Q:こんにちは。いつもあたたかいメッセージをありがとうございます。
私は50代で離婚し、子どももいません。
ありがたいことに正社員として働かせて頂いています。
職場の雰囲気はいいのですが、最近イライラが止まらず、
そんな自分が嫌で落ち込むことが増えてきました。
後輩に子どもができる度に落ち込み、
あたたかい家庭を作ってて羨ましいなと、
でも健康で仕事もあるのだから感謝しないと、
と自分に言い聞かせて納得させてきましたが、最近、疲れてきました。
楽しそうな同僚の輪の中に入ることもできず、
忙しいオーラを放ってる自分の姿も嫌になります。
肩身の狭い想いです。
アドバイスをどうぞよろしくお願いします。
【ゆかり・50代・会社員】
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A:FROM 川畑のぶこ
離婚後、一人暮らしで、
フルタイムの正社員でお仕事をされているのですね。
ゆかりさんのおっしゃる通り、
経済的な基盤が与えられているというのは、本当にありがたいことですね。
これからも大いに感謝しながらお仕事に勤しまれますように。
ただ、そのような経済的充足とは裏腹に、
後輩に子どもが出来るたびに落ち込み、
羨ましくなる、そんな自分に嫌気がさすなど、
心理社会的な面で、充たされないものがあるのですね。
ゆかりさんの率直なフィーリングが伝わってきます。
さて、日々臨床で色々な患者さんやクライエントさんに接していると、
人間とは、実に様々な状況によって、
時として正反対の状況によって悩まされるものだなぁと
つくづく感じています。
ある人は、パートナーさえいればと嘆き、
またある人は、子どもさえいればと不妊を呪う。
ところが、ある人は、あとひとり子どもがいさえすればと嘆き、
かと思えば、子どもさえいなければと真剣に嘆く人もいるのです。
問題は、状況や対象が変わらないことではなく、
常に「この状況は不十分である」という
あり方が変わらないことにあるのですね。
今のままでは不十分、
すべての条件を整えなければ、幸せになれない、という、
Never Enough症候群とでもいいましょうか、
私たちのあり方が自分を苦しめてしまっています。
ですので、ゆかりさんも、
問題は実際に子どもがいないことや、
後輩が幸せ(に見える)ということではないかもしれない、と
もう一度ご自身に問い直してみてください。
私は「常に」「何かが足りない」ということに焦点を当てることをやめ、
今、与えられているものや可能なものに焦点を当てることで、
何か大きな変化が起きるかもしれないと
ご自身の人生を信頼してみてください。
たとえば、自分の血を受け継ぐ子どもは持てなくても、
「母性を持って愛情豊かにはぐくむ」ことは、
今もこれからも出来ることではないでしょうか。
自分の子どもがいなくても(ときとしていないからこそ)
豊かな愛情や繋がりの中にいて、
感謝や幸せを感じながら生きるている人もたくさんいる
という事実に目を向けてください。
動物たちとの関わりの中に、人間以上の愛や繋がりを持って
豊かに生きている人も(たくさん)います。
紋切型でない、そんなさまざまな価値観を味わうために、
この人生が与えられたのかも、と好奇心を持つことが
できれば、きっと人生は追い風になるはず。
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