Q.旦那と不仲で挨拶も全くしません。
ろくに会話もしないのに、喧嘩して
旦那にもう解放してくれと言われても、
今の生活を捨てることができません。
パートで仕事に熱中してる時が
唯一忘れられているかもしれません。
別居したら楽になれると
10年前に精神科のデイケアのスタッフから
言われたことがあります。
なのにできずそのことでしょっちゅう悩んでいて、
週末特に苦しんでいます。
【けだま・50代・女性・調理補助】
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A:FROM 川畑のぶこ
夫婦仲が悪く
離婚についてどうするかお悩みなのですね。
専門家からみて、
別居したら楽になれると昔言われたことが、
いまだに心に残っており、
このところ頻繁によぎる状態とお見受けしました。
もし、そうであれば、それは、けだまさんご自身が
今の生活へのしがみつきがある中にも、
その意見に同意する気持ちが
心の奥底にあるということではないでしょうか。
けだまさんにとって
大切なものを明確にするために、
2つのリストを作成してみることをおすすめします。
最初に、今の生活を捨てられない理由、
すなわち、夫との関係を維持することの
メリットのリストを作成してください。
そして、次に、別れることによって得られるもの、
すなわち、別居・離婚のメリットをリストアップしてみます。
リストアップが終わったら、両方を見比べてみてください。
どちらがけだまさんの人生にとって大切でしょうか?
あれもこれも全部
手に入れられたに越したことはありませんが、
私たちの人生には、ときとして
取捨選択をしなければいけないときがあります。
捨てることには大きな痛みも伴うかもしれませんが、
それを恐れてばかりいて、
本来起こされるべき健全な変化が
起こされないままでいると、
耐えようと思えば耐えられなくもないけれど、
それなりにつらい、慢性的な痛みを
ずっと抱え続けることにもなります。
これは後で大きなツケとして回ってきます。
リストを分析した結果、
そして、心の奥底の声に耳を傾けた結果、
別れたほうが楽になれると思うのであれば、
まずはスモールステップとして、
別居から初めてみることも可能です。
別居してみて、お互いの良さに気づき、
元の鞘に収まるケースもあります。
そのようなケースにおいて、
いったん離れてみることには意味があるのです。
別居した結果、不安は残るものの、
より自分らしく生きれられるようになり、
日々の質は高まると感じられるのであれば、
離婚を考えてみれば良いのではないでしょうか。
別居もステップが大きすぎると感じるなら、週末を
夫と離れて自分が気分がよくなる人と一緒に過ごしたり、
気分がよくなる場で過ごすということから
始めてみるのもよいのではないでしょうか。
週末婚ならぬ、週末別居婚です。
何か大きな決断をするときに、不安はつきものです。
すべての不安を消してくれる選択肢が現れてから、
行動をと考えているのであれば、
その考え方自体を捨てることが大事になります。
人生はけだまさんに必要な試練以外を与えない
ということを信じて、
心の奥底の声にしたがって
大きな一歩を踏み出してみてください。
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