Q.はじめまして。
私は61歳、3人の子供は自立し、夫と2人暮らしです。
子育てが終わり自分の人生が始まると
希望と共に50代半ばが始まりました。
しかし自営業の夫は休みもなく
収入が一時、世の中の変化で激減し
私はその手伝いとパートに出るように。
家事、仕事、家の手伝いでそれどころではなく、
自分を守るために家事(主に食事)と
家の手伝いははずしてもらいました。
夫が妻の支えを発揮しないことに
不満を持つのを知りながらも
私は中ば強行しました。
そして今私の中で夫が重荷になっています。
これからの人生夫の顔色を気にしながら
過ごすしかないことに希望が持てません。
今迄したかったことも
このままでは不可能でしょう。
夫と私の中で進む道が違っている中、
この先モヤモヤを抱え人生を終えるのかと
絶望感でいっぱいで明るくなれません。
結婚という契約をしてしまったのを
後悔する日々です。
またもっと早いうちに自立していなかった
自分を責め続けています。
【千日紅・60代・女性・パート】
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A:FROM 川畑のぶこ
3人のお子さんを育てられ、
全員無事巣立たれたとのことで、
千日紅さんは素晴らしいお仕事を
完了されたのですね。
そしていま、
それまでエネルギーをかけていた対象が去り、
こんどはご主人がその代わりになったのですね。
千日紅さんにとって、ご主人が
重荷になっている理由は何でしょうか?
ご主人はこれまで彼なりに
(たとえば家族の生活を支えるために働くなどして)
千日紅さんやご家族を大切にしてきたでしょうか?
それとも常に顔色を気にしながら過ごすのは
嫌ということであれば、彼は身勝手で、
妻を軽んじたり家庭内でモラルハラスメントなど
が日常的にあったりしたのでしょうか?
前者であれば、人生は荒波がつきもので、
夫婦はたとえそれぞれの期待通りに人生が進まずとも、
そのような荒波を協力しながら乗り越える関係、
そのことによって互いに譲り合い、
助け合って成長していく関係となることが好ましい
わけですが、後者であれば話は別となります。
万一、千日紅さんが夫の理不尽な態度に
ずっと我慢し続けてきているなどで
精神的な苦痛を味わってきているということであれば、
彼の仕事の協力もしたくなくなるでしょうし、
おそらくそれまでは役割分担で
千日紅さんの役割であったであろう家事も
したくなくなるのも当然のことと思います。
仕事の手伝いや家事は、
気持ちの問題もあるかもしれませんが、
千日紅さんご自身が生計のために
仕事に出るようになって忙しく、
物理的に無理であればなおさらでしょう。
ただ、負担であった仕事の手伝いや家事を
しなくて良いフェアな状態になってもなお、
さらに夫が重荷になる理由があるのなら、
まずはその理由をクリアにしていくことが
大事ではないでしょうか。
たとえば家庭内でハラスメントがあるなら、
それをやめるよう促すことは大切です。
家庭内暴力(DV)には
身体的なもののみならず、精神的暴力や
経済的暴力など、当事者がそれを
暴力と認識していないものもあります。
暴力は許してはいけませんから、
そのことを自覚してもらいやめるよう、
そして千日紅さんが家庭や夫婦間に求める
思いやりや敬意などについて伝えていく
ことも大切になると思います。
時として、夫は状況を理解して
受け入れているにもかかわらず、
妻側の無意識な「常に夫を支える良妻」の
セルフイメージが崩れることで
自らを苦しめ、重くなることもあります。
その場合、
「私は本来良妻でいたいにも関わらず、
相手がダメなせいでそれができないんだ」
という投影と呼ばれる心理的な防衛機制が
働くことがあります。
そうであれば、
良妻のイメージにこだわる自分を手放し、
それができない影の部分の自分を
否定することをやめることで
苦しみを解消することが課題となります。
外で仕事をし、家のことは自分以外の者に任せる、
個人的に作り上げた良妻の影の自分を
それでよしと素直に受け入れ、
統合していくことが大切になります。
また、夫との時間で好ましい側面があれば
そのことに意識を向けて
心の水やりをしてみてください。
笑い合う時間、稼ぎは減っても投げ出さずに
真剣に仕事に取り組む姿勢など、
感謝や尊敬できる部分を意識してみてください。
人生とはままならないものですが、
それでも意味ある学びを与えてくれていることも
忘れないでください。
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