FROM:川畑のぶこ
私たちは、大切な人と
充実した愛情に満ちた関係にあるとき、
人生がよりイキイキと豊かになります。
自分も相手も満たしあえることは
人生に欠かせない要素です。
ただ同時に、相手への
感情的サポートに対する欲求が依存に変わると、
その関係はバランスを崩して
人生に害を及ぼし得るのもまた事実です。
このようなバランスは徐々に徐々に崩れていき、
関係を破壊していきます。
感情的な依存の兆候は、
以下のようには現れていることが多いです。
・常に不安や心配がある
・相手に見捨てられることへの恐怖心を抱いている
・安心感を得るために、
絶え間ない努力をしなければと感じている
・拒絶されることへの恐怖感が常にある
・相手への依存を真の幸せだと思っている
・自分の感情の世話ができず
相手が自分の感情を満たすべきと思っている
・パートナーなしに生きる価値がないと
考えることがある
このような相手への依存心は、
慢性的に満たされない心を作り出し、
孤独感や寂しさを生みます。
また、依存先は大切な相手のみならず、
ときとしてモノ(買い物)やギャンブルや
アルコール、食べ物となることもあります。
このような依存心を抱える人の多くは、
愛着の問題を抱えていることが多いです。
幼少期に、基本的なニーズが
十分に満たされていないことや、
トラウマ的なできごとを経験することも
原因に考えられます。
あの頃の子どもの私をねぎらい、
もう恐れる必要がないことを伝えてあげるのは
大切です。
また、パーソナリティ障害によって
依存性が高くなっていることもあります。
このような人は
根本的な空虚感に苦しんでいます。
パーソナリティ障害の場合、
本人が苦しいのは当然のことながら、
家族や周囲が巻き込まれるので大変です。
自覚のない人は、依存しては破壊して
また別な依存先を見つけるというパターンを
何度も何度も繰り返すことになります。
私たちは感情が自分の責任であることに
気づいていないことが多く、
対処のツールも持ち合わせていません。
いずれも、建設的に自分の感情へ
対処する方法を学ぶことは
自分にも周りの人にとっても大切です。
自分の心の内を探求して、洞察力や気づきを
得ることは私たちに平穏をもたらします。
自分の持つ感情にはどんな思考が伴うのか?
それは事実なのか?役に立つのか?
ときにはひと呼吸おいて、
自分の内面を静かに振り返り、観察して
自分のパターンに気づく時間を作ってみることが
大切です。
瞑想も私たちの心を落ち着かせてくれ、
自分への慈しみを学ぶことができます。
最近は瞑想アプリなども
手軽に活用できるようになってきていますから、
自分にしっくりくるものを見つけて、
繰り返し実践してみると良いかもしれません。
依存心の強い人は、自分に厳しく自己批判的です。
自分を慈しむことは、甘やかしと
感じている人もいるかもしれませんが、
そうではありません。
自他を慈しむ心へとつながり
私たちの日々に調和を取り戻してくれます。
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