White kitchen design.

断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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Q:モノが多く広すぎる家を断捨離したいけれど…

50代の主婦で、一人娘は3年前に嫁ぎ、今は
キッチンを含めて10部屋ある古い家で主人と二人暮らしです。

もともと家族が多い家でしたが、
ひとりずつ減り、物の多い生活にほとほと困り果てています。

断捨離したらどんなに快適かと思いますが、
私は自律神経失調症の上に鬱もあり、動くのが億劫なのです。

それでも、なんとか気持ちを前向きに
断捨離出来る気持ちの切り替え方をお教え下さい。

【クリームソーダ様・57歳・主婦】

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A:
FROM 川畑のぶこ

クリームソーダさんのように、家族が一人ひとり減り、
気がつけば子どもや親たちが残していったモノたちに囲まれて、
夫婦2人で暮らしているという人はたくさんいらっしゃると思います。

ただし、10部屋というのは流石にハードルが高いですね。

今は鬱もあるとのことで、くれぐれも無理のありませんように。
自分の身体の声にきちんと耳を傾けてあげてください。

がんばれないときはがんばらないのも仕事。
がんばるという執着を手放してみてください。

また、このような時期は、周囲に助けを求めるのも大事です。

子どものものであれば子どもたちに、
もし親の遺品があるようでしたら、業者に遺品整理を頼むのもひとつです。

全て自分でやらねばと強迫せず、
助けを求めて良いと、自分自身に許可を与えてあげてください。

上手にサポートを得られるようになることで
周囲への信頼感が育めるようになり、心身が楽になることもあるのです。

ご自身のものに取り組んでみようと思う場合は、
いきなりエネルギーを要するものに取り組むのではなく、
まずはエネルギーチャージを大事にしてみてください。

断捨離はエネルギーを要することですので、まずはゆっくり休み、
好きなことをしたり、寛げる人や場所に身を置いてみたりして
心理的なエネルギーを充電してから取り組むことをおすすめします。

手をつける場所も、難易度の低いところや
モノ(エネルギーを必要としない場所やもの)にターゲットを絞り込み、
さらにエリアも細かく区切って少しずつ取り組んでみてください。

たとえば、今日はガラクタだらけの引き出しひとつと決めて、
そこが完了したら花マルです。

この断捨離の機会を、厳しさでなく、優しさをもって
ご自身に向かい合う機会にしてみてください。

150928

こんにちは。川畑のぶこです。

サイモントン療法の国際会議に出席するため、イタリアに出張してきました。
本当は、前回9月21日の号で、現地からのビデオメッセージをお届けする予定
だったのですが、データ転送がうまくいかず断念。
一週間遅れとなりましたが、今回はベネチアの風景とともにお送りします。

会議はフィレンツェで行われたのですが、その前の2日間、
いつか訪れてみたかった、憧れのベネチアに滞在しました。

水の都ベニス、心も潤いました。
忙しさがたたってか、その数日前に風邪を引きましたが、
それを癒す意味でも、湿度の高いベニスでしばしゆったりできたのはよかったです。
蚊に刺されましたけれど(笑)。

さて、イタリア人と言えば、
「人生を楽しむのが上手」の代名詞のような人々ではないでしょうか。

世界のスタンダードから言うと、私たち日本人は真面目、時に生真面目な国民性。
もちろん、いい部分もありますが、
ストレス下においては、それがアダとなって出てしまうことも。

今日はこのイタリア人の気質、遊び心について、
私がサイモントン博士から学んだことと併せて、皆さんにお伝えしたいと思います。

サイモントン博士の人生の楽しみ方。
どんなことだと思いますか?

過去に、正直、私にとってはびっくりするような博士の行動があったのですが、
実は、それはサイモントン流の「遊び心」、そして極上の「人生の楽しみ方」だったのです。

続きは、ビデオでお話ししています。

―――お願い―――

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Q:他界した弟のモノを処分するのが苦しいです。

片付けの悩みです。

まだ勉強を始めて日が浅いため
どのように片付けたらよいのかわからないモノがあります。

それは、4年前に他界した弟のモノです。

私たち家族は弟が他界したのをきっかけに、
独身だった弟が所有していたマンションに引っ越してきました。

とても綺麗に片付いた部屋でしたが、
洋服などのモノが大変多くまだ綺麗で
私も子どもも着ることができますし処分しかねております。

ブランド物も多かったため、今年になって
少しオークションに出品して処分しましたが、
お金になって返ってきても気分がスッキリしないのです。

大量の洋服もゴミにするのは辛いです。

そのモノたちがなくなってもなにも困らないどころか
家はスッキリするし、弟は心の中にいるのだから問題ないと
自分に言い聞かせても、やっぱり処分しようと思うと苦しいのです。

