Q:40代主婦です。
急に込み上げてくる不安と怒りをコントロールできずにいます。
去年、主人の不倫が発覚しました。
結婚して16年が経ち子ども達の成長を共に喜び、
迷いながらも仲良く過ごしていたのに、、、
私は両親不仲な中で育ちたくさん嫌な思いをしたので
子ども達にはどうしても同じ思いをして欲しくありません。
主人とはお互いの真の気持ちや、どうしたいのか、
子ども達への想い等たくさん話し合いました。
不倫相手とは発覚後、直ちに関係解消し
一切の連絡もしない旨を、対面してお約束しました。
私は体調を崩しもう全てを放り投げたい気持ちになりましたが、
主人と積み重ねてきた20年の月日には
楽しかったことがあり過ぎるくらい幸せに過ごしてきたこと。
子ども達には安心できる家庭でありたいことなどを思い、
夫婦関係を修復することを選択しました。
まだ完全に溝は埋まりはしませんが、後悔はしていません。
ただその最中に襲われる不安や怒りと
どう向き合っていけば良いのでしょうか。
【たえ・40代・主婦】
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A:FROM 川畑のぶこ
20年の月日を共にし、苦楽を分かち合ってきた夫の不倫、
相手の誠実さを信頼していればいるほど、
それまでの全てが否定されたような
暗澹たる気持ちに襲われることと思います。
私たちの人生にはときとして予期せぬ事件や事故、
また病気などとの巡り合わせがあります。
「なぜ自分?」とその理不尽さに頭が真っ白になり、
そこからどのように人生を立て直していってよいか、
まったくわからず、しばし人生が止まってしまう
ような感覚に襲われることもあるでしょう。
たえさんは、ご主人ときちんと話し合いをされ、
関係を修復することを選択されたとのことで、
とても勇気ある決断をされたと思います。
ご主人もそのことを反省され、
関係修復の努力をされているのであれば、
人間は過ちを免れない存在であること、
だからこそ結婚を含む、契約や約束などが存在すること
(違反がない前提なら約束もいらないのです)を思い出してください。
そして、人間はまた過ちから多くを学び、成長できることも
事実であることを思い出してください。
怒りや不安の解毒剤は、理解です。
ルール違反を表面的に罰することは簡単にできると思います。
ただし、そこにたえさんの真の癒しは存在しないのではないでしょうか。
どうして私(たち人間)はこのような問題を起こすのか。
あるいは、これらのことを苦しみとするのか、ということを
深く理解しようとすることで、気づくことがあるのかもしれません。
今回の事件で違いが学べることは何か、
それをバネに未来にどのように違いをつくれるかということに
意識を向けていくことをお勧めします。
怒りが湧いてきたときは、
過去やネガティブな事象に過度のエネルギーを注いでいる自分に気づき、
呼吸に帰り、その注意を、今、身の回りに起こっている好ましいことや
ありがたいことに向け直すことが有効です。
このような努力はたえさんの苦しみを取り除くだけでなく、
ご主人がたえさんと一緒にいることの豊かさを
再認識することにも繋がるものではないでしょうか。
怒りの種にただ水やりをせず、安らぎの種に水やりをしてみてください。
時と共に、やがて溝は浅くなっていくことでしょう。
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