Q:娘が上司からのパワハラで鬱病になり苦しみ、
やっと少しずつ元気になりホッとしたら、
息子も心の病になってしまいました。
2人とも心の病になるなんて
私の育て方が悪かったのか
息子がこれから普通に働く事が出来るのか
考えると不安です。
他の子は普通に働けているのにと
友達の子と比べて引け目に感じて
本当の事を言えない自分にも嫌になります。
苦しいのは子ども達なのに…
息子の前ではなるべく明るく接していますが
これから親としてどのようにしていけば良いのか
アドバイスをお願いします。
【うさママ・50代・女性・自営】
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A:FROM 川畑のぶこ
我が子が苦しんでいるのを見るのは
親にとってこの上なく辛いことですね。
育て方が間違っていたのではないかという、
うさママさんがご自身を責めたくなる気持ちもわかりますが
ご自身を責めることは、子どもたちを否定することにも
なりかねませんので気をつけましょう。
ハラスメントを受けて心が病むのは
育て方が間違っていたからではありません。
暴力を暴力と認識できるからこそ辛いのでしょう。
それを否定する必要などないのではないでしょうか。
まず辛かったことには寄り添い、
うさママさんは常に味方でそばにいることを
感じさせてあげてください。
私たちはたとえそれが一箇所であっても、
自分がそこに属しているという
安心感を抱ける居場所があるなら、
必要な時間をかけてそこからエネルギーをチャージし、
やがて前進できるものです。
お二人の今の状況は痛みを伴うものかもしれませんが、
そのことで決して
人生のすべてが台無しになるわけではありません。
すべてはプロセスであり到達地点ではありません。
現に、娘さんは時間をかけて回復していったわけですから、
そのチャンスは息子さんにもあります。
私たちひとりひとりの中に良くなりたいという動機があり、
自らを癒す力も備わっていることも信頼してください。
それが心の病気であれ体の病気であれ、
病気には常になんらかのメッセージがあります。
そのメッセージは
もっと自分に優しく生きてください
というものであることも覚えておいてください。
私たちは放って置くと自分に厳しく接してしまいがちです。
「心を病むのは自分が弱いからだ」
「早く治さねば」
というのも厳しさの姿勢からです。
病気のおかげで暴力や嫌な状況から離れられたなら、
無理しないで苦しみをもたらすものからは
離れなさいというサインかもしれません。
これを機に生活をスローダウンしてみようとか、
一呼吸おいて新たな価値観を模索してみよう
というのは優しさの姿勢でしょう。
病気になったことで、
時には一旦これまでの価値観を手放して、
軌道修正する必要があるかもしれませんが、
それはより楽に生きるための
修正の機会である可能性があります。
それは、それまで心の奥底で
必要だと思っていた変化だったけれど、
病気にでもならなければ
起こせない変化だったということもあります。
自分が違和感を覚えていた
コミュニティーから離れられたというのも良い例でしょう。
家族との時間が増えたというのも恩恵かもしれません。
このように、身の回りでおきていることで
好ましいことにも目を向けてみると、
起こっていることに意味を見いだせるでしょうし、
これは打ちのめされた状態から
回復する力を高めてくれる姿勢です。
ぜひ、病気から学べるものや、
はからずもこの状況だからこそ
得られて好ましい恩恵に目を向けてみてください。
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