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Q:2年程前にサークルで親しくなった人がいます。

1年前に県外に引っ越され、その後はFBでたまにコメントする程度で、
個人的に会ったり連絡し合う仲ではありませんでした。

今年、あるイベントで再会し、
バスに乗り遅れたので泊めて欲しい、と頼まれ我が家に泊めました。

最近も、また同じイベントがあり、また泊めてと言われ泊めました。

前回は手ぶらで、今回も千円程度の菓子だけで、
また今後も泊まるつもりのようで、あまりにも軽く考えているようでした。

数日後、やっとお礼メールがあった際、
「泊めるのは、今回までね」と理由を言わずに伝えたら、
「何か失礼があったらすみません」と、わかってないようなので
「泊めるのは、布団や食事の用意や片付けが大変なんです」
と言ってしまいました。

次に泊めてと言われた時に断わり、今は波風立てない方が良かったのか、
言わなくても言っても心がざわつく感じです。

彼女から、まだ返信はありません。
どんな対応が良かったのでしょうか?

【かずぽん・50代・歯科衛生士】

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A:

FROM 川畑のぶこ

自分にとって負担なことを相手が気づかずに求めてくる。
それに応じてきたけれどもこれ以上は無理なので、それをストレートに伝えた。

でも、その伝え方でよかったのか、相手を傷つけていないか、
と悩んでいらっしゃるのですね。

かずぽんさんが自分の思っていることを伝えたのは正しい判断だと思います。

このまま無理を続けていたら、どんどん相手を嫌いになってしまいますよね。
それは相手の望むことでもないと思います。

おそらく、相手の方は、他の人たちとも、ひとたび仲良くなれば
気楽に泊まったり泊めたりするタイプの方なのかもしれませんね。

私たちは、自分のごとく相手のことを考えがちですから、
自分にとって負担でないことは、相手にとっても負担でないと思いがちです。

あるいは、自分は負担なことは断るから、
相手が断らないのであれば、それは負担ではなく、好んでしてくれていること、
と思っているかもしれません。

もちろん、中には使えるものはなんでも使えと思っている人もいるでしょう。
その場合は早々縁を切ったほうが良さそうですし、
縁の切り方(伝え方)にこだわる必要もなさそうですね。

いずれにせよ、相手と自分は違うことを理解することは、
この類の問題を悪化させないために必要な姿勢ではないでしょうか。

かずぽんさんからすれば、負担となることを軽々しく頼む人ですが、
相手からすると、負担ではないから軽く頼めたのかもしれません。

この辺の価値観は確かめてみないことにはわかりません。

できるだけ波風立てずに相手に自分の価値観を伝えるには、
「私にとって」という言葉でコミュニケーションを始めると良いと思います。

「あなたが非常識だ」という文脈で伝われば、これは関係を悪化させるでしょうが、
「私はこういうタイプなんだ」と伝われば、不要な摩擦は避けられるでしょう。

たとえば、

「…気軽に泊まったり泊まらせたりする人もいて、
〇〇さんは誰も分け隔てなく泊めるタイプなのだと思います。
そうなれたら楽だろうなぁと羨ましく思う部分もあります(^-^)

けれど、私は自分の家に誰かを泊めるとなると、あれこれ気を使うタイプで、
その相手が誰であれ、物理的にも心理的にも負担になるタイプなのです(>_<)

〇〇さんとはこれからもお互いに気負いのない良い関係でいたいので、
一緒に外で食事をしたり、お茶をしたり、イベントに参加したりするのは
とても楽しいし、これからもご一緒したいのだけど、
お泊まりだけは次回からNGにさせてね!」

などといった具合です。

あなたの問題でなく、私の問題として話をします。

相手を批判することなく、相手の気づいていなかった問題に気づかせる
チャンスにもなるわけですね。

どちらが「正しい」「悪い」ではなく、
私たちは単純に「違う」のだと、理解できれば十分なわけです。

違いがなくて当然という考え方が全ての摩擦を生みますから、
ここはお互いに柔軟性を育むトレーニングと思って、
相手と接してみることをお勧めします。

違いはあって良いのです。

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