心理療法家でサイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこによる、皆さんからの質問へのアドバイスや、メンタルの整え方、実生活に役立つ心理学のお話。日本における「サイモントン療法」の第一人者であるほか、「断捨離アンバサダー」としての顏も持つ川畑のぶこ。この2つのメソッドをベースに、一般の方のストレスマネジメントやメンタルケアについて、わかりやすくお伝えしています。

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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、メグさん(40代・会社員)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
愛着障害を抱えています。

医療機関で診断してもらったわけではないのですが、子育てに迷い、
いろいろ調べているうちたどり着きました。サイトがたくさんあったので
症状をみると、自分に当てはまる事が多く、人付き合いや仕事でのミスや、
自分が何でこうなのかと反省していた事がわかった感じがしました。

症状を改善する方法として、愛着を取り戻すというのがあるのですが、
自分自身でも可能との内容もありました。自分自身を安全基地にするには、
どのような事を心がければ良いでしょうか。

夫にも伝え、気持ちや考えを聞かせて欲しいと言われるのですが、
なかなか言葉が出ず、素直な気持ちで話す事ができません。
私の心の壁も取り払いたいのですが、どう気持ちを持っていけば良いのか、
アドバイスをお願いしたいです。
~~~~~~~~~~~

「愛着障害」という言葉を聞いたことがない方もいらっしゃるかと思いますので
初めに簡単に触れておきましょう。

「愛着」というのは、母が子を「愛しい」と思う、そして子が母親にくっつく、
その関係性のことで、とても重要だとされています。この愛着がきちんと子どもの
ときに形成されると、その子どもは健全な発達を遂げるけれども、反対に、欠如・
欠落すると、その発達に何らかの問題が考えられるというもので、心理学者の
ボウルビィという人が提唱した概念です。

愛着障害は、専門的には「反応性愛着障害」と言い、通常は子どもに対して
下される診断名です。アメリカの精神医学の基準であるDMS-5というものが
ありますが、そこには「愛着障害」ではなく「反応性愛着障害」と記されています。

おそらくメグさんは幼少期に愛着障害があって、そのまま健全な発達をせず成人
してしまったことを悩んでいらっしゃるのだと思いますが、前述のような背景
からも、医療機関に行ったら必ずしも「反応性愛着障害」と診断されるとは
限りません。心配であれば、まずは、受診してみることをお勧めします。

そして、実際に反応性愛着障害と診断された場合は、幼少期にネグレクト(無視)
や虐待といった扱いを、親から受けた可能性もあります。

その場合、メグさんがおっしゃるように「愛着を取り戻していく」ことで、
症状を改善していくことは可能です。

どのようにしたらよいのでしょう?

日常生活の中で、メグさんがメグさんご自身に対してできることが、あります。

続きは、ビデオでお話しします……

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161026_FB_kawabata

Q:結婚6年目の主婦です。
4歳と2歳の息子がいます。

晩婚でしたので、どちらも40代前半です。
先祖代々の家業を継いでおり、主人の母と同居しています。

家であり、会社でもある環境で、
毎日家族と従業員さんの食事の用意をし、幼児の世話に追われ、
幼稚園の送り迎えと食料品の買い出しに自転車で走り回る以外は
自由に出歩くこともできずにおります。

子供が幼稚園に行っている間にママ友とランチ…なんていうのは
絶対に無理です。

そんな状況で、主人とのコミュニケーションが悩みなんです。

主人は家族に対しては基本的に自分の考えを押し付けます。
話をする時も一方的に自分の考えを話し、意見を聞きません。

女性は話を聞いてもらって少し共感してもらうだけでスッキリしますよね。
