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FROM 川畑のぶこ

今日は、こゆきさん(70代・女性・主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】がんの検査を一通り終えて、
今、結果待ちの状態です。
多分、すい臓がんです。

母がすい臓がんだったので、
毎年一回、MRCPを受けてきました。

今年も受けたら、
今までとは違う画像でした。
すぐ、大学病院で検査です。

もともと怖がりで、
不安がいっぱいの性分です。

断捨離も、途中で娘に
「全部捨てなあかんな」と言うと、

「何もしなくていい、死に急ぐことない」
と言ってくれて、
嬉しくて、本当に何もしていません。

頭では、あれもこれも
しなくてはと思うのですが、
体が動かないです。

今のところ、メンタルは大丈夫です。

でも、告知を受けたら、
タガが外れて泣きくずれるかも、
と自分で思います。

孫の成長が生きがいなので、
長生きしたいと思ってきました。
それが辛いです。

でも、なってしまったら仕方ない。
なるようになるしかないとも思います。

心配なのは、家族性膵がんは
遺伝の可能性があるということで、
息子・娘が心配です。

期間限定の命です。大事な物は、
家族にわかるように目の前に
置いておくことくらいしか
今は考えられないです。

思いつくまま書きました。
アドバイスよろしくお願いします。

【A】がんの検査結果を待っている時
というのはドキドキしますし、
嫌な気分になりますね。

そして、結果が出て一喜一憂
というのは、臨床現場では
本当によく目にするシーンです。

私の心理療法の師匠、
カール・サイモントン博士は
こう言っています。

「がんになるかならないかは、
 検査結果次第。

 けれども、たとえそこで
 がんがわかったとしても、
 
 それはその人にとっての
 メッセンジャーである」

こゆきさんにはぜひ、
この言葉を常に思い起こして
いただけたらと思います。

がんは攻撃者ではなくて
メッセンジャーである。

基本的に、
私たちは生まれながらにして
健全な状態だけれども、

無理をしたり、我慢したり、
頑張ったり、

いろいろな歪みや
ストレスがあって

本来の道からズレて、
自分でない自分を
頑張ってしまう時があります。

そういうことが続くと
いろいろなサインがやってくる。

体のサインとしては、
寝不足で疲れやすいなとか、
肩が凝るな、腰が痛いなとか、
いろいろあるかもしれない。

そして、注意散漫になって
事故とか怪我をしてしまう人も
いるかもしれないですよね。

がんも、何か自分の中で
ストレッサーを抱えてしまって、

それを頑張って律することが
できてしまって、
どんどん横道に逸れてしまった。

それでも
頑張れてしまう状態が続いて、

その結果、最後は
体に歪みが出てきてしまった
ということがあります。

であれば、がんというのは
ガードレールのような
メッセンジャーです。

ちょっとぶつかると
インパクトがありますよね、

それと同時に、本来のあなた
の道に戻ってくださいと
いうことを教えてくれる
メッセンジャーなのです。

そんなに無理や我慢や
頑張りをしないで、

もっと自分自身に
優しく生きてください、

あなたらしく生きてください、

もっと日常の苦しみや痛みから
離れて喜びや安らぎに導かれて
生きてください、

そんなメッセージである
ということをサイモントン先生は
教えてくれています。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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