Q:子どもが4人おり、
主人を含め家族6人で暮らしています。
主人の転勤で、一昨年
私の地元から家族で移住しました。
移住を決断したのも私です。
子育ての環境や単身赴任になる主人のことなど
色々考えて決断したものの、
いざ来てみると、
やはり地元に残れば良かったと後悔しています。
ちょうどその頃主人も転勤先と折り合いが合わず、
転職したいと考えていたので、
私の地元には戻らず新天地を求め、
主人の実家の地域に転職と移住を決めました。
ですが、また後悔しています。
慣れない土地での子育てということもありますが、
思っていたより主人の両親の手は借りれず、
子どものためにと、
今まで色々な道を選択してきたことにも
疲れてしまいました。
このままじゃいけないと思うのですが、
どうしたらいいかわかりません。
選択、決断するのが怖いです。
ですが、このままでいるのも辛い。
私は一体何がしたいのか、どう生きたいのか
自分のことなのに全然わからなくて苦しいです。
【三日月・40代・女性・介護職】
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A:FROM 川畑のぶこ
4人のお子さんを育てながらの新天地での生活は
苦労なことも多いことと思います。
ご主人の状態を考慮して、家族全員での移住を
三日月さんが決められたとのことで、
ご主人への思いやりと敬意が伝わってきます。
ただ、いざ移住してみるとままならないことが多くて
地元に残ればよかったのではないかと
後悔してしまうとのことですが、
ここで、
三日月さんにひとつ振り返っていただきたいのは、
では地元に残ったら移住しなかったことを
後悔しなかったのか?ということです。
恐らく、どちらの選択をされても三日月さんは
後悔したのではないかと思うのです。
人生に後悔はつきものなので、
変化によるままならなさはある程度
潔く受け入れることは私たちに課せられた
課題なのだと思います。
後悔というのは、
「別の選択さえしていれば人生が機能したはず」
とか
「この選択をした以上、人生は機能しない」
といった思いから湧いてくるものと思いますが、
実際は別の選択をしていたからといって
すべてが機能したとは限りません。
また、この選択をした以上
「未来は暗いもの」と決めつけてしまっている
かもしませんが、
未来は今からの三日月さんの振る舞いによって、
いかようにも変えることができるものであり、
決定づけられたものではありません。
移住してまだ1年ちょっとかと思いますが、
地元と移住先のギャップが大きければ、
適応するのにある程度の時間は必要です。
人によっては数年かけて
適応していくこともあるでしょう。
焦らずにじっくりと時間をかけていけばよい
という姿勢も大切かもしれません。
また、ご主人の親のサポートが
思ったほどに得られないことに関しては、
三日月さんの苦悩はきちんと相手に
伝わっているでしょうか?
親が率先して孫を見てくれたに
越したことはありませんが、
その期待を捨てて、
三日月さんご自身から率直に、
子育てが大変で地元に帰りたいと
思ってしまうことがあるということを
伝えてみてはいかがでしょうか。
義理の親の中には、
頼まれてもいないのに子育てに口や手を出すのは、
お嫁さんとの関係性を悪化するので
慎重な人もいますから、
そこは一度確認をして
素直に依頼をしてみることをおすすめします。
「言ってくれさえすればするのに」
という人も一定数いるのです。
また、お子さんの年齢がわかりませんが、
数年すれば上の子たちが下の子たちのお守りを
できるようになることもあり、気がついたら
子育てに手がかからなくなるということもあります。
周囲に積極的に助けを求めながら、
数年というスパンで流れを俯瞰してみてください。
三日月さんは移住を決めたときは、
それがベストの選択だったのであり、
それ以上もそれ以下もありませんでした。
行動してみて、
我慢ならないレベルのストレスであれば、
それは間違いだったのではなく、
合うものと合わないものをきちんと
確認できたということでもあり、
これからの選択、決断、行動の変化に
役立つことでもあるわけです。
これまで一人で頑張ってこられたことを
称えつつも、それにしがみつくのをやめて、
声を出して人の助けを求めることも
大切な変化のひとつです。
全てに満足することはできないかもしれませんが、
それは別の決断をしていても一緒のことでしょう。
今の状況でも満足できたり感謝できたりする部分、
好ましい部分にもきちんと
目を向けるようにしてみてください。
人生、このような寄り道をしたからこそ見えてくる、
新しい景色や大切な発見もあります。
寄り道も決して無駄ではないのです。
ある程度期間を決めて変化を起こす努力をし、
それでもやはりこの土地では無理だと思ったなら、
再度地元に戻る決断もあるのではないでしょうか。
それは失敗ではなく、
ベストを尽くした上での善処です。
私たちの人生はトライ&エラーを繰り返しながら、
たまには後悔しながら、エラーも学びの糧として、
少しずつ豊かに発展していくことを信頼してください。
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