それができない人なんです。
延々と主人の脈絡のない話を聞かされ、ウンザリしてしまいます。

恥ずかしい話、夫婦生活においてもそれが顕著に現れています。
私の状況や気分がどうなのかはお構いなし。
私も人間ができていないので、楽しいフリなどができません。

早く主人と離れたくて仕方ありません。
主人もそんな私の態度を悲しく思っているようで、時折責められます。
愛していないのか?と主人にも聞かれますし、自問することも時々ありますが、
正直よくわかりません。

でも、子供たちにとっても大事な父親ですし、この家に嫁いだ以上、
主人と共に家を守っていかなくてはならないと思っています。

私の話を聞いて欲しいと何度か伝えたことはありますが、
結局意見されて論点すらズレていくので何も話したくなくなります。

毎日できるだけ主人との接触を避けて一人で過ごしたいなと思ってしまいます。
特に夜は酔っ払いですし、うっとおしいだけです。
ただでさえ幼児二人の相手で自分の時間がありませんので。

でも、こんな関係を望んで結婚したわけではありません。
この人とならずっと楽しく笑っていられると思ったのですが…

これから先子供たちも大きくなってきます。
みんながのびのびと意見を言い合えて成長していける家庭を作るために
私はどうしたらいいのでしょうか。

【銀杏・42歳・主婦】

――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

家業に、家事に、育児に、ご主人の長い聴き役。

フルタイムの仕事に、家事も育児もお一人でされていらっしゃるのですね。
さぞ大変なことと思います。

その大変さを理解し、受け取ってもらえる、そして感謝されるような会話が
ご主人や家族と持てるなら、またそれが叶わなくても、
ママ友や友人などと日頃のストレス解消となる会話や時間が持てたのなら、
取ることができたのなら、状況はベターだったかもしれませんね。

いずれも叶わないどころか、ご主人と会話でなく、
ひたすら一方通行の聴き役で、内容も銀杏さんが共感できないものとなると、
その煮詰まり度は限界となるのも当然だと思います。

忙しいとは心を亡くすと書きますが、たとえ嫁いだ先の条件だから仕方ない
とはいえ(本当に仕方ないのかどうかは別として)
銀杏さんが心を亡くしてしまっては、遅かれ早かれ心理的な、
あるいは身体的な限界が訪れることと思います。

ですので、「仕方ない」と諦めて
無理をし続けることはやめることが懸命です。

私たちは、ゆとりがなくなると
相手に優しさや思いやりをかけたり、愛を表現したりすることが難しくなり、
それを求められると苦行のようになります。

「愛していないのか」とご主人に責められるとのことですが、
報告されている内容以外で、ご主人の良い部分も知っていらっしゃる銀杏さん
なので、ここまで別れずになんとかやってきている、そして悩んでいらっしゃる
のではないかと思います。

全く愛していないので、どのように別れたら良いかというお悩みと言うよりは、
私は実際のところ、夫を愛しているのだろうか?
そして、私は本当に愛されているのだろうか?
いつかまた笑いあえる日が来るのだろうか?
と悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。

もしかしたら、銀杏さんが、たまには自分自身の時間が持てて、
楽しんだり、リラックスしたりして充電する場が持てたのであれば、
バランスが取れているのかもしれません。

すなわち、相手にも自分にも思いやりや愛をかけるゆとりが
生まれたかもしれません。

私たちは、愛したくても、己のエネルギー不足によって、
それを健全に表現したり、愛の行動を実行するゆとりがないこともあります。
「愛していない」のではなく、「愛を実践するゆとりがない」
という方が正しいことがあるのです。

まず、銀杏さんが現時点でリーズナブルに起こせる変化として
「助けを求める」ことをしてみてください。

誰でもいいです。
時には自分自身の時間を取るために、助けを積極的に求めてみてください。

甘えているとか怠けているとかといった罪悪感が出てくるかもしれません。
けれども、休んだりリラックスしたり楽しんだりすることも人生の大切な仕事です。
