__________20230501

FROM 川畑のぶこ

今日は、けむしさん(50代・女性・自由業)
のご相談にお答えします。

【Q】4月から、息子が私立の高校に進学しました。

自宅からは自転車、電車、自転車と乗り継いで、
1時間半ほどかかります。

我が家の経済的事情では公立進学を望んでいましたが、
思いがけず彼がスポーツで優秀な成績を残したため、
悩んだ末に地元で有数の私立校へ進みました。

推薦とはいえ、免除は一切なく、経済的には厳しいです。

が、息子がここで頑張ると決心したので、
私たち親は何とか支えて行こう!と決めました。

正直なところ、頑張って通わせたとしても、
友人たちと遊んだ時に、
本人が経済的な差を感じてしまったら
それも不憫だと考えました。

ただ、それは紛れもない現実なので、
経済状況についてごまかしたりせず、
率直に話すことも必要だと思いました。

そして先日入学し希望に満ちていると思ったのですが、
学校が始まって数日の今朝。

「研修にこれだけの費用がかかります」
「この教材にこれだけかかります」
という諸連絡をもらう度に、

「自分は私立に行くべきではなかった」
「親に負担をかけている」
「これだけのお金を出してもらって、
 それに見合う結果を出せるのか」

…などと考えて胸がドキドキして苦しいと、泣き出しました。

私の方こそ、
子どもにこんな思いをさせて不甲斐なく、悲しく、
まるで100キロの荷物を背負わされたように、
体と心が一気に重たくなりました。

息子には、そんなことは考えなくていい、
どうしても無理なら入学させなかったし、
そんな心配しないで、
その分頑張ったり、楽しんで
大学や社会人になる時の選択肢が
増えるように過ごせばいいんだよ!
と笑顔で抱きしめました。

まだ友達ができず、初めての電車通学、部活…と
心も体も追いついていない中で、不安なのだと思います。

中学での輝かしい成績が一転して
今はプレッシャーになっていると思います。

どんな風に支えてあげればいいのか、
アドバイスをいただけたら嬉しいです。

また、不甲斐ない親の心の持ちようも教えてください。

せっかく行くのだから、親にとっても息子にとっても、
楽しんで、前向きに過ごす3年間にしたいと思います。

【A】けむしさんの親心あふれるご相談です。

息子さん、スポーツが優秀とのこと、素晴らしいですね!
みんなの期待を背負って入学されたのだと思います。

中学校でエリートだった子も
高校へ行くとそういう子たちが集まるので、
さらに競争が激しくなってプレッシャーを感じてしまう
ということは、どうしても起こり得ることですよね。

もちろん状況的に、息子さんがプレッシャーを感じたり、
お金のことも心配しているということもあると思いますが、

4月、5月というのは新しい環境に適応するために
膨大なエネルギーを使いますので
ストレスがかかりやすい状況ですし、

落ち込みやすい、憂鬱になりやすい時期だということは
知っておくといいでしょう。

そのうち耐性ができてきて、ストレスも減って
調子が出てくるということも十分にあり得ます。

いわゆる「時間薬」が効いてくることもありますので、
数ヵ月様子を見てみるというのは大事かなと思います。

スポーツ推薦とのことですので、
その部分のプレッシャーはある程度は仕方ないでしょうが、
息子さんが身を粉にしてまで、心身の調子を崩してまで
続けることはないわけですよね。

もうどうにも無理となった場合は、最後の選択肢として
「やめる」というのもありだよ、と伝えてあげることは大切です。

続きは、ビデオでお話しします……

 

 

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