Q:個人事業を始めて10年+α、
今、何をしたいかが見えなくなっています。
いろんな方の意見を聞きすぎて
迷っているような気もしています。
アドバイスいただけたら嬉しいです。
【粋香・50代・女性・自営】
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A:FROM 川畑のぶこ
個人事業を10年以上されているのは
素晴らしいことですね。
今粋香さんが何をしたいかが
見えなくなっているとのことですが、
これは、粋香さんがさらなる成長や発展を遂げるための
次の段階に差しかかっていることを
意味するのではないでしょうか。
過去10年は決して無駄だったのではなく、
すべて次の段階のために
必要なステップだったことでしょう。
私たちは、ひとつのステップをクリアすると
そこで満足するのではなく、
さらに次のステップへと進みたくなるものです。
とはいえ、変化に抵抗があるのもまた人間の性ですから、
そのような時に悩むのは当然のことでしょう。
慣れ親しんだ(時として生ぬるい?)池から飛び出すのは
不安が伴うものです。
これまで保ってきた生活の均衡が崩れるリスクが伴いますし、
決断を誤って大きな損失を被るのではないかと考えるから
躊躇してしまいますね。
この躊躇は決して悪いものではありませんし
状況を精査して安全な未来を予測するのに
賢明なプロセスでもあります。
ですから、このような時には様々な人の意見を聞いて
参考にするのは悪くないのです。
粋香さんが人の意見を聞きすぎて
判断ができなくなってきてしまっているのなら、
正解はたくさんあるんだなーと捉えてみることです。
そして、自分にとっての正解が
必ずしも万人と一致する必要はないことも
知っておいてください。
そして、たとえその選択が
失敗や損失を招いたとしても、
必ずしもそれで取り返しがつかなくなったり
すべての終わりというわけではないでしょうし、
そこからまた軌道修正して再出発もできます。
失敗もあくまでもマイルストーンであり、
私達は常に成長のプロセスの途中なのです。
成功の数より失敗の数が人を賢く大きく成長させる
ということも知って、過度に失敗を恐れないことです。
人の意見を聞いた上で、さんざん逡巡して、
何が正解か分からなくなった時は、
どの答えがもっとも心に躍動をもたらすかで
判断することもよいでしょう。
必ずしも理屈ではなく、いわゆる直感とか第六感など、
アタマよりも心の奥底の声に従うことで
人生が切り開けることは多いです。
少し寝かせてみて、ふと答えが湧いてくるというような
感覚が得られることもあるかもしれませんし
生活の中にいろいろなシンボルを見出すかもしれません。
また、夢の中で答えを見出すこともあるかもしれません。
いずれにせよ、アタマで考えすぎず、
すこし一呼吸おいて、リラックスして
感覚を研ぎ澄ませた状態を保っているなかで
答えへの近道が現れることもあることがあります。
粋香さんの中には、
そのようなすばらしい叡智が宿っていることを信頼して、
失敗も糧としながら新たな展開に
愛ある好奇心をもって向きあってみてください。
応援しています!
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