お金にはならないかもしれませんが、また明日も頑張ろうというエネルギーを
培ってくれます。

ですので、この大事な仕事をするために
家族、友人、サービスなどのサポートを利用してみてください。

この時間は、もしかしたらお子さんがもうすこし大きくなって、
基本的に自分のことを出来るようになったら
自動的に湧いてくる時間かもしれません。

そうであれば、ずっとこの苦しみが続くわけではないと知ることで、
楽な気持ちになれるのではないでしょうか。

ただし、だからと言って、それまで忙しくすれば良いということではありません。

身心共に破綻寸前なので助けてほしいと、助けを求めてみてください。
自分の大切なニーズを満たすときに、誰かを責める必要は必ずしもありません。

自分の自由な時間が少しでも持てるようになると、気分は随分晴れるかと思います。
また、周囲にも感謝の気持ちが湧いてくることと思います。

今まで悩んでいたことが消えるとは限りませんが、
小さく見えてくることは十分考えられます。

これは銀杏さんだけでなく、みんなにとって良いことです。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、リンカさんという33歳の女性(専業主婦)からのご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
川畑先生の「心理カウンセリングオンラインプログラム」で勉強したのですが、
解決できなかったことがあったので、相談をさせていただきます。

学べば学ぶほど、「Me First」をそっちのけで、被害者意識で過ごす人などが
気になってしまいます。断捨離と同じく「こうした方がいいよ」と言いたくなる
けれど、言っても伝わらないと思うと、うまく言葉になりません。
結果、一緒にいて、フラストレーションがたまることがあります。

私は、過去、福祉業界で働いていました。福祉の仕事をするためには、自分を
満たすことが大切だとわかってはいたのですが、ごく身近に「自分のことを
後回しにして支援をすることがいいこと」という信念を持っている人がいて、
そういう人は愚痴や悪口も多くて、困ってしまいました。また、その相手に対し、
過去、辛かったときの自分を重ね合わせ、何とかアドバイスできないかと
話を聴いていたところ、自分のMe Firstがすり減ってしまい、最終的には
体調を崩して離職してしまいました。

残業をする相手に対し、帰って体調を整えることも大切と言葉で伝える一方で、
「それでも仕事が終わらない」と残る相手に付き合おうと頑張ってしまったのも
良くなかったかもしれません。さっさと帰る上司を信頼できないと言っていた
彼女との関係性が、自分が先に帰ることで崩れることを恐れていたのだと思います。

とはいえ、今となってみれば、背負いきれないものを背負っていたと思います。
ある意味、彼女と距離を適切にとっていたのは、上司の方かなとも思います。

(中略)

どうしたらよかったのか、今も分かりません。また、今後、再び仕事をしようと
する時に、福祉業界を敬遠している自分がいます。似たようなタイプの人と
また出会った際、同じことになるのではないか?と恐れているからです。

障害分野は自分の古傷をえぐるので、高齢や子どもなど、ジャンルを変えるのも
一つかな?ということは考えつつも、福祉業界には似たタイプの人がいるだろう
という思いは抜けませんし、そもそも、私自身が、悩んでいる人と適切に距離を
とれるようになるまでは、難しいだろうと思っています。

今しばらくは、自分自身の回復が先ということはわかっていますし、今は
妊婦生活中なので、どのみち仕事を考えることは先のことなのですが、どうも
私はそういうタイプの人を、仕事・プライベート問わず引き付けてしまうところ
があるようなのです。

距離をとれる相手の愚痴は、距離をとればいいと思うのですが、それが難しい
肉親や、毎日一緒に過ごす同僚、自分が何とか相談にのってあげたいと思う人
の愚痴の聴き方に関しては、答えが出ませんでした。

今後のために、どうしたらいいのか、アドバイスをいただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。
~~~~~~~~~~~

