毎回、メルマガで川畑先生のアドバイスを読み、
生活していく中で生かしたいと努力しております。
自分なりに、少しずつ変わってきているつもりでいたのですが、
なかなか悩みが尽きません。
今 辛いのは、主人との関係です。
主人は私に対して、優位にいたいという態度が以前から強く、
私が主人より楽しくしてると機嫌が悪くなるように感じます。
主人の母と同居してるのですが、
たまに私が実家の家族と仲良くしてると、
主人の母にもっと尽くせみたいなことを要求してきます。
私はずっと義母と一緒にいて、充分我慢してるつもりですし、
実家の両親より義母の面倒をみてきました。
こういうことが続くと、
実家に行けば、また私が嫌なことを主人がしてくる気がして、
実家にいくことを心から楽しめなくなります。
実家以外のことでも同じです。
Me firstでいたいと思うのですが、
Me firstでいようと努力しても主人に壊される気がして悔しいです。
アドバイスお願いいたします。
【みい・50代・パート】
―――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ
ご主人や姑さんとの関係がぎこちない中、
なかなかMe Firstになれないみいさんなのですね。
それでも、少しずつ前進できているとのことですので、
この「少しずつ」を大いに称えてあげてください。
私たちは(とりわけ現代の日本人は)、どうしても結果を急ぎがちですが、
夫婦や家族関係に関しては、何年も何年もかけて、
時として、一生かけて取り組む課題なのかもしれません。
ですので、鷹揚な気持ちを持って、
まずは至っていない部分ではなく、これまでの努力の軌跡を、
みいさんご自身がきちんと承認してあげてください。
ご主人の姿勢に関しては、
どこかで妻が自分や自分の家族に自己犠牲的に尽くすことで、
自分(たち)の価値を確認したい気持ちがあるのではないかと思います。
これは、裏を返すと、ご主人自身が自分自身や家族の価値を疑っている
ということでもあります。
「私(たち)が大切な存在なら、あなたの家族やあなた自身のことより、
何よりも優先して、自己犠牲的に私(たち)に尽くすべきだ」という、
少々いびつな尺度で価値や愛をはかり、その関係を保とうとしているのですね。
このこと自体は、基本的に彼自身の課題ですので、
みいさんがそれを望まない限り、彼の思い通りに行動することで
忠誠を示したり、愛を示したりする必要もありません。
もし、そのような姿勢を貫くのなら、
互いの依存を強めてしまいますので注意が必要かと思います。
ただし、そんな彼のいびつな背景も理解してあげた上で、
対応するのは賢いかと思います。
私の忠誠や愛は、あなたや家族を「常に」優先することによって示されるもの
ではないことを、丁寧に敬意を持って伝えてみることをお勧めします。
日々、食事を作ったり、家事をしたり、常にではなくとも、
多くの場合、自分のことより相手を優先したりして、
みいさんなりに忠誠や愛を示していることを伝えてみてください。
また、もし、「常に」ご主人や姑さんを優先させることが、忠誠や愛の証なら、
彼にも自分への愛や忠誠を示すのに、同じように行動することを
依頼してみるのも良いかもしれません。
ご主人が、みいさんの思い通りになることで、
同じように愛をはかるならどうか、という問いです。
もし、思いやりや愛ある関係なら、
どちらか一方のみが、常にもう一方を満たし続けるという構造は
成り立たないはずです。
それではまるで、主人と召使のような関係です。
私たち一人一人が幸せを追求する権利があります。
みいさんが、幸せだと感じることを感じて良いのだと許可を出して、
ご主人にそのことを伝えてみてください。
私が幸せを感じることは、
あなたや家族を蔑ろにすることにイコールではないのだと。
むしろ、ご主人や姑さんとも調和的に良い関係を持ち続けたいからこそ、
自分自身の時間も時として必要であることを。
ご主人の思い通りの形ではないけれど、みいさんなりのベストを尽くして
いることを理解して欲しい、と伝えてみてください。
また、常にご主人の思い通りにはならないかもしれないけれど、
それは価値観やキャパの問題であり、相手への愛や誠実さとは関係のないこと、
そのように愛をはからないで欲しいということも、
リクエストしてみてはいかがでしょうか。
Me First というのは、
常に自分の思い通りにことが運ぶということではありません。
自分も相手も貶めることなく、相手をコントロールすることなく、
それぞれの権利をきちんと尊重して、幸せになるための努力をする姿勢です。
それは大変な努力を意味します。
ぜひ、寛容な気持ちを持ちつつ、その努力を惜しまないでください。
ーーー
★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
毎週水曜の「断捨離」メルマガおよび、
毎週月曜の「ココロの学校」メルマガで、
川畑のぶこがお答えします。
ご質問はこちらからどうぞ。