Q.私は子どもが欲しいと思っているのに、
主人は別に欲しいと思わないという考えで、
私は子どもをあきらめようと思う気持ちと
あきらめきれない気持ちとで葛藤しています。
普段の忙しさに忘れてる時もありますが、
友達に赤ちゃんができたとか、
近所の人同士で子どもを遊ばせているのを見ると、
その輪に入れないことが悲しくなります。
私は今年42歳でそろそろ限界だと思っています。
結婚した時(36歳)は私が学生をしていて、
卒業したら子育てを、と考えていたのに、
そんな時には主人の気持ちが変わっていました。
どうしたら自分に納得がいく諦め方ができるのでしょうか。
子どものいる友達を見ると、未来があっていいなって羨ましくなります。
そうやって妬む自分も嫌です。
どうしたら心穏やかにお子さんのいる方を見れるでしょうか。
【コアラ・40代・パート】
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A:FROM 川畑のぶこ
結婚も出産もご縁のもの、
それぞれのタイミングというのがありますね。
おそらくコアラさんの学業も一緒でしょう。
子どもに関して、ご主人は結婚当初は
子どもを欲しがっていたのでしょうか?
今も「別に(とりたてて)欲しいとは思わない」のか、
それとも「こどもは全く欲しくない」と思っているのか、
確認はされたでしょうか。
以前ほど欲しいとは思わなくなったけれども、
子どもがいたらいたで構わないと思っている可能性が
あるのなら、子どもができたらできたで、
可愛がることは十分考えられます。
そうであれば、コアラさんの希望を貫いて良いのではないでしょうか?
ただ、もともと子どもは欲しくないと思っている場合は、
結婚観や人生計画の差があると思いますので、問題はより複雑ですね。
結婚に対して、子どもがいる家庭をつくるビジョンを描いていたのか、
それとも、夫婦だけの穏やかなパートナーシップを描いていたのか、
曖昧だったのか、
それが変化する可能性も含めて、それぞれのニーズを、
もういちど確認してみることをおすすめします。
ただ、子どもにこだわりすぎることで、
夫が自分の存在や関係性が蔑ろにされていると感じ始めると、
夫婦仲が悪化することがあります。
その辺に気をつけて、ご主人と共に人生を築き上げていきたい
というコアラさんの気持ちが伝わるコミュニケーションや
関わりを大切にされますように。
もし、子どもとのご縁が無い人生であれば、切り替えが大切です。
子どもができなければ、コアラさんのこの人生の課題は、
子どもがいないことで謳歌できることなのでしょう。
自分が欲しいけれど持てないもの(子ども)に注意を向けて過ごすのをやめ、
すでに持ち備えているもので豊かさをもたらしてくれているものや、
持つことができるけれども、まだその努力をしていないものに
意識を向けていくことが大切ではないでしょうか。
コアラさんはご結婚されたあとも、
子どもよりも学業を大切にしたいと思われた時期がおありです。
もしかしたらコアラさんの無意識や潜在意識は、そのような分野で
自分らしさを発揮することも望んでいるのではないでしょうか。
周囲との関わりでも、子ども(を持つこと)ばかりに意識を向けず、
子どもがいなくても、またはいないからこそ
豊かに過ごしている人もたくさんいますから、
そのような人々に意識を向けることも大切です。
女性性や母性が発揮できないという思いがあるのなら、
「自分の」子どもにこだわらなくても、
コアラさんの母性や女性性を社会的に活かし、
「私たち皆の」子どもたちを育むことはできます。
無論、それらの性質は子育て以外にも活かすことができます。
ご主人が子どもを欲しくないと考えているなら、
彼が抱いている課題に向き合うことを優しく包み込むことも、
そのひとつなのかもしれません。
子どもがいないことで、女性性や母性が否定されることはないのです。
さまざまな視点をもつことは、私たちの頑なな姿勢を柔軟にし、
人生に豊かさをもたらしてくれます。
子どもがいなくても、幸せを体験しながら豊かに生きることは可能です。
ぜひ、そのような新しい視点を大切にされますように。
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