リンカさんの思いやり、優しさが伝わってくるお悩みです。

今は妊婦さんとのことですので、しばらくは仕事のことから離れて、ご自分
の赤ちゃんに愛情をたっぷり注いでいただきたいなと思います。

出産や育児では、手放さなければいけないことがたくさん出てきますから、
他人のことにかまっている暇などなくなってくるかもしれませんし、子どもと
向かい合って「今この瞬間」を真剣に生きていくなかで、何かまた違った光が
差してくるかもしれません。

確かに、福祉や医療現場には、自分の身を粉にして他人のために尽くすという
信念を持っている人が多いかもしれませんね。

ただし、対象は違っても、あるいは業態が違っても、職場には必ずこのような
パーソナリティーの人は存在します。会社に対する忠誠心やプロジェクトに
対するコミットメントから、いつまでも頑張って残業を続ける人や、身を粉に
して「Me First」ができない人は、世の中には多く存在します。

ですから、もしリンカさんが業種を変えたとしても、似たような人が周りには
必ずいるでしょうし、リンカさんご自身がこの課題を解消していない状態で
あれば、同じような問題や悩みが付きまとうということは十分に考えられます。

そのようなストレスフルな状況から、一時的に離れることはもちろん有効です。
が、それはあくまで対症療法にすぎませんから、長期的な視点から、ある程度
ストレスに耐性をつけたり、適切な対処法を身につけたり、という取り組みも
必要になってくるでしょう。

そのためには、まずリンカさんが「信頼感」を育むということが、課題かも
しれません。自分には自分の、そして相手には相手の、人生における必要な
プロセスがあるということを信頼する姿勢です。

私が折に触れお伝えしている「距離感」の概念と併せて、一緒に考えてみましょう。

続きは、ビデオでお話しします……

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161019_FB_kawabata

Q:いつも拝見させて頂き、先生の温かなアドバイスが、
心にすーっとしみ込むような感覚を味わっています。

今回の相談は、ご近所の方との付き合いについてです。

この悩みを抱え始め、かれこれ7~8年近くになります。

書き出してしまうと、その悩みを抱えていることを自分に認めてしまう
ような気持ちになるのが怖くて、ずっと心にしまい続けていました。
ですが、今日の出来事で、どうしてもご相談したくなりました。

お互いに同じ歳、同じ性の子どもを持つ母親同士です。
今の家に引っ越してきて、お互いに初めての子どもを持ったこともあり、
子どもを通した家族ぐるみのお付き合いをするようにはなりましたが、
おそらく一方的な誤解と思われること、
そして幼い子どもの起こしたトラブルなどが原因で、ある時を境に、
手のひらを返したような、非常に冷酷な対応をされるようになりました。
(会っても顔をそらす、子ども同士の遊びに我が家だけ誘われない、など、多々。。。)

一方的な誤解と思われることとは、
思い返してみれば、それだったのかな?と、私自身が推測していることであり、
今となってはそれが本当に一因なのかはわかりませんが、
私自身、彼女に対し、積極的に嫌な思いをさせたという覚えはなく、
もしそれが一因なら、私のしたことが親切の行き過ぎ
=つまり彼女にとってはお節介なこと、だったのかなと思う次第です。

また、子ども同士のトラブルについては、
幼い子どもの不用意な発言で相手の子を傷つけてしまったということ
だったのですが、丁重に、子どもと一緒にお詫びをしています。

そんなことが相次ぎ、ご近所ながらお付き合いを避けるようになりました。
未だに会うと心臓がばくばくして、とても緊張してしまいます。

ですが、こちらからの挨拶は、必ずするようにはしています。
彼女のご機嫌がいいとき?は、こちらが驚くくらいものすごく愛想よく対応して
もらえるのですが、そうでない場合、基本的には無視に近い状態です。

そのことについては、私にだけ?と思い、他のご近所の方にも聞いてみたのですが、
皆そういう経験を持っているとのことでしたので、私にだけではなさそうですが、
私が生きてきた中で、今までそのような態度をとる人と出会ったことがなく、
会ったのに避けられるたびに、気持ちが落ち込みます。
また、そんなことで日々の気持ちを不安定にさせられていること自体、
正直、納得がいきません。

また、彼女は言いたいことは何でも口にするタイプで、このような断絶状態に
なる前には、何度となくご近所の方や、共通の知人の悪口を聞かされてきました。
ですが、とても交友関係が広いと思われ、良いことも悪いことも含め、
いろいろな情報を発信しているのは、断絶状態になる前や、
極たまにあるご機嫌のいい時の彼女のやりとりから推測できます。

誰しも、自分の交友関係にある人に対して、
自分の嫌いな人のことをよく言うわけはありませんし、
彼女の今までの発言を知っているので、
私は彼女の周りにいる人に、悪口を振り撒かれているんだろうなというのは、
容易に想像できます。

それが故に、彼女に対してだけではなく、
子どもの学校で初めて会うお母さんに対しても
(自分が色眼鏡で見られているんだなと思うと)、
この人はどちらの味方だろう?どんな悪口を聞いているだろう?と勝手に考える
癖がつき、ビクビクしてしまいます。

