親子関係

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FROM 川畑のぶこ

今日は、あおぞらさん(40代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】6歳の息子、9歳の娘と暮らしております、
シングルマザーです。

息子はADHD、ASDの傾向があり、
突発的に起こす危ない行動、
こだわりゆえの癇癪があり、
一度スイッチが入ると止まりません。

そのため、娘や私との諍いもたびたびあります。

保育園が休みの日には、家事に忙しい私に代わり、
近所に住む私の父が公園で息子と遊んでくれるのですが、
父は直情的な性格な上、昭和の体育会系出身。

息子に言うことを聞かせるために大声をあげ、
手を挙げてしまうこともあります。

それでも息子は「ジィジ大好き、遊ぼー!」
とジィジを迎えに行き、一緒に遊びに行きます。

ところが先日、児童相談所から
父の孫への行為に対して通報があったと
連絡を受けてしまいました。

父としては、息子は実際に車に轢かれそうになったり
することもあるため、孫の身を守るという部分もあり、
またシングルマザーの私を助けてくれるために
孫と遊んだりしてくれています。

女の子である娘には手をあげたことは一度もありませんし、
「男の子は可愛いね」と、
息子に対して言っているのを聞くことも度々あります。

①児童相談所からの通報に対して、父にどういう風に伝えたらいいのか
②父の大声や手を挙げる行為を止めるにはどうしたらいいのか

この2点をご教示いただけませんでしょうか?
 

【A】昭和の体育会系出身というと、大声上げて当たり前、
手を挙げることなんかもしつけというか
トレーニングのうちだ、なんていう時代が本当にありましたから、

お父さんからすると、男らしさとか強さの象徴として
そのように鍛え上げようという気持ちで
息子さんに接しているのかもしれませんね。

でも、今の時代、これは虐待で、許されることではありませんね。

人権というものを考えた時
当時は時代そのものがまだ少し野蛮だったというか、
反省しなければいけないところがたくさんあった。

ただ、ここが父親や母親の世代では未だにアップデート
されていない、という実態があるわけです。

もちろん、男らしさだけに関わらず、女らしさについても、
女の人は何も言わずに後ろからついてきてとか、
家の中でずっと尽くしてというような、
価値観も逆にあるかもしれません。

あおぞらさんは、シングルマザーで
ご自身もお仕事をしていらっしゃるとのことですので、
もしかしたら、

お父さんの持っている妻像や女性像に
自分が合っていないから、
なんかこう言いにくいというようなところも
もしかしたらあるかもしれませんし、

また、お父さんが良かれと思ってやっていることだと
分かっているから、言いにくいということもあると思うんです。

お父さんの良心を傷つけることなく
必要なことをしっかり伝えるためのポイントをお伝えしますね。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、kouさん(50代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

【Q】高校生の息子がいます。

学校は無駄なことばかり教えて、
理不尽な校則を押し付けてくる。

これからの人生に役立つ事はないし、
これから先、生きていたくもない。

こんな世の中生きていても何も楽しくない。
早く命を終わらせたい。など事あるごとに言い、
学校も休みがち、遅刻しがちです。

そんな話をしてくる時は、
ストレス発散のひとつなのかなと、

否定も肯定もせず、深刻に受け止めず、
ただ聞くだけにしていますが、
そんな対応でやり過ごすしかないのでしょうか?

息子にはもっと人生を楽しんで、
学校も少しは楽しく行って欲しいのですが、
私はどうすることもできないものでしょうか?

