170412_FB_kawabata

Q:子供のころより
既に決められた価値観の中で生きることに
息苦しさを感じていました。

思ったことをはっきり口に出すと
なんとなく周りから浮いてしまう経験から、

いつしか黙ってやり過ごす方が
面倒ではない事に気がつき、
いつしか他人軸な自分になっていきました。

それでも、50代になり
今まで不自由だったココロを解放したくて、
ありのままの自分で生きようと決め

少しずつ思った通りに行動したり
発言したりしていたら、
今まで良好だった親しい友人との間に
違和感を感じてきて、

こちらから距離を取ったり
逆に相手から取られたりして、
気がつけば今までの私の居場所が
なくなっている事に気がつきました。

本当に長い期間をかけて少しずつ。

最近変わらず仲良くしたい長年の友人から
「あなたは私の気持ちも考えず
 自分の気持ちをぶつけてくる」
と約束をドタキャンされた時に
傷ついた故を伝えた際言われて呆然。

私なりに誠意を持って
お付き合いしてきただけに
かなりショックでした。

「ドタキャンした時、
 私に何かあったか考えてくれたか」
と問われたのです。

私は何か起こった時
止むに止まれぬ事情があるのかも、
と考える前に感情が先に動くタイプです。

先にきちんと説明があった上でのキャンセルなら
理解出来たと思うのですが、友人も
私なら何も言わなくても理解してくれる、
と思ったようです。

今までずっと他人の気持ちを大事にして
自分のモヤモヤを見て見ぬ振りしてきたので、
もう他人軸には戻らないつもりですが、

自分を大事にし過ぎるのも
人間関係を損ねてしまうのでしょうか。

ワガママ過ぎたのでしょうか。

【なつなつ・50代・女性・主婦】
 
―――――――――――――――――
     
     
A:FROM 川畑のぶこ
        
自分を大切にすることと、
わがままや身勝手に振る舞うことの線引きに
悩まれているなつなつさんなのですね。

私たちが人生を豊かにするために、
人間関係を良好に保つことは
外すことができない要素です。

人間関係のバランスを保つには、
我慢しすぎてもしなさすぎてもだめで、
いずれも過不足なくというのが
重要となるでしょうね。

主張や意見を言うことは大事ですが、
相手の立場を考えずに
何が何でもそれを通そうとすると
人間関係は悪化します。

私はよく
Me First=まず自分から
という提案をしていますが、

それは相手があってのことであり、
自分さえ良ければ相手などどうでもよい
というものではありません。

まず自分のニーズを確認し、
それを満たすことを優先するのか、
それとも後回しにして相手を優先するのか、

そのことに関して
しこりが残らないようにするには、
どのようにコミュニケーションするのが
大事か、ということをお伝えしてきています。

Me Firstは決してMe Onlyではありません。

むしろ、自分を大切にするために、
相手とどのように良好に関われるかが
問われるでしょう。

良好な人間関係には
思いやりが欠かせません。

思いやりとは相手の苦しみを取り除き
安らぎや喜びをもたらしたい
という気持ちからの働きかけです。

なつなつさんがご友人のドタキャンに
自分の気持ちだけを感情的に伝えたことで、
ご友人が傷ついたという例を
あげていらっしゃいますが、

気心知れた友人との関係では
気遣いはご法度なこともあるでしょうが、
それも基本的に相手を思いやる気配りが
ベースにあって成立することです。

単に自分のことだけを考える
わがままな姿勢であれば
成り立たないでしょう。

なつなつさんも、ご友人も
「自分はこの相手から大切にされているのか?」
ということに疑問を抱いているので
起こった事件ではないでしょうか。

なつなつさんは、
蔑ろにされたと決めつけたので
感情をぶつけた、

一方で、ご友人は、
そんなこと私がするわけないのに
確認することなく「わがままな人間」と
決めつけられた、と思い、傷ついたわけです。

相手を思いやるには、
相手と自分の背景と置かれた状況を
深く理解するちからが必要になります。

私がそう受け止めてしまった理由は、
相手がそう受け止めてしまった理由は
どこにあるのだろうか。

お互いに違う背景や価値観がありますから、
その掛け合わせがうまくいくこともあれば
うまくいかないこともあります。

そのことも含めて
深く理解するちからが必要になるでしょう。

人間は失敗を免れませんから、
その失敗を批判するのではなく、
そこから何を学べるだろうか?
という姿勢が大事になります。

このような、
一見ネガティブに見える出来事も、それが
本当に大切にしたい人間関係であるなら、
これを機に絆を深める出来事にも
変えることができます。

そのためには、
頑なに自分の正しさを主張するのではなく、
状況の掛け合わせで誤解が生じたことを
素直に冷静に受け止め、

対応に不適切なことがあったなら
反省や謝罪を伝えることが大事です。

そのことで、相手にも
自分との関係を大切にしようと
努力してくれていることが伝わります。

決して決めつけることなく、
お互いが、失敗から何が学べるかということを
平静に観察して改善する気持ちを持っていれば、
いままで以上に良好な関係が維持できるでしょう。

ぜひ、この機になつなつさんが
真に大切にしたいものは何なのか?

もういちど振り返り、
素直に誠実に思いやりをもって
相手と自分に関わるようにしてみてください。

                  

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