また、今後子どもが同じクラスになることも考えられる為、クラス替えが不安です。

親の不安は、子育てに悪影響を及ぼすということはわかっています。

今まで何度も、どうしたら(そういう彼女の態度を)気にしなくて済むようになる
だろうか?と自問自答してきましたが、明確な答えが出ずに解消されないまま、
嫌な思いが募るばかりです。
私にとって、この問題は生活して行く上で、まさに目の上のたん瘤です。

そして最近、子どもの学校に保護者が集まる機会があり、
何度となく近くにいたのに、顔を外らせられ、挨拶できずじまいでした。
そんなことがあり、思い切ってご相談させていただきました。

もちろん、関係が改善することが一番ですが、
今更、なぜ彼女がそのような態度を取るようになったのかを聞くことなど
できないと思いますので、せめて、心臓がばくばくしたり、不安になったりする
ことなく、”普通に”生活できるようになれば、それだけでいいんです。

何かアドバイスを頂戴できればと思います。
よろしくお願いいたします。

【はな・40代・主婦】

―――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ

悩みを書いてしまうと
そのことに本当に悩んでいるのだと認めてしまう気がする、
認めたくないから書きたくない、
はなさんの7-8年間の逡巡が伝わってきました。

その気持ちを素直に認める勇気は素晴らしいですね。

まず、ご近所さんの態度に関して、
はなさん側でできることと、はなさん側ではできないことがあります。

はなさんは今回のことで、ご自身が悪いと思ったことにはきちんと
詫びを入れており、それ以上なぜそのような態度を取られるのかわからない、
それでも相手が無視をしてくる。

また、相手は基本的に思ったことをはっきり言う人なのに、今回のことで
理由を伝えないということなら、そして、はなさんもそこまでして理由を
わざわざ確認したくないということであれば、今の時点でできることは
すでにやり尽くしているのではないでしょうか。

あとは、相手の本質的な問題であって、はなさんがどうこうできること
ではないということですね。

はなさんは周囲の人々の評価を恐れているように思います。

ご近所さんはネットワークを持っているから、私の悪評が彼女の口を通じて
広がってしまったらどうしよう、周囲が私のことを誤解して、
私の人生が機能しなくなってしまう。という、恐れではないでしょうか。

もちろん、人間は相手の評価を一つの基準にしながら社会適応能力を
つけていくものだと思いますし、そのこと自体は自然で問題はありません。

ただし、一体、誰の評価を基準にするのか、誰から評価を得たいのか、
もう一度振り返ってみることをお勧めします。

はなさんが、ご近所さんがあちらこちらで悪口を言っていることが想像
できるように、その人の周囲の人もはなさんのように彼女は人の悪口を
言う人だということを知っているはずです。

そうであれば、たとえ彼女がはなさんの悪口を言っていたとしても、
その人たちも「この人はこうやって人の悪口を言うんだな」と、
判断できるでしょうし、「話半分くらいで聞いておこう」とか、中には
「この人の話は信用しないようにしよう」と思っている人もいることと思います。

そのような、一人一人の中に宿るセンサーを信頼してみてはいかがでしょうか。

そして、彼女のいうことを信じてしまう人はそういう感性の人。
そもそもはなさんが関係を維持したい人ではないということも
覚えておくと良いのではないでしょうか。

万人に好かれることは不可能であり
万人に評価されることは不可能です。

たまたま近所にパーソナリティーに歪みがある人が住むことはあります。
残念ながらそれは避けられないことです。

そのような時に、そのように歪んでいる相手から、
自分の好みの評価や態度を得ようとするのは不毛です。

相手の顔色伺いをやめて、
無視されたのなら放っておいてはいかがでしょうか。

自分が良い人でいて誠実に挨拶をしようとするので、
「私はやってあげているのに」と、裏切られたように感じるのでは
ないでしょうか。

私は相手を好きではないとか、相性が合わないと認めてしまうのも大事です。
それは大人気ないと思うかもしれませんが、何をしすぎると、あるいは
しなさすぎると、自分のニーズが満たされずにストレスになるかを知って、
無理をやめる。