 
【A】kouさんの母心が伝わってきます。

愛する子どもがこんな風に悩んでいたら、
ましてや早く命を終わらせたいなどという
言葉を発したら、親としてはもう、
ものすごく胸が苦しくなりますね。

まず、息子さんの言葉をkouさんが全部
受け止めて「そうだね」と共感しながら
聴いてあげているというのは、
本当にすばらしい姿勢だと思います。

「わかってくれないから、親にも何も言わ
ない」というティーンエイジャーも多いなか、
本音を吐露できる相手がいるということは
息子さんにとっても、幸運なことですね。

アイデンティティが確立していく高校生
くらいの時期は、きれいなもの、完璧な
ものを求めがちな理想主義になる一方で、

自分が何者かがわからず、どっちつかずで
フラフラしてしまうこともある、
とても多感で不安定な時期。

親として、子どもには楽しく学校に行って
ほしいというのは当然の願いですが、

長い人生、このような時期もあるんだ
ということも受け入れて、
少しどっしりと構えるという姿勢も
大事にしていただければと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、Naoさん(40代・女性・自営業)
のご相談にお答えします。

 
【Q】いつも動画を拝見し、学びをいただいています。

私の育った家族は、父がアル中で早くに他界しました。
母親は毒親そのものだったということに、最近気がつきました。
 
子どもを自分のイメージ通りに育てたくて
暴力的、支配的、かつ依存的、

兄は母親の洗脳から逃げるべく、
小学校の頃から不登校、家庭内暴力や借金問題など、
常に問題を持ち込んできては母親に尻拭いをさせていました。

母親が育った家庭は学歴が一番、男尊女卑、
パワーゲームてんこ盛りの両親だったため、
母親はそれをまるっきり写して
私たちに教育していたのだと思います。

私はそんな兄と母親の関係を見ていたためか、
よくない意味で「良い子」で育ってきてしまいましたが、

当然と言おうか、
そんな家庭環境で自分というものを捨てて、
母親の欲望のままにしているうちに心を病み、
10代で自殺未遂、自傷行為など
繰り返すようになってしまいました。

母親は、男性にコンプレックスがあるのか、
とにかく男性に仕返しをしたかったのか、
私をコントロールしながらも
私に付き合う彼ができるとそれを邪魔しに入り、

彼に長々と電話をしたり、実家に行って喧嘩を売ったりし、
私はそれに負けてしまい別れてしまうこともありました。

以来、母には心の深くから憎悪が募り、
自分の人生を歩むことができなくなってしまいました。

…とはいえ、そんな彼女に負けてしまう
ということも悔しいのですが。。。

そして、好きだった彼と別れて
そのまま海外に逃亡するように移住して、
付き合い始めた彼は、実はアル中であり、
依存心べったりのマザコンという、
今までにはない人でした。
ですが以来、その人と別れられずにいます。

母親とはもう20年以上、連絡を取ったのは
片手で数えるほどの絶縁状態で、
あちらからも、今では連絡はきません。

家を出た時は探偵を雇って追いかけてきたり、
とにかく自分の言うことを聞かせたくて必死でしたが、
海外に出て来てからは
さすがに追いかけてくることはありません。

途中で私は、親との関係の歪みが
今の私の人生の全てを作っていることに
徐々に気づき始め、愕然としました。

兄は、私が実家を出た後に結婚したらしいのですが、
今はどこに住んでいるのかもわかりませんし、
家族を作っているのか、何の仕事をしているのかも知りません。

母親は引っ越しをして一人暮らしをしていることは
わかっていますが、連絡は取っていません。

私は、今後自分の人生を作ってきた母親からの洗脳、
彼女によって形成された信念を反転させ、
死ぬ瞬間に「生まれてきてよかった」
と思える人生にしていきたいです。

とはいえ、長年親をどこかで恨み、
本音をぶつけたことがない良い子ちゃんできた私が、
そのような人生に変えることができるのかどうか、
また、そのために何ができるのかということもわかりません。

