Valentine's day concept

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
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【Q】腹を割って人と話すことができません。

いつもメルマガを拝読しながら、
勇気づけられたり、涙することもあります。

海外在住10年で、国際結婚しております。

私は腹を割って人と話すことができません。
自分の悩みを相談したいと思いながら、
相手の反応が気になります。

私の話に耳を傾ける姿勢ではない人に話す気になれませんし、
親身になってくれる人である場合、
相談しても解決の糸口が見つからないと、
気分が重くなってしまい、申し訳なく思います。

また、『こんなことで悩んでいるなんてレベルが低い』
と思われるのが恥ずかしい気持ちもあります。

私は、自分がいつも何か間違っているように感じ、
自分のしていることに、いつも「これで大丈夫?」と思い、
「このままでは、いけない」と感じています。

どうせなら楽しく過ごしたいのに、
怒りや恨みで、過去のことを悔んだりします。
そんな自分が嫌で、気付くと自己否定しています。

夫と子供がおり、外から見れば普通に
幸せそうに見える家族だと思います。

でも、夫には(言語的にも性格的にも)
あまり深い話は通じず、あきらめています。

一方で、ちょっとしたことで、
つい子供にきつく当たってしまうことがあり、
後で申し訳なく思い、謝ることもあります。

「自分の気持ち次第で、今すぐに幸せになれる!」
というような言葉を目にし、そうやってみますし、
友達と楽しいひと時を過ごすこともありますが、
一人になると気分が沈みがちです。

今、自分はここで何をしたいのか、よく分からず、
ただ日々のルーティーンをこなす毎日を送っています。

時間があると余計なことを考えるので、忙しくしていますが、
ときどき何もしたくなくなります。

はつらつと元気に楽しく過ごすには、どうしたら良いでしょうか。

【40代 主婦・パート・自営業 ママン様】

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FROM 川畑のぶこ

【A】ママンさん、海外からいつもメルマガを
読んでくださりありがとうございます。

このように洋を隔ててメルマガを読んでくださっている方
の声が届くことは大きな励みとなります。

さて、人と腹を割って人と話すことができず、
自分の悩み相談も、相手の反応が気になってしまうとのこと。

おそらくママンさんはこれまで自分を満たすことよりも、
人のニーズのニーズを満たすことを優先してきたのでしょうね。
いわゆる「いい子」だったのではないでしょうか。

いい子のパターンというのは、ストレス下においては、
常に自分がダメで、相手はOKという状態に陥りやすいです。

実際は、どっちが正しいとか間違っているというわけではなく、
単にそれぞれニーズが異なるだけなのですが、
相手を満たせないと、自分に価値が無いかのような錯覚に
陥ってしまいます。

そこから無力感が生じたり、時として恨みの念が
湧いてきてしまうこともあるのではないでしょうか。

自分を置き去りにして、相手にばかり合わせてしまうことを
過剰適応と言いますが、虚無感や恨みの念などは、
このように自分を抑圧して相手に合わせすぎることから
生じてしまいます。

大切なのは、他人ばかり優先せず、
この世で最も自分に近く、最もよき理解者であるママンさんご自身が
自分のニーズに耳を傾けて、それを満たす、あるいは満たす努力を
してあげることです。

もしそれが出来ないというのであれば、
なぜ出来ないのか、あるいはしてはいけないのか
(=許可を与えられないのか)、
背景にあるママンさんの心理に目を向けてみてください。

「私は素のままでは取るに足らない人間だから、
なんとか取り繕って生きなければいけない」という思いが
心の底にないでしょうか?

自分が自分を評価できていないので、
他人から評価されることで心の穴を埋めようとしてしまって
いないでしょうか。

自分に最も近い自分自身が、自分を大切に出来ていないのであれば、
自分より自分のことを知らない他人に大切にしてもらうというのは
とても難しいことです。

ちょっと想像してみてください。

ママンさんがさして価値があると思っていないものを、
自分が大切にできないので、他人に気に入ってもらい、活用して
もらって価値を見いだそうと、あの手この手を駆使して
気に入ってもらったならどうでしょう?

大満足で安心できますか?
深い喜びや充足感はありますか?

それとも、やがて綻びが出て価値がないことが相手にばれるのでは
ないかと、恐れが出てくるでしょうか?

宇宙には真理があります。
それは、価値のないものは存在しないということです。
存在し得ないのです。

これは単なる精神論ではなく、物理学的にも正しいのです。

もちろん、自分や他人の好みや都合どおりのものであるか
どうかはわかりません。

それでも、全てのものは、直接的であれ間接的であれ
相互にかかわり合って存在しています。

ママンさんが存在しなければ(何かをしなければではありません)
存在し得ないものがたくさんあるのです。
そこに丁寧に目を向けてみてください。

多少いびつなところがあっても、時として失敗することがあっても
弱い部分があっても、それもぜーんぶひっくるめて
私は私としてOKである。

唯一無二の個性や魅力を備えた価値ある存在であるという姿勢を
ママンさんの大親友であるママンさん自身が育まれてください。

自己充電が出来るようになると、夫や周囲から同意を得ることで
満たされる必要が減ってくることに気づくでしょう。

人と腹を割って話ができるようになりたい…

人に腹を割る前に、まずママンさんご自身が、
自身に腹を割って語りかけ、
思いやりを持って接してあげてください。

ジャッジすることなく、ていねいに
大親友である自分を理解しようと心がけてみてください。

自分の負の部分もひっくるめて包み込むことができたなら、
みんなから好かれることで自分の価値を見いだす必要が
なくなってくるでしょう。

万人に好かれる必要は無いということに気づいたなら、
無理をしなければ続かない関係は断っても良いという
勇気や潔さが芽生えてくるでしょう。

本音の私、素の私の価値を見いだせる人だけ私の周りに残ってね
と、しばりから解放されて心が自由になることでしょう。

私が求めるのは他人の評価ではなく心の自由であるということを
常に思い出してみてください。

ママンさんを自由にできるのはママンさんだけです。

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