Q:初めまして。
私の職場での環境で相談させて頂きます。
小さい頃から母親との関係で色々あり
「あなたは能無しだから
人の何倍も働いて周りの為になりなさい」
と言われ続け、常に周りの空気を読み、
顔色を見ながらの情けない仕事ぶりです。
はっきり言って自分が無く、
自己肯定感がとても低い人間です。
朝早くに出勤して
寒い日は暖かく部屋を整えたり、
後から出勤する人が
スムーズに仕事に入れるように
機械を立ち上げておいたり、
自分にできる事はやっています。
基本的に仕事は好きだし、
人のお役に立てることに喜びがあります。
ですが夫から、
都合よく動いてくれる人がいれば
それが当たり前になり
下に見られてしまうだけだから
そんな働き方はやめろ、と言われました。
夫の言葉にハッとして
自分の行動を振り返ると、
やはり都合の良い人なのかな?
感謝されたくてやっているわけでは
ないけれど、時々体調が悪く
いつもより遅めに出勤すると
「暖房が付いてなくて
寒かったんですけど!」
と嫌味を言われたり、
細やかなイライラが募るようになりました。
堂々としていたい。
スッキリした気持ちで仕事がしたい。
残り少ない仕事の時間を
悔いのない時間にしたいと思ってます。
アドバイスお願いします。
【おこちゃん・60代・女性・看護師】
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A:FROM 川畑のぶこ
人の役に立つことに喜びを感じる
おこちゃんの姿勢や行動に感謝する人は
たくさんいらっしゃることと思います。
一方で、それに甘えて図に乗ってしまう人も
いるということですね。
おこちゃんの行動が、
純粋に自分のニーズを満たすためであれば
そこに苦しみはないと思いますが、
自己肯定感の低さやコンプレックスから
のものである場合、すなわち、
「私なんて取るに足らない存在なのだから、
これくらいして
人様の役に立たないといけない」
などという無意識な自己批判的信念に
基づくものであるなら、
それは修正するのがよさそうですね。
ご主人も
奥さんが見下されるのを不憫に感じて
心配されていることと思います。
大切な人を思いやるからこその助言ですね。
人は相手が大切にしていないものは
ぞんざいに扱いやすくなります。
おこちゃんが自分を大切にしていないと、
周りの人も無意識のうちに、
この人はそんなに大切にしなくて
構わないんだなと感じてしまい、
そのように振る舞ってしまうことがあります。
ですので、まず、
おこちゃんに最も近いおこちゃん自身が
自分を大切にしてあげることです。
そのために、折に触れて、
「これは自分を大切にする姿勢かな?」
「大切なものを守る姿勢かな?」
という質問を自分自身にしてみてください。
答えがNOなら、
もし自分が大切なものを守るとするなら、
どのように行動するかな?
と考え、それに即した行動を
してみることをおすすめします。
たとえば、
「エアコンがついていなくて
寒かった(暑かった)んですけど」
という、お門違いなことを言われたのであれば、
「すみませんでした」
と反射的に詫びるかわりに、一呼吸おいて、
「それは本来私の仕事ではなく、
あくまでも私の好意で
行っているものです」とか
「そのような言われ方をするのは心外です」
などと返答することができます。
このように率直に気持ちを伝えることは、
決して相手を蔑ろにすることでは
ありません。
人として対等であることを意識して
このようなやりとりを実践してみてください。
また、おこちゃん自身の内面的なワークとして、
ご自身の長所を書き出して、
「私は◯◯な人間です」
(◯◯にはリストアップした長所を入れる)
と声に出して読んでみてください。
より効果的なのは
鏡の中の自分に向かって
その言葉をかけてあげることです。
また、なりたい自分を
鏡の中の自分に向かって
宣言してみるのも良いでしょう。
たとえば
「私は大切にされる価値のある人間です。
まず私が私を大切にします。」
というようなものはひとつの良い例です。
大切な信念を定着させるために、
日々繰り返し自分自身に
宣言してみてください。
おこちゃんが自分自身を大切にし始めると、
自然と周りもそのように
振る舞い始めることでしょう。
応援しています!
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