今の、アルコール依存のパートナーとも
区切りをつけていきたいと思っています。

自分の中で、あるいは現実的に、
親と向き合い直すということもよく考えますが、

母親からの手紙を読むだけで
頭の中が真っ白にフリーズしてしまうような自分も同時にいて、

こんなヘタレな状態で親と向き合い直すこと、
言いたいことを伝えることなんてできるのだろうか、
とも思います。

親と自分の人生を切り離し、
未だに無意識に期待に沿って生きようとしてしまう
自分の無意識の癖を手放し、
本当の意味での自分の人生を生きたいと思っています。

パートナーとのことを一区切りつけるためには、
自分の中の母親像を何とかしないと
超えられないような気がしています。

今の私にできること、
越えるためにしなければならないこと、など
アドバイスがあればぜひお伺いしたいです。
よろしくお願いします。​​

 
【A】本当に大変な歴史を乗り越えていらしたNaoさん。
未だに課題をお持ちであるということに
まず、ご自身が気づいたところが
とても素晴らしいと思います。

ここに来てようやく、
お母様が毒親だったとことに気づいて
それを乗り越えたいと思われたことは
本当に大きな一歩ですね!

こんな状態で来た私が変化できるのか
人生を変えることができるのか
死ぬ瞬間に「生まれてきて良かった」と思う人生にできるのか、
ということに関しては、「できます」!

Naoさんが、もし本当に諦めていて、絶望していたら、
このようなご相談もなさらなかっただろうとも思います。

もしかしたらNaoさんは、
もっと早く気づいて、もっと早く楽になっていれば……と
思っていらっしゃるかもしれませんが、
人生には、絶妙なタイミングというものがあるのだと思います。

その人が、そのような状況にならなければ気がつけなかったこと。
これはNaoさんだけではなく、
Naoさんを取り巻く社会や、お母様についても、です。

続きは、ビデオでお話しします……

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Mother,Scolding,Son,In,Living,Room

Q:こんにちは。
いつもメルマガ楽しく拝見しております。

子どもについての悩みを、ご相談させてください。

私はいま3人の子育て真っ最中です。
下の男の子と女の子はとにかく可愛くて、
目に入れても痛くない程だと思えます。

しかし、小学5年生の長男に対してだけ、
すごくイライラしたり、嫌悪感を感じてしまいます。

会話でもぶつかることが多く、
なんであんな性格なんだろう、
と受け入れ難く感じてしまいます。

思春期にさしかかるので、
余計にぶつかりやすいのかもしれませんが、
最近は性的なことにも関心がでてきたのか、
そういう側面を見ると気持ち悪いと感じてしまいます。

思えば、私自身の中で、
長男に対しては小さな頃から、
可愛いというよりも、なんとか育てなくては…
という義務感の方が優っていて、
愛している、愛しい、と感じることが
あまりありませんでした。

こんなことは母親として最低なのではないか
と自分を責める気持ちもあります。

長男は学校生活においても
友人関係などでも悩むことが多く、
自分に自信がないようです。

「人から嫌われるのを恐れる必要ないよ、 味方もいるよ!」
と励ました後に、
自分が長男を嫌だと思っているせいで、
嫌われることが怖くなってしまってるのだろうか、と思ったり、

私が愛情をかけられていないために
自信がないのかもしれないと、申し訳なく思うこともあります。

長男は、誰からもとても優しくて良い子だね、
と言ってもらえるような子です。

問題は私にあるのだと思います。

長男に対しての私の感じ方について、
なぜそう感じてしまうのか?

また、この気持ちをどう理解し、どう扱っていったらいいのか?
わからずに戸惑っています。

アドバイスいただけますと嬉しいです。

本当なら、どの子も愛情を注いで大切に愛してあげたい…

【ママ・30代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご長男を他の子と同じように愛したいのに
愛せないというママさんの苦悩が伝わります。

ママさんもおっしゃるように、
第一子というのは右も左もわからぬまま育児が始まるため、
ゆとりがなく、ひたすら必死に手を動かしてきた
という人は多いと思います。

同時に、
「果たして私は理想の親になれているだろうか?」
「理想の子どもを育てられているだろうか?」
と、理想を追求しやすいのも第一子ではないでしょうか。

すると、子どもは「理想の私を代表する存在」となるため、
期待をかけやすくなります。
自分を子どもに投影してしまうのですね。

この子がきちんとしているということは、
私がきちんとした人間だということ、といった具合に。

無意識が自分の価値の証明のために
子どもを使ってしまうのです。

親の子に対する期待が適度だと、
子どもにも良い刺激となりますが、
その期待が過度だといわゆる「いい子」に育つこともあります。

子どもも、自分は受け入れられる人間かどうか疑わしいため、
相手に過剰に合わせてしまう、
手のかからない子どもとなるのですね。

もしかしたら、ママさんご自身も周りの評価を
気にしすぎてしまうところがあったりしませんか?

