FROM:川畑のぶこ
今年もあっという間に最終四半期に入り、
断捨離祭りのテーマがあがってきました。
「自由」は永遠のテーマですね。
自分らしく生きるというのは
シンプルでいて難しいものです。
そもそも自分らしいってなんだろう…と。
自分らしさの心理的な課題には
セルフイメージの問題が常につきまといます。
セルフイメージとは、
「私はこういう人である」と信じたり
考えたり感じていたりする像であり、
また、相手が自分のことを
どういう人であると見ているかという像です。
さて、みなさんは一体自分のことを
どういう人と思ったり感じたりしているでしょうか?
私たちは生きていく中で、
さまざまな課題にぶつかります。
問題解決に向けて努力を重ねることは大切ですが、
さまざまな努力はセルフイメージと連動しています。
たとえば職場で上司から
理不尽な待遇を受けたとします。
「私なんてどうせ取るに足らない人間だ」
と思っているなら、
このような仕打ちを受けて当然と受け止め、
改善の努力を怠るかもしれません。
すると変化は起きませんし、
人生は憂鬱なものとなるでしょう。
反対に、「私は敬意を表されるに値する人間だ」
と思っているなら、
その理不尽さを指摘して
改善を求める努力をするでしょうし、
多少の困難やエネルギーの消耗はあれど、
健全な変化がもたらされるでしょう。
もちろん、人生のすべての問題を解決することは
不可能ですが、セルフイメージによって
問題解決の質量は圧倒的に変わってきます。
セルフイメージが歪んでいると、
人生はつらいものになってしまいます。
その歪みは「私は本来かくあるべきなのに」と、
理想の誰かさんのフレームに自分をはめ込もうとして、
それが叶わないために生まれるギャップに
注目していることから生じます。
「どうせできないダメな人間だ」というふうに…
日々の臨床で出会う方たちの悩みの多くは
そのような「ダメな私」に注目していることから
生じています。
苦手を克服して完全にならない限り
自分には価値が無いという誤解によって、
本来持ち備えたその人の良さや
魅力が消えてしまっているのです。
偽りの自分から脱却して、
自分らしくのびやかに生きるには、
「ああなれたらいいな」という、
どこかにある自分ばかりを追い求めるのではなく、
すでに自身の中に持ち備えているもので、
「これをしているときに夢中になれる」とか
「喜びや安らぎを感じられる」という
状況や場に身を置くのを増やすことです。
そして、それらに実際に取り組めなくても、
それをイメージするだけでもOKです。
私たちの脳は実際に起こっていることと
イメージすることを区別できません。
(好きな人のことイメージすると心ときめいたり、
逆に嫌な人のことをイメージすると
その人が目の前にいなくても
嫌な気持ちになったりするように)
また、私たちは、2つのことを
同時に考えることはできないため、
お気に入りのものや素敵なことをイメージしながら、
同時に職場の上司の理不尽な態度を
想像することはできません。
マルチタスクで同時に行えるかのようでいて
一瞬一瞬で切替えが行われています。
自分らしいのびのびとした
人生を実現したいのであれば、
まず、自分がどのようなモノやコトに
喜びや安らぎを覚えるのかに注意を向けて
それらに勤しんでみます。
そのような時間が増えるにつれて、
セルフイメージも自ずと肯定的なものに
変化していくことでしょう。
今年の締めくくりの断捨離祭りでは、
そんなセルフイメージに関連した
苦難に負けない心のつくり方について、
簡単なメディテーションなどのワークも
取り入れてお話しさせていただきます。
のびやかな自分の実現に取り組みたい方は
ぜひご参加ください。
↓
詳細はこちら
https://in.yamashitahideko.com/fes2023_8800_dan
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