Q:お酒をやめたいと思いつつ、なかなかやめることができません。
いわゆる『キッチンドリンカー』状態が10年以上続いています。
やめることができたときもあるのですが、結局飲んでしまいます。。
また、お酒を飲むのは、夫から逃げるためでもあります。
夫とは、10年ほど家庭内別居に近い状態にあります。
夫はまじめに働き、タバコもお酒もやりませんが、性的欲求が強く、
3人目を産んだ後、そんな夫についていけないと感じました。
それでも夫は自分に必要な事だからというので、
嫌々応じてきましたがやはり辛く、また私の辛さを理解してくれず、
本人はそう思っていないと思いますが
セックス中に傷つくことを言われたりされたりしたことが許せず、
今は挨拶や対話もしなくなりました。
このままではいけないと思い、少し夫に歩み寄ったところ
セックスに誘われました。
無理やりされる事はありませんでしたが、
自分が『嫌だ』と言えなかったことが
なんとも悔しいというか空しいというか・・。
また夫を避ける生活をしています。
正直、土日は夫が家にいるので、とても辛いです。
今の状況は、自分自身を追い詰めていて辛く、
なんとかしなくては・・とも思うのですが、
正直どこにも相談に行く気にもなれません。
以前(かなり昔ですが)、カウンセリングや病院に行きましたが、
『セックスは神聖な事だからしなさい』的な事を言われたり、
私の悩みは大したことないといった感じの対応をされ、
誰を信用していいかわからなくなりました。
小さい頃、両親はフルタイムで働いて、私の話を聞いてくれることはなく、
父に関しては『口答えするな!』と言われて育ったので、
夫に意見するのがとても怖いです。
以前、意見を言ったら、普段は怒鳴ったりしない人ですが、
怒鳴られたことがあります。
何を言ってるのかわからない文章になりましたが、
こんな私にアドバイスを頂ければと思います。
【lumi・40代・パート】
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A:FROM:川畑のぶこ
夫との夫婦生活が辛くなり、そのことを夫はじめ、周囲もそして専門家も
理解してくれない、孤立無援の状態なのですね。
まず、カウンセリングに関しては色々なカウンセラーがおり、
カウンセリングスタイルもさまざまです。
ですので、マッチングがうまくいくこともあれば、いかないこともあります。
ですので、いちど試してみて効果がなかったからといって、
すべてのカウンセリングや精神治療が無効だと捉えるのは誤っています。
何件か別なカウンセラーを尋ねてみることをお勧めします。
専門家や医療期間によっては、
アルコール依存の方たちのための患者会なども提供しています。
アルコール依存にはグループ療法が効果的なことはわかっていますので、
そのようなことも念頭にアンテナを立ててみてください。
また、コミュニケーションに関しては、
相手や周囲の空気を読みすぎて、状況に合わせやすい人には、
本人にとって状況が深刻であるにもかかわらず、
伝え方が妙に落ち着いていたり、ごまかしの笑顔があったりして、
相手に辛さが伝わらないこともあります。
本人も無意識では
『べつにたいしたことではなく、私が考えすぎなのだ。』
とか、
『私が問題なのだ』
と、問題を過小評価していることがあります。
カウンセラーや治療者だけでなく、ご主人との関係も然りで、
相手を傷つけたく無い気持ちや面倒をおこしたく無い気持ちがあいまって、
重要なことなのにオブラートに包んだものの言い方になってしまったり、
これまでのパターンから、どこかで諦めてしまっている可能性があります。
lumiさんの辛さが相手が考えているよりも深刻であることは
ひとつの課題かもしれません。
伝えるときは、lumiさんが相手に合わせたり配慮しすぎたりしてしまう傾向から、
真に伝えたいことがきちんと伝わらないことを恐れているということも
伝えると良いでしょう。
また、大切なことを伝えようとすると相手に怒鳴られたり、
ねじ伏せらてしまうのを恐れていることも伝えてみてはいかがでしょうか。
もし、面と向かうとなかなか言葉が出てこないのなら、
手紙を書くのも良いと思います。
手紙は相手が冷静なときに読むことができますし、
lumiさんにとって重要な課題であることも伝わりやすいでしょう。
ぜひ、恐れずに率直にご自身の気持ちを伝えてみてください。
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