ママさんのご長男さんへの態度は、
ママさんのご自身への態度かもしれません。

自分に厳しいと、自分の投影のご長男さんにも
厳しくなってしまうでしょう。

もし、ご長男さんに愛情と優しさを持って接したいなら、
ママさんご自身に
そのように接することが大切かもしれませんね。

ご長男さんに対しても、決して愛していないのではなく、
自分の理想とする(優しさや思いやりを持って)
愛の形で表現するゆとりがなかった、
というのが事実でしょう。

ぜひ、まずはご自身を厳しく評価することをやめて、
弱さやいびつさもみーんなひっくるめて、
「私OK♪」という姿勢で向き合ってみてください。

性的なことも、それが倒錯したもので無い限り、
本来ご長男さんは
とても健全な発達を遂げているだけです。

その表現に関しては、社会では
自由に表現することが憚(はばか)られますから、

そのような社会通念や親からの教え
(非言語的であったかもしれません)などが歪み、
それがママさんの中で「性的なこと=汚らわしいこと」
という信念として定着してしまった可能性があります。

理想的でない部分を自ら切り捨てようとすると、
それはもうひとりの自分として、
心の奥底へしまいこまれてしまいます。

精神医学者で心理学者のユングは、
この無意識に抑圧されたもう一人の自分を
シャドウ(影)と呼びました。

抑圧したものがやがて消えるかというと、
シャドウはいつも吐口を求め、
折に触れて悪さをします。

ママさんのシャドウがご長男さんへ投影され、
苛立ちやときとして怒りや憤りとして現れるのは
その典型といえるでしょう。

本当は性的なものも柔軟に受け入れて
満喫したかったもうひとりのママさんの
反応かもしれないのです。

本当はもの静かで穏やかな自分なのに、
暗いことはいけない、常に明るく無くては!と鼓舞し、
妙に明るく振る舞ってばかりいると、
物静かな相手に過剰反応して
嫌悪感を抱くかもしれません。

心の奥底ではお金が欲しいと思っているのに、
「お金を欲するのは貪欲でいけないこと」と
社会的な仮面で抑圧していると、
稼いでいる人や率直にお金のことを話す人たちを
不必要に嫌悪するかもしれません。

このように、過剰に反応してしまう相手の中に、
生きられなかったもうひとりの自分を見つけたのなら、
それを拒否し続けるのでなく、
自身の中に上手に統合していくことが大切となります。

ここにも受容とやさしさの課題があります。

光は強くなればなるほどに
(理想を完璧に追求すればするほどに)
影は濃くなって私たちを追いかけてきます。

そうであれば、影を切り離そうとせずに
ご自身の中に統合していくことが課題です。

ママさんが嫌悪している性的なものに対して、
もう少しリラックスして
それらを健全に満喫できる私がいたら
どんなだろうと想像してみてください。

それでもママさんが素敵なママさんであることに
変わりはないのですから。

ママさんのそんなご自身の受容とやさしさが、
息子さんとの関係に違いをつくり、
より愛したかったかたちで、
彼を愛せるようになるのではないかなと思います。

 
      
ーーー
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講師:川畑のぶこ 心理療法家
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FROM 川畑のぶこ

今日は、TMさん(30代・男性・サービス業​​)
のご相談にお答えします。

 
【Q】レジリエンスという言葉を知ってから、
いろいろな心理学を学ぶようになりました。

学んだことを実践し続けて、
今ではすぐに認知の修正ができるようになりました。

3年以上大きなストレスはなく、
白黒思考や結論の飛躍などの不健全思考はほとんどしません。

ただ攻撃的な人から責められると
「意見を言うときはアサーティブに伝えるべきだ」など、
「べき思考」が働いていまいます。
このときのストレス度合いは3から4です。

出来事の直後に「どんなに共感できなくても
相手には考えの自由がある」と
バウンダリーを意識して気持ちを切り替えています。

自分としてはもっと穏やかな気持ちのままでいたいのですが、
これは自分に求めすぎでしょうか?

