Q:いつも川畑先生のメッセージに
励まされています。
私は一度やると決めたら最後まで続けないと
気が済まない自分をもう辞めたいです。
朝起きて瞑想しながら体の声を聞く。
家を綺麗に整えながら、
自分なりの体操を1時間する。
エアロバイク1時間。
昼食後、体操1時間。
これをやらないと気が済まないのです。
何も予定がない日はいいのですが、
予定がある日は
その為の時間を確保してでもこなす。
どんなに体調が悪くても、疲れていてもです。
その為、
誘いがあって出かけても楽しめなかったり、
行きたいとこにも行けずにいたり、
とにかくやらなきゃいけないという
思いにかられて辛いです。
10代後半から摂食障害を患い、
克服はしましたが、
今でも太ることへの恐怖があります。
毎日のルーティンを休んだら
太るんじゃないかと不安になります。
高校受験に失敗した時、
人生で最大の挫折を経験しました。
どうしてもっと頑張らなかったんだろう。
もう2度とそんな思いはしたくないと、
それがきっかけとなり、
何事もとことん頑張ってきました。
その頑張りは
もうこれ以上できないというくらいです。
心身共に疲弊し、
強迫性観念や摂食障害など辛い人生でした。
でもこれからは自分に優しく、
柔軟に生きていきたいです。
でも、毎日のルーティンを
その時々で辞めることが怖くて、
行動し続けてしまう自分がいます。
どうしたら気持ちを緩めて、
自分が望む生き方ができるでしょうか。
アドバイス頂けたら嬉しいです。
【ローズ・40代・女性・専業主婦】
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A:FROM 川畑のぶこ
一度すると決めたことは、
とことんやらなければ気が済まない
ローズさんなのですね。
仕事やプロジェクトなどは
ローズさんのような人がいるとはかどり
きちんと遂行されるので
信頼も得やすいのではないでしょうか。
一方で、どんなに体調が悪くても、
疲れていても決めたことはやるとのことで、
ここには強迫的な観念があり、
ご自身をすり減らしてしまっていることが
窺(うかが)われます。
ローズさんが毎日こなしていらっしゃるメニューは、
ご自身の健康のためのものと思われますが、
現状、「健康のためになら身を削れる!」
というような矛盾した状態に
なってしまっているようです
(中には「健康のためになら死ねる!」
というような人も
いらっしゃるかもしれませんね)。
これでは本末転倒です。
おそらく、ローズさんは
余白が苦手なのではないでしょうか。
それは、部屋の空間に余白があれば
そこにモノをギチギチに
詰めてしまうように、
そうすればあたかも豊かさが
得られるのではと勘違いしてしまうように、
時間的な余白をすべて埋めれば満たされると
勘違いしているのかもしれません。
そうであれば、
空間にも間があるからこそモノが引き立つように、
ローズさんの人生も、
のんびりする時間的なゆとりがあるからこそ、
アクティブに何かを成し遂げるときは
その活動や経験が輝いてくることもある
ということを忘れないでください。
何もしない時間も
大切なプランのうちであるということです。
また、ローズさんは毎朝の瞑想で、
体の声を聞くということを実践されているようですが、
その声に応えることはしてはいないのでは
ないでしょうか?
たとえば、何かをしすぎたときは、
身体は「今日はのんびり休みたい」とか
「横になりたい」といったメッセージを
端々に発していることがあるはずです。
でも、ローズさんの場合、それらの身体の訴えは
却下されてしまっていないでしょうか?
身体の声に耳を傾けるだけでなく、
その訴えを聞き入れてあげてください。
疲れたときは休むのが仕事です。
その仕事にきちんと取り組んであげてください。
休んだり、のんびりしたりすることができたら、
その達成を褒めてあげてください。
ローズさんのやすらいだエネルギーは
ローズさんご自身のみならず、
周囲の人々にもこの宇宙全体にも
良いエネルギーを放つはずです。
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