Q.はじめまして。
12/15の『Q.職場でのコミュニケーションに悩んでいます…』
の逆側の立場です。
こういう方にはどう指導したらいいのか
悩んでいます。
仕事ではなく、
趣味のダンスサークルでのことです。
私は指導者です。
サークル内に、お一人だけ
よくしゃべる方がおられます。
コミュニケーションのために
しゃべっている風でもありますが、
何回注意してもおしゃべりをやめません。
少しはよくなりましたが、
油断するとまた始まります。
全体の中で注意をすると、
自分のことだと思っていないようで、
人ごとのように受け流します。
仕方なく、人前で言ったこともありますが、
雰囲気が悪くなりますので、
できれば言いたくありません。
また、人前で言ったことを謝ると、
「言いやすいから言われると思っている」
と言われました。自分のおしゃべりが
うるさいと思っていないようです。
また、おしゃべり以外のことでも
人の話を聞かず、一方通行です。
私の悩みは2つあります。
一つ目は、
こういう方に話を聞いてもらうためには
どうしたらいいのか?ということです。
二つ目は、
この方のことが嫌いになっています。
嫌いな気持ちで指導しても
ろくなことはありません。
マイナスのスパイラルに陥っています。
できれば、フラットな気持ちを保ちたいです。
どのように自分をコントロールすれば
いいのか?ということです。
よろしくお願いいたします。
【野生のエルザ・60代・女性・自営業】
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A:FROM 川畑のぶこ
指導者の立場として、
ダンスをしっかりと指導しつつ、
サークルの雰囲気も大事にしたい
という気持ちが伝わってきます。
エルザさんが問題行動だと感じられる、
その方のおしゃべりがなくなることで、
得られるものは何でしょうか?
サークルの目標(おそらくは、
ダンスのパフォーマンスを向上させる)
が達成できるのであれば、
改めて会の趣旨を明確にしたうえで、
おしゃべりを注意することが
大切になってきます。
おしゃべりは
ダンスが終わってから存分にしましょう
と伝えてみてはいかがでしょうか。
必要であれば、
その人に個別に声掛けして、
会の効率を高めるために、
どうか協力してほしい旨をお願いをする
のも良いのではないでしょうか。
この場合、周囲の人も、おしゃべりする
人を迷惑に思っている可能性があります。
指導者がいい人過ぎて、
おしゃべりを阻止しないことで、
周囲の人もエルザさんのように
彼女に対して悪感情を抱く可能性もあります。
その人のことを思うなら、
これ以上その人が嫌われないためにも
リーダーはおしゃべりを阻止しなければ
いけません。
逆に、おしゃべりをしたほうが
場の雰囲気が良くなり、それがダンスの
パフォーマンスに反映されて上手になる
(=会の趣旨を達成できる)場合、
指導者であるエルザさん個人の好みとして
おしゃべりが嫌いということかもしれません
から、その場合、エルザさんが考え方を変える
ことも必要となってくるかもしれません。
もし、サークルの目的が人々との交流であり、
ダンスはあくまでも便宜上のもの、
他のアクティビティーでも構わない
というものであり、
エルザさんの意向とは異なる場合、
その場はエルザさんにふさわしくない
ということになるのでしょう。
もっと真剣にダンスに取り組みたい人たち
がいる場に身をおいたほうが
皆にとって幸せですね。
いまいちど、会の趣旨を明確にして、
その趣旨に沿った行動を取られることを
おすすめします。
その際、いい人すぎると、
見えないところで状況に加担してしまって
いるかもしれないことも心してみてください。
リーダーの立場にいる人は、
全体のダイナミズムを把握することも仕事
になるので考えることも多く大変ですよね。
でも、このようなプロセスから
エルザさんも多くを学び取られ、
どんどん器が大きくなっていくことと
思いますので、そんな大きな器の
ご自身を信頼してください。
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