最近「何が起きても動揺してもイライラしてもいけない」
という考えがあることに気づきました。

もっと穏やに過ごすために
「こういうインプットや実践がオススメ」
という意見をお聞かせ頂ければ幸いです。

マインドフルネスやゲシュタルト療法など
興味のあることはたくさんあります。

 
【A】TMさん、とても勤勉ですね!
心理学用語がたくさん出てきて、
よく勉強されているのがわかります。

「レジリエンス」というのは
心の回復力、ストレスへの対処法、というような意味ですね。

風船が凹んだ時にポンッと跳ね返す力があるように、
私たちには、心が凹んだ時に跳ね返す力が備わっている、
そのことを指します。

また、いろいろと勉強・実践されるうちに、
認知の修正ができるようになったとのこと。

ものの見方や考え方が不健全な時に、
それを健全なものに変えることを「認知修正」と言いますが、
それができるようになられたのは素晴らしいと思います。

考え方を変えることほど難しいことはありません。
ブッダも、人間が最も執着するのはものの見方や考え方で、
執着ほど人間を苦しませるものはないと言っています。

それができるようになるということは
とても大きな安らぎをもたらすことと思います。

ただ、このような勉強をすればするほど、
TMさんもおっしゃる通りに、それができていない人のことも
気になるようになってしまうんですよね。

そして、それは「〜ねば」「〜べき」といった、
完璧主義思考から来ています。

完璧主義があると何事も苦しくなってしまいますね。
それを無理なく手放すためのヒントをお伝えします。

続きは、ビデオでお話しします……

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20221128

FROM 川畑のぶこ

今日は、はなさん(50代・女性・パート​​)
のご相談にお答えします。

 
【Q】昨年、一人っ子の息子の結婚を認めることができず、
いろいろとトラブルが起きました。
私の言動にも落ち度がありました。

そのことをきっかけに縁を切りたいとのことで疎遠になり、
今年、勝手に籍を入れ、名前も結婚相手の姓にしてしまいました。

住所も知りません。
書類を送るのも職場に送りました。

相手の親は、自分達で決めたのであればいいとのことで
私達には何の相談もなく、私は納得もできず
相手の親に対しても憤りがあります。

やはり、どんなことがあっても
こちらに相談すべきだと思うのです。

息子からは「すみません」と言われましたが、
私は受け入れられず、気持ちが落ち着きません。
元の関係にとは思うのですが、なかなかできないのです。

気持ちの中では、親子関係をなかったことにしたい
と思う気持ちもありますが、やはり、子どもなので、
いろいろと思い出すこともあり、とても複雑です。

全てを受け入れる気持ちにならないと無理だと思っていますが、
相手を認められない自分を責めています。

人からは、名前くらいたいしたことではないと言われたのですが、
私は、そんな風には思えなくて、苦しくて仕方がないです。

やはり、私の考え方や思考回路が間違いなのでしょうか?
ぜひ、アドバイスをお願いします。

 
【A】息子さん大好きな、母心あふれるご相談です。
はなさんは息子さんをとても大切に育ててこられたのでしょうね。

一人っ子ということもあって、
本当に手塩にかけて育ててこられたのではないでしょうか。

育児の最終的な目的というのは、自立。
子どもが親なしで歩んでいけるようになることですね。

そういった意味で、息子さんはかなり自立していらっしゃいますよね。

お母さんがどう言おうが、自分が決めたこと、自分が決めた人生、
自分が決めた伴侶、それを全うするんだという、
自立心旺盛な息子さんに育ったのではないでしょうか。

しっかりと親離れができていますよね。

ところが、問題は子離れですね。

息子さんへのはなさんの「愛着」が、
少々エスカレートして「執着」になってしまっている様子が窺えます。

息子さんとの関係性を含むはなさんの人生と、
息子さんご本人の人生とは、全く別のもの。

そこをしっかり分けて考えることが大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

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Cheerful,Old,Mother,And,Young,Adult,Woman,Talking,Laughing,Together,

