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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、ローズさん(40代・専業主婦)からのご相談にお答えします。

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結婚を機に退職、引越をしました。現在、車を運転しなくても生活できて
いますが、今後、運転できた方が再就職する際などに可能性が広がるのでは
ないかと思うようになりました。でも、運転が怖いです。

約20年ペーパードライバーです。運転が怖い理由は、事故を起こして人を
傷つけたり、相手に怒られたり、相手にしつこくつきまとわれたうえに、
お金を取られたりするのが怖いからです。自分はパニックになると
アクセルとブレーキを踏み間違えたり、とんでもない事故を起こしてしまい
そうで怖いです。

過去に、母が車を運転中、自転車に乗っていた中学生とぶつかりそうになり、
相手に怪我はなかったものの、怒鳴られて、父と菓子折を持って謝りに行き、
相手の親にも怒られた件があったと聞きました。

別件で、最近、父が運転中、相手の車とぶつかった際、お互いが過失を認めず、
相手が強い口調で言ってきたので、父は早く解決したくて自分に非があると認め、
結局父の過失が多くなり、お金を多く払うことになった件がありました。
こういう話を聞いたりして、自分は恐怖心を持ってしまったのだと思います。

また、自分は怒られないように真面目に生きてきました。プライドが高いの
かもしれません。先日、夫の車(ミニバン)で夫に助手席に乗ってもらって
スーパーの駐車場で練習していたら、警備員に注意されてしまい、落ち込み
ました。次は別の駐車場で練習しましたが、また注意されるかもしれないと
焦っています。

4月からペーパードライバー教習を受けて、今のミニバンより小さい車を購入
して練習できたら一番いいと思うのですが、なるべくお金をかけずに克服
できる方法はないでしょうか? 一人で海外旅行に行くことはできるのに、
相手に迷惑をかけてしまうことには臆病になってしまいます。
先生はどう感じられますか?
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私の知識不足もあり、どんな所で練習していいのかということを明確には
把握できていないのですが、常識的に考えて、駐車場は不特定多数の人が
車を停めたり出入りしたりする場所ですから、運転の練習はやっては
ならないでしょう。

もしそのような場所で事故になると、ローズさんがいちばん恐れていること
が起きてしまう危険性もありますね。

今回のご相談については、
 1)運転そのものについて
 2)思考パターンについて
の2点から見ていきましょう。

まず、運転そのものについて。

現在は運転をしなくても生活ができているということですので、
もし運転に対して恐怖症のような状態があるのであれば、再就職の際、
運転を必要とするものは、当面はやめておいたほうがいいと思います。

運転をしなくてもよい別の仕事をしながら、並行して、運転の練習を
ご主人にもヘルプしてもらいながら行っていくのが健全ではないでしょうか。

次に、思考パターンについてです。

ペーパードライバー歴が長ければ、運転が怖く、不安があるのは誰でも当然
ですが、ローズさんの場合は、お母様の件とお父様の件も背景にあるとのこと。

私たちは、家族、特に親の行動には影響を受けますし、それを模倣しやすいです。
だから、親が気をつけなさいと言うことには子どもも気をつけるという流れが
自然でもあるのですが、解釈を誤ってはならないのは、お父さんやお母さんの
身に起こっていることが、一般に適用されるわけではないということです。

お母さんが事故を起こしたから、自分もそうなるとは限りません。お父さんが
言われたようなことを、もし今後、同様に言われたとしたら、今度はローズさん
が「NO」と言うこともできますし、第三者に入ってもらうこともできるわけです。

まずそのシミュレーションをしてみましょう。父や母の、長い人生の中の一つの
ケースが自分にも当てはまるという思考パターン(「過度の一般化」と言ったり
します)から抜け出すことが必要です。

続きは、ビデオでお話しします……

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