相手を自分の思う態度になるように
自分の心を偽り相手に笑顔を振りまくなどのコントロールをやめて
流れに委ね静観するのも大人の態度かと思います。

自分が嫌いな相手に好かれようとしないことです。

大丈夫です。彼女一人に好かれなかったからといって
はなさんの人生が機能しなくなることはありません。

はなさんの尊敬する人や大好きな人から好かれなかったら
心配してください。

そして、はなさんの尊敬する人や好きな人たちとの関係性を
より豊かに育むことにエネルギーを注いでみることをお勧めします。

敵がいても、自分を守ってくれる味方がいるという感覚は、
私たちに潔さや勇気をもたらしてくれます。
そんな味方は一人でもいいかもしれません。

もし、はなさんが自分の心を素直に正直に開示できる相手がいないので
あれば、そのように出来る人たちをこれから作る努力をされてみては
いかがでしょうか。

必ずしも全ての問題が解決しなくても人生を機能させることは可能です。

理想的ではなくても、そのことから新たに学べることもありますから、
そんな好奇心も大切にされてみてください。

応援しています。

ーーー
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こんにちは。川畑のぶこです。

今日は、みかんさん(仮名)という53歳の女性(パート)からの
ご相談にお答えします。

~~~~~~~~~~~
去年ぐらいからほとんど口もきいていない、24歳の娘のことでご相談します。

発端は、3歳上の兄とのことです。
ある日、娘が脱衣所で着替え中に、そうとは知らず兄がドアを開けました。
その時に娘が非常に怒り、「前から兄のことが嫌いだった」と言い出し、
以来、兄のことを非常に嫌うようになりました。
その態度がひどく、私も娘に嫌気がさすことがありました。

その後、去年のことですが、私と娘との関係も悪くなってしまいました。
ある時、娘の携帯の画面が見えてしまい、その内容にすごく心配になりました。
異性問題です。

そして、ある時出かけた娘を追って、車の助手席に乗っているところを、
窓をノックしたのですが、この行動が問題でした。
私としては、娘がもし道を外しているなら連れ戻さなければと必死でした。
ところが運転席にいた男性は普通の子で、すぐに私の取り越し苦労だったと
判り、失礼を詫びました。

その夜、娘が帰ってきてからが大変でした。私は、自分の行動の理由を話し
娘に謝りましたが、娘は泣くだけで話を聞こうともせず、以来、関係が壊れて
しまい修復できません。相手の男性は学生時代からの付き合いのようです。
当時、送り迎えしてもらっているのを何度か見かけました。
「いつでも連れておいで」と言っていましたが、連れてくることはなく、
それでも娘が楽しそうにしていたので、安心していました。

娘も社会人になり、家の近くで何度か気になる車を見かけ、心配していました。
学生時代の時の子の車ではないようでしたし、心配になるメールを見てしま
ったので、いてもたってもいられなくなってしまいました。
というのも、私自身若い頃異性問題があったせいだと思います。
色んな事を考えてしまいました。

娘が何も話してくれないので確かめることはできませんが、おそらく
学生時代からのお付き合いが続いていたのだと思います。
当時、私の問題行動の時、「今日、主人もいるのでうちにいらっしゃい
ませんか」と誘うと、その男性は「二人で相談してから」と言いました。
娘とのことをちゃんと考えてくれているのだと思いました。が、その後
一向に家に来ることもないので、今はもう別れてしまったのかもしれません。
これも娘が口を聞かないので確かめることができませんが、
もしそうだとしたら、私のせいでしょうか。

学生の頃までは娘はかわいかったのですが、今は正直嫌いだと思うことが
よくあります。私の育て方が悪かったのでしょうか。

今の娘の様子はひどいものです。私とはもちろん口を聞きません。
転勤中の兄が帰ってきたときは、荒れます。
主人とはかろうじて話すことがありましたが、今はそれもないようです。
私が準備した食事には手をつけず捨てることもあります。
部屋は荒れ放題。何か注意すると、怒って荒れます。
それでもテレビを見てひとりで笑うことはあります。
こんな調子で、勤務先で務まっているのだろうかと思います。

何より、娘に対する私自身の気持ちの変化が信じられません。
初めは、大好きだった娘に嫌われたことが悲しくてたまらず、
なぜこんなに嫌われないといけないのかと思うと涙が出てきましたが、
もう勝手にしたらいい、と思うことにしました。
そう思わないと、他の日常が普通に送れない気がするからです。

以前は、娘が休みで家に居る時は嬉しく、居ないと寂しく思いましたが、
今は、いないとほっとします。関係が悪くなってからも、出来るだけ
話しかけるようにしていましたが、もうそういう気にもなりません。
同じ部屋にいてもそれぞれ別のことをし、食事も時間差でとっています。
また、親の病気など急を要することが続き、今はそちらにかかりきり。
一時は、時間が解決すると思っていましたが、今はもう関係修復は無理
なのではないかと思ってしまいます。

何かアドバイスがあれば、宜しくお願い致します。
~~~~~~~~~~~

