

何かを得るためには、何かを手放さなければいけないときがあります。

それらが何なのか、もういちど整理してみることもお勧めします。
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Q:初めてご相談させていただきます。

離れて暮らす実母の件で、
最近、よく世間で言われる「母が重い」という心理状態になってしまい、
そう思う自分を責める気持ちもあり、精神的に疲れております。

長年の様々な原因があるのですが、
一例として、メール回数が多すぎる事。

両親が今年、突然スマホに変えたのですが、
設定や使用方法がわからず、初期設定は私が。

希望された説明本を渡しても面倒なのか、
最近、毎日のようにここがわからないと相談メールが来るように。

iPhoneであればよかったのですがandroidの為、よくわからず、
ネットで説明が書いてあるページを教えたり、
お店の人や電話で相談窓口に聞いて欲しいと何度か伝えても、
結局メールが来ます。

今年は受験生がおり、私自身に時間的にも精神的にもゆとりがなく、
たまに返事をせずにいると、
「こんな表示が出るけど何かなぁ?」という感じで、
言い方は柔らかいのですが、何度も来ます。

私にとっては回数が多過ぎるため、
徐々にストレスになってきてしまいました。

また、父に聞けば済むことでも、
頑固な父に言うのは言いにくいと、昔から私に色々と頼んでくるため、
離れているので電話で済まない内容だと、わざわざ実家へ行く事に。

そんな時、なぜ夫婦で解決してくれないのか。
娘に依存しすぎではないのか。と思ってしまう自分がいます。

その時も、父に頼んで欲しいと伝えるのですが…。
メールが多過ぎて負担になっているということや、
夫婦でちゃんとコミュニケーションをとって解決できる内容を、
わざわざ娘を通して解決しようとしないで欲しいということを、
どのような言い方をすれば、うまく伝わるのでしょうか。

何かアドバイスをいただければ幸いです。

【マリアン・40代・パート】

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A:FROM 川畑のぶこ

マリアンさんのお母さんに対する思いやりが伝わるお悩みだと思います。

家族であれば思いやりをもって接するべき、
母がモダンテクノロジーについていけなくて困っているのだから、
家族でその辺のリテラシーがもっとも高い私が母を助けるべき。

そんな思いからマリアンさんなりに
お母様のサポートをされてきたのだと思います。

マリアンさんの苦しみは、
高齢の親にスマホの使い方を教えてあげない娘は慈悲に欠ける親不孝だ
という思いにあるのではないかと思います。

ここで、逆の立場で考えてみましょう。

娘が忙しかろうがなかろうが、
肉体的・精神的または経済的ゆとりがあろうがなかろうが、
家族である以上、何にも増して親を優先すべきなのだから、
娘は私のすべての要請に即時に応えるべきだ、という姿勢は
思いやりある家族の姿でしょうか?