Q:いつも川畑先生のアドバイスに
たくさんの気付きをいただき感謝しております。

大学生の娘のことでご相談させていただきます。
 
娘はHSPの気質を持っています。

友達の前ではとても明るく振る舞い
友人の悩みを自分のことのように悩み、励ましたり支えたり、
本当はとても繊細で優しく人の気持ちに敏感な心を持っています。
 
寮生活を共にする友人が親しくなってからは命令的に
こうした方がいい、そんな事してても駄目、など
テンションを下げる言葉を毎日言うようになり、
 会話の8割くらいがその言葉で、娘が辛い気持ちを伝えてきます。

娘のことを「操りやすい」と言ったこともあるそうで心配です。

友人は複雑な環境で育ってきたので、
2割くらい良いことを言ってくれると、その気持ちを信じて、
支えてあげたい気持ちがあるようですが。

娘に勇気がいることだけど、
自分の辛い気持ちを素直に相手に話した方がいいと言っても
寮生活も一緒で来年の留学先も一緒の大学で
とても言いにくいようです。

娘もメンタルがかなり辛そうで
留学への準備と不安も重なり心配しています。

娘にどのような言葉をかけたら良いのでしょうか?
 
【しろくまカフェ・50代・女性・主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

繊細な娘さんを思う
しろくまカフェさんの母心が伝わります。
 
HSPの人は感受性豊かで人の心にも敏感である一方で、
その共感力の高さが自分自身を
消耗させてしまうことがありますね。
 
おそらく、娘さんの友人は、
娘さんが彼女をよくわかってくれているという
安心感が得られるのでしょうね。

そして、素の自分を出しても受け入れてくれるだろう
という気持ちがエスカレートして
甘えになっているのではないでしょうか。
 
もし、支えてあげたい気持ちがあるのであれば、
サポーター自身の状態が整っていることが優先です。
 
空腹の人が相手にパンを与えるのは難しいように、
娘さん自身のニーズが満たされていないのに
友人のニーズを満たすためのをサポートするのは
不毛です。
 
ときには適度な距離をとって、休息したり、
自分自身の時間をもって充電することを
すすめてあげてください。
 
そして、相手のよきサポーターであり続けたいなら、
自分自身の限界を尊重して、
ときに相手にNOということも大切なサポートのうちで
あることを伝えてあげてください。
 
無理は続きませんし、無理をしていると、
徐々に相手に嫌悪感などの悪感情を
抱くようになってしまいます。
 
そしてそんな自分にも嫌気がさして
罪悪感を抱いてしまうことでしょう。
 
もしも、逆の立場で、
相手が自分に無理に合わせていたなら
どうだろうと考えてみると良いと思います。
 
「無理してまで合わせなくていいよ」
と娘さんなら思うと思うのです。
 
 
この機に、友人に、HSPについて
伝えることも良いと思います。
 
そのうえで、良好な関係を保つためにも、
できることとできないことがあることを
伝えてみるのは良いかもしれません。
 

しろくまカフェさんとしては、
娘さんがどんな状態であっても、
大切な娘であることに変わりはないということを伝え、 
くれぐれも無理をしないように促してあげてください。
 
どんな自分であっても、
かならずいつも受け入れてくれる存在が
この世に一人でもいたなら、
その人は前進する力を育むことができます。
 

母親として、娘さんには娘さんなりの
人生の課題があることを受け入れ、
  
HSPがバネとなって人生を豊かに
切り開くきっかけとなることも知って、
ぜひあたたかい眼差しで
見守り続けてあげてください。

 
      