娘さんへの愛情がひしひしと伝わってくるお悩み相談です。

まず、みかんさんのように、年頃の娘さんが異性とお付き合いし始めたり、
夜帰ってこなかったりすれば、心配に思うのは当然の親心ですね。

ただし、もう24歳、社会人にもなっているとのこと。文面を拝見する限り、
娘さんは少々過剰反応のところはあるかもしれませんが、自分自身の個性を
大事にして、新しい価値を自分で創造しこう、自立しようという、いわゆる
巣立ちの時を迎えていらっしゃるのではないでしょうか。

この巣立ちの時に、親離れ・子離れをしないと、イライラしたり、不健全で
不調和な関係がずっと続くことになりかねません。

お母様自身も、娘さんに対してイライラしたり、嫌悪感を抱いたりするようにな
ったということは、「そろそろ離れなさい」というサインかもしれません。
身体の叡智、心の叡智が「そろそろ娘さんは自立して外に出たほうがいいですよ」
とメッセージをくれているのかもしれません。

また、お母様自身が過去に異性問題があったことで、もしかしたら、それを
投影してしまって、娘さんにも同じことが起こっているのではないかと心配に
なったり、ご自身がした苦労を娘さんにはさせたくないという親心が前面に
出てきたりしているかもしれません。

が、必ずしも娘さんが、みかんさんと同じような問題を抱えているかどうかは
わかりません。事実を「確認」しないとわからないことです。また、仮にそうで
あったとしても、人間は失敗しながら学んでいく存在です。

「プロセス」「信頼」「距離感」をキーワードとして、考えてみましょう。

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2年前に愛する息子に先立たれ、哀しみに沈んでいたのですが、
川畑さんのカウンセリング講座や断捨離のセミナーを受けて、
なんとか立ち直りつつあります。

が、最近主人の様子がおかしいのです。

好きな人がいそうで、
帰ってきてもメールで夜遅くまでやりとりしていたり、
週末も何かと理由をつけては出かけていきます。

決定的なのは、メールで週末にレストランを男女1人づつ、
夜景の見える席希望というのを見たときです。
その日も、接待で泊まりだからと出かけて行きました。
(この日は多分この人と付き合っているのだろうという
会社の女性の誕生日でした。)

こんな時、息子が居てくれたら話を聞いてもらえるのにと思い、
涙が出ます。
問い詰めて見ようかとも思うのですが、決定的になるのが怖く、
また、今の安定した経済基盤を失う勇気も無く、
淡々とこのまま日々を送っていってもいいかもとも思います。

このままグレーのままで自分の人生を歩んでいくというのは、
変なのでしょうか。

【ソラ・55歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

愛する息子さんに先立たれたとのこと、
人生でこれ以上の苦しみはないのではないでしょうか。
さぞお辛いことでしょう。
2年という期間はまだまだ喪に服する期間かもしれませんね。

そのようなお辛い時期に、ご主人の浮気の疑いがあるとのこと。
なぜ自分にばかりこのような災難が降りかかってくるのかと
嘆く気持ちであることと察します。

おそらく、ご主人にとっても愛する我が子を失ったことや、
妻がそのことでずっと暗い毎日を送っていることは
耐えられない辛さであることと思います。

人はストレス下において、
とりわけ今回のように愛する家族を失うような
人生でも極めて大きなストレス下において、
精神的サポートを必要とします。

夫婦同士がそのサポーターになれればベストですが、
相手も苦しみに溺れている状態である時には、
他からサポートやエネルギーを必要とし、
自分の内的なバランスを保とうとします。

