FROM 川畑のぶこ
みなさんは「リトリート」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
英語で”Retreat”は直訳すると
「避難所」とか「隠れ家」、という意味になるのですか、
日常の困難から離れて、静かで安全な場所に身をおくことをこう呼びます。
現代では、日々の喧騒から離れて、心や体を休ませ滋養したり、
穏やかさの中で自分自身と深く向き合い、
心身の健康を増進させたりするための転地療養の場に
このリトリートの概念が用いられています。
リトリートはRe-Treat、すなわち
「再び」+「もてなす」という意味でもありますから、
日頃ないがしろに扱っている自分自身を
丁寧にケアするという意味でもあるわけです。
私は今、伊豆高原のリトリートにいます。
サイモントン療法の6日間の滞在型研修で、
がん患者さんやご家族の、また、
同メソッドを学んで、仕事やより豊かな人生に役立てたい
インターンのみなさんとのリトリートですが、
オーガナイザーである私自身にとっても、この場はリトリートです。
海と緑に囲まれ、鳥の声で目覚める毎日。
滞在先の施設は個々のリクエストに応じてくれて、
私は3食マクロビで上げ膳据え膳、
コンコンと湧く温泉に身を浸しながらの6日間は夢のようで、
疲れを癒し、自分自身を取り戻すのに絶好のロケーションです。
ところが、それより何より素晴らしいのは、
調和をつくりだそう、穏やかさを取り戻そうと、
そこに集まり互いに学び合う人々のエネルギーです。
この集団力動は、言葉では言い表せない癒しのエネルギーを放ちます。
ケンブリッジ辞典ではリトリートを、
「何かをすることをやめたり、問題を作り出す考えを持つことをやめること」
と定義しています。
集団で何かをすることはパワフルですが、
集団で何もせず静けさの中に身をおき、すなわち、
瞑想的な時間を過ごすことのパワーが素晴らしいのです。
まさに、心の断捨離です。
今回のサイモントンのリトリートでも、
参加者のみなさんとともに、過剰な活動を控え、
こころ、からだ、スピリットの調和をテーマに学びを深め、
グループワークでは相手の話にじっくりと耳を傾け、気づきを得ています。
私たちは日頃、話すことにも急ぎ、聴くことにも急ぎすぎています。
この、じっくり聞いて、またじっくり話して、
受け止めてもらえることの豊かさ。
安全・安心な場のあることのありがたさは、
なかなか手軽に得られるものではありません。
最近、自分を見失ってしまいそうとか、
なかなか疲れがとれない、などと思ったら、
思い切って、自分をもてなすリトリートを思い出してみてください。
★南の島でリトリート
〜空と海の瞑想の旅in沖永良部島
キャンセル発生につき若干名空席あり
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