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皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

2015年も、いよいよあと4日となりました。
皆さん、今年はどんな年だったでしょうか。

私自身は、じつにいろいろなプロジェクトに取り組みました。

ティク・ナット・ハン禅師率いるプラムヴィレッジの来日ツアーに絡めた
イベントを聖路加国際病院で開催したり、ダライ・ラマ法王の主治医であり
チベット仏教僧侶でもあるバリー・カーズィン先生を招聘して、
がん患者さんと家族のための心のケア「ハートシェアリングフォーラム」を
開催したりしました。

仕事以外では、沖永良部島民謡のCDを作ったこと。
私の親戚や家族同然の友人たちがつくったバンド、「遊弦会せりよさ」
http://yugenkai.amamin.jp/ というバンドのCDをプロデュースし、
11月から発売になりました。

「せりよさ」というのは、沖永良部島の古い呼び方です。
CDジャケットの写真に使われている浜は、沖永良部で私が一番好きな
「うっぱ浜」という、島の人もあまり知らない、秘密の入り江です。

これは死ぬ前にやりたかったプロジェクトだったので、
今年これを完成できて本当によかったなと思っています。

もし、沖永良部島の民謡ってどういうものなのか、興味のある方が
いらっしゃれば、ぜひお買い求めください。
タワーレコードやHMV、アマゾンなど、ネットでも全国流通しています。
川畑のぶこプロデュースですよ(笑)。

私は、年末年始は本当はこの沖永良部島に帰りたいのですが、
今、両親が治療で東京に出て来ているのもあり、それはできません。
なので、今年はこちらで家族みんなで集まって、このCDを聴きながら、
沖永良部の空と海を感じて、和やかな年末年始を過ごしたいなと思っています。

皆さんも、どんな年末年始になるか、楽しみですね。

さて、今年最後になりますが、今日も皆さまからのご相談に、
僭越ながら私なりのアドバイスをさせていただきたいと思います。

今回は、59歳の自営業の女性からご相談をいただきました。

「愚痴っぽい、心身不調の夫への接し方」についてです。

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10年あまり前から鬱(うつ)状態の主人への気配りについて、
どうしていいのか分からなくなります。

お酒を飲むといわゆる「愚痴」っぽくなり、
「死にたい 楽になりたい 別れたい」と言いながら、私をなじっては、
家を出て警察の保護室に入ったりで、嫌な思いや怖い思いをしたものです。

今は少しは落ち着いて、バイトに行ったりして、私はずいぶん楽になりました。

本人の気持ちはどこまでかは分かりませんが、孫たちと遊んだり、農業をしたり、
落ち着いているのでは、と思っておりますが、根本的に楽になりたいみたいです。
気持ちが、か、身体が、かは分かりませんが……

最近は糖尿、高血圧、動脈硬化などがあり、薬も処方され、
身体を動かすことがおっくうみたいです
(足に動脈硬化があり歩かないといけないにも関わらず、痛くて歩いていません)。
朝から寝るまで、「身体がだるい、痛い」の連発で、聞いている方が、気が滅入ってきます。

何とかしてあげたい気持ちとイラつく自分で言葉をかけることができません。

私ができることは何だろう?と自問自答しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~

ご主人が精神的にも身体にも辛い状態の中でサポートするというのは、
ご相談者さんご自身も、第二の患者のように辛い状態ではないでしょうか。

そして、そのような中で本当によくやってきているなと思います。
どのように気配りしたらいいか、できることは何かあるだろうかと、
相手に思いやりをかけているのも、本当に素晴らしい姿勢だと思います。

相手を変えることはものすごく難しいですね。
自分自身を変えることも、なかなか難しいですけれど、
それが相手になるとなおさらのことです。

ですから、ここではまず「割り切り」の考え方をとり入れましょう。

常に近くにいるご主人のことが、どうしても気になるのは当然ですが、
彼には彼の「プロセス」がある、彼には彼の「課題」があると、
まずは基本的に割り切ることが必要です。

そして、その上で初めて、自分がどう関わることができるか
を見ていきましょう。

ご相談者さん自身が「〜せねば」と、脅迫的に自分に課題を課すのではなく、
ここはひとつ、「好奇心を持って観察する」という姿勢を持ってみてください。

具体的にどのように「観察」し、その後どう対応していけばよいのかは、
ビデオでお伝えしますね。

また、夫婦間でも適度な距離感というのは大事です。
ご相談者さんが自分自身を満たす時間をぜひつくってくださいね。

サポーターが質の伴ったサポートをしようと思うとき、サポーター自身の
エネルギー状態が安定している、高まっているということはとても重要です。
ご自身の「ニーズ」を満たすことも、サポートの一環です。
心の充実、身体の健康には、ぜひ気を配ってくださいね。

私の師匠であるサイモントン先生が、彼のお父様の最期のケアにあたって
いらっしゃったときの、自身の「ニーズ」の満たし方について、
ご参考になる点が多いと思いますので、シェアさせていただきます。

続きは、ビデオでお話しします。
https://youtu.be/03Z4r09wk_M

そして、皆さま、どうぞよいお年をお迎えください♪

PS
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