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Q:4歳の娘がいます(長女4歳、長男1歳)。
とてもかわいく思っておりイライラしたり大変なことはありますが
人並み以上に育児を苦痛に思っているわけではありません。

なので普通の範囲だとは思いますが厳しく叱ることもあります。 

例えば共働きで遅くなりがちなので、帰宅後
夕食からお風呂を早く済ませたいのになかなか食べないのです。

じゃあもう食べなくて良いと言うと「食べる!」と号泣するので
「だったら早く食べなさい!!」とキツく怒鳴ってしまったり…。

そういう時に必ず「ママがいい!ママがいい!」と叫び泣きます。

また、頑張ると言っていたのに頑張れなかったりした時は
いつも以上に「ママが1番大好き」と言ってきます。

その度に「ママもだよ」と抱きしめていますが
「叱られるような悪い子はママに嫌われる」とか、
「期待に応えられなかった子はママに嫌われる」
と思っているのでしょうか?

「どんな(長女)でもいつでもママは(長女)が大好きだよ」等とも
言ってみましたが特に変わりはありません。

弟の事はひくほど可愛がっていて大好きなようですが、
弟より自分が好きか聞いてきたり、

「どっちも1番大好きだよ」と言うと
「じゃあ(姉)が1番で(弟)は2番にしたら良いじゃん!」と言うので
「どっちも1番でも良いんだよ」としか言えません。

やはり私の愛情を足りないと感じでいるのでしょうか?

下の子はまだ1歳でおっぱいを離さないので
手がかかるときは我慢してもらいますが、
自分は3歳までおっぱいを飲んでいたこともあり
そこは受け入れてくれているようです。

出掛けた時等は必ず「ママと!」という長女の要望に応え、
私が長女と、主人が息子と、という感じで
手を繋いだり隣の席にしたりしています。

自己肯定感が…などと言われるので
このまま放っておいて良いもかと思いますが
これ以上どうしてやれば良いのかわかりません。

【みーこ・40代・自営】

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A:FROM 川畑のぶこ

母心溢れるお悩みですね。
優しい母でいたいのに、なれない。
怒鳴った後に自己嫌悪に陥ってしまう。
うんうんと私も頷いております。

まず、母のイライラとこどものグズグズに関しては、
娘さんのニーズ(欲求)だけでなく、
母親のニーズが満たされているかどうかが大事になります。

娘さんが同じ行動をしていても、
ミーコさんがイライラしないときもあるのではないですか?

そのときのみーこさんは、ゆとりがあったり、
喜びがあって満たされた状態にありませんか?

よきケアギバーでいたいと思ったのなら、
まず自分自身のニーズが満たされているかどうかを
確認してみてください。

そして、自分のニーズが満たされていないのであれば、
相手が自分の思い通りになることでそのニーズを満たそうという
矛盾が生じることを知っておいてください。

娘さんも優しいお母さんの愛情で満たされたいのに、
お母さんは娘が思い通りのふるまいをしないと
満たされないというパラドックスが生じるわけです。

まず、帰宅する前に、自分の心理的あるいは身体的な
エネルギーはどうかチェックします。

エネルギーが低い場合、イライラが発動しやすいこと、
娘に当たりやすいリスクがあることを知り、
ご自身をモニタしながら帰宅することが大切です。

また、帰宅してから、5分でも10分でも良いので、
娘さんとだけ向き合う時間を作ってあげてみてください。

娘さんも本当はお母さんが1歳の弟を優先して
あげなければいけないことは重々理解しています。

でも、お姉さんとはいえ、まだ自分も子どもで
赤ちゃんみたいに愛されたいニーズもあります。

お母さんが弟を差し置いて自分と向き合ってくれたのなら、
それはとても特別な愛情表現です。

みーこさんは、平等に愛さねばという思いがあるかも
しれませんが、同じように接することで
同じように満たされるわけではありません。

1歳児には1歳児の満たされ方が、
4歳児には4歳児の満たされ方があります。
また、1歳の弟をもつ4歳のお姉ちゃんなりの満たされ方があります。

平等にする対象を、愛し方ではなく、
相手の満たされ方のほうに変えてみてください。

1歳児の満たされ方と4歳児の満たされ方、
それぞれに愛の表現は変えてよいということです。

1歳の弟は「ぼくが一番」であることを確認することで
愛を確かめる必要はないかもしれませんが、
4歳のお姉ちゃんは、今はそれを必要としているのでしょう。

そうであれば、そう感じられるように向き合ってみてください。

弟が比較を意識するような年頃になったなら、
1番とか2番とかという表現は避けるべきでしょうが、
今はその心配はありません。

弟ばかりに手や注意が向いているときは、
何か秘密のサインを娘さんと決めて、
たとえば弟を抱っこしながらでも、娘さんの背中を軽くタッチしたり、
離れていてもウィンクしたりしたのなら、それは
●●ちゃんが大好きよという意味であることを伝えておくなど、
二人にしかわからない秘密のサインを作ることで、
絆を感じられるかもしれません。

娘さんが、自分は十分愛されていると安心できれば、
愛情に執着する必要もなくなってくるでしょう。
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