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Q:私は、子どもの頃から3歳年上の兄と比べては、 
「自分ばかり手伝いをさせられる」
「勉強しなさいと言われる」
と思い、文句を言ったりしていました。

OLとして働いてた時も、
(自分で言うのもなんですが)
先輩よりも速く処理出来たりしたのもあり、
何でも頼まれてしまい、楽に出来る訳ではなく

他の人がゆったりしてる時も頭の中フル回転で
自分に負荷をかけてきたので、
「給料同じなのに私ばっかり」と愚痴を言っていました。

今も面倒事など、機械が苦手な夫に代わり
調べたり色々動いてると、
旦那任せの他所の奥さんが羨ましくなります。

そして、「私ばっかり」のワードが
夫に対しても甦ってきます。 

私の何がそうさせるのでしょうか? 
自分でもこんな気持ちから脱出したいです。

何かアドバイスがあればよろしくお願いいたします。

【おちゃ・50代・女性・主婦】

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A:FROM 川畑のぶこ

しっかり者で、みんなから頼りにされる
おちゃさんの姿が浮かびます。

子どもの頃、兄弟姉妹と
比較してしまうことはよくあることです。

おちゃさんのジェネレーションですと、
とくに親世代では、家事や手伝いは
女子がするものというジェンダーバイアスが
強い傾向があったでしょうから、

兄との比較で「私ばっかり」と
文句を言いたくなったのでしょうね。

親に評価され愛されることは
子どもにとって死活問題ですから、
兄妹間での愛情争奪戦で、

親の期待に一生懸命応えることで
認めてもらおうと努力された
おちゃさんだったのではないでしょうか。

この親子関係が、月日が経過して成人しても、
今度は昔の親子関係が職場での
上司との関係に投影されて、

「周囲の期待に応えなければ受け入れられない私」
という無意識なプレッシャーが
働いてしまっているのかもしれませんね。

同じ給与なのに自分ばかり働いているとか、
自分だけ損をしていると思っているにもかかわらず、

相手にNOと言うことができなかったり、
周囲の要請を過剰に受け入れて
頑張ってしまうのであれば、

課題は要請する周囲だけにあるのではなく、
それに応えねばと過剰に受け入れてしまう
おちゃさん側にも存在するかと思います。

「無理です」「できません」
「他の方にお願いしてもらえませんか」
といった毅然とした態度を取ることも可能な中、

おちゃさんがそれをしないのは何故か、
その理由を静かにご自身に問うてみてください。

さもなくば私は必要とされない人間になってしまう
という不安があるのではないでしょうか?

他の人のように適度に働いても、
やはり他の人と同様、
組織や周囲から必要とされる可能性が高いにも
関わらずです。

もし、他の人のようにはなりたくないし、
自分の能力を十全に発揮したいおちゃさんなのであれば、

人からの評価のためでなく、
自分自身へのチャレンジとして取り組んでいることを
再確認してみてください。

もし、それらの行動が、
自分の人生に納得したいからとか、
自分の人生の価値を高めたいからといった
理由で取っている行動であれば、
周囲からの評価はさほど気にならなくなるはずです。

「相手のために仕方なくやってあげている」
という状態を、
「私が私の人生のために やりたいからやる」
という、より主体的なものに変えてみてください。

すると犠牲者でいる必要は無くなり、
仕事や人間関係も軽やかになってくるのでは
ないでしょうか。

周囲がどうであれ、おちゃさん自身が
自分を評価し大切にしてあげてください。
      
         
  
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