断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
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Q:他界した弟のモノを処分するのが苦しいです。
片付けの悩みです。
まだ勉強を始めて日が浅いため
どのように片付けたらよいのかわからないモノがあります。
それは、4年前に他界した弟のモノです。
私たち家族は弟が他界したのをきっかけに、
独身だった弟が所有していたマンションに引っ越してきました。
とても綺麗に片付いた部屋でしたが、
洋服などのモノが大変多くまだ綺麗で
私も子どもも着ることができますし処分しかねております。
ブランド物も多かったため、今年になって
少しオークションに出品して処分しましたが、
お金になって返ってきても気分がスッキリしないのです。
大量の洋服もゴミにするのは辛いです。
そのモノたちがなくなってもなにも困らないどころか
家はスッキリするし、弟は心の中にいるのだから問題ないと
自分に言い聞かせても、やっぱり処分しようと思うと苦しいのです。
それらがあることで安心できているのです。
しかし、家の中は弟のモノと
私たち家族のモノで明らかに定員オーバーです。
どのように弟のモノ、自分の心と
折り合いをつけたらよいのでしょうか?
どうかアドバイスをお願いいたします。
【女性・46歳・パート】
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FROM 川畑のぶこ
大切な家族の遺品整理は心が痛むものですね。
モノはモノであってモノでないことの
代表的なシチュエーションだと思います。
遺品に関しては、心の整理が出来ておらず、
故人のモノがあることで残された家族が安心感が得られるのであれば、
それはまだ心が使っているということなので、
無理に捨てる必要は無いでしょう。
「捨てねば」と思えば思うほど、
胸が引き裂かれるような気持ちになるのではないでしょうか。
喪に服する期間というのは人それぞれです。
年老いた親であれば数年であっても、
若くして他界した兄弟などは、4-5年経っても
心理的な喪が明けないこともあるでしょう。
どうか自分自身に厳しくならず、優しくなってください。
傷ついた皮膚をかさぶたが覆うように
しばらくは喪失感に傷ついた心を
弟さんを思い出させてくれるモノたちが覆ってくれているのだと
受け入れてあげてください。
それでも、流石に量が多すぎて日常に支障をきたしているのであれば、
もし、その状況を弟さんが見たなら何と言うか考えてみてください。
遺品を断捨離したいのになかなかはかどらない場合は、
「捨てねば」と、捨てることに焦点を当てるのではなく、
「何を残そうか」と、残すモノを選び抜くことに焦点を当ててみること
をおすすめします。
大量の服があるとのことですが、
服の中でもご自身やご家族が弟さんを身近に感じることができるものも
あれば、弟さんが着たり纏ったりしているところをいちども見たこともなく、
弟さんの存在をさほど近くに感じられないものもあるでしょう。
安心感を得るために、必ずしも大量に、残されたそれら全てのモノを
持っている必要はないのだということを思い出してください。
最も弟さんを感じることができて、安心感が得られるモノ
を選び抜いてみてください。
1 件のコメント
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