もちろん、マリアンさんにゆとりがあればサポートをすれば良いです。

ところが、身を粉にしながらお母様のサポートを続ければ続けるほど、
お母様に対する悪感情は募り、避けたくなるでしょうし、
それはお母様の望むことでもないでしょう。

良好な親子関係を維持するためにも
時として、できないことはきちんとできないと断ることが大切です。

今この時期は特に、子どもの受験のこともあり、
肉体的にも、精神的にもゆとりがないので、
子どもと自分の体調などを優先させてもらうことを伝えると良いでしょう。

お母様もスマホの簡易なやりとりが便利で、
ついつい相手がその場にいるかのようなイメージで
マリアンさんにコミュニケーションしているかもしれませんね。

お母様に悪意はなく、相手にそこまで負担になっていることが
イメージできていないかもしれません。

ですので、繰り返し、今のマリアンさんにとっては
すべての要請に応じることが負担となっていること。

誤解のないよう、お母さんの「存在」が
マリアンさんの負荷になっていると伝えるのではなく、
この「状況」が負担になっていることを伝えます。

色々な状況が重なり、現時点で
マリアンさんのエネルギーがそこまで温存されていないため、
対応できないことを明確にされれば良いでしょう。

ですので、私ではなく、他のサポート源を見つける
ようリクエストしてみてください。

お母さんのせいではなく、
私のキャパのせいということですね。

そのことで、お母さんは自分を責める必要も、
マリアンさんを責める必要もありません。

スマホのガイドをしないのは、親に敬意を払っていないからでも、
思いやりがないからでもないのですから。

溺れている人が溺れている人のサポートはできないように、
エネルギーが不足している人に、
他人に与えるエネルギーを与えるのは難しいです。

まずは、ご自身のエネルギーが充電できるように、
適度な距離を保って安全地帯に身を置くことをおすすめします。

エネルギーが充電できれば、要請にも快く答えやすくなるでしょう。

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Q:初めまして

私の悩みは父です。
人の粗を探し 噂話や同じ話を何度もし、
他人のことは悪くいう、自分の現状にも不満ばかり。

そして、時には母や私にも癇癪を起こして当たり散らします。

自分の思い通りにならないとイライラを振り撒いて
なのに悪びれる事なく
『かわいんぼで育ったから』
と自分は可愛がられて育ったと自分を正当化。

父に嫌悪感しかありません。

【なないろ・30代・ボランティア】

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A:FROM 川畑のぶこ

自分の親に対して嫌悪感を持たなければならないのは辛いことですね。

私たちは、家族ほどに大切なものはないと知っています。

ところが、近い人間であればあるほど、遠慮がなくなり、
感情的に接しやすいのも事実です。

身内だと「わかってもらえる」という甘えが出てきてしまうのでしょう。

それが、適度に距離がある人間であれば、敬意をもって接したり、
たとえネガティブな感情が湧いてきたとしても、
冷静に対応したりできるものです。

そして、適度な距離というのは相手が家族であっても一緒です。

なないろさんがお父さんの言動が気になるのも
距離が近すぎるせいかもしれません。

言い換えるなら、このような出来事やなないろさんの抱く気持ちというのは、
そろそろ親と適度な距離をとりなさいというサインかもしれません。

なないろさんは
親との同居から卒業して生活することを考えたことはあるでしょうか。
もしなければ、それを考える時なのかもしれません。

もし、ご両親あるいはお母様のことが心配で
ずっとなないろさんがそばにいて
ケアし続けなければいけないと考えているのであれば、
その姿勢を見直す時期かもしれませんね。

親のケアは必ずしも常に同じ家にいることでしか果たせないわけではありません。
適度な距離をとりながら、ケアすることも可能です。

物理的な距離ができると、心理的にも適度なゆとりができて、
お互いに敬意をもって接しやすくなります。

お仕事がボランティアとのことですが、
もし、なないろさんが、経済的な課題もあって
現在ご両親と同居されているのであれば、
その課題を必要な時間をかけて克服していくための
試練のときでもあるかもしれませんね。

経済的な自立と適度な距離で
親子間のバランスがとれることもありますので、
ぜひそのことを意識して関係性を構築されていくことをおすすめします。

この出来事を、お互いの関係性を健全化するための
よき転機と受け止めてみてください。

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Q:いつも川畑先生のメルマガを拝見して、
参考にさせて頂いております。

本日ご相談させて頂きたいのは、27歳になる長男の事です。

息子が発達障害なのか、精神障害なのか、鬱なのか、
それとも何か心の病気なのか…
何処で受診したらいいのかが分からないまま、
時間だけが流れて行きます。

大学中退後、3年間引きこもりでしたが、
もう一度挑戦したいと申しまして、
遠回りしましたが志望校に合格し
今度こそ頑張ってくれると思いました。

それでも途中で大学へ行かなくなり、
中退しろ、と主人が言うと、泣きながら卒業したいと申します。

その頃受けさせていたカウンセリングの先生からは、
本人が9歳の時から中学生の間に受けた壮絶ないじめがトラウマとなり、
それが今現在の人間関係構築にも影響を及ぼしている事。

その過去に遡ってその時の彼の心を解きほぐす事から始めなければ、
先へ進む事が出来ないので、少し時間はかかるが、
確実に好転しているから信じてあげてほしい。

つい最近も、誰も居ない公園で、今までにない位に20分くらい大泣きした。

どうして何をやっても続かないのか?
このままではいけない…という事を誰よりも本人が感じ、
悩み、苦しみ、自分を責めている。

時間はかかるが、家族の愛情が一番の治療薬です。
と言われました。

留年しながら今も大学へ行っておりますが、
毎日毎日ゲームばかりしており、私自身が精神的に参っております。

息子は私の言動で、心が壊れてしまった。
鬱ならどんなに楽かわからない、と申します。

カウンセリングの先生の言葉を信じながらも心の中で息子を責め続け、
傷つけて息子の芽を摘んでしまったのは他ならない私なのだ…
と毎日自分を責めております。

どうぞアドバイスをよろしくお願い致します。

【ナム・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

27歳の息子が学校へ行かずに毎日ゲームばかりしているところを
目にするのは親として辛いことですね。

もちろん、いちばん辛いのは息子さんご本人ですが、
母親にとって愛する我が子が苦しむのを目の当たりにしていれば
親もやがて心理的に病んでいくことがあります。

そのような意味からも、家族は第二の患者のようなものでもあります。

息子さんは怠慢だったりやる気がないのではなく、
やる気を出したくても出せない状態にいるのでしょう。

トラウマというのは、このような状況を生み出すものです。

いじめの被害者であれば、おそらく「自分は自分のままではいけない」
という無意識の強い刷り込みがされているでしょう。

そうであれば、彼が、自分は自分のままで良いと肯定できるような
安全で安心な場を確保するのは何よりも重要になってきます。

このことを家族が深く理解し、温かく見守ることは
大きな課題となるでしょう。

他人との比較から、普通に大学に行って普通に大学を卒業して、
普通に就職してほしいというのは親の願いかもしれませんが、
ときとしてその姿勢が、普通でない自分は
ダメで受け入れられないという気持ちを強化させてしまいます。