それらがあることで安心できているのです。

しかし、家の中は弟のモノと
私たち家族のモノで明らかに定員オーバーです。

どのように弟のモノ、自分の心と
折り合いをつけたらよいのでしょうか?

どうかアドバイスをお願いいたします。

【女性・46歳・パート】

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FROM 川畑のぶこ

大切な家族の遺品整理は心が痛むものですね。
モノはモノであってモノでないことの
代表的なシチュエーションだと思います。

遺品に関しては、心の整理が出来ておらず、
故人のモノがあることで残された家族が安心感が得られるのであれば、
それはまだ心が使っているということなので、
無理に捨てる必要は無いでしょう。

「捨てねば」と思えば思うほど、
胸が引き裂かれるような気持ちになるのではないでしょうか。

喪に服する期間というのは人それぞれです。
年老いた親であれば数年であっても、
若くして他界した兄弟などは、4-5年経っても
心理的な喪が明けないこともあるでしょう。

どうか自分自身に厳しくならず、優しくなってください。

傷ついた皮膚をかさぶたが覆うように
しばらくは喪失感に傷ついた心を
弟さんを思い出させてくれるモノたちが覆ってくれているのだと
受け入れてあげてください。

それでも、流石に量が多すぎて日常に支障をきたしているのであれば、
もし、その状況を弟さんが見たなら何と言うか考えてみてください。

遺品を断捨離したいのになかなかはかどらない場合は、
「捨てねば」と、捨てることに焦点を当てるのではなく、
「何を残そうか」と、残すモノを選び抜くことに焦点を当ててみること
をおすすめします。

大量の服があるとのことですが、
服の中でもご自身やご家族が弟さんを身近に感じることができるものも
あれば、弟さんが着たり纏ったりしているところをいちども見たこともなく、
弟さんの存在をさほど近くに感じられないものもあるでしょう。

安心感を得るために、必ずしも大量に、残されたそれら全てのモノを
持っている必要はないのだということを思い出してください。

最も弟さんを感じることができて、安心感が得られるモノ
を選び抜いてみてください。

150921_2

ボンジョルノ!!
川畑のぶこです。先週より出張でイタリアに来ています。

今日のメルマガでは、
ベネチアで録画したメッセージビデオをみなさんにお届けする予定だったのですが、
日本へのデータ転送がうまくいかず、
残念ながら、皆様へリアルタイムの声を届けることができません。
帰国後に改めてお届けしたいと思いますので、少し待っていてくださいね。

さて、イタリアは初めて訪れる国。
今回はベネチア、フィレンツェ、ローマを訪れています。
最初に訪れたベネチアがとても印象的でした。
水の都というだけあり、湿度が高く、風邪気味で荒れていた喉や肌もとても潤い、
あっという間に体調も快復していきました。

ベネチアは夜10時を過ぎるとクモの子を散らしたように街から人の姿が消え、
滞在先のアパートの窓から街を見下ろすと、灯り一つない漆黒の夜です。
交通手段は みんな船で、車も走っていませんから、辺りは静寂に包み込まれます。

こんなにたくさん人がいる場所で、こんなに静かな経験は、
人生で初めてのように思います。
教会の鐘の音とともに就寝し、教会の鐘の音とともに目覚める。
とてもシンプルなことがこんなに贅沢なことだとは、夢にも思っていませんでした。

夜は、ベネチアで生まれ育ったビバルディの弦楽四重奏を聴きに行きましたが、
街の中心である、サンマルコ広場の脇の教会を改築したホールで、
かの有名な「四季」の生演奏を聴けたのには感無量でした。
アコースティックな音が細胞の隅々に染みわたるのがわかりました。

今回の渡航の目的であるサイモントン療法の国際会議が行われたフィレンツェでは、
仕事の合間を縫ってベッキオ橋のかかるアノル川のほとりを散歩したり、
死ぬ前にいちど観てみたかったボッティチェリの「ヴィーナス」と「春」を
美術館で鑑賞することができたり、仕事仲間と地元料理に舌鼓を打ったりと、
まこと人生の喜びとはこのことを言うのだなぁと、じんわり感じ入っています。

こんな経験を陰で支援してくれている家族にも、
離れてみると、感謝と愛情がこんこんと湧いてくるのものです。

日本はシルバーウィーク真っ只中でしょうか。
お休みの方も、お仕事でお忙しい方も、たくさんの喜びに満たされますように。

また日本でお会いしましょう!