ーーー
 
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20221003

FROM 川畑のぶこ

今日は、ふるふるさん(60代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】
はじめまして!
夫と実母との対応に悩んでいる60代の主婦です。

夫は、家庭の事情で中学校を卒業後に他県から出てきて、
伯母の家で育ち、高校を卒業後就職して、私と結婚しました。

私は、37年間共働きで2人の子供を育て、
55歳で早期退職して今に至っています。

私の仕事はフルタイムで、
夫も仕事が忙しく協力は得られず、
実家の母の多大な援助を受けて育てました。

夫は短気で、
子育て中もぶつかる事も多かったのですが、
夫の退職後に短時間勤務になったことから
共に過ごす時間が増え、
私のする事に文句をつける事が多くなりました。

その発言が、暴力的で、見下した物言いで辛くなります。

また、90代の実家の母は
昨年から骨折して入退院を繰り返し、
先月よりまた一人暮らしを始めました。

弟がいますが、他県におり、
私が一人で介護をしている状態です。

この母も昔から私に指示することが多く、
やることを非難され続けています。
「私のやる事を聞いていればいいんや」と自信家です。

夫と子供の関係も上手くいっておらず、
特に嫁いだ娘に対しては
「お前(私のことです)と一緒で、
やる事がのろまで考えなしだ」と非難します。

調子の良い時は気が利き親切ですが、
ちょっとした事で豹変します。
言い訳をすると怒りが増幅して、
ますますキレていきます。

黙っているのが一番かと思うのですが、
私の気持ちが収まらずつい言い返して炎上します。

しばらく無言の日が続きますが、
一週間程すると気がきき親切な状態に戻ります。
でも、また思い通りにならない事があると怒り、
口を挟むとキレていきます。

ここ数年、この繰り返しで
母の介護も重なり気分が晴れません。
どうして良いものか悩んでいます。

どうぞよろしくお願いいたします。
 

【A】
辛い状態に我慢して、耐えていらっしゃる
ふるふるさんのご様子が伝わってきます。

コロナの影響やライフスタイルの変化で
自宅で一緒に過ごす時間が増えたことによって、
関係性が変わっていく夫婦や家族はとても多いです。

ふるふるさんも、同じような状況に直面して
いらっしゃるのかもしれませんね。

特に、ご主人の暴言に対して
心を悩まされていらっしゃるとのこと。

ご主人も心のどこかで、
自分はここがいけないんだよなというのを
わかっているのではないかなと思いますね。

反省して、1週間後には親切な状態に戻る
ということなので、
頑なに自分の主張を通すというよりは、
どこかで自分が折れなくてはいけない
という勘もお持ちなのだと思います。

コミュニケーションの仕方を工夫することで、
関係性を修復することは十分に可能なのではないか
と思います。

お母様に関しては、お歳もありますし
ここから性格変えてくださいというのは
かなり無理がありますから、
ふるふるさんも介護で大変とは思いますが、
なんとかやり過ごすといういうことを
考えていくことは大事になってきますね。

その点において、サポートの手を増やす、
という視点は大切です。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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20220926

FROM 川畑のぶこ

今日は、YouTubeにて公開中の動画に
コメントをくださった Iku Kawaさん
のご相談にお答えします。

【Q】
私の父は、良いことも悪いことも、
どう思っているのかあまりわからないような父でした。

子どもの頃から父にどう評価されているかわからず、
今でも自分に自信が持てず、自己肯定感も低く、
人と接することがとても苦手で苦痛です。

家庭も持ち、仕事は会社の一人社長で
極力狭い人間関係で何とかやっていますが、
ずっと頭から離れないことがあります。

それは、この先、子どもが成人して、
親として最低限役目を果たせたら、
病気などで死ねたら幸せだ、ということです。

自殺は考えませんし、
こんなことを考えていることを人には言えず、
家族にも悩んでいるところは絶対見せませんが、
こんな私は病んでいるのでしょうか?

