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Q.「成長したい自分」と「ありのままの自分」を
どう理解したら良いかわかりません。

自分や周りがより幸せになるよう、
昔から心のあり方を模索してきました。

家族をもち、子育てをしていく中で、
自分の至らないところを改善していきたいなあ、
もっと大らかに、安定したお母さんでいたいなあと思い、
のぶこ先生の動画で勉強させて頂いております。

「ありのままの自分をそのまま受け入れる」
という言葉を聞くと、じゃあ私のダメなところも
このままでいいのかなと思い、それじゃあ
良くなろうと努力しなくてもいいのか。と思います。

だけど、やっぱり私が、
例えば夫にすぐ言い返して喧嘩になるところとかは、
子供達にとっていいはずもなく、変われたらと思います。

変わろうと思うと、
「それってありのままの自分を認めてないのかな?」と思い、
なんだか方向性として間違えているのかな?と不安になります。

この2つの考えはどう理解したら良いのでしょうか。

【田中 まほ・40代・主婦】

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A:FROM 川畑のぶこ

まほさんの真摯に人生に向き合う姿勢が伝わってきます。

「成長したい自分」と「ありのままの自分」に葛藤があるのですね。

では、つぎのように少し視点を変えてみるのはいかがでしょうか…

「成長したい、というありのままの自分」を受け入れる。

人間は生まれながらにして「より良くなりたい」「成長したい」
という動機をもっています。これは私たちのありのまま(本性)でしょう。

もちろん、結果が思いどおりにいくこともあればいかないこともある、
ままならないというありのままを受け入れるのも
私たちの試練かもしれません。

ありのままとは、
決して変化を起こさない(起こしてはいけない)ということではなく、
私たちをとりまく事象を受容し、都度、何が健全かを選択しながら
生きるという、人生の営みそのものに対する概念として受け止めてみると
混乱がなくなるのではないでしょうか。

私たちのまわりには、
人生の導きとなるさまざまなすばらしい教えがあります。

ただ、それらの教えも、
万人にとっての絶対的な正解を求めようとすると
落とし穴に陥ってしまうかもしれません。

さまざまな教えがある中で、
今の私の状況をより豊かにするのに、役立つものは何だろう?と、
しなやかな視点で関わることをおすすめします。

その人によって、また同じ人であっても、
その時々で人生の課題は異なります。

相手のことばかりを考えて自分を蔑ろにしている人には、
自分を愛する努力が課題かもしれませんが、

自分のことばかり考えて人を蔑ろにする人は、
自己愛が強すぎるので、相手を思いやる心を育むことが
課題となるでしょう。

寒い人は火に近づくことが課題かもしれませんが、
火傷しそうな人は冷ますことが課題です。

プロジェクトに取り組む際、初志貫徹が正解のこともあれば、
執着を手放し軌道修正をすることが正解のこともあります。

「ありのままの自分」という教えは、まほさんにとって、
どのような状況においてどのように活用することで
人生に豊かさをもたらしてくれるでしょうか。

ぜひそのような視点でさまざまな教えと関わってみてください。

わたしたちは手間暇のかからない便利なものが大好きで、
性急に万能なひとつの答えを求めがちですが、
残念ながら何にでも即効く万能薬というものはありません。

それでも、その場その場で切り札となりうる
相応しい教えというのは常に存在します。

教えの内容そのものもですが、
その教えとの関係性を整えることをぜひ意識してみてください。

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