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断捨離メルマガ読者の方からいただいた、
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Q:時間に厳しすぎる私…

時間に変なこだわりがある自分に悩んでいます。

私は何にせよ、約束の時間より早くその場に着いていないと気が済みません。
大学生の時も好きな席に座れないのが苦痛で、誰よりも早く登校していました。

結果、私が一番学校から遠かったにも関わらず、
皆の席取りの役を任されていました。

病院や美容院の予約、人との待ち合わせなどの場合は
常に15-20分前には着いているので、間際まで近場で調整して
丁度良い頃合いを見計らってその場所に行くようにしています。

時間にルーズな友人とは関係も長続きしません。

また、主人が人と約束のある日になかなか出かけないと、
間に合わなかったらどうするのかと私の方が不安になり、
イライラしてしまいます。

私は全く几帳面な性格ではなく、どちらかと言えば抜けているタイプです。

それなのに時間に対してだけ異常にナーバスになる自分がよくわかりません。

時間が余分にかかって勿体無いし、やはり気持ちも疲れるので、
この変なこだわりを手放したいといつも思います。

でも、そうせずにいられない理由がわからないため、
長年変われないままです。

一体、どうすればよいでしょうか?

【40代 自営業 まりりん様】

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FROM 川畑のぶこ

まりりんさんのように、
約束の時間より早め早めに行動することを好む人というのは
世の中に多く存在します。

周囲からはとても誠実で信頼できる人として映ることと思いますし、
このこと自体は、むしろ社会面からもプラスにはたらくことでしょう。

早く行動しないと気が済まないことを
「変なこだわり」ととらえていらっしゃいますが、
「それが私のニーズ(心理的欲求)であり、個性」ととらえることも出来ます。

段取りやタイムフレームを狂わせること無く、計画通りにいくことに
充足感を得ることは私たちの大切な欲求です。

ただしこれも程度問題で、
これが強い人もいれば、そうでない人もいるわけですね。

「私はその欲求が強いのだな」と
そこにジャッジを加えずに受け止めてみます。

そして、周囲には、まりりんさんが時間に関して
「早め早め」というニーズを持っているのと同じように、
出来る限り時間に縛られず、ゆったり自由に過ごすことを
心の欲求としている人たちもいます。

どちらが良い悪いではなく、それぞれの人生に求めるニーズが違うのです。

このこと自体はOKです。

苦しみは、互いに自分のニーズの方が正しいとか、間違っているとかと
判断を下してしまうことにあります。

これはあたかも、お腹を満たすのには米が正しいのだ、いや、パンだ、
いやいや、ジャガイモだという議論に似ています。

お腹の満たし方に何が正しい間違っているは無く、ただ違いがあるように、
人生の満たし方も違いがあり個性があります。

ジャガイモは嫌いなら食べないと決めるのも良いでしょうし、
たまには味わってみるかというのも良いでしょう。

ところが、繰り返し、いずれもどちらが正しくて間違っている
ということではありません。

世の中の不和は、概ねこのような関係性を俯瞰視できないことによるもので、
どちらが正しくどちらが間違っているか、
あるいはどちらが優れていてどちらが劣っているか、
白黒はっきりさせたいという心理的な駆り立てによって生じています。

問題は時間にきっちりしている人がいることでもなく、
時間に頓着が無い人がいることでもありません。

互いに自己正当化がはたらき、
相手への、そして自分自身への理解が薄く寛容になれないことです。

時間にまつわる私の個人的な経験をシェアしますと、
日本国内でも地域によって、時間に対する姿勢が違うように感じます。

沖縄では、講演が始まる10分前になっても会場に人が集まらないことは
ざらですが、時間になると席が埋まります。
ときには10分遅れで満席になることもあります。

東北では10分前には殆どの人が席についています。

それでも講演自体は機能しますし、参加者の人生も機能しているのです。

友人にほぼ毎回の約束に20-30分くらい遅れてくる人がいますが、
そのことに対して「不誠実だ!」「私の段取りを狂わすとんでもない人間!」
とイライラすることもできれば、決別することもできます。