 
【A】
家庭人・社会人として、真面目にやってはいる、
でも、本当に私の人生これだけ? これで合っているの?と
虚しさや虚しさ、そして不安も感じている
Ikuさんの心情が伝わってくるお悩みです。

Ikuさんにとっては
お父さんがすごく重要な人物だったのですね。

父親の自分に対する評価が今ひとつわからず、
自分が合っているのか間違っているのかもわからない、
なので、自分に自信が持てなくなってしまった、
このような流れですね。

人の評価というのは正確ではないことが多いです。
その人の都合に合えば良い評価をしてくれますし、
都合に合わなければ
良い評価をしてくれないことが多いです。

また、心の中で評価していたとしても、
それを都度口に出して表現してくれる人ばかりではありません。

そして、それらはすべて
Ikuさんの真の評価ではありません。

Ikuさんのことを本当に正しく評価できるのは
他ならないIkuさんだけなのです。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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20220919

FROM 川畑のぶこ

今日は、まるこさん(40代・女性・公務員)
のご相談にお答えします。

【Q】
昨年11月に父が脳梗塞で倒れ、
左半身に麻痺が残ってしまいました。
コロナで面会もままならず辛い日々だったと思います。

その間、母や妹と携帯で連絡を取り続けてはいましたが、
次第に父と母の関係が悪化していきました。

昔から、妹の存在が私や家族の悩みの種でした。

仕事も続かず借金を繰り返し、親に肩代わりさせ、
夫にも逃げられ、小さい子どもを一人で育てつつ、
生活は困窮しています。

以前、苦言を呈した母を毛嫌いし、
もともと父にべったりだった彼女は、
父の入院中に父を洗脳、自分の味方につけた結果、
父は母を憎むようになりました。

先月下旬、父は自宅に戻りましたが、
高次脳機能障害のため感情と行動を抑制できず、
母に暴言や暴力を振るうようになりました。

妹は近くにいながら助けを求める母には応じません。
週末、母から金を取り、父を一泊預かるだけです。
私は遠方に住みながら、週に2度実家に泊まります。

母は父と妹を恐れ昔から言いたいことも言えず、
私には愚痴ばかり。
そんな母にも苛立ちながら、かといって、
老老介護の両親を放ってはおけません。

妹は何もしない、できないのに、
なぜあんなに威張り散らしているのか理解できません。

頭はよく、口が立つため、こちらが1言うと10返ってきます。
私が正論を述べると、反論しつつ多少納得はしますが
いかにも不愉快な様子。

私の夫は、あんな家族とっとと縁を切れとしか言いません。
私も本当はそうしたい。
妹がまっとうに生きていてくれたら
家族も破綻しなかったはず…と思います。

母だけでも引き取ろうと思っても、
母は病の父を見捨てられず、という状態です。

とりとめのない話で申し訳ありません。
家族と今後どのように関わっていけばよいでしょうか。

 
【A】
家族思いの、まるこさんのご相談です。

とてもお辛いですね。
家族なのに心が通じない、
家族なのに、いがみ合ったり、争ったり。

私たちは、家族に対する、
ある一定の理想像みたいなものを持っていますね。

サザエさんだったり、もしかしたら
ドラえもんののび太の家族もしれませんが、

「なんだかんだ言っても、和やかに仲良く心が通じ合っている」
……そんなのが家族という
デフォルトのイメージのようなものがあると思うのです。

そして、そこからずれてしまうと、
「家族なのになんでこうなんだろう」と
ストレスが大きくなってしまうのです。

でも実際、家族というのは本当にいろいろな形があって、
これが正解というものはありません。

そして、私たちは誰でも
一人ひとり、人生に課題を持っています。

ここは一度、まるこさんが持っている
「理想の家族像」を手放してみることをお勧めします。

 
続きは、ビデオでお話しします……

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