Save time.

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をあなたにシェアします。
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Q:時間にアバウトになれたのはいいですが…

私は、最初の発病で、「もう頑張るという言葉は使わない」と決め、
自分に出来るだけ負荷をかけないようにしてきました。

そして、2度目の発病で、
何でも完璧にせねばとか急がねばと己を駆り立てる癖が
完璧に消えました。

時間に支配されないよう、腕時計をせず、
行動計画もアバウトに、マイペースを意識してきました。

ところが今、その「時間」について、困ったことが起きています。

つまり、約束時間をあまり気にしなくなったのです。

あれほど時間でキッチリ動いていたのに、
「遅れちゃったー」と、ケロリとしている自分に唖然です。

これは、社会性の欠如でしょうか?

時間を守るとは、社会人としての基本中の基本である、
と職員教育してきた自分が信じられないのです。いい意味で。

今までがキッチリし過ぎで、今はチョッと問題が・・・
というところでしょうか。

どのように捉えたらよろしいでしょうか?
ご助言をいただけましたら、幸いです。

【40代・女性・匿名】

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A:
FROM 川畑のぶこ

自分自身に対して完璧を求めたり、常に急ぐことを強いたりすることは
心身共に疲弊することですね。

病気を繰り返しながら、それらを解除できるようになったのであれば、
それはすばらしい恩恵ではないでしょうか。

ただし、過ぎたるは及ばざるがごとし、
両極端になるのであれば、結局それは不調和を招いてしまいます。

もしも、社会的な調和は自分の人生から削ぎ落としてよいという潔さ
があれば、それはそれでよいと思います。

あるいは、時間の観念に縛られない文化や価値観を持っている人も
世の中にはいますから、
そのような人たちと調和的に生きることも選択肢の一つでしょう。

人生の価値観はさまざまです。

もし、そうではなく、時間や約束を守ることは大切だと思っているし、
願わくば、そのような価値観を持つ人たちと関わり合いたい
というのであれば、課題を乗り越える必要はありそうですね。

今は、これまでがあまりにもきっちりしすぎていたので、
そのことへの反発から一気にバランスを取ろうと、
勢い余って対極に振れている時期かもしれません。

北極に行ったら寒かったので、一気に南へ向かったら
今度は南極に到達してしまったという状態
に似ているのではないでしょうか。

そうであればまた北へゆったり向かってみると良いでしょう。

ちょうど赤道直下あたりで
心地良い南の島にたどり着くかもしれません。

まだ自分はそんな旅の途中にいる、
二度目の発病が2ndステージであるとするなら、
3rdステージに向かっているプロセスと考えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、そのステージをわざわざ病気でクリアする必要はありません。
病気を使わなくても、率先して自分が心理的にも社会的にも
心地よいと思えるような領域を見つけてみてください。

時間を守るか破るか、白黒はっきりさせる必要はなく、
ときにはきっちり引き締め、ときにはゆったりと緩めるなど、
試行錯誤しながら前進してよいと許可を与えてあげてください。

「なんとなくこのあたりが調和的で良いな」
という感覚が得られたのであれば、その感覚を大切に、
その域に入ることを心がけてみると良いかと思います。

ぜひ気楽に取り組まれますように。

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