これ自体は自然なことです。

ところが時として、そのバランスを健全に回復できないと、
不器用な私たちは、それを否定的に満たそうとしてしまいます。
それは、一般社会的に見て、不健全な満たされ方となることがあります。
その一つが浮気や不倫です。

他にも、アルコールやギャンブル、中には買い物などに依存してしまう人もいます。
皆、苦しみから逃れ、安らぎや癒しを求めた結果です。

多くの人が一般社会通念を掲げて相手を裁いたり批判したりしますが、
まず、行為そのものが許される許されないの前に、
ままならない人生から学びを得るべく、
自分や相手の関係性における背景を「深く理解する」姿勢を育んでみてください。

浮気や不倫を目の当たりにすると、
「裏切られた」と怒りや落胆を覚えるかもしれません。

ところが、相手はあなたを「裏切る」動機からではなく、
苦しみから逃れる、または安らぎを得る、癒される、という動機から
不器用にバランスを取ろうとしている、それが配偶者から見ると
好ましくないと言う状態であることがあります。

本来であれば、永遠の愛を誓った相手からこのニーズが満たされればベストですが、
人生には、その相手自身が問題や悩みの種になってしまうこともあるわけです。

私たちは皆、自分が価値のある人間だと信じたい動物です。

自分が能力のない人間だと思わずにいられない状況は、
意識的であれ無意識であれ、離れたくなります。

そして、自分を精神的に必要としてくれたり、
価値を確認できるような関係性を求めようとします。

自分自身でそのことを認められないので、誰かからそのように扱われることで
必死に己の価値を確認しようとしているのです。

とても弱くて、不器用で、そして、愛すべき存在です。

おそらくソラさんご自身も「私は必要とされる人間なのか?」
という悩みが苦しみの元になっているのではないでしょうか。

まず、このような一連の文脈を理解する想像力を養ってみてください。

そして、状況がどうであれ、価値のない人間は存在しないということも
忘れないでください。

繰り返し、浮気や不倫という行為そのものを肯定するという話ではありません。
その上で、様々な視点を持って、深い理解をする姿勢を育んでみてください。
これは私たちを苦しみから救ってくれる一番の方法です。

臨床では、ソラさんのような悩みをよく聞きます。

浮気をした相手がそのような性癖があり、一方的に問題があるケースもありますが、
多くのケースにおいて、浮気をされた方もどこかで相手に対して
浮気以前から批判的であったり、責めていたりする、
また、中にはすでに愛想を尽かしている部分があったりします。

相手は悪役を買って
その関係性における問題を浮き彫りにしているケースが多いのです。

私たちは、相手の社会的に許されぬその行為を、鬼の首を取ったように扱い、
自己正当化を試みますが、これはいつも失敗に終わり、
私たちに安らぎや幸せをもたらすことはありません。

二人の人生のどのような流れの中でこのことが起きているのか、
そしてそのことに対して、自分はどうしたいのか。
もう一度振り返る時が来ているのだと思います。

病気や事件や事故は、自分の課題となる関係性を浮き彫りにし、
健全な変化を起こす機会でもあります。

ソラさんは経済的な不安がおありのようです。
もし、経済的な問題が解消されたなら、ご主人に未練はないでしょうか。

そうであれば、
この夫婦関係は本来解消された方が良い関係だったのかもしれません。
ソラさんは経済基盤を今から確立する努力をされることをお勧めします。
まだ55歳です。

雨風を凌ぎ、今日の糧を得るための努力をされてみてください。
そのことで、自信が持てるようになるかもしれませんし、
今よりももっと自分を好きになることもできるかもしれません。

もし、再度ご主人との愛を育み、これからも互いを大切にしたいと思われるの
でしたら、お互いに結婚相手に求めるニーズをもう一度確かめてみる、
そのことから始めてみてはいかがでしょうか。

この困難な時期に、愛する息子さんの魂が、
宇宙のどこかからソラさんのことを見守っていて、
静かに応援していることもどうか忘れないでください。

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