Q:断捨離をする度に、
人生が変化してきた体験がありますが、
最近、本当に好きなモノや服が
無い自分に気づきました。
高価なカバン、着物もありますが、
それも手入れが続くと思うと
面倒に感じてしまいます。
事務パートの仕事に必要で、当たり障りの無い、
惜しくない服やカバン、靴ばかり。
好きな服は長年着ててくたびれてますが、
探しに行く時間、お金もそんなに無く、
手放す勇気がありません。
仕事選び、人間関係にも共通した点があります。
自分の傲慢さも垣間見えて嫌です。
好きなものってどうやって見つけていくのでしょう。
【はる・50代・女性・事務パート】
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A:FROM 川畑のぶこ
断捨離は単にモノを減らすプロセスではなく、
ましてや、モノを持たないことを目指すもの
でもありませんね。
ものごとを絞り込むことによって、
己の真のニーズを見極めていくプロセスです。
ですので、「持つべき」でもなければ、
「持たないべき」でもありません。
いったい私は「何を持ちたいんだろう」。
引いては、「人生にいったい何を携えて
生きていきたいんだろう。」と、
振り返り行動するプロセスです。
はるさんは、モノを探しに行く時間やお金も
無いということですが、
対象をモノに限定せずに考えてみることも
大切かもしれません。
たとえば、時間の使い方も、
本来何かを「する」ことを減らせれば、
ゆとりが生まれるのに
「せねば」と思ってはいませんか?
スケジュール帳を開いて空白があると、
まるで棚にスペースがあると、
モノで埋めたくなるように、
空欄を埋めてはいませんか?
人間関係に本当はNOといいたいのに、
自動的にYESと言ってしまっていませんか?
すると心のゆとりが無くなってきて、
エネルギーが枯渇し、
さまざまな物事の管理も
億劫になってしまうことでしょう。
時間に関しては、自分をもてなすのに、
スケジュール帳のマスを
ときに空欄にしてみたり、
リラックスタイムとしてみてはいかがでしょうか?
また、人間関係も、
断っても差し支えのない行事や関係から
少しずつ断るようにしてみると
少しずつ心にゆとりが出てくることでしょう。
くつろいだり、休んだりすることに
罪悪感を覚えるかもしれませんが、
そのようなときは、これは決して
相手を蔑ろにしているのではなく
自分を大切にする行為であることを
覚えておいてください。
人生の目的は幸福を体験すること。
私は幸せに値する人間であること。
ときに、得たいものを得てよいと
どうかはるさんが
ご自身に許可を与えてあげてください。
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