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Q:私は夫の言う事をいつも聞いている性格です。

親の介護のために仕事を辞めろと言われて辞めました。

本当は定年まで続けたかったのですが、
夫の指示に従ってしまいました。

そして、父が亡くなって
父の仕事場を売却するのに夫が手配してくれました。

売れる土地ではなかったから、
その時は感謝していたのですが、 

本当は売りたくなかったと、今更ですが、
そこを私が仕事場として使いたかった事を言えませんでした。
売ってしまってから、何度も後悔して落ち込んでいます。

夫には言いたいことを言えない。
夫を愛していますけど、自分の意見は言えない。

あとから、ああすれば良かった、こうすれば良かったと
いつも思ってしまいます。

【しっぽ・60代・女性・専業】

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A:FROM 川畑のぶこ

ご自身のことよりも相手のことを優先するが故に、
言葉を飲み込んでしまいがちなしっぽさんなのですね。

しっぽさんの周囲の人たちは、
しっぽさんのそんな配慮に救われることが多いことと思います。
協調性と思いやりはしっぽさんの長所でしょう。

同時に、何か意思決定を迫られると、
責任がとれるか不安で優柔不断になってしまうのも
しっぽさんの特徴にお見受けします。

意思決定に影響を及ぼす相手が、
夫であれ、親であれ、職場の上司であれ、 
しっぽさんが自己判断せず相手に委ねるという姿勢は
変わらないのではないでしょうか。

おそらく、仕事を続けたら続けたで、
愛する夫の親の介護をしなかったことを
後悔するかもしれませんし、
 
土地をキープしたらしたで、
なぜあの時夫のアドバイス通り売らなかったのだろうと
後悔するかもしれません。
 
どちらか迷う選択は、
どちらをとってもある程度後悔は残るということ、
それを潔く受け入れることを学ぶことは大切かもしれません。

ご自身で下した決断が、たとえ後悔する内容であったとしても、
その時点での出来る限りを尽くしたんだから仕方ない。
ここから新たに学んでいけばよい、と手放す勇気が必要です。

さもなくば、誰かにその役を担わせて、
後悔をその相手のせいにして、
いつまでも人生の犠牲者でいなければいけなくなってしまいます。
 
私たちはみな、
「自分の人生を生きている」という感覚が必要で、 
その感覚が芽生えないと生きる気力を無くしてしまいます。

自分の人生に起こることや、それにまつわる決断は私に出来る。
たとえ後悔してもそこからやり直せることを信頼して、
自己決断してみることが大切です。
 
どうせ同意してもらえないから、と思うかもしれませんが、
たとえ相手が同意しなくても、
しっぽさんが自分の意見や思いを相手に伝えるということは、
しっぽさんが自分の人生を生きている感覚をもたらすのに
大切です。
 
コミュニケーションは
相手をコントロールするためにするのではなく、
相手に思いを誠実に伝える、そしてそれが伝わる
(たとえ同意が得られずとも)ことに価値があることを
覚えておいてください。

しっぽさんの人生が少しずつ動き出すことと思います。
      
         
  
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