「大学に行けば(卒業すれば)安心」というメッセージが伝わるのは
逆効果かもしれません。

そうではなく、愛するあなたが辛いことがナムさんにも辛いということ、
大学に行こうが行くまいが、周囲がどう言おうが、
ナムさんにとって息子さんは唯一無二の大切な存在で、
息子さんが息子さんらしく幸せに生きてくれればよい。

そのためにナムさんも支援するというメッセージが伝わることが
大事ではないかと思います。

幸い、信頼できるカウンセラーがいるようですので、
カウンセリングをトラウマケアを続けつつ、
彼なりのペースやタイミングで前進するのを待つのも大事かと思います。

ただし、カウンセリングだけでなく、
精神科にも相談に行かれるのが良いでしょう。

神経学的な問題で、薬物療法が功を奏することが多々ありますし、
正確な診断と治療やケアを受けることは、
息子さんの苦しみの低減につながるでしょう。

また、精神科などには、サポートグループという、
同じ状況の者同士があつまり、語り合う場などの情報なども
提供してくれることが多いので、
そのような場を活用することもお勧めします。

息子さんが、苦しいのは自分一人ではなく
自分の状況を理解してくれる人がいると感じられることは重要です。

このような絆は癒しを促進させるでしょう。
いきなり精神科を受診させるのに抵抗があるなら、
まずは市町村の福祉課に相談するのも良いでしょう。

抱え込まずに、サポートの輪をどんどんひろげてください。

ーーー

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Q:父親に苛つく自分の気持ちは、どうすればいいのでしょうか?

86歳の両親と同居しています。
父親に苛つく自分をもてあましています。

家事は母中心で、私が少し手伝っていますが、
父は心臓の機能が少し弱ってきているとのことで、何もしません。

一日同じ椅子に座って
「お茶いれて」「お醤油取って」と指示を出します。

テレビは自分の興味でチャンネルを換え、
大音量にしたまま居眠りをしています。

そんな父親に「ここの郵便物を持っていきなさい」
「お風呂に入りなさい」などと
指示をされるたびに苛々してしまうのです。

友達に相談すると、失うと悔やむよと言われます。

そうと知っていても自分の気持ちをもてあましています。

【gon・50代・会社員】

―――――――――――――――――

A:FROM:川畑のぶこ

親にとって、子どもはいつまでも子どもですし、
その愛情そのものはありがたいもので、
ただし、子が成人してからもなお、
逐一指示を出されたりするなど、子ども扱いをされるとなると、
フラストレーションが溜まってしまいますね。

私たちは自分らしく、自由に生きたいという、
純粋で健全な基本的ニーズを持っています。

成長とはそれらを手に入れる自立の過程といえるでしょう。

家族や周囲と協調関係にありつつも、互いに依存しすぎず、
基本的に自分の足で立ち、前進することは、
大切なバランスであり、わたしたの課題でもあると思います。

成長とともに親離れして巣立つのは、健全な流れであり、
ここで巣立ちがうまく出来ずにいると、
ズルズルと依存関係に突入してしまいます。

無論、巣立ちとは、物理面のみならず、精神面も含まれます。

「親は親、自分は自分」という割り切った価値観を確立して、
自分で選び抜いた人生を生きることができたのなら、
ときが巡って、親の老化や自分の人生のままならなさなどの
変化を柔軟に受け入れることが容易くなるのではないでしょうか。

日々どのように自分を満たすかを知っており、
その充足が習慣化されている人は、
さまざまな環境にもしなやかに適応することでしょう。

それとは反対に、周囲に合わせたり、気を使ったりしすぎて、
自分のニーズ、自由や自立のための選択をしてこなかった場合、
慢性的な抑圧感やフラストレーションを抱きがちになります。

もし、このような心理的また社会的な自立に
親の存在が妨げとなっているのであれば、
親とのあいだに適度な距離感を保つことは大切です。

86歳の、身体的にも弱ってきている親の生き方を
いまから変えることはとても難しいですが、
gonさんの対応の仕方や生き方を変えることはできます。

gonさんにとっての親との適度な距離感とはどのようなものか?

近くにいすぎてイライラするなら、
離れて暮らしてみることも可能ではないか?

同じ屋根の下であっても、
他人同士が住むシェアハウスのように、
それぞれのスペースやプライバシーを尊重して
生活することは可能ではないか?

