Q:結婚して31年になります。夫60代。私50代。
子供は2人で長女は既に自立。
長男はB型就労支援に通っています。
夫はずっと雇われて、夜の人気商売で働いてきたので、
夫の浮気には散々苦しめられてきましたが、
長男が知的障がいのため、
離婚は考えずにここまで来ました。
現在は夫婦で飲食店を経営しておりますので
目が届くという部分で夫の浮気は治まりましたが、
私は更年期を終え婦人科系に不具合があり、
心身共に性欲が全く消滅しました。
そしてここへ来て、一緒に暮らす夫が
気持ち悪くなってきました。
話し方、食べ方、考え方、仕草、臭い、顔、声、
不潔な感じ、会話が噛み合わない、同じ事を何度も言う、
ゆっくりハッキリ話しかけても必ず聞き返してくる、
私のアドバイスも聞かない等々…。
家事や、息子の面倒は率先してやってくれるのですが、
生理的にどうしても嫌でしょうがないのです。
一緒に居るとイライラしてくるし、
外食や旅行とかに行っても心から楽しめないのです。
同じ家に住んでても、寝床は完全に部屋を別にしています。
このまま、一生辛抱してゆかなくてはならないものでしょうか?
私に対して夫も辛抱してるところはあるかと思うけれど…。
生産性のある話合いも面倒なのでしたくありません。
【まみりあん・50代・女性・飲食店経営】
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A:FROM 川畑のぶこ
生理的に嫌になってしまった人と時間を共にすることは苦痛ですが、
それが夫となると、ましてや仕事も一緒にしているとなると
苦しみは倍増してしまいますね。
人間関係はそれが親子であれ、夫婦であれ、友人であれ、
その人のライフステージによって変わりゆくものです。
ではステージが変わったから関係を切らなければいけないかというと、
必ずしもそうとは限りません。
子どもが巣立って家を出ていっても、
子どもは子どものままであるように、
夫が夫のままでも、これまでと異なる関わり方をしていくことで
関係のバランスを保つことは可能だと思います。
まみりあんさんは「一生辛抱して暮らさなければいけないのか」
と思い悩んでしまっていますが、それは、もしかしたら、
夫との距離があまりにも近すぎるからかもしれません。
家族でも夫婦でも適度な距離を保つことで、
煮詰まった空気にさわやかな風が通り抜けるようになったり、
少し離れてみたからこそ
相手の良さが見えてきたりすることがあります。
今、まみりあんさんにチャレンジしてほしいことは、
夫(の一挙手一投足)に注目することを一旦やめて、
自分が楽しめたりくつろげたり感謝できたりする時間や場は何か
を意識して、それらに時間を費やすことです。
これらは、家と外でも分けられますが、
家の中でもさらに細分化して、
一人になれる時間や空間を設けて、
それを十全に堪能してみると良いと思います。
そのことで心のエネルギーが充電してきて、
イライラが減ることはあります。
同じ事象でも、疲れているときと充電しているときとでは
受け止め方がまったく変わってくるものです。
外出や旅行も、定期的に、夫以外の友人など
気のおけない仲間らと出かけることをおすすめします。
ちなみに、まみりあんさんは、運動はされていますか?
散歩やジョギングなど、有酸素運動は
抑うつ気分を解消してくれるので、おすすめです。
また、そのようなアクティビティーを、
新しい出会いがあるような場で
取り組むのもいいかもしれませんね。
新しい体験で、
いままで使っていなかった脳の回路が活性化されて、
イライラや抑うつなどの回路を断絶してくれると思います。
このように、「嫌なものをどうしよう」ということばかりに
注目するのではなく、「自分にとって良いことはなんだろう」
を考えるようにしてみてください。
喜びで人生が埋まり始まると、
イライラが入る余地がなくなってきます。
すると、今まで気になっていたものが
嘘のように気にならなくなることがあるのです。
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