Different,Age,Teammates,Working,Together,Seated,At,Shared,Desk,In

Q:これまで50代以上の2人だった部署に
30代の後輩が入ってきました。
仕事熱心で、すぐに仕事を覚え、積極的に働いています。
  
私から見ると仕事において先輩と後輩はよく似たタイプで、
細かいところまで追求・確認して記録していきます。

対して私は直感的で、全体で見て、
時間が経つことによって変わることもあるからと
細かいところは重視しないタイプです。
 
これまでは先輩と私のコンビで良いバランスだったのが、
後輩が入ってからそれが崩れ、
自分のアプローチが否定されている気がしています。
 
仕事を覚えてから後輩は、無意識なのか私の仕事まで
「経験を積みたい」と引き受けるようになり、
中堅の私としては後ろから突き上げられるような
焦燥感のようなものを感じるようになりました。

そんな自分が小さい人間のようで、卑屈になります。
どのように考えればこんな気持ちにならずに済むでしょうか。
   
【蒼井・50代・女性・会社員】

   
―――――――――――――――――
  
A:FROM 川畑のぶこ
   
職場に新たな若手の即戦力が加わり、
それを脅威に感じてしまっているのですね。
   
これまでは2人でバランスよく補完しながら
仕事ができていたとのことですので、
蒼井さんもご自身の長所を
よく理解されてきたことと思います。
   
私たちはみな個性があり、
その個性は状況や相手によって
ポジティブにもネガティブにもなるものです。
  
率先力のある人は時に強引になるかもしれませんし、
控えめで人の話をよく聞く人は時に
自己主張に欠けるかもしれません。
  
大切なのは、自分の特性を把握して、
ポジティブな面もネガティブな面も
両方を理解しておくことです。
  
すべての状況下において
常にポジティブであることは不可能でしょうし、
その必要もないでしょう。 
 
蒼井さんの仰るように、物事にはバランスがあるからです。
  
蒼井さんは今回、
1対1であればバランスが取れていたものが、
2対1となり多勢に無勢の状態に感じてしまったとのこと。
  
ただ、これも逆手にとって考えてみると、
細かい部分にこだわる人が増えたからこそ、
蒼井さんのように全体像を直感的に把握できる存在は
なおさら必要であると考えることもできるわけです。
  
決して「私など価値がない」と自己卑下することなく、
「今こそ私の価値が発揮されるとき」と、
ご自身の特性が仕事に活かされることを
堂々と示していけば良いわけです。
    
希少なものだからこそ価値を発揮することがあるのです。

後輩が蒼井さんのお仕事も学びたいという
高い向学心があることは良いことです。
  
仕事の作業的な内容だけでなく、
蒼井さんの姿勢や全体の中におけるバランスの大切さ
も教えてあげてはいかがでしょうか?

BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)の
調査によると、
   
多様性の高いリーダーが存在する組織は
同一性の人材の組織よりも
イノベーションが起こりやすく、
業績が良いことが分かっています。
 
これまでバランス良く
仕事ができていたという事実があるのなら
なおさら、組織の求める結果に蒼井さんの存在が
貢献することを理解してください。

互いの特性と、その長所・短所の両方を認めつつ、
良いところは吸収しあいながら
発展していくことを目指してみてはいかがでしょうか?
  
応援しています!

     
ーーー

★あなたが今抱えている『悩み』をお聞かせください。
ご質問はこちらから

タグはありません

コメントはこちらから

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、 が付いている項目は必須項目となりますので必ずご記入をお願い致します。