それに伴い、家事なども手伝いではなく、
自立したご自身の役割としてこなすことはできないか?

これらを模索すると同時に、
日々gonさんの心のニーズを満たすためにも、
ご自身が喜びを感じたり、充足感が得られたりすることに
取り組んでみてください。

日常に自分を満たす場所が増えれば増えるほど、
相手の変化が必要なくなってきます。

ーーー

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今日は、ふーさん(50代・会社員)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
29歳になった息子がいます。
パート社員として働き、子供達のスポーツ少年団でコーチをしたりしています。
8年をかけて大学を卒業し、何社か、試験を受けたり面接したりしたの
ですが、不採用になっては落ち込んだり…というような経緯があります。

母としては、社員で働いて欲しいし、結婚もして欲しい。
今の仕事も一生懸命やっているのは認めますが、
このままでいいの?と心配してしまいます。

求人の紹介をされて、「どう?」と聞くと、「いい」と断られてしまいます。
29歳という年齢で声を掛けてもらえるのもギリギリのところだと思い、
今がチャンスではないかなと感じています。
本人の気持ちが大切だと思うし、彼の人生だとは思うのですが…

私の思いをどのように子供に伝えればいいのか、
ご助言いただければと思います。よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

ふーさんの息子さんに対する愛情がひしひしと伝わってくる相談です。

まず、なぜ母親は子どものことがこんなに気がかりなのかというと、
子どもに幸せになってほしいからですよね。
もう、それが母の唯一の願いですよね。

そして、子どもが幸せなのを目にすることで自分も幸せを感じたい。
それが自分の幸せであるという、利他心というのか、母性というのか、
いずれにせよ、子どもへの愛が根源にある相談だと思います。

じゃあ、幸せって何だろう。誰がどうやったら幸せに感じるんだろう
ということに関しては、おそらく、ふーさんにはふーさん独自の価値観
があるのではないでしょうか。

もしかしたら、会社の正社員になれば幸せになれると思っているかも
しれませんし、あるいは、結婚すれば幸せになれる。だから、早く正社員
になって早く結婚してほしいというロジックがあるのかもしれません。

が、正社員になって幸せな人もいれば、実際はそうでない人もいます。
結婚して幸せな人もいれば、そうでない人もいるのです。

もし、ふーさんがこの苦しみを解消したいと思うのであれば、
幸せって何だろうというところに焦点を当てて、息子さんが幸せに生きる
とはどういうことなのかを、俯瞰的に見てみる必要がありそうです。

続きは、ビデオでお話しします……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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今日は、すずめさん(50代・サービス業)のご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
私の母は、いつも怒った口調で、父親の愚痴も多く、私はいつも怒られて、
文句ばかり言われて育ちました。母のストレスのはけ口だったのです。

結婚したら、夫が全くそのままでした。もっと酷くて、一言でも言い返せば、
怒って手がつけられません。勝手に脱サラして、自営業になりました。
私は外に目を向けて、経営者のセミナーなるものに行くようになりました。
私が変わればこんな問題は、解決するのだと。

でもそこでも、結局は、母や夫のような人ばかり。男の人にも女の人にも、
言いたいことを言われ、命令されました。私はニコニコして口答えもせず、
ハイハイと言うことを聞くので、一部の人にはよく思われませんでした。

本当は頑固だったり、気が強かったりしても、人前ではとてもおとなしい、
良い人を装っています。だから、ただのいい人になり、なめられてしまって
いるのではと、いつも思います。

今は、もういいや!と、何もかも辞めたいです。本当の自分を出したい、
でも出せない。いつも標的になってしまう、この現状。
嵐の中の言われ役なんです。どうしたらよいのやら、日々悩んでいます。
~~~~~~~~~~~

「いい人」をやってしまうというお悩みですね。おそらく、すずめさんも
既にお気づきのとおり、お母様と自分との関係、幼少期の親子関係から、
「いい人」を装ってしまうパーソナリティがどんどん形成されていったの
ではないでしょうか。

子どもにとって親というのは、絶対的な存在、神様のような存在です。
いないと困る、自分を保護してくれるものですからね。その人に気に入ら
れるか、気に入られないかというのは死活問題なわけですよね。

ですから、すずめさんは、いつも不機嫌なお母さんにどうやって認めて
もらうか、愛情をかけてもらうかということに必死だったと思いますし、
そのためには、お母さんの言うことを何でも反抗せずに聞く、というのが
得策になったのでしょう。

うまく人生を切り抜けるための、すずめさんなりの方程式だったと思うの
です。いい子を演じる、何でも相手を優先させる、自分のことは抑圧する
という、うまい切り抜け方を身につけてしまったのです。

そして、もうお気づきのとおり……

続きは、ビデオでお話しします……

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