しかし、単に「それが相手のニーズなんだな」と理解することもできます。

時間の価値観は違っても、私はその友人を人間として好きなので、
うまくつきあいたいと思っています。

ですので、その相手と約束するときは、
20ー30分前倒しで約束をするように心がけています。

もし相手が時間通りにきたら20-30分のゆとりができますし、
遅れて来ても予定通りです。

対人交流をするときに、
何が正しいかとか間違っているという価値感からではなく、
何が機能するかな?という視点から関わってみると良いと思います。

ちなみに、私が本日から出張するイタリアは
電車が20ー30分遅れても誰も文句を言わないそうです。

イタリアに留学していた友人は、
講師が2時間遅れてきて何も無かったように授業が始まったと言っていました。
それでも地球は回っているのですね。

無理に変わろうとせず、
自分も相手もそれぞれのニーズがあるということを受け入れてみてください。

まずは、自分にやさしくなってあげてください。

PS
★自分と相手に慈悲を育む
ー チベット仏教僧侶・ダライラマ法王主治医
Dr. バリー・カーズィン来日イベントのご案内★
(川畑のぶこも登壇)

【1】11月3日(火・祝)10:00 -17:00[1-DAY]
ハートシェアリングフォーラム
『共に病に臨みいのちの大切さを知る私たち』
※どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申込み ⇒ 【 http://peatix.com/event/113683

【2】11月7ー8日(土日)[2-DAY]
『幸せの処方箋』慈悲を養う瞑想研修会
※どなたでもご参加いただけます。
詳細・お申込み ⇒ 【 http://peatix.com/event/113762

150914

皆さん、こんにちは。川畑のぶこです。

今日はキッチンからお送りします。
私の横にある大きな瓶。
中に入っているのは自家製サングリア(もうだいぶ減っていますが)。
今回は赤ワインをりんごジュースで割って、フルーツをたくさん漬け込みました。

実は、週末に息子の誕生日があり、人がたくさん集まったのです。

土曜日は、メキシコ料理のタコスを作りました。
私がかつて長く住んでいたカリフォルニアでは、
メキシコ料理と言うと本当にお手軽で、スナックのような感覚ですが、
日本だとあまり馴染みがなく、何だかすごくエキゾチックで、
「おー!」と言われるのですが、手抜き料理です(笑)。

サングリアはたっぷり作ったので、まだ残っています。
「まだあるなぁ」と横目で見ながら、ノルマを達成すべく(!)
朝から、昼から、気になるときに、チビチビと飲んでいます(笑)。
 
タコス同様、サングリアも割と華やかに見え、「お!」と言わせる効果がありますが、
これも手抜きの出し物です(笑)。ぜひぜひご活用くださいませ。

さて、今回は非常にシンプルに、3行でご質問をいただきました。
「過去との決別の仕方」について、40代の女性からのご相談です。

「過去に囚われています。
既に結果が決まったことに対して、あーすれば良かったと後悔してしまいます。
過去との決別の仕方を教えて下さい」。

人生を送る以上、後悔はつきもの。
仕方のないこと、と割り切ることは大切です。

ただし、「比較的いつも後悔ばかり」という場合は、
少し不健全な後悔の仕方をしている可能性がありますので、
ものの見方を変えてみることも必要になってくるかもしれません。

反省はいいことです。
私たちは、反省しなければ未来によりよい違いをつくることはできません。
ただ、私たちのQOLを落とさない程度に、がポイントです。

そして、キーワードは「ビリーフ(信念)」。

続きは、ビデオでお話ししています。

https://youtu.be/yUJR2C7ii7Y

 

 

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心理療法家でサイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこによる、皆さんからの質問へのアドバイスや、メンタルの整え方、実生活に役立つ心理学のお話。日本における「サイモントン療法」の第一人者であるほか、「断捨離アンバサダー」としての顏も持つ川畑のぶこ。この2つのメソッドをベースに、一般の方のストレスマネジメントやメンタルケアについて、わかりやすくお伝えしています。

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